劇場版進撃の巨人 前編~紅蓮の弓矢~の考察!エレンはいつ鍵を手に?

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~ エレン 超大型巨人 進撃の巨人
この記事は約6分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

みなさまはじめまして、今回夏アニメから進撃の巨人Season3の考察記事を担当させていただくことになりました神風と申します!

今回はSeason3の放送に先駆けて、本日放送となった劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~についての解説や考察をしていきたいと思います。

劇場版は今回が初見でしたが、CM無し&規制無しの劇場版OAに、今後のSeason3の放送に関しても規制の心配はさほどしなくても大丈夫そうだとホッとした神風…(笑)

ふつつか者ですが、これからよろしくお願いします…!

※Season1、Season2は視聴済みの為、そちらの内容を把握しているという状態からの考察記事となるゆえ、ネタバレを大いに含みますのでご注意ください!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

あらすじ~超大型巨人による侵略の始まり~を解説

外の世界にいる多数の巨人から身を守る為に建てられた壁の中で、人々が平和な生活を送っていたある日、突然落雷と共に超大型巨人が出現し、壁を破壊。

壁の外にいた多くの巨人達が壁の中に侵入し、エレンの母親カルラが巨人に襲われてしまいます。

この時、エレン一家と親しかった駐屯兵団所属のハンネスさんが助けに来るも、巨人の脅威に戦意喪失し、カルラを置いてエレンとミカサを助けるという苦渋の選択をすることに。

母親として、我が子達を連れて逃げてほしいとハンネスさんに頼み、それを見届けながらも、口を押さえ声が届かないように「行かないで…」と涙を流しながら本音を吐き出すカルラ。

こういったシーンが、異世界と思えるような進撃の中でリアリティを持たせている心情描写だと改めて実感しますね…。

大人になったエレン、いつ地下室の鍵を手に入れた?

母親を失った憎しみから「この世から、一匹残らず巨人を駆逐する」という名の下に調査兵団に入ったエレンですが、父親と再開した記憶がないにも関わらず、以前は父親が持っていた「地下室の鍵」を、いつの間にか首から下げています

この地下室の鍵、回想を見る限り幼少期に渡されたように思えますが、大人になったエレンが身につけているのをきちんと目視できるのは、駐屯兵団達に巨人側のスパイだと疑われ大砲を向けられた中で、ミカサとアルミンを守る為に巨人化した際、初めて首から下げている様子がはっきりと見られます。

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~ エレン 地下室の鍵
出典:劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~/7月2日放送/NHK総合テレビ

劇中エレンの首元を凝視していましたが、それ以前もその後も、首元に紐をぶら下げている様子は見られなかったことから、巨人化できる他の敵から地下室の鍵を奪われない為に、常時身につけていても服を着ている限り外から見えない作りになっているのでは?と推測しました。

そしてエレンの父親といえば、50m級の超大型巨人が壁を壊した日、内地への診療に行くと言ったきり、回想シーンでしか登場していませんが、巨人についての謎が隠されている地下室の鍵を持っていたこと、そしてエレンに泣いて謝りながら妙な注射を打っていたことからも、巨人に関する重要な秘密を持っているように思えますね。

地下室の鍵はおそらくこの時エレンに渡したと思われ、同時にエレンに打ったその注射の中身は、エレンを巨人化させる効力を持ったものだったのではないかと思われます。

当時のエレンの記憶がはっきりとしていないのも、巨人化する薬剤を打たれたことから、その時も一度我を失ってしまい記憶が飛んでしまったのではないか、と推測出来ます。

そして、超大型巨人に壁を壊されたその日を境に一切登場していないエレン父は、今果たしてどこにいるのか…?

おそらくですが、エレンの父親はウォール・マリアが巨人からの侵略を受けた後もなお、どこかで生き続けているように思います。

現状、エレンの父親が唯一巨人の謎を知っているように思えることからも、重要人物としてどこかで隔離保護されているのではないでしょうか。

104期訓練生となったエレン達、早くも巨人たちとの戦いに

エレン達104期生の前に5年ぶりに再度現れた超大型巨人。

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~ エレン 超大型巨人
出典:劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~/7月2日放送/NHK総合テレビ

再び壁を壊し、今回は固定砲台までも壊しておきながら、前回同様すぐに姿を消してしまいます。

壁を壊すという行動については以前から一貫していると思いますが、巨人に対しての攻撃力がさほど強くない固定砲台までも壊した理由は…?

と考えた時に、やはりこれも、104期生として調査兵団が対巨人武器として性能を少しずつでも上げていることを知っているベルトルトだからこそ、危険と判断して固定砲台をも破壊したのではないか、と推測しました。

ライナーとベルトルト、そしてアニの心情は

巨人たちとの攻防の末、自分の身代わりとしてエレンを失ってしまった絶望にアルミンが追いやられる中、少し離れた場所で行われていたライナーとアニのやりとり。

アニ「ライナー、どうする?」
ライナー「まだだ、やるなら集まってからだ」

Season1を見ていた時は単に巨人への攻撃体制についての会話かと思っていましたが、アニとライナーが巨人化できる人類だと知った上で改めてこのやりとりを見ると、そこに集まっていたメンバーが巨人化できるライナー、ベルトルト、アニだったことからも、巨人側として人類への侵略計画を相談していたシーンだったようにも思えます。

ところが補給所でアルミンが考えた対巨人作戦の実行時、サシャとコニーが失敗してしまった際に、ミカサと共になぜか敵であるはずのアニが助けに入ります。

これは、104期生として訓練を共にしていくうちに、淘汰すべき人間に対して仲間意識が芽生えてしまったがゆえの行動なのではないでしょうか。

その証拠に、この後のシーンでジャンの立体機動装置が壊れた際も、またも同期と共にアニはジャンを助けに向かいます。

もしこれが104期生同期としての思いから起こした行動であれば、敵であるはずの人類に3年という長い訓練期間を経て、同志に近い感情を抱きながらも、同時に裏切っているという罪悪感も背負わなくてはならないアニ達の精神たるや、辛いものがありますね…。

しかし補給所でサシャとコニーのミスをカバーしたアニに対し、ライナーは「おいおい、危なかったなアニ。怪我をしなくてよかったぜ」と声をかけます。

これはアニに対して、「失敗をそのままにしておいたらここにいる人類を淘汰できたのに」という皮肉だったのではないでしょうか。

この後、巨人化したエレンが他の巨人たちに襲われているのをライナー達が助けようと提案しますが、この時もライナーとしては「自分たち以外に巨人化できる人間がまだいるのなら、誰なのかを調べなくては」という目的のみでエレン巨人を助ける策を促したしたように思えます。

後に駐屯兵団から大砲を向けられ身を守る為に再度巨人化したエレンを、真っ先にアニとライナー、ベルトルトが飛んで見に行ったことからも、やはりこの時は誰が巨人化できる力を持っていたのかを3人とも知らなかったのでしょう。

リヴァイ兵長の登場と、作戦成功!…なのになぜ?

さて、ここで、みんな大好きリヴァイ兵長の登場!

巨人を2体倒した後、丁寧に汚れてしまった刃を拭き取る描写からも潔癖なことが見受けれられる一方で、そこまで潔癖にも関わらず、傷つき倒れてしまった仲間の手をしっかりと握ることからも、仲間思いで情に厚い人間ということが伺えられますね。

この手を強く握る描写は、リヴァイ兵長の人間性を表した重要なシーンだなと感じました。

一方で、壁を塞ぐ名目でいざ巨人化したはいいものの、上手くエレンの意思が反映されずにひとしきり暴れた後、座り込んでしまったエレン巨人。

ミカサの声すら届かない状態でしたが、そんな状態のエレンに我を取戻させたアルミンの行動は、ある意味エレンが大好きすぎて手出しが出来ないミカサではなく、冷静かつ時折残酷な面すら垣間見れるアルミンだからこそ出来た行動だったのではないでしょうか。

そして、アルミンの手によって正気を取り戻したエレン巨人は、兵団の助けもあって無事に壁の穴を大岩で塞ぐことに成功。

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~ エレン巨人 大岩
出典:劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~/7月2日放送/NHK総合テレビ

ようやく作戦成功からのエンディング…と思いきや、しばらくのエンドロールの後、エレンが何故か地下牢に拘束されています。

目の前には、エルヴィン団長とリヴァイ兵長の姿が…人類の為に命をかけて壁を塞いだのに、一体、なぜ!?

巨人化したエレンが服を着てなかったせい?

NHKの放送では規制はつきもの。

他の巨人たちに関しては干渉できない立場にありますが、エレンは巨人化ができるものの普通の人間であり、兵団としても下っ端。

普段は洋服を着ているのに、巨人化となると何も身にまとってなかったのが、放送コード的に引っかかり、エルヴィン団長とリヴァイ兵長の逆鱗に触れたのでは…!?

巨人化した際、一度我を忘れてミカサを目の前に攻撃態勢に入ってしまった為

はい、こちらは真面目な考察です。(笑)

結果論として壁の穴を塞ぐことには成功したものの、その過程でミカサに攻撃をしてしまったことがまずかったように思われます。

エレンが例え自由に巨人化出来たとしても、自分をコントロール出来なければ、他の巨人と同じように、人間達にとっては敵となります。

アルミンがあんなにも駐屯兵団の前で巨人化したエレンは敵ではないと説得したのに、自我を失いミカサに向かって暴れ続ける姿を見られてしまったら、「やはり敵じゃないか」と思われ、地下牢に入れられてしまっても致し方ないのかもしれません。

もし万が一エレンが逃げようと巨人化したら、地下牢のドアくらい簡単に壊せてしまいそうなので、手足の拘束も当然のことなのかも。

だとしても、エレンの功績を加味した上で、もう少し手加減が欲しかったところではありますが…。

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~の感想

劇場版が1期2期の総集編の内容になっていると初めて知った時は、「1期も2期も視聴済みだし改めて総集編見ることもないかな…」と思っていた自分でしたが、今回の地上波放送を見て、「なんでこれを劇場で見なかったんだ…!!」と自身の行いを悔い改めました。(大げさ)

特に後半の、自分たちの犠牲を払ってでもエレンを死守しようと地上に降り立って巨人と戦う先輩達の姿はとても感動的で、Season1で一度目にしているのにも関わらずほろっと涙してしまいました…。

2時間という成約の中、大事なシーン、伏線を絡んでいそうなシーンをきちんと描きながらも、Season1の前半の内容が初見の人にも理解しやすく描かれていた今回の劇場版「進撃の巨人」前編。

来週放送の後編も見逃せません…!

後編の考察記事も執筆予定ですので、OAと共にそちらもあわせてぜひチェックしていただけると嬉しいです!

それでは、神風がお送りしました!また来週!(一度言ってみたかった…)

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました