こんにちは。今年初めての花粉症に悩まされているアニナナ担当のnk(エヌケー)です。
前回は音楽特番Sound Shipを大成功させたアイドリッシュセブン。
アイドルとして成長した姿を見ることができ、ファンとしては思わず涙が出てしまいました。
第15話では小鳥遊社長に対する強い恨みを露わにした八乙女社長が、ついに本格的に動き出しましたね。
大混乱の中でアイドリッシュセブンメンバーの心の内が少し見えた気がしたので、考察していきたいと思います。
アイナナ解散?混戦の原因
出典:アイドリッシュセブン/4月1日放送/TOKYO MX
マネージャー・紡が運転免許を取得して、記念すべき初・運転!というとき、大和が「環の隣には乗りたくない」と言い出します。
この一言をきっかけにメンバー間で言い争いがはじまりました。
八乙女社長の仕掛けた罠によって週刊誌やネットで流布された様々な記事が原因でしたが、なぜこんなにも彼らの心が乱されたのでしょうか。
嘘の中に混ざる真実
出典:アイドリッシュセブン/4月1日放送/TOKYO MX
記事の内容については「あること、ないこと」とでたらめも混ざっていた様子。
見出しの内容を見てみると、
・七瀬陸「兄の七光り」
・話題の美形モデルの正体は北欧の王子様
・勘当された御曹司!?逢坂壮五の真実
・妹捜索はヤラセ!?蔓延する「同情商法」
など、確かに過激に書かれていることが想像できます。
アイドリッシュセブンメンバーにとって問題なのは、嘘やでたらめをでっち上げられたことではないと思います。
例えばナギの北欧の王子疑惑や、MEZZO“が予備軍など、明らかに嘘だと思える記事の中に、真実が混ざっていることが彼らの心をかき乱したのだと推測します。
間違った情報の中に正しいものがあれば、その存在感は際立ちます。
またセンシティブな部分が世間にさらされたとなれば、動揺してしまうのは不自然なことではありません。
そしてその不安感が不信感につながり、バス乗車前の言い争いにつながったのでしょう。
大和が大物俳優の隠し子?
大和が環に疑いの目を向けたきっかけは、「大物俳優の隠し子疑惑」という記事でした。
その隠し子が大和で、情報源が環だというのが記事の内容。
ストーリーの中で大和は「嘘だ」と疑惑を否定しています。
しかし、普段は冷静な大和が嘘しか書かれていない記事に対して、そんなにも感情的になるでしょうか。
大和のこれまでについてはあまり多く語られていません。
ただ、彼が復讐のためにアイドルになったこと(本人は冗談だと言っている)(第3話)、有名な監督の知り合いらしい(第10話)、ということだけが明らかになっています。
「(テレビに顔が出ることは)そんなにいいもんでもないけどな」と第3話で話しており、芸能界での活動履歴があることも匂わせています。
こういった情報から「大和が大物俳優の隠し子であり、その俳優に復讐するためにアイドルになった」という推測もできます。
大和にとっては「復讐」が最もセンシティブな部分でしょうから、そこに触れた記事が出されたからこそ動揺し、環が証言したと信じ込んでしまったのではないでしょうか。
三月の劣等感
出典:アイドリッシュセブン/4月1日放送/TOKYO MX
今回の騒ぎで大きく揺さぶられていたのが三月でした。
三月は歌もダンスも特別秀でているわけではないですが、エネルギッシュで、つい応援したくなる部分を買われてアイドリッシュセブンのメンバーになりました。
しかし、彼が事務所に入ることができたのは一織のおかげ。
ネット記事をきっかけにその真実を知り、三月は落ち込んでしまいます。
王座を取り戻せない長男
三月の心の内を理解するために、心理学的な側面から長男(第一子)についてお話します。
アドラー心理学では第一子について次のように書かれています。
第一子は初めての子として両親の愛を独占する。
しかし第二子の誕生と共に突然「王座と特権」を奪われるのだ。
その後かつての「帝国」を取り戻そうとするだろう。
第一子は第二子が生まれることによって、それまで自分一人のものであった両親の愛とスキンシップの時間を奪われます。
両親の関心を取り戻そうとする行為が、いわゆる赤ちゃん返りだと言われています。
もちろんその他にもありますが、本題ではないので割愛させていただきます。
三月も無意識であったとは思いますが、両親の関心をひくためにあらゆる努力をしたと考えられます。
しかし、今やスーパー高校生と呼ばれる一織は何においても三月の上をいっていたのでしょう。
幼いころについて「叱ってやる隙もなかった」(第3話)、「恥ずかしいエピソードなんて一個もない」(第9話)と話しており、一織が昔から何でもそつなくできた様子がうかがえます。
何をやっても一織に勝てなかった経験が、三月の劣等感の根本にあるのでしょう。
また、その裏には「愛されたい」という願望があるのかもしれません。
今後の展開
誰か一人がトラブルを抱えても、みんなでフォローしてきたのがこれまでのアイドリッシュセブンです。
しかし、今回は同時に問題となる部分を刺激されています。
これがメンバー同士こじれてしまった要因の一つであると考えています。
お互いに腹を割って話せば分かり合える仲ではありますが、それも今の状況では難しいでしょう。
アイドリッシュセブンがこのまま解散にならないためには、やはり外部からの力が必要になると考えられます。
TRIGGERが出てくるか?
出典:アイドリッシュセブン/4月1日放送/TOKYO MX
今回自身と陸の関係もすっぱ抜かれた天。
マネージャーの姉鷺に「陸が双子の弟だってこと、マスコミに抜かれたの、抜かせたの」と強く迫ります。
おそらく姉鷺の口ぶりから、彼も知った上でのアイドリッシュセブン潰しなのでしょう。
ここで、八乙女社長が裏にいることを知ったTRIGGERメンバーが働きかけるのではないかと予想しています。
楽が事態の裏側を知らせにくる
楽は父親でもある八乙女社長のやり方に腹を据えかねている様子。
ゴシップの裏に父親の力があったと知ったら、直接アイドリッシュセブンに接触することもあり得るのではないでしょうか。
そこでメンバー同士うまくいってないことを知り、一肌脱ぐ、となれば大団円になるでしょう。
ただ、第14話で「何のためにど真ん中に立っているんだ。そいつらもっと上に連れていくためだろう」とやや遠回しに陸を励ましています。
こういった姿を見ていると、直接的に力になってくれる展開は望みが薄いように思います。
ただし、何かあれば直接父親と話をするなど、けじめをしっかりつけたがる性分のようですから、接触してくる可能性はあるかと思います。
天の説教部屋再び
今回の事態をファンも相当気にしている様子。
テレビでは不仲な様子は見せていませんが、第3話で路上ライブをしている時からのファンの女子高生は、7人を見てかなり表情を曇らせています。
古株のファンには空気が違うことが伝わってしまっているのでしょう。
こうなれば黙っていないのが、プロ意識の高い天。
「ファンを心配させていいと思っているのか」といった趣旨の一言もありえそうです。
しかしJIMAの新人賞を獲れと言い出した分、静観するかもしれません。
ファンの言葉
TRIGGERほど直接的な力ではありませんが、ファンがどう動くかも気になるところです。
モブが存在感を持っていることもアニナナ特徴として挙げられます。
先ほどの女子高生の他、OLのお姉さんなど、固定のファンがいます。
特に三月の場合は一織に対する劣等感がありますから、ファンからの「三月が好きだ」というメッセージを受け取れば少しは和らぐ可能性があるでしょう。
これは希望的観測でしかないのですが、アイドルとして成長するためにファンに活躍してほしいと願っています。
アイドリッシュセブン(アニナナ)15話の感想
ちょっとしたことをきっかけにアイドリッシュセブンが総崩れになりつつあります。
しかしみんなが感情をあらわにしている分、彼らの抱えているものが垣間見られた回でもありました。
今後の予想はしましたが、正直先が見えない展開になってきました。
ただ、やはり彼らはここを乗り越えないとTRIGGERに挑戦できませんから、前進してほしいものです。
次回は少し間があいて、5月19日の16・17話一挙放送です。
約1か月半、アイナナが心配すぎて心臓がもちそうにないです。
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