転スラ第2期 第1部担当のジャム君です。
転生したらスライムだった件2期3話(転スラ27話)の考察記事を読みに来ていただいて、タイトルが「ガゼル・ドワルゴの怪談」となっており、「会談」の間違いではないかと思ったかもしれませんが、変換ミスではありません、正常です!
転スラ27話ではガゼル・ドワルゴと会談したリムルでしたが、会談だけに怪談とも言えるガゼル王の発言に注目!
前回はテンペストでのリムルがブラック企業の社長のようだったので、夜の蝶で一息つくのもご愛嬌。
ではでは、前置きはこのあたりにしておき、転生したらスライムだった件2期3話(転スラ27話)の考察を始めましょう。
ガゼル・ドワルゴとの会談
前回、武装国家ドワルゴンのガゼル・ドワルゴに会いに来たリムルたち一行でしたが、転スラ27話ではリムルたちがなぜドワーフ王のガゼルに会いに来たのかが描かれました。
そう、リムルはもちろん遊びに来たのではなく、仕事としてドワルゴンに向かったのでしたよね。
蒸留酒の売り込みに来たリムル
カリオンが王を務める獣王国ユーラザニアの使節団としてリムルたちの国、ジュラ=テンペスト連邦国と国交を結び、お酒を作るための果物をユーラザニアから回してもらう約束を取りつけたリムル。
果物と酒との交換条件ということで、取引レートがわからないリムルは商人のコビーを呼びつけ交渉に当たらせたわけですが、交渉は順当に行われ、ユーラザニアからテンペストに、果物が潤沢に回るようになったと考えられます。
そこで生産が多くできるようになる予定の蒸留酒を、ドワルゴンにも売り込みに来たというお仕事なわけです。
決して夜の蝶目的ではないのですよ、奥さん!
出典:転生したらスライムだった件 第2期 第1部/1月26日放送/TOKYO MX
ガゼルに飲ませる美味い酒を作れたからこそ、転スラ27話でガゼルと会談し、ドワルゴンに向けてリンゴで作った蒸留酒の売り込みに堂々と来られるんですよね。
成果を上げたわけですから。
ドワーフ王のガゼル・ドワルゴが美味いと絶賛するのですから、いくら外交の場でお世辞が何割か入っていても、「ファルムスから輸入しているどの酒よりも美味い」というのは本当の話なのでしょう。
ファルムス王国には悪いですが、ドワルゴンの王であるガゼル・ドワルゴが「お前たちの国の酒のほうが美味い」と言うならば悪い気はしませんし、もともと取引する気で来たリムルでなくとも、ドワルゴンと取引しようと思わせることができます。
「この酒は美味いが、うちはファルムスからも仕入れているしなぁ」なんて言われた日には、取引相手に選んだとしても大した額で輸出できないと思われ量産してくれないかもしれませんし、そもそも取引相手にすら選んでもらえないかもしれません。
リムルがいかに商売の細かなことを知らなくとも、転生前にサラリーマンとして生きてきた人生経験はありますし、ガゼルも弟弟子として何かと面倒見が良いですし、そこまでバカでもないでしょう。
何よりも、ガゼルだって、美味い酒は呑みたいんです。
ガゼル・ドワルゴの怪談
これこそ、転生したらスライムだった件2期3話(転スラ27話)最大の見所と言っても過言ではありません。
そう、夜の蝶!
の前に、リムルがスピーチした結果、ガゼル・ドワルゴが放っていた言葉に注目です。
リムルの下手なスピーチへの感想
リムルの下手なスピーチへの感想として、ガゼル・ドワルゴは辛辣な意見を述べました。
謙りすぎる
情に訴えかけすぎる
\はっきり言って0点だ/
出典:転生したらスライムだった件 第2期 第1部/1月26日放送/TOKYO MX
「短すぎる、謙りすぎる、情に訴えかけすぎる。はっきり言って0点だ」とは、ずいぶんと辛辣ながら、的を射た評価ですね。
実際リムル自身も、そんな言葉を受けて、サラリーマン時代にやっていた「朝礼のスピーチも、あんまり得意じゃなかった」ということを思い出すほどですし、ここは効果的な言葉選びを、大賢者さんにでもおまかせコースにしたほうが、成功したかもしれませんね。
大賢者に頼んだ、オートスピーチモード(あるのか?)ならば、リムルが思いつかないことを、饒舌にこなしてくれたことでしょう。
まあ、対オークロード戦のときのように失敗してしまうかもしれませんが、大失敗はせず、なんとかリムルが軌道修正できる範囲には収まるのではないでしょうか。
なぜリムルは会社員時代からスピーチが苦手なのか
前世の会社員、いわゆるサラリーマン時代から朝礼のスピーチさえも苦手だったということが転スラ27話で判明したリムルですが、その兆候は以前からありました。
とくに、ジュラ・テンペスト連邦国を作るきっかけとなった、オークロード討伐後の盟主になったときのスピーチも投げやりで、とても話し上手には見えません。
転生後も話下手というのは、転生時に話し上手になりたいと願わずスキルを取得していないこともありますが、そもそも今回リムルが言っていたとおり、転生前から苦手だったという事実があります。
出典:転生したらスライムだった件 第2期 第1部/1月26日放送/TOKYO MX
では、なぜスピーチが会社員時代から苦手だったかというと、それは40歳を目前に童貞で刺されて転生することになったことからもわかるとおり、女性経験が豊富にない男性でした。
もちろん男だけでも話し上手な人はいますが、異性とのコミュニケーション不足があるため、リムルは偏った転生前に偏った話相手しかおらず、苦手を克服できなかったと考えられます。
仮にリムルが、女性経験も豊富だったのであれば、捕食者を取得できなかった代わりに、トークスキルはガゼルが認めるほどとはいかずとも、今よりもマシだったのは間違いないでしょう。
男どうしだけで話すのと、女性と話すのとでは、気の遣い方も違えば、話さなければならない内容もまったく違ってきますからね。
ただ、リムルは会社員時代に後輩にも恵まれたというのもありますが、世話好きで後輩に好かれていた事実がありますので、スピーチとしては下手でも、後輩には好かれる世話好きタイプだったのかもしれませんね。
来ました夜の蝶!
やってきました、夜の蝶!
武装国家ドワルゴンと言えば、夜の蝶のエルフちゃんたちですよ。
みんなの手前、やむなくとは言え国外追放処分されてる身のくせに、夜の蝶で夜遊びとは、まったく裏山けしからん!
だから、シュナとシオンにバレるんですよ。
ガゼル・ドワルゴの怪談が再び
シュナとシオンに夜遊びがバレてしまい慌てるリムルが、下手で「短い、謙り、情に訴えかける」スピーチを繰り広げた結果、見た目は確かに可愛らしいスライムです。
ですが、シオンの手料理一週間の刑ってことで。
出典:転生したらスライムだった件 第2期 第1部/1月26日放送/TOKYO MX
ガゼル・ドワルゴのリムルに対するスピーチの評価は当たっていました、怪談じみたレベルで。
単なる偶然にすぎないでしょうが、ガゼルは予知能力も持ち合わせているんじゃないかというレベルで当たっていましたね。
まあ、ガゼルはベスターの嘘も裁判前からとっくに見抜いていましたし、人を見る目は一国の王として確かなのでしょう。
なんでゴブゾウは秘密をシュナにばらした?
なぜ、リムルとゴブタたちで夜の蝶に夜遊びに行くのにゴブゾウもついてきていたのに、その秘密をシュナにばらしたのか。
その答えは簡単で、ゴブゾウが素直な子だからです。
\お答えしただけっす/
出典:転生したらスライムだった件 第2期 第1部/1月26日放送/TOKYO MX
「シュナ様にどこに行くか聞かれたで、お答えしただけっす」と言っているとおり、シュナにどこに行くのか聞かれたため、素直に行き先を答えたにすぎません。
聞いてきたのがシュナだったからでなく、たとえシオンでもベニマルでも、リグルだったとしても、ゴブゾウは素直に行き先を伝えたことでしょう。
ここに今いない人が聞くのか、というツッコミはなしということで……
ただそんなゴブゾウも、さすがにテンペストの住民以外から行き先を聞かれたとしたら警戒して、答えてもいいかリムルに聞いてきたかもしれません。
夜の蝶があるような下町にガゼルがフラフラ歩いてくるとは考えにくいですが、仮にガゼルが現れゴブゾウに同じことを聞いてきても、素直に答えたかどうか。
……、ゴブゾウですし、素直すぎて他国の人だろうが答えちゃいそうな気がしてきました(笑)
転生したらスライムだった件2期3話(転スラ27話)の感想
せっかく夜の蝶に遊びに行ったのに、シュナとシオンにばれ、一週間シオンの手料理の刑だなんて、不幸なリムル。
でも、ガゼルと一緒に蒸留酒を呑んだとき、対毒抵抗を獲得していましたし、シオンの手料理にも多少の効果はあるんじゃないですかね。
出典:転生したらスライムだった件 第2期 第1部/1月26日放送/TOKYO MX
以前、ゴブタを犠牲にしたとき、ゴブタは毒耐性を獲得して復活していましたし。
リンゴの蒸留酒を振る舞っていたときにも話に出ていましたが、ガゼルに魔王のミリムとカリオンとのつながりを認識してもらい、ますますテンペストは後ろ盾のドワルゴンに頭が上がらなそうです。
今となっては、ブルムンド王国とかファルムス王国とか、他国にもある程度の顔はきくでしょうが、盟約で認めてもらうほどの立場までは至っていませんからね。
ドワルゴン以外に逃げ道があるとすれば、カリオンが治めるユーラザニアくらいでしょうか。
転生したらスライムだった件2期3話(転スラ27話)では、ヨウムたちのパーティーにもミュウランという強力な魔術師が加入したことですし、次回ヨウムとミュウランがどう動くのかも期待のしどころかな?
コメント
大賢者さんは、現在も、進化してからも、こういう場面でオートはしてくれませんww