こんにちは!
ゴールデンカムイ担当のマシオです。
先週放送された第2話では杉本達と同じく刺青を狙う第七師団と、自身も刺青の囚人である土方歳三が出てきましたね。
第3話では杉本達と第七師団との手に汗握る攻防が繰り広げられました。
そんな攻防の中で疑問に思ったことが2つあるので考察していきます。
エゾオオカミのレタラ
エゾオオカミとは?
出典:ゴールデンカムイ/4月24日放送/BS11
1話、3話とアシリパさんを守るエゾオオカミのレタラ。
エゾオオカミはタイリクオオカミと呼ばれるオオカミの亜種で、エゾシカなどを食べて暮らしていました。
ゴールデンカムイの作中でも描かれているように、アイヌの人々からは崇められ共に共存していたそうです。
作中でも「絶滅したはず」と言われているように、1800年代後半に害獣として駆除され、1896年の記録を最後に絶滅したと言われています。
そのため、残念ながら生きている姿を見ることはできません。
しかし、世界で唯一エゾオオカミのはく製を見ることが出来る場所がなんと日本にあります。
それがこの北海道大学植物園です。
アニメを見てエゾオオカミを見たくなった方はぜひ一度足を運んでみてください。
レタラはなぜアシリパさんを守っている?
アシリパさんは過去にレタラを保護していたのでは
3話の後半で親を失った子熊に関するアイヌの風習が語られています。
それはある程度の大きさになるまで大事に育て、天へ送るというもの。
この風習に関する幼少期のアシリパさんの苦い記憶として、
育てた子熊に情が移り、逃がそうとして怒られたという事が語られます。
出典:ゴールデンカムイ/4月24日放送/BS11
このエピソードから2つのことを推測できます。
1つはアイヌには親とはぐれた動物を保護する習慣があること。
もう1つは、アシリパさんはアイヌの風習を破るほど動物を大事に育てるということ。
これらから、レタラは幼いころにアシリパさんに保護されて自然に返してもらったと考えることが出来ます。
アシリパさんはレタラと共に育てられたのでは
もう一つ考えられるのはアシリパさんがレタラと共に育てられた、という説です。
実はエゾオオカミの体長は120cmと大型犬ぐらいのサイズで人を乗せて走れるかどうかは微妙なところです。
ここでアシリパさんとレタラが共に育った、という仮説を立ててみます。
そうするとアシリパさんの年齢=レタラの年齢となります。
アシリパさんの年齢は作中で特に言及されていないので、10歳程度だとしておきましょう。
また、オオカミの平均寿命は6~8年であると考えるとレタラは比較的長生きなオオカミだと言えます。
という事は他のオオカミよりも大きく育っていても不思議ではありませんね。
第七師団の謀叛
3話で鶴見中尉とその部下である第七師団の面々は上官、つまりは陸軍に反旗を翻します。
出典:ゴールデンカムイ/4月24日放送/BS11
ではどうして鶴見中尉は謀叛を起こし、金塊を狙おうと考えたのでしょうか?
散っていった戦友の為に謀叛をした
3話の鶴見中尉のセリフの中でも特に印象的なものがあります。
服を脱がして埋めておけ。戦友は今でも満州の荒れた冷たい石の下だ
我々の戦争はまだ終わっていない!
これらのセリフから推測できることは・・・
・戦争の時に理不尽な仕打ちを陸軍から受けた
・戦争時に散っていった部下や、友人の事をとても大事に思っている
の2点です、つまり鶴見中尉はアイヌの金塊を使って
・陸軍への敵討ち
・散っていった友人・部下の弔い
を行いたいと思っているのではないでしょうか。
自らの私利私欲のため
先ほどの説とはうってかわって、自らが黄金を手に入れるために第七師団すらも利用しているという説です。
ロマンが無い説にはなってしまいますが、僕は十分にありえると思っています。
何故なら、陸軍という組織は現代で言う自衛隊のようなものです。
つまり、鶴見中尉はたった一つの部隊だけで他の自衛隊すべてを敵に回そうとしていることになります。
一時的にダメージを与えることが出来ても長期的には勝ち目が無い事はだれが見ても明らかであり、頭がキレる鶴見中尉がそのことに気が付いていないわけがありません。
と言うわけで、僕は鶴見中尉が金塊欲しさに第7師団を扇動し己が物にしようとしている説も十分にあり得ると思います。
ゴールデンカムイ3話の感想
1,2話と比べショッキングなシーンが多かった3話ですがみなさんは楽しめましたか?
僕は、杉本の生きる力や鶴見中尉の狂気、そして土方歳三のカッコよさと黄金をめぐる3つの勢力の特徴が徐々に表面化してきた感じがするなぁと感じました。
来週からこのキャラクターたちがどんな活躍を見せてくれるのか要注目です!
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