こんにちはsumi_misakiです。
刀使ノ巫女(とじのみこ)17話は、折り返しまでもう少しですね。
波瀾編5話では、3人目のイチキシマヒメが登場!
そこそこ強いけど、誰にも必要とされない・・・ネガティブキャラです(笑)
紫はすでに人間に戻っていて、中には何も憑依していないことが判明しました。
前回は、大荒魂が3人に分裂していて、その一人タキリヒメに面会した回。
こんなにも3女神の性格が違うと、そりゃあ紫の中に居続けるのに無理が出るのも納得ですね。
最後、夜見の行動にはだいぶ衝撃を受けました。
ほのぼの回で視聴者を油断させてからの展開だっただけに、ギャップが・・・。
寿々花(すずか)と真希の夫婦のようなやりとりと、寿々花のジャンピング正座も見所な、とじみこ17話です。
夜見が刀使ノ巫女を攻撃!
夜見『これでもう…あれを使わざるを得ないでしょう』
結月『貴様…!』
夜見『急いだほうがいいですよ。まだ息があるうちに』
夜見は写しを張っていない生身の生徒(歩)とその友人を襲う。
面接の帰りで、そもそも校内で防御も何もしていない歩に斬りつけ、致命傷を負わせた。
すべては、近衛隊のメンバーをそろえるため。
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
生命の危機が訪れれば薬を使わざるを得ないと考え、極端な行動に出た。
無表情でこの冷徹さ、恐ろしい。
皮肉にも、結芽のように命をつなげるために結月学長はノロを投与する。
鎌府学長の「どういう心変わり? まあいいでしょう」の発言から、学長は裏で何があったかを本当に知らないようだ。
つまり夜見が自分で良かれと判断して単独行動したことになる。
タギツが指示したか可能性はあるのか?
前回、夜見が結月学長に「ズルいですね」と発言したことと今回の冒頭の発言から、結月の迷いを断ち切らせるために、追い詰める決定打を打ったということになる。
この経緯を考えると、指示されたというより自ら考え行動した可能性が高い。
本人に慈悲などの感情はないが、何が合理的かを判断することはできるので、「何をもたもたしているのだ、すべては姫様のため」と判断を下したのかもしれない。
完成版S装備の登場?
夜見の裏工作によってメンバーの揃った近衛隊だが、身に付けていたS装備は、今まで可奈美たちが付けていたものと色が違うようだった。
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
ノロの研究が完成し、S装備も制限時間が長くなった最新版が完成したのかもしれない。
結月は近衛隊の採用には前向きではない
結月『遅くまで待たせてすまない。最終面接も君で最後だ』
歩 『は、はい。よろしくお願いします!』
結月『適合テストの判定は問題なしと出ているが…もう一度よく考えてほしい。強化薬の投与には様々な危険が伴う。
それでも君は投薬を…近衛隊入りを望むか?』
結月学長は、ノロを投与する近衛隊への入隊に対して、何度も意思確認をしている。
積極的に投与はしていないようだ。
歩 『…はい。希望します』
結月『通常のカリキュラムで強くなるという選択は?』
歩 『強く…なれるかどうか…』
結局、歩は面接では不採用となっていた。
なぜ歩に対しては躊躇しているのか
「自分の学校の生徒だから」という以上に、歩に対して採用をためらっているようにも見える。
近衛隊の中で、鎌府と綾小路武芸学舎の比率はわからないが、他の生徒より採用をためらっている理由として、志願理由が関係しているようだ。
ドーピングで手っ取り早く強さを手にしたいという怠け者は採用で、刀使ノ巫女としての志が高い者には、本当は投与したくない親ごころなのかもしれない。
超ネガティブな、イチキシマヒメ登場
『そうか…お前達はタキリヒメ側につくのか。我は「また」誰からも求められない』
三女神の中でおそらく一番知能が高いのに、ネガティブ発言を連発の個性的なキャラであるイチキシマヒメ。
ココで三女神の顔を比較。
眼の色や髪の色は同じだが、性格や顔は全く違うようだ。
◇イチキシマヒメ:ネガティブ
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
◇タキリヒメ:高圧的
出典:刀使ノ巫女/4月28日放送/TOKYO MX
◇タギツヒメ:攻撃的
出典:刀使ノ巫女/4月28日放送/TOKYO MX
もともと紫の中にいるときに3つの自我が芽生えていたことが判明した。
『鎌倉での夜。紫と分離し幽世へと逃れた我は、もう修復不可能なほど深刻化した論理矛盾を解決するため、それぞれの思考を個として分離独立させた』
最期、やられるだけだった大荒魂は、イチキシマヒメの策によって逃れた。
つまり、封印できるかどうかは、イチキシマヒメに勝てるかどうか。
不意を打つなどではなく、頭脳で上回らないと負けてしまうということ。
一番の脅威はイチキシマヒメ
朱『三女神で本質的に危険なのはイチキシマヒメです。当面の危険度で言えばタギツヒメでしょうけど』
何百年も生き続けていて、他の姫たちはしゃべり方などに古風さがあった。
イチキシマヒメは今の人類と対等に話をしている。
つまり三女神の中では進化についていけていると言えるかもしれない。
(ただの性格かもしれないが・・・笑)
可奈美『戦ったら強いんですよね?』
イチキ『そこそこ強い。が、結果の分かり切ったことはしない。』
ネガティブ発言に目が行きがちだが、イチキも強力な大荒魂である。
可奈美は、表面上の会話にとらわれず、本質的な相手の強さを見極めている。
あくまで自らが先陣を切るタイプではないだけで、知能で周囲を取り込むことはいくらでも可能のはず。
今は隔離されておとなしくしているが、『それより我の側につく気はないか?』と反逆の機会を狙っている、まだまだ油断ならない相手。
姫和が次の器のターゲット?
たびたび
イチキシマヒメの目的は、千鳥と小烏丸どちらかを取り込むことなのかもしれない。
または、最終的には千鳥を取り込むために、小烏丸を自分の側につけようとしている可能性。
大荒魂が紫にとり憑いた際も、基本的には交渉だった。
『成程…この器ではこれ以上の演算は難しいようだ』
1クール最終話で、タギツヒメが言っていた言葉。
紫は肉体的には乗っ取った17歳の時点で止まっている。
若いまま、と言えば聞こえはいいが、どんなに鍛錬しても成長もしない、ということなのかもしれない。
ゆえに、すでに洗練された次の器を探していた。
そこへ、自分へ攻撃の一手を入れることができた千鳥と、封印するほどの力を秘めている小烏丸が目の前にいる。
どうにかして自分のほうに取り込みたいとおもうのではないか。
真希が可奈美たちと合流
強烈なビンタで幕を開けた17話の刀使ノ巫女。
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
真希の安否を心配していた寿々花は、彼女にはめずらしく声を荒げる。
『たった一人で戦って…英雄にでもなるおつもりですかっ!』
真希の行動を一番に理解し、応援していた寿々花にとっては、真希がやっと合流してくれて安堵していた。
夫婦のようなやりとりを見せているこの二人。
大会で1位2位を争うライバルという立場以上に、信頼関係があるように見える。
真希&寿々花の絶妙な関係
『何でもお見通しなんだね君は』
『真希さんが分かりやすすぎるだけですわ』
『そうかもね…』
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
単独行動していた真希に対して、寿々花はもどかしさを感じていたに違いない。
そして、真希が鎌倉の事件の夜に一人で旅立ってしまったのを追わなかったのは、真希の戻ってくる場所を用意しておくためだったのかもしれない。
真希 『そういえば寿々花。君はどうして荒魂を受け入れたんだ?聞いたことがなかったね』
寿々花『まったく…気付いていませんでしたの。どうしても溝を開けられたくない方がいたからですわ!』
真希 『たったそれだけのことで?? そんなに想われる相手が羨ましいよ』
寿々花『・・・鈍感』
真希 『え?』
毒を以て毒を制すというように、真希は荒魂に対抗するために自らも闇を取り込むことにした。
一方で、寿々花は真希に離されたくなくてノロを受け入れたことが判明。
真希はここではまだ自分の影響で寿々花を巻き込んでしまったことには気が付いていない。
フードの刀使事件でも、現場を混乱させることを想定していなかった点からみて、自分のことしか見ていない典型なのかもしれない。
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
仮に、寿々花が「あなたを傍で支えるために、私もそちら側にいきましたの」と言ったら、真希はまた後悔するのだろうか。
今まで自分しか見ていなかった真希がやっと傍にいた寿々花に対して興味を持ち始めた。
いずれにしても、寿々花の真希への想いも相当なものだとわかるシーンである。
刀使ノ巫女17話(波瀾編5話)の感想
第17話「女神たちの狂騒」は、3人のヒメが出揃いましたね。
伝説の不採用通知が出た歩でしたが、夜見の襲撃により本人の希望通りに近衛隊に入隊となりそうです。
出典:刀使ノ巫女/5月5日放送/TOKYO MX
夜見はいつも雪那や紫など誰かの指示通りに動いていたので、今回の行動はどういう意味を持っているのか気になります。
さやかも途中から自分の意思が芽生えますが、選ぶ道は違いました。
二人は対照的なポジションとして描かれているのかもしれません。
今回は、主人公の可奈美の名言が光った回でしたね。
大荒魂の封印を“トカゲの尻尾切り”と表現するは、やはり他の登場人物とは違った視点を持っているからこそですね。
何度も封印しては復活を繰り返しているので、キリがないよねってことを上手く表現したのでしょうか(笑)
シッポではなく、トカゲ本体を捕まえることはできるのか、後半に向けて目が離せません!
コメント
なんだか今後の展開を見るのが怖くなってきた感じです・・・
夜見の行動は独断か指示されたか分かりませんが、やっぱりタギツヒメの忠実な僕なのかな?って気がしてきました。或いは今の新薬でタギツヒメの洗脳が強くなってることを、雪那は知らないのかもしれません。
この戦いはどうすれば決着を迎えられるのでしょうか?タギツヒメを討ったとしても、タキリヒメとイチキシマヒメとの対話がうまくいくとは限りませんし、個人的にはそうなってほしいとも思えません。
ましてやイチキシマヒメが姫和を見て何か企んでそうですし、そのうち歩ちゃんとの戦いで可奈美が心に傷を負ってしまいそうな・・・
とじみこガチハマり様
そうですね、久々にちょっと衝撃的なシーンがありました。サイトでは過激な画像がNGなので、夜見や歩の直接的なシーンを載せることはできませんが、後味が悪い感じで終わってしまいましたね。あえて新キャラとして登場した歩が、このような形で活躍するのは複雑ですね。夜見には夜見の行動の目的があると思うので、その答えが明かされるのを待ちたいと思います。
他のアニメ感想サイトでも話題になってるのですが、夜見に襲われた近衛隊候補者たちの中に歩ちゃんの友達である美弥ちゃんがいなかったように見えたんですよね。
歩ちゃんを闇の道から救える可能性があるなら、美弥ちゃんの行動も1つのポイントになるかもしれません。
とじみこガチハマり様
確かに、前回は候補者として2名をチラつかせておいて、今回は歩しか夜見に襲われたシーンでは映っていないようですね。
歩はストーリーにかなり関わってきそうですが、まだ情報不足ですし、他の生徒もまだ公式に紹介がないようです。可奈美に憧れて強さを求めていたにもかかわらず、いずれは敵対してしまう立場とは辛いところです。これ以上、悲しいキャラは登場しないでほしいところではありますが、いろいろな葛藤も含めて刀使ノ巫女の面白さとも言えそうです。
結芽といい歩ちゃんといい、綾小路出身の刀使ばかりが悲しい運命を辿ってしまってますね。
自分がノロを排除する治療を受けてる最中に後輩達がこんな目に遭うなんて、寿々花も悔しいでしょうね・・・
とじみこガチハマり様
そうですね。おっしゃるとおり綾小路出身の刀使ばかりがダーク側にいるので、結月がそろそろ本格的に動きを見せてくるころかと思います。紫との関係上、明るい未来を期待したいところですが…どうでしょう。このアニメは、本当に主人公よりも他のキャラが光っていますね。今回の話で寿々花ファンも増えたのでは♪
始めまして。歩ちゃんに惚れてサイト検索してる内にここにたどり着きました。よろしくお願いします。
面接で学長が投薬の危険性を語ってるけど、歩は危険性を感じてないと思う。(別サイトで恐縮ですが、このドーピング志願に非難の声があった。)なぜなら学校のする事に危険性を考える生徒ているのだろうか。学長の問いも、私の覚悟を知りたい(受験で不合格もありうる難関校を選んだ生徒の意気込みを知りたいみたいな。)のでは?ぐらい。今に例えるなら、学校で売ってるプロティン(私の時代は禁止されてました。)
を飲むぐらいな物だと思う。まあコレが怪しい人に薦められて・・・とかなら話は別ですけど。
この作品、ライトなスポコン・チャンバラ物だなと気楽に見始めたら、ここに来ての急展開ビックリです。目が離せなくなりました。これからも宜しくお願いします。
久しぶりにアニメに夢中になった人様
ご訪問ありがとうございます。早くも歩ファンとのことで、解説がお役に立っていれば光栄です。そうですね、おっしゃるとおり歩自身は学長からの再三の確認に対して、特に気にしていなそうですね。刀使ノ巫女が捨てキャラのいないアニメと思っている私としては、学長の真意がタギツヒメとは別のところにあるといいなと思います。
正直、私も当初は曜日がたまたま合っていたから見始めたクチなのですが、蓋をあけると面白かったということで、予告や初回で損してる作品ですよね(笑)
ご縁があり、来ていただいたとのことでまたお時間のある時にごゆっくりしていってください~。