ハッピーシュガーライフ9話本編の考察と感想の記事はいかがでしたか。
この記事では、先日公開したハピシュガ9話本編の記事のおまけとして、追加のお話をさせていただきますよ!
いや、お前の言う記事読んでないんだけどって方は、ぜひ読んでから戻ってきていただけると、しょうこちゃんの勇姿もわかりますので、話が早いかと。
既に解説や考察がしてある部分に関しては、基本省略するか上記記事へのリンクでお話進めていきますのでご了承ください。
重複した情報がある部分もありますが、温かい目で(生温かくてもいいですけど…悲しいです)見守っていてくれると嬉しいです。
さとうの叔母の部屋にあった帽子
さとうの叔母の部屋には、警察官の帽子がありました。
7話に出てきた、あの松坂さとうの叔母に押し倒されていた、ピュアっぽい男性警官のものでしょうか。
制帽とは、服務規程で定められた帽子全般を指す。警察官の帽子も制帽であれば、学生の帽子であっても学校指定の定められた帽子であれば制帽と呼ばれることになる。
簡単に言ってしまえば、制服としての帽子はどれも制帽と呼ばれる。
「私はいつでも、ここにいますから」と言っていましたからね。
ただ、さとうの叔母がいる305号室に、警察官の制帽が置かれているのは変なお話。
出典:ハッピーシュガーライフ/8月25日放送/TBS
だって玄関で押し倒された拍子にたしかに帽子は落ちてしまいましたが、帰る際には拾って帰りましたからね。
帽子を拾っていたのは本人ではなく、一緒にいた女性警官の可能性も非常に高いですけどね。
むしろ警官としての職務でも何でもなく、嫉妬心を見せていたようなあの女性警官が拾っていた可能性のほうが高そう。
ともかく、異臭がするという通報で駆けつけた2人の警官のどちらが拾ったにせよ、拾って帰ったものがさとうの叔母の部屋にあるわけありません。
とすると考えられるのは?
男性警官はさとうの叔母の誘いに乗った?
男性警官がさとうの叔母の誘いに乗っていないのであれば、ハピシュガ9話に出てきたさとうの叔母の部屋のシーンには矛盾が生じます。
出典:ハッピーシュガーライフ/9月8日放送/TBS
さとうの叔母の横には制帽が置かれており、ハピシュガ9話までに出てきた登場人物で男性警官の帽子をかぶっているのは、7話に出てきたあのピュアっぽい警官だけですからね。
松坂さとう(さとちゃん)や、9話でひどいことになっていたしょうこのように、町中を自由に歩けるのであれば制帽を手に入れるチャンスは他にもあったかもしれませんが、さとうの叔母は部屋から出ません。
というか、さとちゃんによって部屋から出してもらえません。
鍵の落ちる音を合図にしているほどなのですから、コスプレ衣装を購入していただけということもないはずです。
宅配便を持ってくる人も、ピザやお寿司のデリバリーをする人も、チャイムを鳴らしたところで叔母は反応して出てきませんからね。
とするともっとも濃厚なのが、7話に出てきた男性警官がさとうの叔母の誘いに乗り部屋を訪れていた、ということになります。
何度も訪れるので制帽を忘れてもそのままにしておいたのか、不審に思われないよう制服で訪れながら私服に着替えたため帽子だけはさとうの叔母の近くに置かれていたのか、さとちゃんによって男性警官もリスクとしてしょうこのように葬り去られてしまったのか。
9話の時点ではまだ、なんとも言い難いところですね。
このシーンはいつのお話?
この男性警官の帽子とさとちゃんの叔母が一緒にいるシーンは、松坂さとう(さとちゃん)と神戸しお(しおちゃん)が飛騨しょうこに一緒にいるところを激写され、しょうこを無理やり家に引っ張り上げたときでしょう。
おおよそ時系列順にシーンは流れていると思われます。
さとちゃんとしょうこのやり取りに一度回想が入りますので、そこは別ですけど。
さとうの叔母は、7話で初めてしょうこに出会ったとき、さとちゃんの対応を見て薄々感づいてはいたのではないでしょうか。
「この子は近いうちに、さとうに命を取られることになる」
うふふっ、と思いながらこのあと起こる惨劇を、3階と12階ですので物音が聞こえることはないでしょうが、結末を予期しながら男性警官の制帽をそばに置いていたのかもしれませんね。
葬られたしょうこの隣には、お先に男性警官が眠っているのかもしれません。
なんまいだ~……
神戸しおちゃんの語り ~挿入歌カナリアが流れる中~
挿入歌の「カナリア」が流れる中、神戸しお(しおちゃん)が詩的に語りをつけていました。
ですが、松坂さとう(さとちゃん)と飛騨しょうこの言い争いを聞きたくないのか、耳をふさいでいるシーンも垣間見えています。
出典:ハッピーシュガーライフ/9月8日放送/TBS
本編の考察記事でも軽く触れたのですが、やはりしおちゃんは神戸家で争いが絶えない親からの虐待があり、そっと部屋に入って耳をふさぐのにも慣れていたのでしょう。
とくにあさひがいた父親からの暴力時代には、慣れっこだったのでしょうね。
しおちゃんの語り
さて、しおちゃんは挿入歌の「カナリア」が流れる中、どんなことを語っていたのでしょう。
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書き起こしてみると、やはり結構重要なことを言っていそうです。
少女に捨てられた小鳥は寂しさに惑い地に伏すも、それが本能とでも言うかのように再び羽ばたく。
小鳥は目指す、彼女の心を。
小鳥は歌う、彼女の心に。
その歌声は、雨音に溶け出してしまう。
それでも歌う、歌う、歌う、歌う。優しい歌を。
小鳥はもう諦めない、諦めるのには飽きたから。
あとはひたすら挑むだけだと。
かわいいひな鳥、泣き虫で勇敢な歌唄いの。小鳥の声が聞こえないのは、雨のせいじゃない――
しおちゃんが語っていた「小鳥、ひな鳥」というのはハピシュガ9話では「しょうこ」のことを指していますね。
そして「彼女、少女」は「さとちゃん」を指しています。
置き換えてしっかりと読んでいくと、ハピシュガで起こった出来事がしっかりと整理できているのです。
人知を超えたしおちゃんの把握能力
このしおちゃんが語っていた詩的な言葉の中でも特徴的なのは、さとちゃんがしょうこを掌握しているところです。
しおちゃんは1208号室に監禁状態にあり、外の様子を知るのは困難です。
また外での出来事を無駄に話すさとちゃんとは思えませんので、しおちゃんが松坂さとうと飛騨しょうこの関係を知るはずがありません。
以前一騒動あったのは305号室であり、その後帰宅したのがしおちゃんの待つ1208号室であったため、人知を超えた把握能力で部屋に閉じこもり、耳をふさいでいたと考えてもおかしくないですね。
しおちゃんの語りをまとめると…
7話で「いつもどおりのバイト仲間でいよう」とバッサリ捨てられ、あさひとの出会いがあり、今回太陽くんを尾行するというBAD ENDルートを選択することで物語は大きく進展しました。
あさひのために、という動機もありますが、さとちゃんと今の関係のバイト仲間という関係のままでは嫌であるため、再び羽ばたいて行動に出たわけですね。
まあ、その結果が大惨事でしたけど……
歌っていたのは本当の歌ではなく、さとちゃんとの会話、「心を開かせようとする説得」を指しているもので、2人の間で何度もやり取りがあったと推測できます。
結局いったん「警察には言わない」と引き下がって帰るしょうこだったのですが、もう公園で泣くこともなく、また1208号室を訪れるつもりだったことがわかるでしょう。
さとちゃんがしおちゃんを家に連れ込んでいるかもしれない、という時点で通報することもせず自ら確認しに行く無駄な勇敢さはありますが、それが仇となって結果屍です。
やはりしおちゃんの語りは「さとちゃん」と「しょうこ」のことを表しており、さとちゃんにしょうこが掌握されていたからこそ、詩の中でも小鳥の声が聞こえなくなってしまったと考えられます。
ハッピーシュガーライフ9話のおまけ さいごに
いやはや、ハピシュガの深さには驚かされるばかりですね。
そしていつの間にか出ていた、三星太陽くんバージョンのPV!
うん、彼は平常運転ですね。
しおちゃんのために、体を張って守ってあげてください。
今度はあさひがものすごく邪魔な存在になってきそうですので、汚れた大人認定されていた太陽くんですが、さとちゃんに脅され・・・もとい協力して、しおちゃんに会わせてもらわないとね!
いい子いい子、いたいのいたいのとんでけ~! してもらえる日が来るのかも要注目!
それじゃ、またね~!
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