アニメ消滅都市10話の解説&考察&感想!ツキの犠牲で波動性物質阻害薬完成!

消滅都市 波動性物質阻害薬 ツキ 人体実験 消滅都市
(C)Wright Flyer Studios/消滅都市製作委員会
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

前回アニメ消滅都市9話ではダイチとラクーナケミカルのつながりが見えてきましたが、今回アニメ消滅都市10話「決断」ではどのような「決断」を迫られるのか、ジャム君ってば気になって1週間待ち遠しかったですよ~!

しかも、消滅都市の新作スマホゲーム「AFTERLOST – 消滅都市」も配信開始され、ますます消滅都市が盛り上がってまいりました!

さて、前回ダイチとラクーナケミカルとのつながりが見えたものの、ダイチはツキに裏切られたようで、結果として(ファースト)ロストが発生してしまいました。

ただ並行世界を渡っているような話をしていたようですので、「いま見えている世界が回想に出てきた世界なのか」というのがキーポイントとなることでしょう。

そして今回アニメ消滅都市10話のアバンは、消滅都市8話で消えてしまったユキの弟・ソウマのお話の続き!

今度はユキの精神が崩壊して消えてしまわないか、またロストを引き起こしてしまわないか、心配ですねぇ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

まだ終わっていないロスト

エイジやキキョウが隠していた「ロストの真実」のひとつとして、「ロストはまだ終わっていない」という衝撃の事実を告げられたユキとタクヤ。

ユキに対してはキキョウがノートパソコンで「ロストの規模」を見せていましたが、こっそり話をしていたエイジとタクヤも、ほぼ同様の情報をやり取りしていたと考えられます。

消滅都市 ロスト 規模

(C)Wright Flyer Studios/消滅都市製作委員会


出典:消滅都市/6月9日放送/TOKYO MX

というのも、のちにユミコと入った喫茶店で「波動性物質」の話が出てきたときに、ユキはタクヤが波動性物質のことを「やっぱり知っていた」と言っていましたので、ほとんど同時にエイジとキキョウから、ロストはまだ終わっていないことも告げられていると考察するのが自然でしょうか。

ロストは本来もっと大きかったはず

ロストは本来もっと大きかったはずであり、それを阻害しているのがダイチなのではないかと、ラクーナケミカルのタイヨウも苛立ちを隠せていなかったですね。

もしロストに巻き込まれたはずのダイチが生きており、ロストの被害を最小限に留めるよう、安全装置の一部でも起動できていたとすると、今にも向かおうとしているタイヨウの動きには注意せねばなりません。

ダイチが負けてしまえば、本来起こる規模でロストが発生し、現在封鎖地区となっているエリアは完全に飲み込んでしまうことでしょう。

いくらラクーナケミカルの設備が充実していたとはいえ、消滅都市1話で軍用メインで使われるような量子暗号をエイジに送ってくるくらいですから、意外とあちら側の世界でピンピンしているのかもしれません。

ラクーナケミカルで開発されている薬

ラクーナケミカルで開発されていたのが、ロストへ向かうときに耐性をつけるための、いわば予防接種のような薬でした。

それが、タイヨウを中心に人体実験までして作られている「波動性物質阻害薬」ですね。

波動性物質阻害薬を使えば、ロストへ向かっていっても、今まで帰ってくることがなかった自衛隊員のようになることなく活動ができる、素晴らしい薬となり得ます。

真っ当な方法で開発できればですけど……

ただタイヨウたちの研究方法は真っ当とはほど遠く、アニメ消滅都市8話でギークも引き連れラクーナケミカルに潜入した際は急いでメインとなる情報は隠されていましたが、やはり人体実験を行い、急いで結果を出そうとしていました。

ツキはタイヨウほど急ごうとは思っていなかったようですが、タイヨウはかなり攻めた実験をしていたのが印象的でしたね。

消滅都市 波動性物質阻害薬 ツキ 人体実験

(C)Wright Flyer Studios/消滅都市製作委員会


出典:消滅都市/6月9日放送/TOKYO MX

最終的にはツキを実験台にし、危険度マックスの最大値で実験をして、ツキを犠牲にしてまで自らの理論を立証しようとしていたようですからね。

安全圏内でも十分に理論は証明できたはずなのですが、タイヨウがビビリで身の安全をより明白にするためだったのか、ツキが邪魔だったのか。

どちらかと言われると、人体実験にも後半消極的になりつつあったツキが邪魔だったために犠牲にしたような気がします。

波動性物質阻害薬が必要な理由

波動性物質阻害薬がロストへ向かう際に必要な理由は、アニメ消滅都市10話の中でも語られていましたが、そのままロストへ向かうと危険だからです。

ロスト内部にある物質には有害性があり、記憶喪失そして死に至るという、どうしようもないコンボが待ち受けています。

今まで帰ってくることがなかった自衛隊員は「記憶喪失により、職務を忘れて帰ってこられなかった」人や「そのまま死に至った」人が多くいるのでしょう。

ただしこれは、タイヨウが主となって唱えている理論であり、ツキを犠牲にしてまで得た実験結果が正しいものだとは限りません

実際には記憶を失うこともなければ命を落とすこともなく、単に並行世界とつながっている穴がロストであり、向かった人間は帰るすべを失っただけとも考えられます。

SPR5のDVDが意味するものとは

ギークのところに直してもらったバイクを取りに行ったタクヤですが、ギークが好きでたまらないSPR5のライブDVDを見せられていましたね(笑)

しかも、やっぱりギークはユアたん推し。

消滅都市3話以来、まともにSPR5のユアたん話が出てきた感じがします。

消滅都市 SPR5 シュプリーム・ファイブ DVD

(C)Wright Flyer Studios/消滅都市製作委員会


出典:消滅都市/6月9日放送/TOKYO MX

「絶対返してよね」とギークからタクヤに渡された、ギークの宝物・SPR5のライブDVDですが、これにはギークの優しさが詰まっています。

“絶対返して”の意味

宝物であるSPR5のDVDを、わざわざ危険地帯であるロストへ向かうと知っているタクヤに渡したのは、タクヤに「絶対帰ってきてよね」と言っているのと同じです。

ロストから、記憶を失うことなく生還しなければ、ギークとの約束を果たすことができず、SPR5のDVDを返却することができません。

つまり「絶対返してよね」というギークの言葉には、タクヤが無事に帰ってきてほしい、絶対無事に帰ってくるという想いが込められており、ギークの気持ちを察したからこそ何度も見させられたDVDを突っ返すことなくタクヤは去ったのでしょう。

そんなやり取りもあったからこそ「焚き付けたり、引き止めたり」ラクーナケミカルという組織とやっていることが変わらないと、エイジとキキョウに対し怒りをあらわにするのでしょうね。

[PR]

「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」from 消滅都市
ポニーキャニオン
¥250(2024/04/26 20:22時点)

「毒にも薬にもなる」ロストとは

ダイチが前回の回想でもエイジに漏らしていた「毒にも薬にもなる」という言葉。

似たような言葉に「毒にも薬にもならない」という言葉があります。

その意味がこちら。

毒にも薬にもならない
害もなく益もない。さわりにもならないが、ためにもならない。

引用:広辞苑 第七版

「毒にも薬にもなる」というのは照らし合わせると、「毒にも薬にもならない」の対義語になるよう言い換えていますので、意味としては「害もあるが益もある。障害にもなるが、ためにもなる。」といったところでしょうか。

ロストというは引き起こしますが、あちらの世界から数百万単位で移住者を連れてこようというは存在します。

だからこそダイチは「毒にも薬にもなる」とエイジに漏らしていたのでしょう。

エイジとキキョウがコインランドリーで過去の自分たちのことを振り返っていましたが、ダイチはそもそもノア計画にあまり乗り気ではなかったのかもしれませんね。

アニメ消滅都市10話にしてカイバラがようやく登場!

アニメ消滅都市10話にして、ようやく姿を見せたカイバラ!

ただこちらも久しぶり、コウタによると「カイバラも脅されていた」と。

後ろから刺されたところを助けられた恩返しかもしれませんし、簡単に信じていいものかはわかりません。

消滅都市 タクヤ カイバラ トマト

(C)Wright Flyer Studios/消滅都市製作委員会


出典:消滅都市/6月9日放送/TOKYO MX

そんな中、コウタの代わりにトマトの買い出しに行かされていたタクヤですが、その先でカイバラに出会ったことを考えると、コウタはふだんから「カイバラと会っていた」と考えられます。

地図を送ってきたのはコウタですからね。

もしくはユミコがカイバラとひっそりと会っていて、今回はコウタにお使いを頼もうとしたところ、たまたまコウタがタクヤに丸投げしたため発覚したとも考えられますが……

もしそうだとすると、カイバラ側からタクヤに近づいてくるとは考えにくいですし、やはりコウタはカイバラの居所を知っていたと考えるのが妥当でしょうか。

それにしても組織に脅され行動していたとはいえ、今や立派なトマト農家ですよ。

どこかの園長とは大違いの待遇ですねぇ(嫌味

ここまで待遇の差があると、脅されていたとはいえ、カイバラはラクーナケミカルにとって「もう利用価値がない」人物だと思われているのでしょうか。

そんな扱いをすると、カイバラからラクーナケミカルが抱える闇を暴露されるという、大きな爆弾を背負いそうなものですが、「されるわけがない」ほどの弱みを握っているのかもしれませんね。

アニメ消滅都市10話の感想

すっかり威厳を失っていたカイバラまで登場し、タイヨウを支えてきたツキが脱落していったアニメ消滅都市10話。

いやー、タイヨウって人体実験するような人間ですから容赦はないと思っていましたが、まさか仲間まで処分するとは。

でも、裏切った・しくじったラクーナケミカル関係者は処分していますし、理想のためにはためらわないスタイルなのが、タイヨウやツキだったのかもしれませんね。

ツキとしてはタイヨウに裏切られるのは予想外だったようですが……

海辺で語り合うユキとタクヤも、なかなかいいムードだったじゃないですか。

ちょっとISLANDを思い出しました。浜辺の感じとか。

先日発売された、花澤香菜さん演じるユキが歌う「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」from 消滅都市「Hello, Again ~昔からある場所~」from消滅都市2曲が聴けるカバーソングシングルは要チェックですね。

Amazonだと1曲単位から買えるのもいいですよね。

ホントのお気に入りになっていれば、CDで手に入れたいところですけどね~。

ではでは残り2話となったアニメ消滅都市、ロストに残された秘密がどのように明かされていくのか、楽しみに待ちましょう!

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました