はじめまして、そしてこんにちは!
2020春アニメの放課後ていぼう日誌を担当させていただく、ジャム君です。
今さらながら、放課後ていぼう日誌1話から3話まで視聴したのですが、女子高生が釣り!
女子高生がキャンプする、ゆるキャン△を彷彿とさせられました。
残念ながら今の時期、楽しく釣りに出かけることもできませんし、キャンプに興じることもできませんが、自宅でアニメを視聴するのは自由!
ではあるのですが、放課後ていぼう日誌4話のテレビ録画がないな… 録画失敗したかな?
と思ったら、新型コロナウイルスの影響で、4話以降は放送延期なんですってね。
放送再開を願いつつ、放課後ていぼう日誌3話まで、ジャム君なりの解説や考察、そして感想を書かせていただきます。
また、ジャム君は釣りには詳しくありませんので、詳しくネタがわかる方は、ぜひコメントを残していってください!
放課後ていぼう日誌1話で使っていた仕掛け
放課後ていぼう日誌の主人公・鶴木陽渚が、1話でていぼう部の部長・黒岩悠希に最初に出会ったときにやったのがタコ釣り。
本人はタコが釣れるなど、夢にも思っていませんでしたが……
タコ釣りに限りませんが、釣りには「仕掛け」と呼ばれる、簡単に言ってしまえば「魚釣りの道具」が必要となります。
別にジャム君も詳しいわけではありませんが、超大雑把に分類すると、針だったりオモリだったり浮きだったり、針の周りの道具をまとめて「仕掛け」と呼びます。
その道具にもいろいろあり、針がついていれば何でもいいわけでなく、釣りたい魚に合わせて仕掛けも変えないと、狙った魚は釣れません。
タコ釣りの仕掛け
タコ釣りに使われていたのが、この仕掛け。
出典:放課後ていぼう日誌/4月8日放送/TOKYO MX
リアルでも似たような仕掛けは売られており、見た目も結構似ていますね。
ちなみに、この仕掛けは「タコ釣り向け」として販売されています。
タコ釣り向け、として販売されてはいますが、「タコしか釣れない」わけでもないのが、釣り具の面白いところ。
そして、形状は似ていても、こちらの仕掛けはタコにも使えますが、大型回遊魚やタチウオ向けに売られているようですね。
タコ釣りにも使うことはできますので、悠希がどっちのタイプに近いものを使っていても、問題はなかったと言えます。
このどちらかを仮に使ったとすると、陽渚がタコを釣り上げたあとに仕掛けが地面に触れていましたが、形状はほぼ保ったままでしたので、前者のほうが近いでしょうかね。
大がかりな漁だったり、ガンガンタコを狙いたい漁師であれば蛸壺も使うでしょうが、「釣り」として個人が楽しむのであれば、このようなたぐいの仕掛けが向いているわけです。
ていぼう部は、あくまでも釣りを楽しむのですから、専用の道具や大がかりなものは必要ない、とも言えるでしょうね。
小アジ釣りの仕掛け
放課後ていぼう日誌1話で、ていぼう部への入部を断ろうとしながらも、連れ出されて釣っていたのが小アジ。
出典:放課後ていぼう日誌/4月8日放送/TOKYO MX
小アジ釣りで使われていたのが、上カゴタイプのサビキ仕掛けです。
カゴが上についているタイプと下についているタイプ、サビキ仕掛けには2種類ありますが、放課後ていぼう日誌アニメ中でも使われていたのは、コマセを上から降らせる上カゴタイプでした。
ちなみに、コマセというのは、帆高夏美が作っていたようなエサのことです。
ていぼう部の活動資金となる部費の面や、部の活動内容から行動が限られているのかもしれませんが、魚影が濃いあの堤防ならば、お手軽なサビキ釣りが妥当でしょう。
コマセは撒き餌として使われるものであるため、後述のカゴ釣りなどでは、コマセのほかにも付け餌を使うことがあります。
陽渚が思わず鼻をつまんでいたほど臭うコマセは、なるべく手を汚さずに済む既製品を購入することも可能。
マルキューのようなチューブに入ったコマセは、チューブでサッと解凍されたコマセを注入できるような便利グッズですね。
夏海がやっていたように毎回作るのは面倒ですし、使い切らなかったら生ゴミになってしまいますし、かといって足りなくなったら釣りが中断してしまいますからね。
初心者向けに、釣り竿とサビキ仕掛けなどのセット品も販売されていますので、海釣りの中では難易度が低く、陽渚をていぼう部から逃さないために釣りの楽しみを伝えるには、絶好の獲物だったとも言えるでしょう。
また、釣り竿を振るのであれば、毎回必ず後方確認し、安全を確保して楽しい釣りをしてください。
針につけるエサは?
釣りと言えば、針にエサをつけるメージですよね?
ですが、サビキ仕掛けでは、基本的にはエサを付けません。
出典:放課後ていぼう日誌/4月8日放送/TOKYO MX
アニメを見てみると、針にエサがついているように見えますが、これは疑餌と呼ばれる偽物のエサです。
種類もいろいろありますし、見た目も異なるものがありますし、自作もできるのですが、これも市販品があります。
アジを狙うのであっても、サビキ仕掛けを使うサビキ釣りではなく、カゴ釣りで沖にいる大物のアジを狙うのであれば、針にエサを付けるのが一般的。
ですが、放課後ていぼう日誌1話では、沖へ遠投ではなく、仕掛けを垂らしただけでしたので、サビキ仕掛けを使っており、さらに疑餌であると判断できるわけですね。
そもそも、小アジを針から外すシーンで、一見エサに見えるピンクの物体が、ついたままになっていましたし、ラストの今日のひと言で陽渚が「サビキ釣り」って言ってましたし。
出典:放課後ていぼう日誌/4月8日放送/TOKYO MX
「釣ったのに、エサそのままじゃーん!」
という作画ミスではなく、疑餌なので、小アジどころかどの魚でも食べてないのが正解です。
放課後ていぼう日誌2話で使っていた仕掛け
放課後ていぼう日誌2話でも、釣りがテーマのアニメですので、仕掛けが出てきていました。
もちろん、使っている仕掛けも違います。
2話はキャスティングの練習でしたので、よく見るものだったのでは?
ルアー
放課後ていぼう日誌2話のキャスティング練習で使われていたのは、ルアーです。
出典:放課後ていぼう日誌/4月15日放送/TOKYO MX
ルアーにもいろいろと種類がありますが、メタルジグという種類のルアーなんじゃないかと。
ルアーの種類としては、
- ポッパー
- ペンシルベイト
- フローティングミノー
- シンキングミノー
- シンキングペンシル
- バイブレーション(メタルバイブ)
- スピンテイルジグ
- メタルジグ
などといったものがあり、下に行くにつれて水深が深い場所に適したルアーになっています。
また飛距離にも違いがあるため、釣りたい魚によって、見た目だけでなくルアーの種類から選び方が異なってくるわけです。
なぜメタルジグ(通称:ジグ)なんじゃないかと考察したかというと、夏海にヒットした際、いい音がしていたこと。
ジグは金属製で重量があり、飛距離も伸びやすく、沈みやすいのが特徴のルアー。
そして、陽渚が海へキャスティングしたときに、自然と沈んでいったので、軽くて浮いてしまう「ポッパー」「ペンシルベイト」「フローティングミノー」はない。
あるとするなら、万能型な「シンキングミノー」でしょうかね。
夏海にヒットしたときの音を除くと、ジグよりシンキングミノーのほうが有力説。
シンキングミノーのほうが飛距離と狙える水深はジグに劣りますが、沈みすぎて根がかりすることが少なく済み、初心者でも扱いやすくなっています。
キャスティングの注意点
大野真が放課後ていぼう日誌2話の今日のひと言でも言っていましたし、本編でも言っていましたね。
出典:放課後ていぼう日誌/4月15日放送/TOKYO MX
これは、釣り人のマナーです。
堤防釣りだけでなく、どこの釣り場でもね。
キャスティング、つまり釣り竿を振る前には、後ろに人がいないか、危なくないかを必ず確認しなければなりません。
これを怠ると、ただ近くにいただけでも、夏海のようなひどい目に遭います。
出典:放課後ていぼう日誌/4月15日放送/TOKYO MX
むしろ、こんなのは序の口。
悠希の機転で「危ない」とフック(針)を外していたおかげで、夏海の被害はこの程度で済んでいます。
もしフックを付けたまま夏海に当たっていたら?
はい、魚を釣るようにできている針が、夏海の頭に突き刺さったことでしょう。
そんな事件を起こさないためにも、後方確認は、面倒でも毎回する癖をつけましょうね。
放課後ていぼう日誌3話で使っていた仕掛け
アバンでマゴチのことを調べ「変な顔」と言っていた、放課後ていぼう日誌3話にも、仕掛けが出ています!
むしろ、今後釣り具のたぐいが出てこない回はあるのでしょうか?
いやいや、「放課後ていぼう日誌」ってタイトルのアニメなんですし、釣りがないなんてことはないでしょう、きっと。
ソフトルアーとジグヘッド
マゴチを釣るために使っていたのが、ソフトルアーとジグヘッドです。
出典:放課後ていぼう日誌/4月22日放送/TOKYO MX
ソフトルアーも2話で使われたルアーの一種ではありますが、大きく違うのは、ゴム製ということと形状によって釣れる魚が異なることです。
マゴチを釣るためでしたので、小魚型のソフトルアーを使っていましたが、ほかの魚を釣るために、ミミズのようなものやエビのようなものも販売されています。
要するに「釣りたい魚が食べてるものに似ている」形状の疑似餌として最適なソフトルアー(ワーム)を選択し、使うことになるわけですね。
当然、釣ろうとしている魚が食べないようなものをいくらぶら下げても、見向きもしてくれません。間違って食いついちゃうアホなお魚もたまにいるでしょうが……
釣りのマナー
放課後ていぼう日誌3話の今日のひと言で夏海が言っていたのは、実にいいひと言でしたね。
まあ、釣りに限ったことではないんですけど、実際多いみたいですよ、ゴミって。
アニメ放課後ていぼう日誌の中でも、ちょくちょく釣り人のマナーについては触れてくれているのですが、尺の都合か描写がちょっと少ない!
ということで、意外と多い釣り人のマナーにも触れておきましょう。
これから釣りを始める方はもちろん、すでに釣りをしている方も忘れていないか確認してみてくださいね。
ゴミは持ち帰ろう
ゴミは持ち帰る!
これが、釣り人のマナーです。というか、釣りじゃなくても、そこらへんにポイポイゴミを捨てるのはダメ。
空き缶然り、余ったコマセ然り、使えなくなったルアー然り。
自分で出したゴミは、全部持ち帰って、家で処分しましょう。
「途中のコンビニで捨てちゃおう」なんていうのもダメですよ?
近くに自販機があって、そこで買った飲料のゴミを備え付けのゴミ箱に捨てる、というのはOKでしょう。
ですが、持ってきた飲み物であれば、そんな備え付けのゴミ箱があっても持って帰ると親切です。
あまりにひどいと、釣り場が汚れて魚がいなくなるばかりでなく、釣り自体が禁止されてしまうことにもなりかねません。
後方確認は忘れない
くどいようですが、やらないと大怪我につながるのが、後方確認です。
放課後ていぼう日誌のアニメ中だと、尺や作画の都合もあるのでしょうが省かれているシーンが結構ありますが、人がいないはずでも後方確認!
車の運転でもそうですが、油断しているといつの間にかそこに人がいた、なんてケースもありますので、油断せずにキャスティングの前には、必ず後方確認する癖をつけるのが釣り人のマナーです。
もし怪我をさせてしまったら、意図的ではないにしろ、傷害罪に問われる恐れもありますし、何より被害者の方に申し訳がありません。
釣り人が互いに気をつけているからこそ、怪我をすることなく楽しい釣りができるんですからね。
針の返しは潰す
釣り針の返し(バーブ)で、食いついた魚が逃げにくく設計されているのですが、誤って人に刺さると大変なことに!
そんな針の返し(バーブ)を潰す、もしくは針の返しがない(バーブレス)のものを使うのが、現代的な釣り人のマナーになってきています。
バーブレスならば、もし誤って人に刺さってしまっても、返しがないため、抜くのがかんたん。
ただ、怪我をすることに変わりはありませんので、やはり後方確認は怠ることができません……
割り込まない
放課後ていぼう日誌だと、ていぼう部の部員たちしか今のところ出てきていませんので、割り込みが発生していませんが、リアルだとなかなかそうもいきません。
とくにメジャーなスポットだと、釣り人もたくさんいますので、釣り人のマナーとして、一定のスペースを取っている人と人との間に割り込むのはやめましょう。
お隣さんと波や川の流れで、糸が絡まったりしないよう、またスペースを詰めすぎて互いが狙う魚が同じになってしまうことをできるだけ避けています。
ある程度の間隔を取って釣りをしないと不自由になってしまいますので、勝手に割り込んで釣りを始めるのは、釣り人のマナー違反になっていまいます。
スペース的なことがよくわからないのであれば、必ず声をかけて、迷惑にならないことを確認した上で、間に入れてもらいましょう。
コミュニケーションを取ろう
間に入れてもらうのもそうですが、両隣の釣り人さんに声をかけたり、挨拶をしたり、釣り人の世界でも最低限度のコミュニケーションを取るのがマナーの一つです。
川釣りなんかだと、釣った魚でバーベキューをするような方もいるようですが、無愛想でマナーの悪い釣り人だと、誘ってもらえることはありませんよね。
自分でバーベキューをしていても、そんなマナーの悪い方を誘って、楽しくバーベキューや釣りができると思いますか?
釣りの世界でも、無愛想ではいけません。
コミュニケーションが苦手でも、最低限度のコミュニケーションは取って、皆さん気持ちよく帰れるようにしましょうね。
意味なく叫ばない
放課後ていぼう日誌2話のキャスティング練習で、陽渚がかけ声を出してキャスティングしていましたが、釣り人のマナーとしてはNG行為。
釣り場で、意味もなく叫ぶようなことは避けましょう。
魚が逃げてしまいます。
ですが、自分の存在を認識してもらうために「挨拶」をしておくことや、後方確認の手助けに「後ろとおります」という声かけでしたり、耳が遠い方に「自分の存在を認識してもらう」ためでしたら、ボソボソ声より大声のほうが好まれます。
それに自分の身の安全も確保しやすくなるでしょう。
なぜかというと、たびたび「後方確認!」と言ってきましたが、リアルでも忘れている方は多いようなんです……
出典:放課後ていぼう日誌/4月15日放送/TOKYO MX
そんな後方確認を忘れている耳の遠い方の後ろを通るとき、なんにも声をかけないのと、気づいてもらって後ろを通るのとでは、リスクが大きく変わります。
自分のためだけでなく、相手のためでもあるため、お互い「声かけ」はできるといいですね!
これも、コミュニケーションの一種と言えますね。
キャスティング練習していた陽渚ほどノーコンで夏海にルアーぶつけてくるほどだと、声かけてもあんまり意味ないですけど(爆)
コミュニケーションや安全のため、意味のある叫びならばいいですが、魚が逃げやすくなってしまいますので、陽渚のキャスティングの練習で上げていたかけ声のように、周りの迷惑になりやすいことは避けたほうが、ムダなトラブルに見舞われにくくなりますよ。
自分が使える釣り場か確認しよう
釣り場によっては、すでに釣り人がいて空きスペースがあっても、あなたには釣る権利がない場合もあります。
これはマナーと言うより、ルールですね。
たとえば釣り堀。一般的には有料で、お金を払わないと中に入って釣る権利がありません。
自分で持ち込む釣り具が禁止されているケースもあるでしょう。
ほかにも川釣り。釣ってもいい時期が決まっており、釣りOKの時期でも遊漁券(釣り券)を買わないと密猟になってしまい、見回りの方に追い出しをされてしまうことも。
堤防釣りを含む海釣りでも、釣りが禁止されているエリアが設けられていたり、有料の公園として開放されているケースもあります。
もちろん勝手に入って釣りをしたら密猟や、不法侵入に問われる恐れがあります。
「そこは釣りをしてもいい場所なのか」
というのは、釣りをしに行くにあたって、最初に調べておきたいところですね。
放課後ていぼう日誌1~3話の感想
放課後ていぼう日誌の1話から3話まで見た感想として、意外と釣りアニメ感。
もっとツッコミどころ満載のアニメかと思いきや、ちゃんと釣りしてるような気がします。
ガチな人から見たら、ツッコミどころ満載なのかもしれませんけどね。
ただ残念なことに、放課後ていぼう日誌の中ではガンガン釣れていますが、ガチの釣りブログをやっているような方のお話を覗くと、釣れるからといって遠くまで激戦区の釣り場に行っても、費用対効果は悪いようです。
ガソリン代や高速道路の利用料金、駐車場代、長旅ならホテル代など、近場で釣るよりもいろいろなコストがかかりますからね。
そんなことを考えると、釣り場が近くにあるていぼう部は、恵まれているんだと思います。
今は外出自粛が続いていて、釣りに行くムードではありませんが、落ち着いたときには放課後ていぼう日誌の続きの再開と、リアルでマナーのいい釣りができるといいですね!