どーも、今週も
Caligula-カリギュラ-担当のジャム君です。
前回は、メビウスがμとアリアが創造していたこと、デジヘッドは洗脳されていることが判明し、そして送辞をしていた
今回カリギュラの5話では、そんな柏葉さんと、従えていたミレイの対決シーンが熱かったですね。
若干ホラー要素もありそうな遊園地に行った組と、探しものをする組、それぞれがメビウスの異変に気づき始めた回だったのではないでしょうか。
オスティナートの楽士が行う洗脳
前回4話でオスティナートの楽士が洗脳を行っていることが明らかになりましたが、今回5話に出てきたシーンはより強烈でしたね。
と言いますか、カリギュラの世界ではこんな洗脳方法でいいんでしょうか。
てっきり、もっと言葉巧みに洗脳していたり、特殊能力で洗脳していたりするものだと思っていましたよ。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
原始的すぎる!(爆)
コクってラブラブピッタンコというイベントに釣られたとはいえ、女の子にホイホイついて行ってこんな洗脳を受けているって、自業自得な気もします。
これ、メビウス内だから洗脳されているだけで、現実世界だったら
この世界の住人、危機感というものはないんでしょうか……
理想の世界だから危機感を抱かない?
メビウスは
これまでジャム君は何度も言ってきましたが、願いが思ったとおり素直に叶うとは限りませんけど。
それでも形式上は願いがかなっている世界ですし、鼻からラーメン垂らしていたスイートPなんて、ほぼ思いどおりに転生できた雰囲気がありますよね。
あ、スイートPは3話に出てきたこいつです。
出典:Caligula-カリギュラ-/4月22日放送/TOKYO MX
衝撃映像なので、すぐに思い出せますかね。
いやー、もっと可愛いシーンもあったんですけど、中身おっさんでしょ。
ジャム君もおっさんですけど、おっさんの可愛い姿拝んでも、メビウスの仕組みを考えると悲しくなるだけなんで……
話を戻しますと、μとアリアが創った理想郷になるはずだった世界がメビウスですので、自分に害がある存在が発生するのは考えにくいんですよね。
例えば、いじめられっ子がいじめられない世界を望んでメビウスに来たのに、いじめっ子がもっといじめたいとメビウスに来ていじめられっ子をいじめるような願いの衝突は避けるような構造になってると思われます。
そのような衝突が起きてしまった場合、カリギュラ5話の柏葉とミレイの対決で見られたような洗脳からの脱却や、反撃の手段が用意されるのではないでしょうか。
美笛の母親はどこにいた?
カリギュラ5話最大の謎とも言えそうなのが、美笛の母親の居場所でしょう。
もちろん本物の方ですよ。
守田鳴子の力を借り、ゴシッパーで集めた情報から本物の母親に会うことはかないました。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
どこかのマンションにいたようではありますが、果たしてどこに隠れていたのでしょう。
視えていないだけで自宅にいた
美笛が母親が元気になっている上に、顔がデジタル状になっていることに気づき家を飛び出していたのが、2話のお話。
その時に美笛が住んでいると思しきマンションの外装が見えていました。
出典:Caligula-カリギュラ-/4月15日放送/TOKYO MX
まあ、これがメビウス内での美笛の家と考えておくのが妥当でしょうね。
そして今回、美笛の母親に再開することのできたマンションがこちらです。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
外装は非常によく似ており、実際には同一なのではないかと睨んでいます。
見た目上はやや異なりますが、ベランダ側と玄関側の違いなだけ、と言われてしまえば「そんな気もする」レベルの違いですし、何よりμも言っていましたが町の外の世界は未完成です。
つまりは、今いる町の中に母親がいないとおかしい、ということになってしまいます。
ということは、願いが叶い元気な母親に置き換わっているように「視えていた」だけで、実際に美笛に声をかけていた、そこにいたのは、あのやせ細った美笛が探していた元の母親だったと考えると筋はとおりそうです。
密かにμに願いを叶えてもらっていた
μ「ごめんね、この先はまだ創ってないんだ。今のあたしには、メビウスをここまで創るのが限界なんだ。でも…他のものなら何でも創ってあげるよ。なにがいい? 新しい家族? 友達? それとも……」
オスティナートの楽士メンバーも十分にその力を享受しているようですが、こっそりとμに願いを叶えてもらっていれば、簡単に元の母親に会うことはできるでしょう。
だって、何でも創れるんですから。
顔はデジタル状になるはずですが、美笛がそれで幸せだと感じメビウスに満足したのならば、気づいている人間であった美笛にも、普通の顔に見えることでしょう。
鳴子にはデジタル状の顔の母親に抱きついてる美笛、というシュールな絵面に視えていたことになってしまいますが。
柏葉琴乃が思い出したコト
カリギュラ5話のもう一つの見どころと言えば、柏葉琴乃(CV:村川梨衣)とミレイ(CV:中村繪里子)とのタイマン勝負で式島に迫ったとき、柏葉さんの様子が急変していたところですね。
ヤンデレなんてレベルではなく、完全にやばい人です、これは。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
こんな姿を見ていたら、正直どちらにも票を入れたくないです……
ですがそんな凶暴性を見せてしまったのも、現実世界にいる「たっくん」との間にあった出来事が原因っぽいですね。
たっくんとの間にある問題
柏葉さんとたっくんは、思い出したシーンを見る限り、交際をしている、また同棲をしているといった間柄と考えられます。
仲の良さそうな写真が飾られてはいましたが、手を振り上げるシーンも見られ、DVに悩むような関係であったとも言えます。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
式島の態度にイラつき手を振り上げていた、このことを思い出したあとは式島に「もう離さないからね」と優しく抱きしめていたことを鑑みると、暴力を振るっていたのは「たっくん」ではなく「柏葉琴乃」の方だったのではないでしょうか。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
部屋の中に目をやると、食器は洗われずに水につけたままになっており、瓶や缶もそこらに放りっぱなし、服も散乱しています。
また机の上に置いてあるのは通帳と請求書で、家計は火の車状態であったとも思われる状況です。
少なくとも、一般的には幸せなカップルではない、というのが明白な記憶ですよね。
幸せの定義なんて人それぞれですので、そんな状況でも元いた世界に戻りたいと願うのであれば、それが柏葉さんにとっての幸せなんでしょうけどね。
柏葉さんが暴力的な原因
まだ柏葉さんが思い出したことを赤裸々に語ってくれているわけでもないので、ジャム君の想像にもなりますが、柏葉さんが暴力的なのには次のような理由があるからだと考えられます。
- 借金がある
- 借金はたっくんが作った
- たっくんが働かない
- たっくんは優柔不断
こんな甲斐性なしの男と一緒にいる世界が現実、と思われます。
その経験から、式島がすぐに答えを出せないところにもイラ立ちを覚え、現実世界と同じように暴力を振るいそうになったところでふと目が冷めた、といったところなのではないでしょうか。
「働いて借金返せよ、このダメ男!」というやり取りが頻繁に行われていたのが現実であるからこそ、ミレイは「そんな男のいる現実に戻ったところで、待っているのは絶望だけよ!」と言い切ることができたと考えられます。
ミレイもまた、柏葉さんと同じような境遇にあったため、メビウスでは男どもを多数従え、女王様気分でいられるよう願ったのかもしれませんね。
実は式島は大して現実世界に固執していない?
ミレイとの勝負の末に、柏葉さんはカタルシスエフェクトを手にすることができましたね。
式島の前に出てきているカタルシスエフェクト持ちは、これで2人目でしょうか。
出典:Caligula-カリギュラ-/5月6日放送/TOKYO MX
アリア「琴乃~! 心の底から叫ぶの~!」
柏葉「あたしは現実に帰って、たっくんに会いたい」
カタルシスエフェクトを手に入れるために、アリアは「心の底から叫ぶ」ことを指示しているだけで、ヒーロー物のような特別な素質なんてものは必要そうには見えません。
ですが式島がカタルシスエフェクトを欲した時には、「ユーはちょっとまだかもなぁ」とバッサリでした。
これって要するに「式島は心の底から帰りたいと思っていない」ということに通じているような気がしています。
現実世界に本当に帰りたいのか、それともメビウスに留まりたいのか、今回5話の遊園地で見せていた一面のように心が揺れ動いているため、式島には「まだ」使うことができないのでしょう。
音楽準備室に最初に顔を出した人間であるにもかかわらず、実はそこまで現実世界に固執しているわけではないというのが、現在の式島と思われます。
Caligula-カリギュラ-5話の感想
話が進めば進むほど、ヒントは散りばめられているはずなのに、わけがわからなくなっていく!
あながち、1話につけたタイトルは間違っていなかったかも?(笑)
もうすぐ折り返し地点のカリギュラですが、オスティナートの楽士がどこまでやり手なのかも、メビウスからの脱出の糸口はあるのかどうかも未知数ですね。
ゲーム機持っていたら、これゲーム買っていたところですよ。
さ、さすがにゲーム機から一式揃えるのは……今は勘弁してください!
それでは、また次回!
コメント
カタルシスエフェクト発動した琴乃さんにはノータッチなんですねw
フラッシュバックした映像から琴乃の現実世界側の様子など色々と考察できそうな要素があったと思うんですが
様々な理由がありまして、初稿ではノータッチです。
おっしゃるとおりの要素が詰まっているポイントですので、追記更新するとすればメインで更新したいところですね。
洗脳が原始的すぎるのは、普通の洗脳ではまた解けてしまう可能性が高いからでしょうね
ちょっと原作のネタバレになりますが、違和感を覚えている人間は実は少なくないんですよ
始業式でも結構いたのを覚えていると思います
24時間音楽付けみたいな感じでがっつり洗脳しないと連鎖で他の人まで正気に返ってしまうかもしれないですからね
>この世界の住人、危機感というものはないんでしょうか
一応楽園ですし、持たせてもらえない可能性はあるんじゃないかな・・・
なにせ望みがなんでも叶う世界です
なーさんは原作プレイ済みですか、うらやましいです。
確かに始業式でも逃げ延びているメンバー以外に、結構な数が気づいて逃げていましたからね。
それを原始的な洗脳でも抵抗されつつ強力にしちゃうあたり、普通の洗脳じゃダメだった過去があるのかもしれませんね。
μの歌声にデジヘッドは敏感に反応していますし、軽微ながらも歌声に洗脳効果がありメビウスに違和感を覚えないようさせられていたりして、なんて想像にも駆り立てられます。
やがてはテレビの前にいる我々にも…恐ろしや!
>メビウス住人に危機感はないのか?
はっきり言ってしまうとありませんw
要するに理想世界に甘やかされまくって自制心とか思考力とかが蒸発しちゃってる状態なので
だから思考も言動もどんどんノリ重視かつ場当たり的かつ極端になります
ギャグシーンですが次々とミレイの足元で敷物になったり琴乃に構ってもらうために飲みものこぼしまくる男子生徒たちも何で揃ってあんな頭悪い事してるのかの背景にある原理は一緒です
なるほど。
そう考えると、いまこの(リアルな世界の方の)現実も(カリギュラの世界の)現実も、思い通りにならないことのほうが多いからこそ、自分で考えて生きていく、共存共栄の道を探そうとするといったニンゲンらしい行動ができるのかもしれませんね。
メビウス1日体験コースくらいはリフレッシュになりそうですが、ノンストレスばかりだとだめになっちゃうんですねぇ。
他国と比べ安全大国であり危機感の薄い日本人ですが、楽観的に社会情勢を見ないようしなければならない、という教訓にもなりそうなのがいいですね!