フルメタル・パニック! Invisible Victoryが毎週楽しみですね!
フルメタ4期担当のジャム君です。
前回は傭兵である宗介と、民間人であるかなめに垣間見える認識のズレを、今期からフルメタに入った方でも気づけていたかと思います。
今回3話ではメリダ島に襲い来るベヘモスとの戦闘もさることながら、変わりつつある2人の関係性も気になる回になっていました。
妖精の目
おや、これはフルメタ4期にして初めて出てくる機能ですかね。
いや、前期まででも量産に向けてテストは行っていたのかもしれませんが、このようなシーンはなかった気が。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月27日放送/TOKYO MX
何よりクルツが「こいつは使える」って言ってますしね。
今までに使った経験があるのであれば、そんな発言はしないはずです。
その他の基本機能やフルメタ用語についても順次更新していきますので、わからない単語はおさらい記事も参考になさってくださいね。
妖精の目とは
妖精の目はおさらい記事でも触れたとおり、ラムダ・ドライバに対抗するため作られた観測装置です。
あくまでも観測装置なので、ラムダ・ドライバを搭載しメリダ島を襲撃しに来たベヘモスを倒すのは、妖精の目を使って得られたデータから立てられる戦術と、それを実行する実力あってこそと言えますね。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月27日放送/TOKYO MX
まだ情報が少ないですが、色が赤いエリアほど警戒レベルが高いラムダ・ドライバでの注意が向いているエリアで、青や白に近いほど意識が薄く力場が薄いエリアであると考えられますね。
またパイロットの能力にもよりますが、全身をくまなくラムダ・ドライバで保護するためにはとてつもない集中を継続し続けなければならないため、ベヘモスほど巨大なAS(アームスレイブ)だと、より集中力が求められてしまいます。
そもそも今回襲ってきたベヘモスって、1期のころから改良がなされていないのであれば、ラムダ・ドライバありきで動かせるASであり、重量過多でパージされないよう、ただ動かすだけでも集中力が下がってくると警告されますからね。
それも加味するとベヘモスって、宗介が使うアーバレストよりも、同じ集中力でも全身を防御するのは「巨体だから難しい」と考えるのが筋でしょう。
命令無視をするウルズ6の意図
ミスリルは傭兵部隊ではありますが、テッサが大佐なのをはじめとして、テッサ率いる部隊の隊員も階級を持っています。
それこそ軍と同じような関係性であり、上官の命令は絶対、というのが基本です。
ですが、ウルズ6(シックス)の名を持つクルツは、カリーニン少佐からもテッサからも帰投するよう命令されたにもかかわらず、これを無視しました。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月27日放送/TOKYO MX
URUZ6(ウルズ シックス)には、どんな意図があり命令に背くようなことをしてしまったのでしょう。
ウルズ6はチャラ男だが任務はこなす
ウルズ6を拝命しているクルツは、フルメタ4期になってからは1話でマオと初めて合流した時に見せた程度にしかチャラくないですが、フルメタ1期から見ている方にとってはお馴染みのチャラ男です。
1期でかなめの護衛任務をした時には、かなめと恭子をナンパしていましたし、ダナンの誕生日パーティーで行われたビンゴ大会では、1位にテッサのキスをプレゼントさせ、さらには勝手に行っていた敗者復活戦用にテッサ愛用の下着まで提供させようとするレベルにチャラいです。
あ、キスは実行されましたが、下着の件はマオに見つかり没になってます(笑)
そんなチャラ男具合を見せるクルツですが、任務中にかなめと恭子をナンパしたのは「自然と仲良くなり近くにいたほうが護衛しやすい」という合理性を取ったまでですし、ビンゴ大会は任務中ではありません。
いざ任務となれば切り替えはすばやく、どうやって任務をこなすのが最善であるのか、考えることはできるのがクルツです。
実際今期の1話でも、アラートが発令されれば読んでいた雑誌を放り投げ、マオをからかってはいましたが、即集合しています。
このあたりからも、チャラ男だけど任務はこなすことが伺えるんですよね。
それを基に考えると、命令に違反したのはミスリルに反抗精神があるわけではなく、前回銃を向け意志の強さを見せたテッサの最初の命令を、自分の命を投げ売ってでもほかの隊員に守らせるべく盾になる、チャラ男ながらも勇者っぷりが垣間見える部分なのかと思います。
失った仲間の責任を感じた
クルツはウルズ6として部隊の指揮を任され、迫りくるベヘモスの1機を倒さねばなりませんでした。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月27日放送/TOKYO MX
そんな中、最初の奇襲が失敗し、ウルズ8がベヘモスへ突撃していったこともあり、クルツの報告によれば「ウルズ8は戦死」とされていました。
「バカ野郎……」と非常に悔しそうにしていましたよね。
ただ似たような状況でマオもベヘモスに押しつぶされた経験がありますので、スペック(ウルズ8)はまだ生きている可能性も高いでしょう。
単なる物理攻撃か、ラムダ・ドライバのおまけ付きか、というところでウルズ8の生存は絶望的とクルツは判断したのかもしれませんね。
だって、マオが押しつぶされた現場にクルツもいたんですから。
差はわかるはずです。
今回はラムダ・ドライバのおまけ付きでしたので、単分子カッターで指を狙ったところで、脱出のチャンスはほぼほぼなかったでしょうけどね。
このあたりはフルメタ1期を見直さないと、ベヘモスとの最初の攻防はなかなか想像しにくいかもしれません。
「自分の指揮のせいで仲間を失った」
「自分の狙撃ミスのせいで仲間を失った」
そうクルツがウルズ6として悔やんでいるのであれば、テッサやカリーニン少佐からの命令に背いてでも、メリダ島基地や仲間にさらなる被害を出すことを防ぐため、空挺部隊や残存しているベヘモスとの交戦を続ける選択をしても、不思議ではありませんね。
「顔向けできない」とは、この戦闘で命を落としていると思われるキャステロ中尉やスペック、生き延びているのか不明なマオといった隊員に対して放った、クルツなりの思いやりなのでしょう。
ウィスパードの能力が強さを増している?
ウィスパードであるかなめですが、フルメタ4期になってから以前よりその強さを増しているのではないでしょうか。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月27日放送/TOKYO MX
そう考えるのにも、しっかりとした理由があります。
それは3話Bパートの中で、かなめは宗介にとある告白をするシーンがあるからです。
その根拠とは
フルメタ4期に入って、舞台がハンカ自治州や香港などから日本での戦闘にまで発展してきたこともあるのでしょうが、かなめはこんなことを言っていましたね。
かなめ「怖いの、あいつらも、自分の力のことも。最近知らなかったこともどんどんわかるようになってきてて、自分が自分じゃなくなってきてるみたいで」
かなめはウィスパードのことについてテッサに説明を受けていますし、自分がウィスパードと呼ばれる存在で狙われていることも知っています。
宗介も、かなめがウィスパードであると知っています。
「知らなかったこともどんどんわかるようになってくる」というのは、ウィスパードの能力がより強力になってきている証だと考えられるんですよね。
今回かなめは、ウィスパードということこそ口には出していませんでしたが、その力が強力になってきており、今までよりも知らなかったことがどんどん既に知っていた知識として表面化するのが怖い、ということを宗介に伝えたかったわけです。
宗介がウィスパードのことを知らない、もしくはかなめがウィスパードであると知らないのであれば意味不明なやり取りですが、どちらも知っていることですので、自分が抱える怖さを理解してほしいという、かなめの弱さが垣間見えるシーンでもあると言えます。
2人の大胆告白
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月27日放送/TOKYO MX
ですが、かなめは1期のころから宗介が気になる存在でしたし、今も愛する男性として見ていると考えてもおかしくはないでしょう。
フルメタの中でもなかなかお目にかかれない、宗介からの正直な心の内とかなめからの心の内。
2人とも好きになることや、好きであり続けることを怖く思ってはいるものの、大胆にもここで両思い宣言ですか!
まだフルメタ4期、始まって3話ですよ?
この戦いが無事に終われば、高校生活もまだ1年残っているんですし、めでたく結ばれるENDが待ってくれているかもしれません。
アマルガムが完全にいなくなったとしても、宗介は各種諜報機関からかなめを守るためという名目上、残り続けることは可能ですからね。
アマルガムとの戦闘でミスリルがあまりにも消耗してしまうと、資金力も戦闘力も大幅ダウンしてしまい、一時的に世界への影響力が大幅ダウンしてしまうことはありそうですけど。
「学校のみんな」のことも宗介は守りたい様子でしたので、クラマが捕らえている恭子救出も含め、課題は山積みでしょうかね。
フルメタル・パニック!IV(フルメタ4期)3話の感想
宗介とかなめの行く末も気になるところですが、とにかくメリダ島の基地は大ピンチ継続ですね。
そもそもラムダ・ドライバ搭載しているのは、ミスリル内には宗介が乗るアーバレストしかないはずなのですが、襲ってくるのは既にベヘモス3機って相当に不利ですよ?
ラムダ・ドライバ対策として妖精の目を搭載させてはいるようですが、ECSとECCSの関係のように無効化できるわけじゃありませんからね。
多少マシになる程度で、不利な状況なのには変わりないです。
マオはM9からは脱出していましたが、その後どうなったのやら。
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やはり1期から見直しておくと、ベヘモスやヴェノムといったラムダ・ドライバ搭載機との戦闘がどれだけ大変なものなのか、把握しやすい気がします。
フルメタ4期まで見直すには、GWを有効活用する必要がありそうですけどね(笑)
GWに暇ならば、好きな動画配信サービスで追いかけてみると、フルメタの世界観がよく分かると思いますよ。
たいていのサービスで無料期間がありますからね。
それでは、また次週の攻防を楽しみにしておきましょう!
コメント
>>スペック
残念ながらはっきりと死亡です。1期のマオは一応、機体の上半身は無事な状態で海に落ちたってだけ(だけといえばだけ)ですからね。
>>宗介の愛
これはラジオドラマで展開して、今回のBD1巻に収録される長編エピソード「踊るベリー・メリー・クリスマス」の事件の中ではっきりと自覚しています。「彼女が他の誰よりも大切だ。絶対に失いたくない」と。話の流れでテッサからの気持ちにも明確にケジメを付けたので、今回のアニメでテッサが宗介に恋愛的になびく事はもうありません。…因みに宗介もその事件の後告白するつもりがあったのですが、本人を前にしてギリギリで取り止め、とTSR(終わるデイ・バイ・デイ)最終話のかなめとの見事な鏡写しになていますw
あー、スペックダメでしたか……
あの状態で生きていたら、本当に奇跡的なんですけどね。メリダ島の基地でも、すでに多数の犠牲者が出ていますし。
宗介たちの愛の物語は、ラジオドラマで展開されていたんですね~。
聞いておけばよかった。゚(゚´Д`゚)゚。
今から聞くためには、円盤買いましょう!ってことですね(笑)
個人的にはかなめとテッサの宗介を巡るバトルも好きだったので、次はクルツあたりに恋のキューピッド様が現れてほしいと思っちゃいます!
もちろん、お笑い要員として。
また情報の補足や気になることなどございましたら、ぜひコメントしていってください!