はじめまして、そしてこんにちは。
フルメタル・パニック! Invisible Victory担当のジャム君です。
フルメタル・パニック! Invisible Victoryはフルメタシリーズの4期目で、待ちに待ったという方も多いのではないでしょうか。
ジャム君は原作こそ読んでいませんが、フルメタル・パニック!、フルメタル・パニック? ふもっふ、フルメタル・パニック! The Second Raidは視聴してきているので、基本的な知識は持ち合わせています。
ただ、今期からフルメタシリーズに触れる方にも楽しんでいただけるように、1話の今回はおさらい的要素も多めに進めていきますね!
フルメタの登場人物と用語
フルメタル・パニック! Invisible Victoryは4期になりますので、さまざまな人物や用語が登場しています。
フルメタ4期のアニメ内で同じ説明がなされることがない可能性も高いですので、こちらのまとめ記事を参考になさってください。
まとめ記事の中で、基本的な情報は4期になってわかったものも更新していきます。
わからない用語が出てきたら、まとめ記事を参考にしてみてください。
まとめ記事にも載ってないよ、というような用語でわからないものがありましたら、コメントをいただければ追記するかもしれません。
テッサとレナードはどうして顔を合わせた?
兄妹ながらミスリルとアマルガムという敵対的な組織に属する2人。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月13日放送/TOKYO MX
この兄妹の再会は、テッサが両親の墓参りをしている際の出来事でしたね。
その時の2人の会話がこうです。
レナード「意外だね、ここに来るなんて」
テッサ「私も意外です。あなたがまだ、父さんと母さんを覚えていたなんて」
レナード「それが問題なんだ」
この会話から推測できることとして、
- テッサは両親の墓参りをほとんどしていない
- レナード(アマルガム)はテッサが墓参りをしているか監視していた
- テッサとレナードの両親には未だ判明してない秘密がある
といったことでしょうか。
レナードの「それが問題なんだ」という言葉も引っかかりますしね。
そもそもなぜお墓参り?
両親のお墓参りをするのに理由なんて特に必要はありませんが、それは普通ならばのお話です。
テッサは話の流れから推測したところ、特に命日であったり、休暇であったり、特別な日であろうともお墓参りをしていたという感じではありません。
基本的にトゥアハー・デ・ダナン艦長で大佐という職業柄、気軽に休暇を取ることもできなければ、出撃しているのであれば命日でお墓参りをしたくてもできなかったとも考えられますけどね。
外伝という立ち位置ではありますが、ふもっふでは休暇を日本で過ごし、宗介やかなめも通っている陣代高校へ短期留学という日々を過ごしていたのはいい思い出です。
ただその際にマデューカス中尉が言っていたのは「溜まっている休暇」というお話でしたので、作戦行動中で本来取るべき休暇の消化ができなかった日もあったはずですが、メリダ島へ帰投した際にもまともな休暇を取っていないと考えられます。
だからこそテッサは両親のお墓参りをほとんどしていない、もしくは今までしたことがないのであり、アマルガムとの対立構造が深まると予測したテッサが、祈りの意味を込めて両親のお墓を訪ねたのかもしれません。
なぜレナードまで現れた?
もし、ジャム君の考察どおり、テッサが祈りの意味を込め、アマルガムとの戦闘でより被害が出ないように望んでいたのであれば、それを妨害したくなるのがアマルガムに属するレナードです。
双方に戦闘の意志がない、単なるお墓参りだったのであれば、人間の護衛は大佐でありウィスパードでもあるテッサに必要だったとは思われますが、AS(アームスレイブ)まで双方が用意している訳ありません。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月13日放送/TOKYO MX
しかもミスリル陣営のテッサはアーバレストを、アマルガム陣営のレナードはヴェノムタイプのASを用意してきているため、その場で使うとは考えにくいですが、双方ラムダ・ドライバを使い戦闘ができる準備を整えてきています。
これはテッサとしては予期していた事態でもあり、レナードとしては戦闘前のほんの挨拶代わりだったと考えられないでしょうか。
実際このあと、アマルガムによりミスリルを巻き込む大規模な攻撃が行われていますので、何の関係もなかったとは考えにくいシーンです。
「それが問題なんだ」の意図とは
レナードがテッサとの会話で口に出した「それが問題なんだ」という言葉。
どうにも引っかかるシーンですし、言葉でもありますよね。
わざわざそんな言葉があるシーンを1話のアバンに持ってきていたのですから、重要性は高そうです。
仮にテッサとレナードの両親に、未だ明かされていない秘密があり、それもウィスパードのように重要なのであれば、レナードが忘れることはないでしょう。
両親に秘密があっても、ささいな秘密で、忘れてしまっても構わないようなことなのであれば、アマルガムで活動するレナードが両親のことを覚えており墓参りにまで参じるのは、いささか疑問が残ります。
テッサ「あなたがまだ、父さんと母さんを覚えていたなんて」
レナード「それが問題なんだ」
というやり取りのとおり、レナードにとって両親のことを覚えているのは問題点なんです。
その問題点というのは、個人的な感情で父と母を忘れられないからではなく、忘れることのできない対象だからと考えたほうが自然でしょう。
つまりウィスパードのように喉から手が出るほどほしい秘密を抱えたまま眠りについてしまったため、両者がASで護衛をつけながら登場するほど、ミスリルとしてもアマルガムとしても、放ってはおけない存在なのが2人の両親であり、対立せねばならないのが問題であるという意味が込められていたのではないでしょうか。
ただそうすると、テッサが「意外」だと思うのはおかしい話になってしまうため、何かあるとは知りつつも、より詳しいことはレナードにしか知られていないのかもしれませんね。
アマルガムの攻撃意図
アマルガムはテッサが危惧するとおり、より攻撃的になっていました。
実際帰還したレナードたちが話していたこともそうですし、発生し始めた大規模な通信障害もアマルガムの仕業です。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月13日放送/TOKYO MX
このパニックを引き起こすだけでは、アマルガムにとってさほど大きな利益はありません。
ミスリルだけを標的にしたものではなく、民間も巻き込んでいるものですので、民族や国家からも恨まれ、場合によっては今後の活動資金や潜伏場所などの提供さえ拒まれる恐れがある非常に愚かな行為です。
ただこの攻撃により、かなめを自分たちの手にすることができれば、状況は一変するでしょう。
かなめが未だに持つ重要性
かなめの護衛任務は、宗介が「今までの給料の半分で働いてやる」と啖呵を切り、打ち切られるはずだった任務が継続されることになったものです。
マロリー卿も、優秀な人材は安く雇用したい、というのが本音なのでしょう。
だって、宗介たち傭兵の給料相場は明かされていませんが、それなりの額をもらっているはずです。
命をかけているんですから。
しかしながらその額を出していても、より高い額を出すアマルガムのような陣営がいれば裏切り者は多々出てきますし、傭兵部隊という構造の欠陥として今までのフルメタでも問題となっていました。
わざわざ宗介がかなめを護衛しているのは、情が移りつつあったというのもあるのでしょうが、もともとは彼女がウィスパードであるためであり、今回もウィスパードであるかなめ欲しさにレナードは家にまで押しかけてきていたわけですね。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月13日放送/TOKYO MX
かなめは拒否していましたが、レナードが提示していた条件って、生活環境が変わるだけだと考えるのであれば魅力的な待遇ですよね。
「ある程度の自由」しか与えられないということは、監視の目が常にあったり、元の生活に戻ろうとはさせない、ということなのでしょうけど。
やはりウィスパードのかなめを確保してしまえば、かなめの持つブラックテクノロジーでミスリルより優位に立つこともでき、世界的にも顧客ニーズが多い製品を作ることだって可能なのでしょう。
1期のガウルンのころからそうでしたが、いつの間にかウィスパードでなくなることはなさそうですので、かなめは一生怪しげな組織に追いかけられることが多そうな人生に思われますね。
フルメタル・パニック!IV(フルメタ4期)1話の感想
フルメタがフルメタル・パニック! Invisible Victoryとなって帰ってきたのは、喜ばしいことです。
正直なところ、ジャム君の担当作品の中でも個人的に注目度はかなり高いんですよね。
他の作品も面白いんですけど。
フルメタ4期の1話早々にテッサとレナードの対立画面が出てくるとは予想外でしたし、意外と早く攻撃を受け始めてしまいましたね。
通信状況も混乱を極め、現在メリダ島がどうなっているのかもよくわかりませんし、次週が楽しみでなりません!
その前に、無事包囲から脱出できるかも問題ですね……
それでは、また次週!
コメント
四期のフルメタ楽しみですね。bgmも背景も良さそう。ただ一点気になるのはキャラクターの表情がどこか能面で何か違う気が、、前作達と距離を感じてしまっています。
そうですねー、むむさんも4期フルメタ楽しみでしたか。
PVを見ても力の入り具合が伺えますよね!
前作のThe Second Raidですら、初回放送は10年以上、地上波での放送でももうすぐ10年経ってしまいますし、映像技術自体もだいぶ変わってしまいましたからね。
明るいシーンがほとんどありませんでしたので完全な比較はまだできませんが、1期から3期までと比べてみても、色使いが全体的に上品に変わってるような気がします。
あくまで主観ですけれども……
戦闘シーンも多めになりそうなストーリーのようですので、慣れてしまえば今どきのアニメとして繊細でよりリアルな描写のほうが合っているのを期待しながら見守りたいですね。