今週もやってまいりました、フルメタル・パニック! Invisible Victoryのお時間です!
お相手はジャム君が務めさせていただきます。
フルメタ好きの皆さまは、この記事が目に止まったら、ぜひとも読んでいっていただきたいですね。
さてさて、フルメタ4期となるフルメタル・パニック! Invisible Victory1話では、ミスリルの通信網も混乱し、最後には宗介とかなめの周りにも敵さんがいましたね。
そして今回フルメタ4期の2話では、メリダ島がどんどんと窮地に。
それとともに、逃げる宗介とかなめだけでなく、友人にも魔の手が!
フルメタの用語がわからない方は、おさらいもお忘れなく!
太陽風
アバンで問題とされていた太陽風によって起こされる障害は、フルメタの世界だけのお話ではなく、現実にも発生しています。
太陽フレアとよく呼ばれていますね。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
現実にも太陽ってあるでしょう?
黒点がどうだとか、活動が活発だとか、たまにニュースになったりしていますよね。
太陽フレアの影響は過去にも発生している。1989年にはカナダで大規模な停電が発生。2000年には日本のエックス線観測衛星が故障した。06年にはGPSの受信機が一時的に測位できなくなったり、精度が落ちたりするなどの障害があった。爆発の規模が大きい場合は、北海道北部などでオーロラが見える可能性もある。
引用:朝日新聞
正直、現実では「今のところ」ではありますが、フルメタ4期の世界で出てきたような大規模な障害にまでは至っていません。
それでも、可能性としては電気網への影響やフルメタ世界のような通信障害も、大規模な太陽フレアが発生すれば現実的にあり得るということになるわけですね。
現実の太陽フレアの強度分別
太陽フレアにも、地震と似たような強度分けをしています。
X(エックス)等級が一番強く、M(エム)、C、B、A等級とだんだん弱くなっていきます。
X10フレアだったり、M2フレアだったり、って使い方をしますね。
この等級はX線の強度で分類しているもので、電磁波の強さで分類しているものもあります。
それがHα等級と呼ばれているものです。
強度はB(ビー)が一番強く、N(エヌ)、F(エフ)とだんだん弱まります。
さらに付け加える要素として、4が一番放射面が広く、3、2、1、S(エス)とだんだん狭くなっていきます。
この2つの要素でHα等級は決定されるため、4Bが一番強く、SFが一番弱いってことになるんですね。
フルメタIV2話ではどれくらいの強さだったのか
マデューカス中佐は、この混乱が太陽風によって引き起こされていると知った時に、あまり顔には出していませんでしたが、疑いを抱いているようでした。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
マデューカス「太陽風だと? 確かなのか」
対空警戒士官「恐らくは。この障害は、太陽からの強力な電磁波によるものです。ここ数日、黒点活動が活発化していることは報告されていましたが」
マデューカス「だとしても、これほどの被害が起こり得るのか」
対空警戒士官「わかりません。観測史上でも、極めて稀な例だとしか」
マデューカス「稀か」
わかりません、って無責任極まりない発言な気がするんですが、太陽フレアで多くの機器が影響を受けていますから、通常であれば計測できていたはずでも、実際にわからなかったのでしょう。
というのも、「わかりません」と答えた彼女に対してテッサはなにも口を挟みませんでしたが、曖昧な報告をしてきたゲーボ5(ファイブ)に対しては「報告は明瞭にしなさい」と、自分の目の届かぬところで発生していることだからとも取れますが、指揮官として当然のことを言っていますよね。
実際に人為的に起こっていることであれば観測・見たままを正確に報告すればいいだけなのですが、自然災害が絡むものであると過去に例がない限り、それが例え人為的に起こされたのだとしても、その結果は予測するしかありません。
過去に起こったことがあるレベルなのであれば、何が原因でどの程度の被害が予測されるのかわかることですので、「起こり得る」か「起こり得ない」かはっきりしていたことでしょう。
つまりフルメタの世界でいま起こっている太陽風の障害は、過去にないほど大きなもので、言われているとおり起こったとしても「
現実に起こった太陽フレアだと、X28 3B等級のものが最強レベルだったようですので、それよりもより強いものだったと考えるのが妥当でしょう。
ベヘモスの襲来
ベヘモスお久しぶり!
そう言いたくなるのは、フルメタを1期から見ていた方でしょうか。
ジャム君は原作こそ読んでいませんが、アニメは1期から3期まですべて見て、今回の4期に来ているので、懐かしのベヘモスさんです。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
ベヘモスはAS(エーエス)の一種で、ラムダ・ドライバを搭載しているというお話は出ていましたね。
詳しい情報は後でおさらい記事に追加しようかな、どうしようかな、という迷いどころなのですが、ベヘモスが最初に登場したのはフルメタル・パニック!1期の11話。
宗介たちミスリルと本格的な戦闘になったのが、次の12話でしたね。
その時から宗介はラムダ・ドライバを搭載したARX-7、アーバレストに乗っていますが、機体の大きさはM9(エムナイン)やM6(エムシックス)と特段変わるようなものでもないので、人間から見たら大きな機体でも、ベヘモスから見たらお人形さんレベルの小ささです。
それくらい、ベヘモスって超巨大なASなんですよね。
その代わりに、ラムダ・ドライバを駆動させていないと巨体の重量に耐えきれず、パージ(バラバラ状態)されてしまうという欠点もある兵器です。
巨体を活かし、さらにラムダ・ドライバで普通のASなんて寄せ付けないため、ラムダ・ドライバの抜け穴を探るために以前の戦闘でダメージを与えたことのあるクルツに注目が集まっていたというわけです。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
ちなみに、以前は右頭部のバルカン砲の射出口を狙撃し、誘爆によるダメージを与えていましたが、フルメタル・パニック! Invisible Victoryに出てきたベヘモスにも通用するかは、3話以降のお楽しみですかね。
より熟練した乗組員が操縦していそうですので、ベヘモスで暴れまわることによる隙が以前よりも出にくく、苦戦する立ち回りを要求される気はします。
宗介とかなめの認識差
フルメタIV2話では、宗介とかなめの戦闘時における認識の差が露呈していました。
どんな境遇なのかを考えれば当然のことなのですが、平和ボケしている日本人だけでなく、ごく普通の民間人と傭兵との差が出ていそうです。
宗介の認識
宗介はミスリルの傭兵で、かなめを守るために日本に留まっています。
本来は帰還し別の任務だけに就くはずだったのですが、強気の態度で残留を志願したため、護衛任務続行も
ただ小さいころから紛争地帯を渡り歩いていた過去もあるため、傭兵というのもありますが、ちょっと変わった考えをしていました。
- 無関係な人を巻き込んでもやむなし
- 自分が生きるためなら何でもする
- かなめを守るためなら何でもする
- 任務ならば命を落とすことがあっても当然で仕方がない
- 自分は使ってもかなめには銃を使わせたくない
かなめはえらく気にかけていましたし、宗介に促され立ち去る際にもえらく申しなさそうにしていましたが、この惨事を生み出した宗介張本人は、平然としていました。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
これはフルメタ4期に入ってから急変したようなことではなく、以前からこういった行動をしています。
ここまでの怪我をさせるようなことはしていませんが、クラスメイトの携帯を壊したり、靴箱爆弾でふっ飛ばして靴を台無しにしていたり、民間人に溶け込む努力をしているはずの普段の生活からそうです。
ただかなめが絡むと判断は甘くなりますし、命令違反を犯すこともあります。
今回2話だと、かなめを護衛するという任務の一環ですので、かなめを守るということに関しては、自分の命を張ってでも遂行してみせるのが宗介の考え方でしょう。
かなめが生き延びるためには、かなめにも銃を持ってもらい援護射撃をもらったほうが2人の生存率は上がるはずなのですが、「民間人として生きているかなめに銃は持たせたくない」という宗介の甘さも見えているんでしょうね。
かなめの認識
かなめは宗介と違い、一応民間人です。
ウィスパードという特殊な能力者ではありますけどね。
そのため、ごくごく普通の考え方をしています。
- 戦いは怖い
- 自分のせいで関係ない人を巻き込んでしまった
- 怪我をさせたのに助けられない罪の意識
- 宗介含む友達のことが大切
- 守られてばかりではなくやり返したい
最後の2つ以外は、割と民間人的な考え方ですよね。
最後の2つは、強気で活発敵なかなめの性格でもあります。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
「銃には触れるな!」と宗介に強く言われ触ることはありませんでしたが、運転して銃を持つのが困難な宗介に対し「
普通ならばそんなものに触ろうとは思いません。
いくら宗介がよくバカをやっていても。
自分が追いかけ回されるのも嫌ですし、守ってくれるために宗介が傷つくのも嫌であるために、身を挺して銃を手に取ろうとできる心を持っているのがかなめの民間人離れしているところです。
ウィスパードであっても、身体能力は強化されないはずですので(もともとの身体能力は宗介も認めるほど高いですけど)、せいぜい普通は知らない銃の扱い方や敵の弱点を見抜くくらいしか、強みとしてはないでしょうね。
自分のせいで関係ない人を巻き込んでしまう申し訳なさという民間人らしい考えと、自分が犠牲になるならば強気でいられる両極端な考え方を持っているのがかなめと言えます。
脅迫写真の送り主
さて、今回フルメタル・パニック!4期の2話で次回以降に持ち越されてしまったのが、恭子に爆弾を巻いて携帯に写真を送ってきたメールです。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
このメールには、いろいろと謎が詰まっていると思うんですよね。
メールにはなんと書かれていた?
メールには英文で書かれていましたが、簡単に日本語訳してしまうとこんな感じ。
「この子だけじゃないぜ。お前のお友達は全員こうできるからな」
超ざっくり、日本語だったらこう書かれるだろうなということも含めて訳しています。
写真で囚われていることがわかる恭子はもちろん、かなめの友人はみんな危険度マックスって状態を伝えているわけですね。
なぜかなめはすぐ意味を理解したのか
かなめ「やだ……やだよ! 恭子が、みんなが!」
ここが4期がフルメタ初見さんだと、理解に苦しむ所かもしれません。
確かに英文は難しくなく、中学生でもわかるレベルでしょう。
かなめは高校生ですので、むしろわからないとマズいような・・・
あ、ジャム君はオジサンなので、もうほとんど英語は必要ないです(爆)
1期から見ている方だと簡単にわかるところなのですが、かなめってアメリカからの帰国子女なんですよ。
なので、あの程度の英語はわかって当然です。
勉強もせず、日本語に慣れすぎて英語を忘れた、となると読めないかもしれませんがね。
メールの送り主は誰?
メールを送ってきたのは、差出人が表示されていなかったので2話現在確定事項ではありませんが、怪しいのは宗介たちを追うように指示していたクラマでしょう。
出典:フルメタル・パニック! Invisible Victory/4月20日放送/TOKYO MX
レナードの次なるパシリとして、アラストルも使いアマルガムの一員としてかなめを手に入れようと襲ってきているのであれば、メールを送ってきている意味はあるでしょう。
関係していたのが宗介だけならば「テロリストには譲歩しない」と一蹴していたかもしれませんが、かなめは自分が危険にさらされても人のことを考えてしまう、という弱みを逆手に取られている感じがします。
例えば、メールを受信したのが宗介で捕らえられているのがクルツ、大佐であるテッサは無事ならば、テッサから「他の隊員も関係するから助けてきてくれ」と命令されでもしない限り、譲歩しないという大原則からクルツは見捨てられてしまった可能性もあるわけです。
あの文面が宗介バージョンになっているのであれば、マオたちも危険であると考えられますので、まあ命令は出る気がしますけどね。
フルメタル・パニック!IV(フルメタ4期)2話の感想
OPとEDもついて、ますますAS(アームスレイブ)のかっこよさが際立っている気がします。
しかも一瞬でしたが、何気にボン太くんもいるっていうところが素敵ポイント!
3期と4期の間が結構空いてしまったので、作画の感じが現代風になっているところは、慣れが必要かもしれません。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、ジャム君はどっちもありだと思います。
好き嫌い分かれそうってところだけ見ると、今期ラストピリオドもそうかもしれないですね。
それはさておき、ほかのアニメと合わせてイッキ見できる有料サイトも多いので、フルメタル・パニック! Invisible Victoryから入って気に入ってくれた方は、ぜひ1期から見てほしいです!
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あ、ジャム君は邪道と言われるかもしれませんが、前期までだとふもっふが一番笑えて好きです。
それでは、また次週!
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