キノの旅11話の解説&考察!キノの二つの名前とお菓子を割った理由

キノの旅 キノ キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series
(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会
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初代キノと出会い、少女は変わっていく・・・。

こんにちは、sumi_misakiです。
街はクリスマスのイルミネーションが綺麗ですね。

キノの旅 キノ

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA
アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

赤い花畑をみて、キノが懐かしそうに昔を思い出すところから…
寝転がるキノ(と、投げ出されたエルメス)の映像をお楽しみください。

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◆ありのままでいいですか? 少女の戸惑い

キノの旅 キノ

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

『ねえ・・・大人になる為の手術は受けたくないな』
少女は、なぜこの発言をしたのか?

旅人キノは、「立派な大人」でも「子ども」でもない、ありのままで好きなことをしている。
自分もそうしたいと、子供ながらに思ったのだろう。

仕事は親を継ぐものであり、辛いものだと思ってきた少女だが「好きなことは何?」と聞かれ、

嫌なことを延々と続ける人生は楽しいのか?
好きなこと・やりたいことをしている

と目を輝かせて話すキノの考え方に少女は刺激を受け、初めて自分の生き方に疑問を持ち始める。

新しい旅 第三の選択

12歳で立派な大人になるために、手術をうけることが当り前だった国で、手術すること事態に疑問を持ち始めた少女。

しかしそれは、手術を受けた大人や国全体を敵に回してしまうことになる。

実の父から刃物を向けられた少女を助けるために、旅人キノは命を落としてしまう。
突然の出来事に、その場にかたまってしまう少女。

後ろにあったモトラドが話しかけてくる。

「自転車に乗ったことはあるかい?」

これが初めてエルメスが少女に話しかけた言葉だった。

持ち主を失い、一人では動けなくなったエルメスは少女に提案する。

「じゃ第三の選択だ」
「なにそれ?」
「逃げるんだよ!」

生きるか否か、そして逃げるか。これが現在のキノ(少女)の旅の始まり。

最後の一週間 おかしの意味

・手術前の一週間は大人からは子どもに話しかけない
・毎日特別なおかしを一個ずつ食べる
・人が刃物を見せても驚かない人々

ここからは勝手な推測ですが、このお菓子は何か手術の手助けになる一役を担っていて、例えば恐怖心を抑制する成分が入っている。だから、誰かが物騒なことをしても驚かない。

キノの旅 大人の国

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

この国の人々は、基本的に笑顔で、あまりに他の感情が見えないのが怖いなぁと思った。

初代キノが身代わりになってくれたときに、少女キノが無表情だったことは、おかしを食べ続けた何かしらの結果なのかもしれない。

手術当日に恐くなって暴れたりしないようにする何か…
この国でいう立派な大人は「嫌なことでも何でもきちんと出来る」こと。

おかしを食べる時期に、もう大人からは話しかけないというのは、大人へ切り替わっているサインだったのかもしれない。

少女の決断

エルメスからの提案時に、「生き残って手術を受けるより…」という発言から、少女の中で強制的に大人になることへ、明確な拒否の姿勢が見える。

自分が立派だと思っていた大人の行動をみて、そうなりたいとは思えなくなったのだろう。
最後にお菓子を割ったのは、その決別を表しているのかもしれない。

キノの旅 おかし

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

途中で、赤い花畑に寝転がって「で、これからどうするの?」とエルメスと会話をした。

「ねえ…いくらなんでももう良いんじゃない?」
横に倒されたままのエルメスが一言。

「ヒドいなあ。こんなヒドいことをするのはいったい誰?」
「もしよろしければ今すぐに起こして貰いたいんだけどね!」

キノの旅 キノ

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

このやりとりは、今も昔も変わっていないようで、微笑ましい。

◆現在のキノ

名前をからかわれた過去 二つの名前

『なにか花の名前で、読み方を少し変えるととても嫌な悪口になっていたことだけ、ぼんやり覚えている。よくそれでからかわれたから』

キノの旅 キノ

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

前回出会った、さくらが自分の名前をからかわれたことがあるという話を聞いて不機嫌そうにした、答えでもある。
同じ経験があったので、思い出したのだろう。

キノは、両親につけられた昔の名前を知らない。
「本当の」と言わないのは、なにが本当かこの物語ではわからないから。

滞在3日ルールの意味

初代キノによって明かされた、3日ルールの意味は、3日あればどんな国かわかる・それ以上いるとたくさんの国を回れなくなるから、だとわかりました。

生まれも育ちも異なる人々と、分かち合うのは難しい。
今回のように、旅人というだけで“あいつが悪い!”と責任をかぶせられたりする。

キノの旅 キノ

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

「この国にもこの国のしきたりがあります。それはあなたがどうこう出来る問題ではない…違いますかな?」

この言葉は、あなたは部外者です、と一線ひかれた言葉で、とても冷たい言葉でした。

人とモトラドの関係

初代キノが言っていた。

モトラドは速く走れるけれど、誰かが乗ってバランスを取らないと転んでしまう。
人はバランスを、モトラドは走りを。お互いに助け合う約束が必要だと。

“そうすれば、旅がもっと楽で楽しくなる”
キノの旅の世界では、エルメスを“昔の友達”と言ったように、ただの乗り物ではなく、相棒のようなお互いに助け合う存在として描かれている。

キノの旅11話の感想

キノと名乗る旅人と出会ったのは、まだ私が生まれた国に住んでいた…私が11歳の時

キノの旅 キノ

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出典:キノの旅/12月16日放送/TOKYO MX

キノの旅も11話になりましたが、現在のキノが初代キノが出会ったのも11歳と、何か意味があるのか、偶然か。

「なにをしているの?」
「近くで見ても良い?」

恥ずかしがり屋ながら、好奇心旺盛な性格が垣間見える幼少時代のキノ。
今回は、キノの素敵な歌声がたくさんです♪ ぜひ見直してみてください♪

11話以外もぜひ!

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series
主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、 世界をあちこち旅している。 世界のあちこちには個性豊かな国があり、 人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、 キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、 また次の国...

自分は小さいころ何が好きだったかなぁ。それを仕事にしているかはわからないけど、好きなことをしていられる人生がいいですね。

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