キノの旅10話の解説&考察!優しい国を旅立つ者と留まる者

キノの旅 さくらとキノ キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series
(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会
この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

旅人が行くと店が閉まる・品切れになる、という悪評判の国。はたして実際は・・・?

こんにちは、「キノの旅」担当のsumi_misakiです。
忘年会シーズンで、飲み会が増えてきましたがいかがお過ごしですか?

前回は、いろいろな国ということで短編集でしたが、今回はまた一つの国のお話。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

◆さくらの質問の意味 やりたいことをやる人生

嫌なことがあっても旅を続ける、というキノに対して

「それは…キノさんがするべきことだと思っているからですか?」

「僕がやりたいことだと思ってるからさ」

さくらは、迷っていたのかもしれない。

大人たちからは知らされていないが、さくらも大規模な火砕流が来ることを知っていた。

両親はこの国と一緒にほろびる道を選んでいる、自分はどうしたらいいのか。

知らないふりをしてこのまま残ったほうがいいのか。

最後は自分の意思で決めたように感じた。

両親から、旅に出ることを勧められた際に

キノの旅 さくら

(C)2017 時雨沢恵一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/キノの旅の会


出典:キノの旅/12月9日放送/TOKYO MX

「私はどこも行かないよ。ここで勉強してここで一番の案内人になる!
それが私の夢だもん!

これがさくらのやりたいこと。ずっと持っている夢。

そして、そのまま両親と暮らす選択をしたさくら。
大人のやさしい嘘に答えるように、知らないふりをする。

さくらの知らないふり

なぜ、さくらは知っていたのか?

大人しか知らされていないはずのこれから起きることを、なぜさくらが知っていたのか。

これは推測だが、結婚式を挙げた新郎新婦に「なぜ二十歳になる前に急いで式を挙げるのか」聞いてみたのかもしれない。

キノが入国したときに、自ら宿泊先を提案するなど、本来は行動力のあるさくらなので、ありえるかもしれない。

幸せになれる種

国に残ると決めたさくらは、手紙の中にキノから譲ってもらった種を入れて返す。

「その種を持って“明日の朝”を迎えた人が次に幸せな花嫁になれる」と言い伝えのある種。

《私が持っていても仕方がありません。あなたのです。お気を付けて。私たちのことを…忘れないで――さくら》

今までは当たり前に訪れた“明日の朝”が、自分にはもう来ることはない。この種を受け取ったのはキノなので、あなたが持っていてほしいと種を返す。

結末を知ってからさくらの言葉を振りかえるととても切ない。さくらは、この種のことを話しているときに「ほしい」とは言っていなかった。