2020年アニメひぐらしのなく頃に業6話 綿騙し編 其の弐、いざ開幕ッ!!
今宵のひぐらし業考察も、ジャム君が進行させていただきます。
さて前回、綿騙し編 其の壱では、詩音(実は魅音?)と雛見沢の住人が不良どもを取り囲んだいいところで終わってしまいました。
あなたがいま見ているのは、魅音なのか詩音なのか、それともまだ明かされていない第3の人物なのか?
ひぐらしのなく頃に業のOPとEDの考察も、本編とは別記事でしていますので、考察記事に興味がある方は、この本編記事を読んだあとにでもぜひ。
ただこの記事では、ひぐらしのなく頃に業6話 綿騙し編 其の壱の考察を、存分に楽しんでいってください。
コメント欄でのご意見も大募集ですので、気兼ねなくどうぞ!
荒らしはしないことね。
きっとそのコメントは公開されることがないわ。
あなたのコメントが、今後の考察に影響を及ぼすかもしれないのですよ。にぱー☆
「昨日までのは全部私」とは? どこからが詩音か
ついに、魅音と詩音、おもちゃ屋で初めて同時に出てきましたね。
そんなとき、詩音から意味深な「昨日までのは全部私」と言っていましたが、いったいどういうことなのか。
ひぐらし業に出てきていた「魅音」だと思っていたのは、おもちゃ屋でバイトしている「魅音」以外全部「詩音」?
それとも、「詩音」の姿で出会った昭和58年6月13日からは「魅音」の姿をしていても「詩音」?
ほかにもいろいろ考えられるケースはありそうですが、ケース別の特徴と、あり得そうな双子の入れ替えトリックを考えてみます。
これまでにどんな行動をしていたのか気になる方は、時系列を参照してください。
おもちゃ屋でバイトしている「魅音」以外は「詩音」だったケース
それではまず、おもちゃ屋でバイトをしていた「魅音」以外は、これまで魅音の姿でも詩音の姿でも「詩音」だったケースを想定してみましょう。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月5日放送/TOKYO MX
このケースの場合、綿騙し編特有の問題が発生します。
綿流し編では、詩音に変装をして圭一に弁当を差し入れたのは、魅音でした。
綿騙し編で、「昨日までのは全部私」とすべてが詩音の行動だとすると、困ったことに、弁当を差し入れたのも、おもちゃ屋で開かれた部活に参戦していたのも、梨花ちゃんに促され圭一が渡した例の人形を受け取ったのも「詩音」ということになってしまいます。
果たしてそんなことをしていた詩音が、圭一にドレスの人形をねだるでしょうか。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月5日放送/TOKYO MX
前回、おもちゃ屋で部活をしたときに、圭一から渡された人形と同じですよ?
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月29日放送/TOKYO MX
ジャム君、正直言って女心はさっぱりわかりませんが、ふつうであれば同じものはほしがりません。
ですが、ですがですよ?
魅音の姿でドレスの人形をプレゼントしてもらえたように、詩音の姿でもプレゼントはしてもらえるのか、と圭一を試した可能性を否定することができません。
詩音の行動自体を否定することはできないのですが、魅音が弁当の差し入れのことでからかわれたときの反応を見ると、弁当の差し入れまで詩音がしていたとは到底思えません。
昭和58年6月13日以降に会ったのは「詩音」のケース
エンジェルモートで最初に「詩音」と名乗る人物に出会ったのが、昭和58年6月13日のことです。
ただし、自称であるため、真偽は定かでありません。
そこで、おもちゃ屋での部活などの日を除く昭和58年6月13日以降に会ったのはすべて「詩音」だったケースを想定してみましょう。
こうなれば、先ほどのような、ドレスの人形2回請求問題は起こらず、詩音は「魅音ももらっていた人形、私にもプレゼントしてくれるかしら」と圭一に迫っても、自然な流れとなります。
まさに青春、という感じ。
ただこのケースも、困ったことに、実際に弁当を差し入れたのが「魅音」ではなく「詩音」ということになってしまいます。
もちろん、綿流し編では「魅音」が渡していただけで、綿騙し編では実際に「詩音」が渡していたのかもしれませんが、弁当のことで魅音が照れる要素はなくなってしまうでしょう。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月5日放送/TOKYO MX
魅音がここまで圭一の前で照れを隠しきれずに、詩音の言葉に惑わされてしまうということは、やはり前回圭一に弁当を差し入れたのは魅音だった可能性が高まりそうです。
そう考えると、「昨日までのは全部私」という詩音の言葉は嘘、ということになってきます。
弁当の差し入れ以外は「詩音」のケース
そうしたら、圭一に弁当を差し入れした、見た目が詩音だったのは魅音で、そのほかに出てきていたのはどの姿であろうとも「詩音」というケースならばどうでしょうか。
このケースの場合は、おもちゃ屋でバイトをしている「魅音」以外は「詩音」と、ほぼ同じ問題点が発生してしまいます。
弁当の差し入れはクリアできますが、「なぜ2度も同じ人形を欲しがったのか」というのが、最大の問題点となるでしょう。
先述のとおり、魅音の姿と詩音の姿、どちらの姿であっても圭一がドレスの人形をプレゼントしてくれるのか試していただけかもしれません。
が、魅音のフリをした詩音がおもちゃ屋で人形をもらったのであれば、不審がられないよう魅音に渡しておくでもしない限り、手もとに来るのは同じ人形。
雛見沢の本家でレナも会ったことがなく、自称魅音も紹介していないという話でしたので、綿流し編同様に綿騙し編でもエンジェルモートがある興宮に詩音は住んでいると考えるのが自然です。
洋風のスタンドが置かれた部屋も写っていましたしね。
興宮ではマンション暮らしでしたので、本家のように広くはなく、プレゼントが増えてもあまり置く場所がありません。
単純に圭一を試しただけかもしれませんが、試すのであれば、もっとコンパクトなグッズで試す気がします。
となると、おもちゃ屋で部活をしたときに圭一から人形をもらったのは正真正銘魅音で、お姉と同じ人形をプレゼントしてくれるのか試しただけのいたずら心だった線のほうが強そうです。
エンジェルモートに呼び出したときから「詩音」だったケース
逆に、詩音が魅音を騙っていることばかりでなく、詩音のフリをした魅音が闊歩していたケースを想定してみましょう。
不良に絡まれた昭和58年6月15日の夜、圭一の家に電話が入りましたが、その前までに出会っていたのはすべてが「魅音」、電話をしてきたのやエンジェルモートで詩音の姿で出迎えている以降は「詩音」だとするとどうでしょうか。
すると、今度は別の問題が浮上します。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月5日放送/TOKYO MX
アニメをよく見てみると、電話機が黒電話なんです。
黒電話なのは、綿流し編の園崎家だと雛見沢の本家。
綿騙し編では、興宮のマンションでも、詩音が黒電話を使っているのかもしれませんが、この姿には違和感を覚えます。
ですが、雛見沢の本家にいるはずの魅音は、圭一に電話をしてないと否定していました。
そうすると、綿騙し編では、意外と詩音も本家に自由に出入りしていることが多く、15日の夜は魅音の代わりに詩音が魅音役で本家にいたのでしょうかね。
ダム戦争のときあった鬼ヶ淵死守同盟の話を、圭一は聞かされていますし、EDでも魅音と詩音がお魎さんの前に姿を出していますし、コソコソせずとも動き回りやすい立場なのが、綿騙し編の詩音という可能性はあります。
「昨日までのは全部私」発言自体が嘘だったケース
「昨日までのは全部私」と詩音に言われてはいましたが、あくまでもそれは詩音の主張です。
魅音はその発言を肯定はしていなかったため、詩音の「昨日までのは全部私」という発言自体が嘘だった可能性も出てきます。
\これで疑いは晴れたでしょ?/
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月5日放送/TOKYO MX
嘘だなんて、失礼ですね!
詩音ならやりかねない。
考えてもみてください。
綿流しの晩、部活メンバーとはぐれた圭一を梨花ちゃんの演舞が見える場所に連れて行く風を装い、富竹ジロウと鷹野三四を追いかけ回していましたし、魅音のことを許せないと思うこともあると言っていましたし、単なるからかいではなく、ふだん晴らすことのできないうっぷんを晴らしている可能性はあります。
弁当を差し入れしたのだけは、正真正銘魅音でしたが、入れ替え話を聞き入れる代わりに前々日のおもちゃ屋での部活は魅音ではなく詩音であり、人形を二重取りして優越感に浸っていたのかもしれません。
マンション狭くて、置く場所なさそうですが……
こんな双子の入れ替えトリックが綿騙し編と綿流し編の違いとなって現れており、魅音と詩音の2人を目の前にしているからと、発言を真実とは考えてはいけない世界とも考えられそうです。
そもそもひぐらしシリーズって、叙述トリックで語られていく物語ですので、言葉や目にしているものを鵜呑みにするのは危険ではありますよね。
結局「詩音」なのか「魅音」なのか
結局「詩音」なのか「魅音」なのかというのは、まだまだはっきりしないところです。
時間的な余裕があるならば、無印(2006年放送の初代、1期)のひぐらしのなく頃にを見ておき、綿流し編には目を通しておくと、楽しみが倍増するのではないでしょうか。
ただ、先入観も生まれやすくなるので、ひぐらし業の謎解きに専念したいのならば、初見さんは見ないほうがいいかも?
もしOVAを含めて見たいのであれば、Blu-rayのBOXをおすすめしますよ。
解答編となる、ひぐらしのなく頃に解も入っているので、ひぐらしの世界観が理解しやすいはずです。
ひぐらしのなく頃に業の世界では本当に祟りがある?
ひぐらしのなく頃にの世界(カケラ)では、祟りなどあるわけもなく、綿流しの晩に起こる事故や殺人、失踪や事件のたぐいは、すべて人為的なものでした。
ですが、ひぐらしのなく頃に業の世界(カケラ)では、梨花さえも難儀する祟りが、本当にあるのかもしれません。
梨花は綿騙し編でも役に立てない
梨花ちゃんは、綿騙し編でも世界を守り抜くことはできず、富竹ジロウと鷹野三四が失踪、詩音もしくは魅音が雛見沢症候群にかかり圭一を殺す運命になりそうです。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月5日放送/TOKYO MX
可愛らしい姿ではあるのですが、杵で呑気に綿流しの演舞の練習をしています。
自称魅音に、人形を渡すよう圭一に仕向けたので平気だとでも思っているのでしょうか。
結局、圭一たちは祭具殿に入ろうとしていましたし、禁忌を犯した祟りによって、失踪や雛見沢症候群の発症といった状況に追い込まれないとも言い切れないのが、ひぐらし業の世界です。
というのも、ひぐらしのなく頃に業6話は、綿流し編をほぼほぼなぞるような形で進行していましたので、結果としては鬼騙し編のように視聴者を騙しに来る可能性が大でしょう。
中でも、騙しやすいのが、魅音と詩音の入れ替えトリックですので、梨花ちゃんにも知り得ない祟りによって、巧妙に魅音と詩音が入れ替わるよう、仕向けられているとも考えられます。
結局、梨花ちゃんは、4人を祭具殿に近づかせてしまった時点で役に立っていませんので、綿騙し編は捨てゲームとして過ごしているのかもしれませんね。
鷹野三四は真犯人ではなくフェザリーヌが祟りを引き起こす?
ひぐらしのなく頃に業では、鷹野三四が真犯人ではない可能性も出てきています。
中でも、フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ(フェザリーヌ)らしき人物がOPに出ているため、意地悪く物語を改変していることもあるでしょう。
ということは、人為的に引き起こされていた、雛見沢大災害のようなものまでも含め、偶発的に起こってしまう、まさしく『祟り』を語っていることすらあり得ます。
雛見沢という小さな集落ですから、なかなか確率的には低いものですが、日本だけを見ても、現実に同じ日に事故や病気などでなくなっている方は大勢います。
たとえば、親戚で同じ日になくなった方が数人出たら、それは祟りと呼ぶのでしょうか?
同時に失踪している方も同様です。警察の捜査も万能ではなく、実際には本当に見つかっていないだけとも言えるでしょう。
そう考えると、祟りのようなものは、結構身近に起こり得るものですし、フェザリーヌが物語を朗読しているのであれば、なおさら都合の良い解釈をして、事象を捻じ曲げることすらしてくるでしょうね。
人ならざるものがあるべきものを変えてしまう、というのも、祟りの一種と言えるのではないでしょうか。
ひぐらしのなく頃に業6話の感想
楽しそうな話と、恐ろしいオヤシロさまの祟りの話が入り混じった、ひぐらしのなく頃に業6話でしたが、魅音と詩音のコンビは、やっぱり最高ですね!
互いに嫌いな部分はありますが、それでも姉妹として助け合って、うまく世渡りしている姿は、感動的でもあります。
ただ残念なのが、今回は自称詩音メインのお話だったので、その他のメンバーの出番がほとんどなかったところですかね。
羽入なんて、次いつ出てくるのよ?
ボクの出番はもうないのですか?
綿騙し編も残り2話、詩音が狂うのか魅音と入れ替わるのか、それともぜんぜん違う誰かが狂ってしまうのか。
入れ替えトリックも考察しつつ、この先も楽しみにしていきたいですね!
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一人に共有されたら二人で共有し返せ。
二人に共有されたら四人で。
八人には十六人で。
鬼ヶ淵死守同盟の心を忘れるな!
コメント
エンジェルモートで試食会を行った日(圭一が詩音を庇った日)、シーンをよく見れば分かるのですが詩音の背中が見えているのは試食会当日のみとなっています。それ以外の日では見えていない(構図の関係上そういうシーンが入らなかった可能性はありますが)ので、それまでエンジェルモートで出会っていたのは魅音かと思われます。
また、この仮説を強くするものが一つあり、6話以前にはEDのクレジットに詩音の名前がありません。OPやED、日付に至るまで伏線やヒントを張り巡らせる07th Expantion氏がそんな大ぽかをやらかすことも考えづらいので、やはりエンジェルモートでの試食会以前の彼女は魅音であると私は思います。
以上のことから、昨日までは私という発言は詩音の嘘かと。
確かに、5話までは園崎詩音の名前はクレジットに入っていないんですよね。
「昨日までのは全部私」というのも、エンジェルモートでバイトしていたことや、圭一に差し入れしたことを隠すフォローをしてあげるため、と考えれば姉妹愛ですしね。
でも、あまり隠しごとをすると、圭一がまた雛見沢症候群に…なんて展開だったりして。
ひぐらし業では、すべてのカケラで圭一が発症者みたいな(笑)
ただ、クレジットからすらも騙しに来ているかもしれませんので、まだまだ油断は禁物ですね。
北九州市漫画ミュージアムに「ひぐらしのなく頃に業」漫画単行本第1巻を寄贈しました。すごいだろう?
まだ見られていないのですが、コミックスにもなっていますからね。
そんな新作を寄贈されるとは、太っ腹です!
寄贈された品で、ひぐらしファンが一人でも増えてくれると嬉しいですね~
人形に関しては女目線だと
底意地悪いけども悪戯や二重取りでの優越感よりも
同じ人形でも、お金を出してプレゼントして貰えた事
が重要なんだと思います。
私は、だから態とこういう行動に出たんだなって受け取りました。
おじさんからもらったものの横流し(言い方は悪いですが)と、圭一のお小遣いからのプレゼントでは、たしかに同じものをもらっても価値は違いますよね。
割と高そうな人形ですし。
その人形1つ、レナに渡ってしまうことで世界が終わってしまうだなんて、園崎姉妹ってば別の意味で恐ろしい子っ!