ひぐらしのなく頃に業9話 祟騙し編 其の壱の開幕だッ!!
さて、前回はとてもひどいあり方で世界が終わった綿騙し編でしたが、祟騙し編はもっと平和に生きられるでしょうか。
どうにも、諸悪の根源である北条鉄平がアバンから出てくるあたり、ジャム君の予想では、沙都子はひぐらし業でもまともな生活ができなそうです。
今はいない悟史の代わりに、圭一が沙都子のにーにーとして、鉄平を平和に片付けつつ世界が続いてくれればいいのですが、そうは問屋が卸さないでしょうね。
ひぐらしのなく頃に業9話では、アニメの中でもスポットライトを浴びていた沙都子と圭一の関係、そして祟騙し編ならではの、祟殺し編とは違う展開も含めて考察していきましょう。
沙都子のにーにー
沙都子のにーにーとは、もともとは沙都子の兄である「北条悟史」のことを指します。
「お兄ちゃん」なので、「にーにー」です。
しかし、悟史は沙都子たちの前から失踪してしまっているため、祟騙し編では祟殺し編と同じく、圭一が沙都子のにーにーの代わりを務めることになるでしょう。
実際、ひぐらしのなく頃に業9話では、沙都子に夕飯を作ってもらいながら、いいお兄ちゃんしていましたからね。
「にーにー」が仇となるのが祟騙し編か
祟殺し編でも、沙都子のにーにーとして圭一は行動し、結局雛見沢が壊滅してしまいましたが、それよりも直接的に、沙都子と圭一の関係が「にーにー」という立場によって壊されるのが、祟騙し編になるかもしれません。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月26日放送/TOKYO MX
夕食の買い出しにセブンスマートまで行く、良い兄弟のような2人ですが、当然この2人は赤の他人です。
同じクラスで、同じ部活のメンバーという、歳は離れていても親しい珍しい友だちではありますが、沙都子と圭一の関係は、沙都子の「仮のにーにー」と圭一の「仮の妹」という、文字にするとより寂しい関係になっています。
ひぐらしのなく頃に業9話のラストでは、沙都子の家に押しかけてきた北条鉄平に、沙都子が連れ戻されていました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月26日放送/TOKYO MX
この時点で、幸せだった圭一の自宅での夕飯作りの時間には、もう簡単には戻ることができません。
これまでのひぐらしシリーズの展開だと、連れ出すためには北条鉄平を殺すか、児童相談所を動かして救い出すか、という二択です。
梨花には100点満点と褒めてもらえた圭一でしたが、褒めてもらえたのはあくまでも、夕飯作りの様子を見に来た初日の夜の話。
その後のやり取りについて、祟騙し編になってから、梨花は沙都子が北条鉄平に連れ去られることも知っているはずなのに、なんの警告も発してくれませんでした。
これは、初日の夜の圭一は、沙都子のにーにーの代わりとして100点満点だったのかもしれませんが、翌日からも沙都子を受け入れ「にーにーの代わり」をすることが、仇となってしまうことの現れなのではないでしょうか。
沙都子の「にーにー」になるのでなく「ねーねー」に任せるべきだった?
沙都子のお姉ちゃんの代わりになっているのが、詩音です。
これは、悟史を待っているからこその「ねーねー」発言でもあるんでしょうね。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月26日放送/TOKYO MX
祟殺し編では、最後に境内で梨花ちゃんを圭一が殺したと勘違いされたことにより、沙都子を完全に追い詰めてしまうことになっていました。
それを考えると、下手に「にーにー」として代わりを圭一が務めるより、「ねーねー」として詩音に沙都子のお世話と、悟史がいない心の隙間を埋めてあげるのが最善だったと考えられます。
圭一が「にーにー」として立っていたからこそ、あまり詩音も出しゃばりはしませんでしたが、「ねーねー」として本気で沙都子を守る気でいるのならば、園崎組の若い衆が北条鉄平の行動を黙って見過ごすわけがないでしょう。
先に鉄平に動かれてしまっても、より怖いお兄さんたちが、沙都子を助けるため北条鉄平をボコボコにしている間にでも、詩音が「ねーねー」として颯爽と現れ、沙都子を救出してくれるはずです。
圭一の「にーにー」ルートではなかなかやりにくい、「ねーねー」ルートを使ったほうが、沙都子は幸せになれたでしょう。
祟騙し編でも、圭一の「にーにー」ルートを今のところ進んでいますので、北条鉄平も含めて無事に生きていられるのか、心配でなりません。
実戦の呼び出しがレナからだったのはフラグか
「(野球の)実戦がある」ということで呼び出され、ゴルフクラブ持参で野球の試合に現れてしまった圭一でしたが、圭一を呼び出したのは祟殺し編とは違って祟騙し編では「レナ」でした。
いつもならば、わざと「野球の」ということを伝えずに呼び出す沙都子の作戦勝ちみたいなところがあったのですが、この役目がレナに変わっているということは、もしかすると雛見沢症候群を発症するのもレナ、というフラグ(伏線)なのかもしれませんね。
雛見沢症候群発症がレナだとするとどうなるのか
大筋は祟殺し編のような形で物語が進行するとして、雛見沢症候群を発症するのが「沙都子」ではなく「レナ」だとするとどうなるのでしょう。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月26日放送/TOKYO MX
正直言ってレナは、祟殺し編だと空気でした。ほとんど出てきません。
「沙都子」と沙都子の叔父の「鉄平」の関係、そして「悟史」のことが語られ始めるのがメインでしたので、村ではオヤシロさまの祟りと言われ、魅音やレナの中では「転校」したことになっている悟史のことに、レナは触れたがらなかったものです。
ひぐらしのなく頃に業9話でも、圭一の口から「悟史」と「オヤシロさまの祟り」の話が出た学校からの帰り道、魅音がとっさにマンガを貸す約束があったと嘘を言ったら、先に帰ってしまいましたからね。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月26日放送/TOKYO MX
実際には、「オヤシロさまの祟り」の方に反応を示していただけで、「悟史」のことが嫌いだったというわけではないはずなのですが、ひぐらし業になってからは騙され続けているので、意外と「オヤシロさまの祟り」よりも「悟史」の話の方を嫌っていたりして。
そんなレナが雛見沢症候群を発症してしまったとすると、「にーにー」として悟史の代わりをしている圭一が、真っ先に狙われそう。
沙都子は助けず、鉄平という檻の中に入れたままですかね。
直接梨花ちゃんを殺す理由はないですが、こんな世界といえども沙都子を助けようとした梨花ちゃんを邪魔に思って、消し去ろうとする可能性はあるでしょう。
あまり良い展開には恵まれなさそうですので(雛見沢症候群発症時点でダメなのですが)、無事に過ごしてもらいたいものです。
ひぐらしのなく頃に業では雛見沢症候群がない?
ひぐらしのなく頃に業も9話になり、祟騙し編が始まりましたが、ここに来てジャム君が感じたことがあります。
もしかして、これまでのひぐらしシリーズと違って、雛見沢症候群の発症自体がないのではないかと。
鬼騙し編では、圭一もしくはレナが発症していたかに見えましたが、雛見沢症候群ではなく「単なる妄想」かもしれませんし、「本気の殺意」だったかもしれませんし、雛見沢症候群があるという証拠がまだ出てきていません。
綿騙し編なんかは、そこまで大それて狂った様子は見せていませんでしたし、犯人は通りすがりの精神異常者だった、と言われても納得の展開です。
梨花ちゃんは、記憶を持ったままひぐらし業の世界に来ているという話でしたので、雛見沢症候群がないのが本当なのであれば、真っ先に向かうべきは入江診療所でしょう。
入江機関の研究施設が地下にないはずですし、オヤシロさまの祟りに見せかけ演出していた犯人も現れにくく、監督も味方につけやすくなります。
あまり派手に動くと、情報を持って接触しているのに気づかれる危険はありますが。
ただ、雛見沢症候群がない世界だとすると、「悟史」はどうなってしまったのかが疑問点として残ってしまいます。
従来の世界では、雛見沢症候群を発症して隔離されていた悟史ですが、雛見沢症候群がなく暮らせるのであれば、本当に「失踪」してしまったのか、それとも「鬼隠し」に遭ってしまったのか。
本当に「失踪」してしまったのだとすると、沙都子や詩音の元に帰ってきてくれる可能性は相当薄くなり悲しいENDになりますし、鬼隠しに遭っていたら二度と会えません。
遺体となって会うことはできるかもしれませんが……
仮に、雛見沢症候群がない世界だとしても、「雛見沢症候群に似たなにか」はありそうです。
入江機関では、世間にも知られている精神異常をきたす病気の研究をしており、まだ未発表の病気を誘発・抑制する薬を完成させているとかね。
ひぐらしのなく頃に業9話の感想
ひぐらしのなく頃に業9話にして、沙都子を不幸のどん底に叩き落とす諸悪の根源である北条鉄平が、ドドンと登場してきました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月26日放送/TOKYO MX
汚部屋のせいで悪臭を撒き散らしておいて、苦情を言いに来られたら怒鳴り散らすなんて、ドン引きですよ。
苦情を言いに来られたと思ったら、沙都子の家に来て、世話をさせるために沙都子を連れて行くなんて、ひぐらし業でも鉄平は鬼畜ですね。
圭一さん、にーにーとして鉄平やっちゃってください。
ウッディ!!! ウッディ!!!
それを言うのは別世界なのですよ。
諸悪の根源たる北条鉄平も、今は沙都子を連れていき、好き放題やる時期でしょうから、あまり物語に関与してこない梨花ちゃんが助けに回るのか傍観を保つのかも見ものですね。
ひぐらしのなく頃に業でも、沙都子の熱湯風呂の刑はあるんだろうか……
そもそも、熱湯風呂が原因で死んで、助けられなかった圭一が発狂するかもしれませんし、祟騙し編がどう転ぶのか、見守っていきましょうか。
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