2020秋アニメから引き続き2クール目に突入した、ひぐらしのなく頃に業14話 猫騙し編 其の壱。
担当は引き続き、ジャム君でお届けします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前回のひぐらし業は2週間前、大石が銃を持ってきてみんなを殺して回ったというレナの話を聞かされ終わりました。
ひぐらし業の14話は猫騙し編に突入しましたので、また雛見沢はリセットされたところから始まると思いきや、なんと大石がバットと銃を持って、みんなを殺し周り、梨花がバットで殴り殺されるというところから始まる、波乱の展開。
羽入との再開も果たした梨花でしたが、またまた話がややこしい方向に……
そのほうが、ひぐらしのなく頃に業も考察しがいがあるというものですけどもね!
- 大石が行った殺害方法の矛盾
- 祟騙し編と猫騙し編の繋がり
- 羽入の言っていた剣
はてさて、何が真実で何が嘘なのか。叙述トリックオンパレードのひぐらしのなく頃に業14話も、ガンガン考察していきましょう。
「ガンガンいこうぜ」って感じにね!
猫騙し編は祟騙し編の続きなのか
ひぐらしのなく頃に業14話のアバンで語られていたのは、演舞の途中に圭一と沙都子がいなくなり、「あれだけのこと」をして沙都子を救い出すことができたという世界。
話の流れとしては、祟騙し編では見ることができなかった綿流しをしていた場面のように感じられます。
大石が銃を持って、みんなを殺し回ったというレナの発言とも一致していました。
これが、ひぐらしシリーズでなければ、話が続いているようにも見えます。
が、これはひぐらしのなく頃に業。叙述トリックが繰り広げられる、ひぐらしシリーズです。
素直に、祟騙し編では見えていなかっただけの光景と断定するには、いささか早計でしょう。
猫騙し編と祟騙し編はまったく別の世界説
確かに、祟騙し編で起こった惨劇(レナ談)と、猫騙し編のアバンに出てきた世界は、同一と言っても過言でないほどレナの話どおりです。
「綿流しのあと、古手神社の境内で大石さんが寄ってきて、拳銃を……」というレナの話にも符合します。
ただ、前回の考察でも触れたのですが、大石が持っている拳銃の弾数がおかしい。
猫騙し編に出てきた大石が発砲したのは、発砲音が聞こえただけでも6発。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
ごくふつうの刑事である大石が、通常装填している弾数と合いません。
通常は5発しか、装填されていませんので、矛盾が生じます。
また、音が聞こえていなかっただけで、もっと多くの銃弾が、綿流しのお祭りに来ていた住民に撃ち込まれている可能性もあります。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
運悪く、一発の銃弾で複数人犠牲になっただけ、という可能性も捨てられませんけどね。
胸を貫き、たまたま後ろにいた住民の頭にヒットする可能性は、いくら近距離の射撃とはいえ、錯乱状態で発砲したにしては都合が良すぎます。
とすると疑わしいのが、ひぐらしのなく頃に業14話から始まった猫騙し編と、ひぐらしのなく頃に業13話でレナから語られていた祟騙し編の惨劇は、つながっているように見えている点。
6発以上拳銃を発砲しているというのは、いくら雛見沢症候群を発症した大石であっても、いささか難しいと考えるべきです。
レナは、大石が殺した人数を断言したわけではありませんでしたし、殺害方法も断言はしていません。
大石が銃を持って現れ、魅音・詩音・梨花・沙都子を殺したという事実は祟騙し編であったのかもしれませんが、猫騙し編で見えていたように殺したのかは別問題ということです。
前回の考察どおり、拳銃以外の凶器としてバットが登場していましたが、これも叙述トリックの一環で、「どの世界で」起こったものなのか、そもそも事実が見えていたのかは不明と言えるでしょう。
ひぐらし業14話の猫騙し編と、ひぐらし業13話の祟騙し編の間の世界が存在しており、大石が祟騙し編のときと似たような狂い方をした世界が見えていただけ、という叙述トリックの可能性もありますね。
羽入との会話でも、私は祟騙し編の殺され方を覚えているとは、ひと言も言わなかったわ
祟騙し編の続きながら一部ミスリードさせられている説
猫騙し編は祟騙し編の続きの世界ながら、梨花を殺した犯人や殺害方法など、一部ミスリードさせられている可能性も残っています。
祟騙し編でのレナの発言が真実だとしても、レナはこのように圭一に事件を説明していました。
綿流しのあと、古手神社の境内で大石さんが寄ってきて、拳銃を……
魅ぃちゃんも、詩ぃちゃんも、梨花ちゃんも、沙都子ちゃんも、みんなみんな死んじゃった。
「拳銃で殺した」とは言いませんでしたし、何人殺したのかという明言も避けています。
ひぐらし業14話で見えていたように、最低6発の銃弾が使われ、魅音と詩音は銃殺、梨花は撲殺(沙都子は梨花の記憶では不明)とも言っていません。
レナの発言と梨花の記憶に一部でも食い違いがあるならば、祟騙し編と猫騙し編との間に別世界があった、もしくは犯人は別にいたと言わざるを得ないでしょう。
実際にはレナが犯人で雛見沢症候群を発症しており自分だけは無事に生還、レナ視点で歪んだ世界を梨花が誤って記憶しているだけであり、警備に来た大石の拳銃を奪い、猫騙し編で見えていたような惨劇を引き起こしたとも考えられます。
祟騙し編の真犯人は沙都子だった説
「沙都子ちゃん、来ちゃダメ~!」
とレナに叫ばれていた沙都子でしたが、その服や顔には、血しぶきが飛んでいました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
北条鉄平と圭一が争った際に飛んでいた血しぶきを浴びていた、というのが祟騙し編での見え方でしたが、不自然な点があります。
しっかりと見えていない顔
沙都子は顔を上げていましたが、目までしっかりと見えていません。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
しかも、圭一が振り下ろしたバットで顔まで返り血を浴びたはずだったのに、ところどころにしか返り血を浴びていないのも不自然です。
北条家から古手神社までの道中で、顔についた血を洗い流そうとしたのかもしれませんが、髪の毛にまでもっと血が飛び散っていましたし、服にも血が飛んでいました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/2020年12月24日放送/TOKYO MX
顔や髪の毛についた返り血は、それなりに頑張って落とせば、だいたい落とせるかもしれませんが、服についた血はどうしようもありません。
洗ってすぐに落ちるようなものではないですし、同じ服を2着以上持っていないと、短時間での偽装はまず不可能です。
とすると考えられるのが、北条鉄平は北条家に帰ってきておらず、鉄平を圭一がバットで殴ってもいなければ、鉄平からバットで圭一が殴られなかったという事実。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/2020年12月24日放送/TOKYO MX
前回見せられた圭一と鉄平の争いは、沙都子の妄想上の出来事で、圭一を家に連れ込みバットで殴った犯人は沙都子、とも取れるシーンです。
そして、ひぐらしのなく頃に業14話で梨花が覚えていた記憶は、せっかく助けた沙都子が圭一を殴ってきた事実に精神が耐えられず、レナが言っていたとおり、大石の仕業と錯覚してしまっただけの幻想という可能性も秘めているでしょう。
レナは沙都子殺しの真犯人?
圭一が沙都子に殴られたことに感づいたレナが逆上し、大石からはかなり離れた場所にいた沙都子を殺した真犯人がレナ、その他の人物を殺して回ったのが、梨花の記憶どおり大石という可能性もあります。
大石が予備の弾でも持っていなければ、くすねた銃弾を使い6発装填で大石が発砲を繰り返していたとしても、沙都子を殺すためには、わざわざ階段側まで行き、バットで殴り殺さねばなりません。
レナは無傷(少なくとも圭一に会いに来たときには)だったのに、わざわざ遠く離れた場所にいた沙都子を大石が殺し、レナは放置する理由はなかなかありません。
まあ、逃走しようとした先にいた沙都子をバットで殴るなり、階段から突き落として殺すなりした可能性もあるでしょうが、大声を上げて沙都子を逃がそうとしたレナがなぜ無傷で、かつ大石の手で殺されてもいないのでしょうか。
それは、助けようとしたように見せかけ、実際沙都子を殺したのがレナだったという線をより濃くしています。
「沙都子ちゃん、来ちゃダメ~!」
と叫んでいたように見せられましたが、実際には「沙都子ちゃん、圭一君をどうしたぁ!」と襲いかかるときの声だったとも考えられます。
この考察が正しいとすると、住民や魅音・詩音・梨花を殺した犯人は大石、圭一を殴った犯人は沙都子、古手神社にノコノコ現れた沙都子を殺した犯人はレナ、ということになりますね。
神剣・鬼狩柳桜
羽入が梨花に託した、神剣・鬼狩柳桜は、ひぐらしのなく頃にのアニメだと、ひぐらし業14話で初めて出てきたアイテムでしたね。
今回はこの剣に触れて、締めましょうか。
神剣・鬼狩柳桜とは
死が新たな世界の始まりでしかない繰り返す者を、殺すことができる剣です
なんて羽入に言わせるほど、カケラを渡ることができる梨花にとっては、物騒な剣。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
ただ、見た目どおり「剣」ですので、ふつうの人間に使っても殺すことは可能でしょう。
死んでも世界をやり直すだけの梨花が、自殺(カケラ渡りの放棄)するための剣でもあります。
ですが、羽入の言ったことが真実とは限らないため、実際に使って効果を試さないと、本当のことを言っているのかは不明です。
また、効果を試すと羽入の言っていたことの真偽はわかりますが、真実ならば梨花は死んでしまうため、ひぐらし業のストーリー自体が、梨花の代わりとなるキャラの出現か別のカケラで生き続けている梨花でも連れてこられない限り終わってしまうため、まさに最後の手段となるものでしょう。
実際に発見された剣
猫騙し編で梨花が部活でかくれんぼを提案し夜に祭具殿で見たのは、剣など入っていなかった立像。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
そんな剣に絶望する梨花ではありましたが、立像の中には剣のかけららしきものが入っていました。
このかけらは、OPにも出てきていたアイテムですね。
胡散臭いことこの上ないですが、一応は梨花の武器、そして覚悟に値するアイテムになりました。
あと5回というのは死の数か
あと5回。あと5回だけ頑張って、それでダメなら……
なんて、梨花に覚悟を決めさせた剣のかけららしきもの。
あと5回だけ頑張って、
\それでダメなら……/
出典:ひぐらしのなく頃に 業/1月8日放送/TOKYO MX
羽入の言っていたことにすがって、覚悟を決めた梨花ですが、剣のかけららしきものが神剣・鬼狩柳桜とは限りませんし、そもそもカケラ渡りを終わらせられる力を本当に持っているかはわかりません。
ただ、梨花が放った「5回」というのは「死の数」なのか、「話数」なのか、明言はされませんでした。
100年を生きたという梨花が言うのですから、死の数と考えるのが妥当でしょうが、そのためには残り1クール分の話数で相当な頻度で殺されない限り、5回の死に達することはないでしょう。
まあ、1話の中で何度も殺されては世界をやり直し、という可能性もあるのでしょうが、ずいぶんと「いのちだいじに」動いている感が感じられます。
ひぐらしのなく頃に業14話の感想
2クール目に突入し猫騙し編が始まったひぐらしのなく頃に業14話でしたが、猫騙し編からは「ひぐらしのなく頃に解」のような解決編が繰り広げられるんでしょうかね。
梨花も誰に殺されたのか記憶を引き継ぎつつ、次のカケラに渡れるようですし。
解決編となるならば、期待度はより上昇しますが、すぐに謎が解かれることはないでしょうから、油断禁物で考察を続ける必要がありそうです。
ただ、まだ2クール目始まったばかりですし、猫騙し編がいきなり解決編とはならず、もう少しあとになってから解決編が提示されるか、来期に解決編が放送されるかしそうな気もします。
とりあえずは、2021冬アニメも始まり出しましたし、ほかのアニメも楽しみつつ、ひぐらしのなく頃に業の考察を続けていきたいですね。
コメントでの考察や指摘も募集中だぜ!
ではでは、また来週お会いしましょう!
コメント
鬼狩柳桜は原作の祭囃し編のTIPSが初出で、DS版ひぐらし絆の言祝し編にも登場したアイテムですね。
梨花の先祖と羽入に関わるキーアイテムなのですが、言祝し編は過去話なので、(作中の)現代の物語に絡むのは今回が初となります。
以前綿騙し編で富竹達が忍び込んだ際には既に剣は持ち去られていた後でしたが、現代であれの存在を知る者は今までのどの原作エピソードでも語られていなかったと思うので、謎は深まるばかりです。
原作の祭囃し編でも、DSの言祝し編にも出てきていましたか。
DS版の方は持っていないのですが、あとで祭囃し編のTIPS確認しようかな……
今回で思った事は大石の異常部分が綿騙しでの魅音と似ていた事ですね。
綿騙しの一件はてっきをどこからか知った魅音が誤解したとかと思ってましたけど、
祟騙しでも黒い部分の片鱗を見せたと言っても、
黒幕とか勘違いされる内容ではなかったと思います。
そうなると綿騙しも祟騙しも「誰か」が鬼隠しの黒幕は古手家で
梨花が元凶と誰かが2人を焚きつけたと考えた方が良いと思います。
綿騙しだけなら魅音の勘違いや誤解が惨劇に繫がったとも考えられますが、
祟騙しの大石が綿騙しで圭一が昇ったハシゴをおかしな言動で揺らしていた時の
魅音と似た感じだったのは無視できない要員だと思います。
もちろん焚きつけただけで大石がああなるとも思えないので、
偽の情報を与えられた上でH173を投与された可能性もあります。
祟騙しを見た感じだととてもじゃないですが、
発症していたりしかかっていた用には見えませんでした。
確かに、綿騙し編の魅音と大石の異常っぷりが似ている部分もありますね。
かくれんぼで探している場所が、それぞれ別のカケラで関係してくる場所という線もありそうです。
大石が古手家が黒幕と勘違いされる可能性としては、H173投与もあるかもしれませんが、祟騙し編3話のラストに出てきた大石が児童相談所への圭一たち突入を見越しての登場ではなく、オヤシロさまの祟りについて聞き込みを行っていた(勘違いの原因)という可能性もあります。
仮に聞き込みで勘違いしたとすると、祟騙し編3話時点で、すでに軽度の雛見沢症候群を発症していたと考えるのが自然でしょうか。
ただ児童相談所前に現れた大石の言動からすると、発症していた可能性は低そうで、今回の猫騙し編で見せられた大石の凶行自体が嘘っぱち、生き残っていた誰かの雛見沢症候群発症視点と考えたほうが自然でしょうかね。
とすると、一番怪しいのがやはり生き残りのレナなのですが、圭一のお見舞いに来たレナもとくに発症しているようには見えず、繋がりが見えづらい部分でもありますね。
というか警察の銃ってとてつもなく威力が低いはずだからあんなにすぐ死ぬのはおかしい
軍用品でもありませんし、それはありますね。
さすがにそのような矛盾は、H173のように「アニメだから」で済めばいいですけれどもね。
梨花が世界をやり直しするのも、別のカケラに移動するのも、現実ではあり得ませんし。
いくら昭和58年のクソ田舎な雛見沢でも、中学生が鉈持って徘徊してたら銃刀法違反あたりで捕まるんじゃないか、ゴミ山にケンタくん人形不法投棄されるのか、みたいなツッコミどころは存在しているのがひぐらしシリーズでしょうか。
大石のリボルバーの弾数問題なんですが深く考え過ぎてる気がします。
他の銃を扱うアニメやバトルアクション映画などでも「いやお前の銃何発入ってんだw」とか、「お前いつリロードしてんだよw」みたいな銃の弾数を意識して描写がされていない場面は腐るほどあります。今回の大石のリボルバー弾数の件もそれと同じで特に深く考えず描かれてるだけなのではないでしょうか?
それに今回からは梨花視点なので梨花が幻覚を見ているとは到底思えないですし。なので私はあの惨劇は梨花の見たまんまの光景だと思います。
弾数を意識して描写されていないアニメや映画は、おっしゃるとおりあるある展開ですね。
ひぐらし業でもそうなのかもしれませんが、ひぐらしシリーズと言えば叙述トリック。
梨花視点で「大石に殺された」事実があったのかもしれませんが、「大石の発砲数も梨花視点である」とは言われておらず、レナ視点や雛見沢住人視点であるのかもしれません。
梨花にも言えることですが、大混乱の場で発砲数や被害状況を正確に判断するのは難しいと思われ、視点者自身も誤認している単純なミスリードの可能性も残っているような気がします。
大石が予備の弾を持っており、見たままの被害状況という可能性も捨てきれませんが、どちらが正解になるのかはこの先の展開で判明するのかもしれません。
この猫騙し編から殺害対象が梨花に集中するようになります。なぜ急に対象が変わったのか気になったので見返したところ、この14話で梨花に記憶継承能力が完全に戻ったのが原因ではないかと思うようになりました。記憶継承能力者が出現して困るのは同じ記憶継承能力者ですので、この事件の黒幕は梨花と同じ記憶継承能力者と考えられます。
さらに、黒幕が先に死んでしまうと梨花が事件について調べて対策を立ててしまうため、少なくとも梨花の死を確認するまで生存していなくてはなりません。ですので、黒幕はこれまで梨花より先に死んだことがない人物になるでしょう。
と言うことは、梨花が死んだ後で起きたことの中に黒幕が隠しておきたい事実があった可能性があります。例によって事件後の証言は不明確な部分が多いですが、旧作目明し編の終末作戦失敗のような秘密が隠されているかもしれませんね。
目明し編では終末作戦が発動しませんでしたね。
鷹野一二三の論文と梨花ちゃんの遺体発見から48時間以上なのに村人の無発症が相まって、東京から鷹野三四も信用されなかったというパターンですね。
「どうして急に記憶を継承できるようになったことを知ったのか」という疑問は残りますが、同じ記憶継承能力を持つ人間が黒幕ならば、真っ先に梨花を排除しておかないと、おっしゃるとおり対策を立てられてしまいますよね。
羽入から断片的な記憶を教えてもらって、鷹野が黒幕の昭和58年6月を抜け出せた実績もありますし、それを知らなくても早い処分で自らの能力を悟らせない必要はありそうです。
問題としては、梨花が実際どこまで記憶を引き継げるのかですかね。
「自分を殺した犯人」とその世界の一部の事柄だけならば脅威度は下がりますが、「すべての記憶」を引き継いでいるのだとすると対策を打たれやすく、より黒幕に狙われやすい存在なのかもしれません。
沙都子がループしているのではないか、という説もありますが、沙都子も怪しければほぼ登場していない鷹野や富竹も怪しく、H173やC120などの薬を製造している監督すら怪しく見えてなりませんね。
弾数問題の件、本当に全弾大石のリボルバーから発射されたのか疑問です。
装填数が5発の拳銃で発砲音が6発なのもおかしいですが、動画を見る限り9人に命中するというあり得ないことが起こっています。
仮に見えない所でリロードしているとしても、村人5人を撃った直後の場面で大石は右手で首を掻きむしり、左手で梨花を抱えながら拳銃を持っており、銃口は上を向いています。
こんな体勢で射撃ができるでしょうか?大石は村人5人を撃っていないと思います。
動画が幻覚ではないとすると、大石による発砲を確認できる弾丸は4発だけです。
それ以外の5発が大石のリボルバー以外の銃から発砲された可能性があります。
このうち、3発が発砲音が聞こえないのに命中していることになります。
発砲音が聞こえないのに弾丸が発射される銃となると、サイレンサー付きの銃しか考えられません。
残りの2発は大石のリボルバーではなく、サイレンサー付きでないもう1つの銃から発射されたと考えると、発砲音と弾数問題の矛盾が説明できます。
また、事件現場は夜間で1つの屋台にしか明かりがついておらず、逃げる村人に対して射程の短い拳銃で正確に命中させているのも不自然です。
あまり武器には詳しくないのですが、この状況下で命中させようとすると、暗視装置とサイレンサー脱着可能なサブマシンガンが必要になるのではないでしょうか?
そうなると、最低限2つの暗視装置と2丁のサブマシンガン、1つのサイレンサー、2人の共犯者を用意しなくてはなりませんが、大石にそんなもの用意できるのでしょうか…。
山狗のような暗視装置やサブマシンガンの用意がなされていた、という可能性はありますね、大石の意思は関係あり・なしともに。
アニメ中で詳しい現場検証や検死がなされたわけではないので、必ずしも大石と同じリボルバー(ハンドガン)である必要もないのですよね。
大石が発砲しているようなタイミングで第三者により村人が撃たれた=大石が撃ったように見えた
こんな構図が成立することもありますが、熊ちゃんのような警察関係者が喜んで大石に協力するとは考えにくく、まだ山狗を雇ったほ