ひぐらしのなく頃に業11話 祟騙し編 其の参、今宵もひぐらし業の考察はじまりはじまり~
さて、ひぐらしのなく頃に業11話の考察もジャム君が進めていきますが、まず今回思ったことから正直に言ってもいいですか?
沙都子、出番少なくねぇ?
前回のひぐらし業の記事では、実はこの世界じゃ鉄平はいい人なんじゃないか説を提唱してみましたが、まあそうはならなかった様子で。
完全に、祟騙し編でも祟殺し編のように、虐待受けていそうな雰囲気です。
ひぐらしのなく頃に業11話の考察を進めるにあたって、注目しておきたいのは次のとおり。
- 沙都子への虐待の有無
- 虐待されているならばその度合い
- 誰が雛見沢症候群を発症するのか
- 梨花ちゃんは本当に記憶を引き継いでいるのか
このあたりに注目してもらいつつ、張り切ってひぐらし業11話の考察を進めてまいりましょう。
あなたが見ている世界がどこまで真実なのかも、注目すべきね。
沙都子への虐待と児童相談所の対応
ひぐらしのなく頃に業11話で2度も訪れることになった、興宮の児童相談所ですが、非常にお役所的な、冷たい対応でした。
このあたりの表現は、以前の世界と変わっていませんね。
民法第821条なんて言葉も出てきましたが、児童相談所の対応は妥当なのか、また沙都子はどんな虐待を受けていそうなのか、考察してみましょう。
民法第821条 居所の指定
「民法第821条で、子は親権者の定めたところに住まなければならない」となっていると言っていた、児童相談所の職員がいました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/12月10日放送/TOKYO MX
果たして、その言葉は本当なのでしょうか。
結論から言ってしまうと、法的には本当です。
第821条【居所の指定】
子は、親権を行う者が指定した場所に、その居所を定めなければならない。
引用:司法書士試験攻略
要するに子どもは、親権者が定めている家に住まなければならず、家出をして友だちの家を転々とするようなことはしちゃダメよ、親権者は居所を指定しなきゃダメよ、といった法律です。
親権者の鉄平が居場所を定めたのであれば、沙都子は従わねばならず、梨花と一緒に暮らし続けたくても暮らせないことになります。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/12月10日放送/TOKYO MX
もちろん、親権者である鉄平の同意があってお泊り会をする、といったことであれば、問題はありませんよ。
もう少し細かな法的解釈としては、以下のようになります。
居所指定権の行使は、子に意思能力のある場合だけに限られる。子に意思能力のない場合は、子を不法に拘束している者に対して妨害排除請求又は引渡請求をすることにより、解決することになる(大判大元.12.19)。
引用:司法書士試験攻略
つまり、「意思疎通ができない赤ちゃん」「物心ついたばかりの幼子」「病気や虐待などで自らの意思を持てない子ども」は『意思能力のない』とされることになるわけですね。
民法第821条に基づけば、居所指定権として、現在は北条鉄平が、沙都子の居所を指定する権利を有します。これは、職員の言うとおりです。
ですが、沙都子が虐待を受けており、意思能力がないことがハッキリとすれば、同法によって鉄平は沙都子を「不法に拘束している者」として扱われてしまう、というわけです。
正直、児童相談所の女性職員は、そのあたりも噛み砕いて説明してあげれば、圭一たちの怒りも少しはマシになったことでしょう。
鉄平が虐待して沙都子の意思能力を奪っている証拠を早急に見つけ出せばいいだけで、大所帯で押しかけられることは避けられたかもしれません。
ただ鉄平のことですから、去年もコソコソ児童相談所には発覚しないよう虐待していたようですし、そう簡単には尻尾を掴ませてくれない気はします。
児童相談所の対応は適切だったのか
児童相談所が事態を把握した(と思われる通報)ときから、さほど時間がたっていないため、「まずは電話して確認」程度に落ち着いてしまっていても、やむを得ない状況だったと言えるでしょう。
沙都子にはかわいそうですが……
ひぐらしのなく頃にの世界は、昭和58年ですので、今よりももっと各種規制が緩かった時代と思われますが、現在は必ず確認するという項目も存在しています。
たとえば、
- 子どもが保護者を怖がっている
- 年齢不相応な行儀の良さなど過度のしつけの影響が見られる
- 保護者がアルコール・薬物依存症である
- 保護者に働く意思がない
- 不自然な転居歴がある
など、沙都子と鉄平との間に虐待があれば疑われるような項目もチェックされてしまいます。
「現在対応中」と冷たい対応ではありましたが、実際問題としても、対応中としか言えない調査状況だったと考えるのが妥当でしょう。
決して、児童相談所の職員たちも、沙都子を見捨てようとしていたわけでなく、手順を踏まなければならない立場であり、通報者と対象者との板挟みは気苦労が絶えないと思いますよ。
ただ、魅音が言っていたように、去年沙都子は嘘の通報をしていた前科がありますので、「今回も嘘ではないのか」とより慎重にならざるを得ない立場でもあるでしょうね。
次回以降の展開としては、大人数で押しかけ、沙都子を救い出そうと画策していましたが、児童相談所は児童相談所なりに、適切な対応を心がけていたとは思います。
プライバシーだと言って見たい・聞きたい情報を開示しないのも、彼ら・彼女らの仕事のうちでしょうからね。
プライバシー保護にうるさくなった現代だと、もっと教えてもらえる情報は少なかったでしょうし。
沙都子への鉄平の虐待は事実なのか
前回は、実はこの世界じゃ善人なんじゃないかと、鉄平擁護もしてみましたが、ひぐらし業11話を見て考察を進めると、やはり鉄平の虐待は有力でしょう。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/12月10日放送/TOKYO MX
強健が売りの沙都子だぞ。落ちた饅頭を食ってもケロッとしてるやつだ。
落ちたお饅頭を食べてもケロッとしてるって、どうなんでしょうね?
クラスメイトの説得方法が、ひどいです。
落ちた饅頭を食ってもケロッとしてる沙都子が、風邪で休みなんてあり得ないと。
元気な沙都子が聞いたら、とびきりのトラップ仕掛けられそうです。反応していたクラスメイトもろとも……
ただ、圭一は「それくらい元気」な沙都子が、また学校を休むなんてあり得ないでしょ、と言いたいまでです。
そりゃ鉄平は、家で召使いのように沙都子を働かせ、自分はぐーたら遊んでいたいでしょうし、ムシャクシャしていたり気に入らない言動を沙都子がしたりしたら熱湯風呂もやむなしなクズ、というのが祟騙し編でも起こりそうです。
それでも鉄平を擁護するとしたら、薬を処方してもらっているのに、アパートから悪臭が立ち込め、日中クレームを入れに来られ起こされてしまうような運のなさと、家事スキルのなさなのかもしれません。
だからといって、沙都子を虐待してもいい理由にはなりませんが、完全な悪人ではなく、善悪がわからなくなるような病気を患っている可能性もあるでしょう。
雛見沢症候群発症者は北条鉄平?
祟騙し編で雛見沢症候群を発症するのは、意外にも「北条鉄平」かもしれません。
なぜか薬を処方されていましたし、入江(監督)たちに見つかっていないだけで、おかしな幻覚や幻聴もあるからこそ、沙都子に強くあたってしまっている可能性だってあります。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/11月27日放送/TOKYO MX
鉄平が処方されていたのは、「頓服薬」です。
頓服薬とはどういう薬で、いつ服用するの?
頓服薬とは、発作時や症状のひどいときに用いる薬です。
解熱剤、鎮痛剤、下剤、睡眠剤、狭心症発作を抑える薬などがあります。
引用:一般社団法人大阪府病院薬剤師会
どのタイプの頓服薬を処方されていたのかまでは、ひぐらしのなく頃に業11話時点では判明していません。
が、雛見沢症候群の症状を知らない医師が診察し、症状に一番近い薬を出しているとするならば、鉄平が雛見沢症候群発症者で、すでに幻覚や幻聴に取り憑かれていてもおかしくありません。
だって、鉄平だって雛見沢で暮らしていた時期もあるわけですから、興宮に潜んでいるうちに入江たちにも見つからず雛見沢症候群を発症し、原因不明ながらよくある病気として処置を施されていても、辻褄は合いますからね。
まあ、雛見沢症候群発症によって虐待の被害に遭うでも、単に北条鉄平がクズで虐待の被害に遭うでも、沙都子はたまったものではないですけど……
梨花ちゃんは実は記憶を失っている
ひぐらしのなく頃に業が始まり、羽入と出会っていたときに、以前の記憶を持っているというお話をしていました。
すべてを理解してるから。
雛見沢のルールも、誰が古手梨花を殺すのかも。
ということだったのですが、実際には「すべて」は理解していないようです。
圭一たちを導けない
綿騙し編では圭一に声をかけ、レナではなく魅音に人形を渡すよう促してくれていた梨花ちゃんでしたが、祟騙し編になってからは、圭一たちを導くことなどできておらず、空気状態です。
圭一が先頭に立ち、鬼ヶ淵死守同盟を巻き込んだ沙都子の救出劇も見てきたのですから、「救出の仕方」を知らなければおかしいはずです。
もちろん、世界が違えば助け方も違うことになりますが、ここまでのひぐらし業を見ていると、結果は違えど大筋では似ている世界を歩んできました。
それならば、なぜ沙都子を助けるために、圭一たちに手を差し伸べないのでしょうか。
その世界における圭一の行動を潰したくない、ということも考えられますが、実は梨花ちゃんは「すべてを理解しているから」と言いつつ、記憶が抜け落ちている部分も多くあるのではないでしょうかね。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/12月10日放送/TOKYO MX
沙都子を助けるために、人手を集めるというのは既定路線だったはずなのに、こんなにも嬉しそうな顔で「これが運命を打ち破る力」なんて言葉は、本当にすべての記憶を持っているのならばしない気がします。
都合のいい部分だけ忘れているとなると、ますますフェザリーヌが怪しい。
羽入も姿を見せませんし、上位世界の神々に、駒としていいように遊ばれているとも思えてきます。
ひぐらしのなく頃に業11話の感想
いやー、ひぐらしのなく頃に業11話で、鬼ヶ淵死守同盟の名言まで飛び出しましたし、これは次週、集会所に乗り込んじゃったり?
それはそれで、祟殺し編とは展開が違いますが、祟騙し編ならではの展開でいいとは思いますし。
ひぐらしのなく頃に業の考察も、もうすぐ折り返し地点に到達するわけですが、11話まで見てもまだ謎だらけですよ。
これが、ひぐらしシリーズでうまく使われている叙述トリックなんでしょうね。
思い込みを捨てると、引っかかりにくいですから、ひぐらし初見さんのほうが、真相にたどり着くのは早いのかも?
それでも、これまでのひぐらしは、年末年始でも使ってぜひとも全シリーズ見てもらいたいですけどね~
どんな叙述トリックで騙されてきたのか、ラストで語られるのかな?
なんて思いを馳せながら、とりあえずは目の前の祟騙し編がどう転がるのか、次週を楽しみにしたいです。
皆さまも、ひぐらしのなく頃に業の考察がありましたら、ぜひコメント欄で盛り上がっていってくださいね!
コメント