こんにちは、さぷらです。
ついに、先週の転スラ16話で登場した魔王ミリム!
最初から最後まで自由っ娘で、それをどうにかこうにか宥めるおっちゃんなリムルなのでした…
彼女のインパクトは強烈ですが、ベスターやガビル達もしれっと住人になってます。
どちらも収まるところにおさまったようで、なんだかホッとしました。
このまま穏やかに、日常が過ぎていくとよいのですが…まだまだ訪れる客人はいるようです。
それでは「転生したらスライムだった件」第17話、参ります!
回復薬研究
ドワルゴンの元大臣だったベスターから、
出典:転生したらスライムだった件/1月29日放送/TOKYO MX
思えばこの回復薬との巡り合わせは、転スラ1話でリムルがあまりにも暇だからととりあえず周囲のヒポクテ草を食べ始めたことからでしたね。
回復薬の種類
まずはおさらいとして、回復薬の種類を以下にまとめます。
・フルポーション…ヒポクテ草を99%抽出した完全回復薬。欠損した部分すら回復させてしまう。
・ハイポーション…ヒポクテ草を98%抽出した上位回復薬。上記のフルよりは性能が劣る。
・ロウポーション…上記のポーションよりも下位の回復薬。
フルとハイとでは1%の違いがありますが、ベスターの説明ではそれが「大きな差がある」としています。
大きな違いがある1%【フルポーションとハイポーション】
というのも転スラ4話に遡ると、リムル製のフルポーションはドワーフ3兄弟の重傷を完全に治療しています。
「腕が千切れかけてて、生き残れても仕事がなくなるところだった。ありがとう」
次男のドルドは生々しい台詞を口にしていますが、彼の腕はとてもそんなことがなかったという程の見事な回復でした。
また報告の例としてゴブタが起用されていますが、ハイポーションを使用した場合は傷の回復はされていますが服の修復まではされていません。
今回ベスターの働きにより、これまではリムルの体内でしか生成できなかったフルポーションを完成させます。
回復薬売るよ!
そこでフルポーションを量産して売り出してはどうかとリムルは提案しますが、カイジンがそれに待ったをかけます。
「旦那、難しいぜ…この薬は性能が良すぎるんだよ、普段から気軽に使用できない。
それこそ、英雄級の者達が万が一に備えるレベルの品質だからな」
フルポーションよりはやや性能の劣るハイポーションですら、「ドワーフ技術の結晶」といわれている代物なので、おそらくとても高価なものとして取り扱われていると見ています。
そのため品質を低くしたロウポーションを量産・販売した方がよいということになりました。
今回リムルの手を借りずしてフルポーションを完成させた実績も、提案と合わせてガゼル王へ報告すると見ています。
いずれそれが巡り巡って、「あの良質なテンペスト産のポーション」という評判が出回るのではないでしょうか。
他の魔王達の動き
さて、国の発展によい風が吹く中、暗雲もやってきます。
出典:転生したらスライムだった件/1月29日放送/TOKYO MX
ミリムと親交のある他の魔王達(左がカリオン、中央がクレイマン、右がフレイ)が、それぞれ動き出しました。
三獣士・フォビオ
突然ジュラ・テンペストにやって来たのは、魔王・カリオンの命を受けてやって来たフォビオという三獣士の一人でした。
「リムル達を配下に」と常に上から目線で、すぐに手を挙げるという気性の荒い性格をしています。
それは話し合いの席でも同様で、あからさまに喧嘩上等の姿勢を崩しませんでした。
報復を決意か?
またフォビオは、言動からして非常にプライドが高いようです。
ミリムが魔王とはいえ一発でのされてしまったのは屈辱的だったのか、「後悔させてやる」と捨て台詞を残して去っています。
今後ミリムになんらかの報復を仕掛けてくることが予想されますが、当の本人としては仮になにかをされたとしても、おそらくなんの問題もないでしょう。
ただしリムルは転スラ16話で、「ミリムが巻き起こす旋風は、まだ吹き始めたばかり」と不穏な言葉で締め括っています。
これは逆にリムル達の方に、少なからず影響を及ぼす危険性があるとも解釈できます。
中庸道化連・ティア
次にクレイマンですが、彼は各方面に網を張って情報を集めており、まだ事を荒立てる気はないようです。
その網の一つであるのが、
この中庸道化連ですが、公式サイトによると下記のように記されています。
中庸道化連 …「なんでも屋」を自称しつつ、さまざまな策謀を巡らす怪人たちの集団。
引用:アニメ公式サイト「転生したらスライムだった件」より
またこの集団には、副会長としてラプラスが在籍しています。
魔王であるクレイマンが懇意にしているところからみて、彼らの仕事ぶりは非常に優れているのでしょう。
「なんでも屋」ということもあって、商売の一環として今後リムル達にも接触してくる可能性もありえます。
カリュブディス
そしてそのティアが持ち帰った情報が、「魔王・フレイがカリュブディスの復活を警戒している」というものです。
出典:転生したらスライムだった件/1月29日放送/TOKYO MX
遠くからでも、相当の大きさであることが見て取れます。
「カリュブディス」という名前の由来は、ギリシャ神話に登場する罰を受けて怪物となった女神から来ていると思われます。
本来は海に現れる怪物で、渦潮を引き起こし人々に恐れられていたとなっていますが…どうも空を飛んでいるようなので上空で暴れ回る怪物なのでしょうか。
クレイマン達はそのカリュブディスの封印場所を探し出して使役することを目論んでいるようです。
事が上手く運べば、それを伴ってリムル達の前に現れる算段なのかもしれません。
人間側との交流
騒がしい動きは、なにも魔物側だけではありません。
今回はジュラ・テンペストの発展やオークロードの情報を受けて、ブルムンド王国とファルムス王国が調査に動き出します。
出典:転生したらスライムだった件/10月9日放送/TOKYO MX
ちなみにファルムス王国は、ブルムンドとドワルゴンを間に挟んだ場所にある国です。
大森林とも隣接していることから、ブルムンドとほぼ同じ日数(人の足で数ヵ月程)でジュラ・テンペストに行けると思われます。
リムルの真(?)の狙い
今回偶然居合わせることとなった辺境調査団のヨウムに、リムルは「オークロードを倒した英雄」となってほしいことを持ち掛けます。
これは自分達魔物というマイナスイメージを和らげるために、人間である彼に表立ってもらうという意図からなのですが…
彼がこの発想に至ったのは、かつて「伝説の英雄」と呼ばれたシズとの触れ合いも影響しているのかもしれません。
以前彼女とのやりとりで交わした、「わるいスライムじゃないよ?」という言葉を覚えていらっしゃいますでしょうか。
この言葉のそもそものきっかけは、人間であるシズやカバル達に無害アピールをするために発したものです。
リムルとしては、いずれ自他共に「よいスライムになれるように」との願いを込めて提案した…なんて考えもあるのかも。
転生したらスライムだった件(転スラ)17話の感想
わかりやすいからなのでしょうけど、回復薬なのだから天に召されちゃダメでしょうよゴブタ…いやとてもわかりやすかったけども。
それと今回は今まで以上にキャラクターが入り乱れていた印象です。
各魔王の配下である魔物達の動きが不穏ですし、しばらく蚊帳の外だった人間もリムル達を調査するために現れましたしね。
久々のカバル達は相変わらずというか、悪運が強いというか…それが彼らの魅力でもあるんでしょうけど。
ファルムス王国からやってきたヨウム達については、思ったよりも早く友好な関係を築けていけるようですね。
これはリムルやテンペストの住人が、種族の隔たりなく互いに交流している賜物なのだと思います。
そういえば転スラにも、スマホアプリ「転生したらスライムだった件 ~魔国連邦創世記~」がありますが、もし彼らの戦いや国づくりを実体験したいという方には最適かもしれませんね!
それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
コメント
今回もカットされて悲しいシーンがいくつかありました。前回みたいに物語の伏線部分のカットとかはすくなかったですが・・・
フルポーションはエリクサーに次ぐ回復量を誇る薬です(ただしエリクサーはフルポーションの初回説明時に名前が出ただけで最後まで登場しませんでした)
基本的に流通しているポーションはベスターも言っていた(と思う)通りローポーションで中上級の冒険者が万が一に備えて買っておくのがハイポーションです。
さらにフルポーションは効能が良すぎる為戦争のあり方が変化する危険性もこのシーンで示唆していたはずです。
カリュブディス
ウェルドラの申し子と言われており、知性はなく本能のままに殺戮を繰り返す災厄級モンスター、死亡しても一定時間経過すると蘇る。勇者によって封印されている。
災禍クラスになってないのは知性がない為あり知性があれば魔王級のクラスである災禍クラスになっている可能性があるとの事
今後出てきますが実は新OPにも出ています。
三獣士フォビオ
まず勘違いしそうな場面としてミリムは炎を使った攻撃は一切しておりません相手の攻撃によって出た炎を上にそらたのがリムルがみた炎です。
今回セリフのカットだけではなくセリフの追加もありました。追加セリフのせいで4魔王会議のカットで生じると思っていたことに対して辻褄が合うようになってしまった。
ファルムス王国
オークロード調査団のバック背景がカットされてました。ファルムス王国でジュラの森に接している領土を持つ二ドル・マイガス伯爵(ここでしか出ない)は対ウェルドラという名目で支給されていた補助金を着服して森への対策を怠っておりました。そんな中でオークロード出現のうわさがマイガス伯爵領に流れました。私兵は町の守りのために動かせず、国軍は情報がないと動かせない為、他の人を使う事を考えますが伯爵はできるだけ金を使いたくないので冒険者より脛に傷があるような連中を集めできたのが今回の調査団です。契約魔法(実は解呪済み)で縛られてます。アニメでは金で雇ったとか言ってますがこれは伯爵のバック背景を書かないようにするための改変でしょう。伯爵の部下は死んでも惜しくない若造であるロンメル一人でロンメルはヨウムに惹かれてしまっている。
ちなみにファルムス王国は西側の国で唯一技術国であるドワルゴンに接している国で西側の国々とドワルゴンとの貿易と観光が国の収入の大部分です。商人をはじめすべての物に税をかけることで国が潤ってます。
いつもの3人冒険者
原作や漫画だとヨウムが助けに入って劣勢になってからゴブタ出現というパターンだったのにアニメだと3人がヨウムにMPKしかけて戦闘開始直前にゴブタが来るというパターンになっているが不満な点の1つめ MPKはいかんぜよ
MPKとはMonster Player Killerの略。モンスターに他者を殺させる行為のこと。MMORPGの世界でもよく使われる言葉で、迷惑行為とされている。
人間との会議
セリフのカットが不満な点2ヨウムの「なんでスライムがしゃべるんだよ、おかしいだろ」と言ったシーンがないのが残念(普通スライムはしゃべりません)
英雄になってと言ったリムルへのセリフとして「俺に勇者の真似事をしろってか?」と言った後ミリムが「勇者はだめだぞ、あれは魔王と同じ特別な存在で、勝手に名乗って良いものではないのだ、勇者を名乗るものには因果が巡る。長生きしたければせいぜい英雄と名乗るがよい」という伏線のカットが入りましたしその後の「そういう話じゃねよガキ!大体・・・」ゴツン と言った落ちまでカットは悲しい
よいスライムになれるように リムル多分この時点ではそう考えていても不思議はありませんがリムルの甘い考えです。人間はそんなに綺麗な存在ではありません。この作品でも人間の一部には反吐が出るくらい強欲で自己利的で人の事を考えないほどの独善的な奴も出てきます。
まぁ登場人物がめっちゃ多いだけあって色々な思惑を持った人が出てくることもこの作品の魅力の一つです。ただアニメでは起こった事の流れだけやって裏の部分などはカットされてしまいそうだけど(各国や一神教の宗教団体、人間の裏組織、魔王とか様々な思惑が交差して複雑になるから)
まだまだゲスい奴がごく一部しか登場していないので、今後出てくるであろうゲスい敵キャラがアニメではどう動くが楽しみです。
コメントありがとうございます!
フルポーションについては戦争の点での言及もあったんですね。
リムルが誰かれ構わず使用しているため忘れがちですが、それこそ奇跡的な発明と見方を変えれば納得です。
ベスターの涙はそれが上手く表現されているシーンですよね。
カリュブディス、やっぱり新OPにもいますよね!
角度によるものなのか最初は人が数人乗れるくらいの大きさだと思っていたのですが、あんなに大きいとは…
ということはミリムは被害を最小限にしていたと…それはお昼抜きで暴れるのもわからないでもない。
MPK…言われてみればそうかもしれませんね。
ただそれと合わせてファルムス王国やヨウム達のカット、この17話でもですがその次の18話の様子と合わせて考えると、致し方がないのかなと個人的に思います。
今後ヨウム達は英雄となるためにリムル達とは離れて行動するわけですから、彼らまでとなると尺の都合がががになるわけで…
私としても、リムルの人間に対する考えは非常に甘いと思います。
ただ転生してから出会った人間はシズを始めとしていい人達だったからこそだとも思います。
今後その考えが揺れること、挫けることがあるであろう中で、リムルが人間とどう向き合っていくのかも注目しています。
これは人間と魔物の両方の立場に立てるリムルの特権であり、また苦悩でもあるでしょう。
回復薬
ドワーフの技術とリムルの精製はほぼ同じ方法で行われていました。
ただ一点だけ違うのはリムルの体内で精製しているので「空気に触れていない」という点だけです。
リムルから聞いたそれをヒントにフルポーションが完成しました。
三獣士 黒豹牙フォビオ
“獅子王(ビーストマスター)”カリオンが治める獣人の国ユーラザニアの最高幹部 三獣士の黒一点で、カリオンをかつてのベスターのように尊敬しています。
ベスターのようにと表現した通りカリオンの役に立ちたくてかなり焦っています。
ヨウム
更生施設に入っていた不良たちのリーダー格です。
ファルムス王国の大森林の近くに領地を構える貴族が、大森林対策費としての国の援助金を着服していたのですが、ヴェルドラの消滅で対策費を貰えなくなりました。
ヴェルドラの消滅で魔物が活性化しそうなのに何も対策がなく対策費も貰えなくなった所で豚頭帝の情報が来ました。
困った貴族が更生施設の不良たちを調査団という事にしてロンメル(黒髪眼鏡の少年魔術師)をお目付け役に大森林に送り出しました。
豚頭帝の情報を手に入れたら調査団を囮にしてロンメルだけ帰ってこい、という布陣です。
ところがヨウムのカリスマにロンメルが心酔してしまい、調査団が全滅した事にしてロンメルが報告、後に姿を消してヨウムの元へ行く事にして大森林を彷徨っていました。
ヨウムは口と態度は悪いのですが「いいヤツ」です。
漫画ではなぜすぐに逃げなかったのかと聞いたリムルに「豚頭帝の情報を教えてやらねぇと町の人が危ねぇじゃねーか。あの町にゃ説教くせぇジジイや酒場のお節介なババアやあとをついてまわるうぜえガキ共だっているんだ。勘違いするなよ、あいつらが死んだら寝覚めが悪いと思っただけだ」と答えています。
そういういいヤツだったのでリムルはヨウム英雄化計画を持ちかけました。
勇者
漫画ではこの英雄化の話し合いの最中、ミリムが「勇者は駄目だぞ。あれは魔王と同じで特別な存在なのだ。勇者を自称すれば因果が巡る。長生きしたければせいぜい英雄を名乗ることだ」と発言しています。
他の資料によると具体的には勇者を名乗ると魔王との因縁が出来るそうです。
魔王レオンだけは勇者兼魔王で自己完結していて例外です。
ネタバレですが
会長“呪術王(カースロード)”カザリーム
副会長“享楽の道化(ワンダーピエロ)”ラプラス
“涙目の道化(ティアドロップ)”ティア
“怒った道化(アングリーピエロ)”フットマン
かつては「仲間達で楽しく生きようぜ」という組織でした。
会長が魔王だったのですが、勇者レオンに倒されそのままレオンが魔王を名乗り魔王の席を奪われた形なので魔王レオンへの復讐を企んでいます。
魔王“人形傀儡師(マリオネットマスター)”クレイマン
傀儡国ジスターヴを治める魔王で他者を操るのが得意です。
実は中庸道化連の“喜狂の道化(クレイジーピエロ)”で会長を親代わりとして育ちました。
中庸道化連だけに心を開き、配下も信用していません。
会長がレオンに倒された際、その頭脳から魔王の座に座るよう仲間達に要請され会長の国を継承しました。
会長の復活とレオンへの復讐が悲願です。
魔王種で魔王としてはあまり強くなく、ティアにも小説で「アンタはアタイ達より弱いんだからさ、一人で無茶したら駄目だよ?」と言われてしまうので「真なる魔王」に覚醒しようと目論んでいます。
書こうと思ってて忘れてた事が……追記します。
ゴブタが装備していた小太刀ですが、対ガビル戦勝利のご褒美です。
端折られましたがカバル、フューズ、ヨウムの剣ではロクに切れなかった領域の主(エリアボス)槍脚鎧蜘蛛(ナイトスパイダー)も切れる切れ味の良さ。
さらにリムルが変質者で刀身に魔法を付与したのでゴブタの魔力を大量に使用して水氷大魔槍(アイシクルランス)を射出できます。
鞘の方もリムルが遊びで作った鞘型電磁砲(ケースキャノン)になってまして、鞘の底に仕込んだ弾丸を鞘に変質者で付与した黒雷の力で射出するコイルガンになってます。
ゴブタ自身もハクロウの特訓により蜘蛛を鈍間(ノロマ)呼ばわりするくらい強くなっています。
コメントありがとうございます!
補足の分とまとめましてこちらでお返事させていただきますね。
ベスター有能ですね! そんな些細なヒントで完成に辿り着いたなんて!
カイジンやガビルでなくてもベスターだからこそやり遂げられたと拍手を贈りたいです!
フォビオは17話と18話で印象ががらりと変わりました。
カリオンを本当に尊敬しているからこそ、その下に付いている自分も常に強くあらねばならないというプライドなのですね。
だからこそ空回りする…本人は至って真剣なのでちょっと気の毒です。
「勘違いするなよ」ってヨウム、それ典型的ツンデレキャラじゃないですか!
その台詞はアニメでも是非聴いてみたかったですね!
ゴブタの小太刀にそんな機能が!
今回のカリュブディス戦で使用されるでしょうか、されるなら観てみたいです!