毎週展開が気になる、2020年ひぐらしのなく頃に業4話、開幕ッ!!
前回は、「鬼隠し編」ではなく「鬼騙し編」ともあるせいなのか、オヤシロさまの祟りも鬼隠し編と違っていた、といったお話。
レナの名言「嘘だッ!!」も聞けましたし、鬼隠し編のレナと聞き比べてみるのもいいかもしれませんね。
今回、鬼騙し編 其の四となるひぐらしのなく頃に業4話では、梨花ちゃんがレナの言動に不安を抱く圭一に、助言を与えていました。
助言を与えられるのは、これまでのカケラで何度も失敗を繰り返してきたおかげでもありますね。
にぱー☆
そんな梨花ちゃんと、一緒に住む沙都子ですが、梨花ちゃんは「すべてを理解してるから。雛見沢のルールも、誰が古手梨花を殺すのかも。」と大見得を切っていた割に、あっさりと沙都子とともに犠牲に……
鬼騙し編で、梨花と沙都子を刺した犯人は誰だったのかを含め、考察を進めてみます。
レナの姿は疑心暗鬼か、本物か
2006年に放送されたひぐらしのなく頃にの「鬼隠し編」にも出てきていましたが、圭一がレナや魅音の言動に不安を抱き、最終的にはバットで殴り殺してしまうのが、疑心暗鬼な圭一です。
ひぐらしのなく頃に業に出てきた圭一も例外ではなく、疑心暗鬼になってはいたようでしたが、梨花ちゃんの救いの手もあり、鬼騙し編では狂うことなく終わるのかと思いきや、狂ったのはレナの方だった!
まさか! 間宮リナ片付けちゃった「罪滅し編」ルートのレナも混じってたのかな?
そんなレナのことを考えてしまうと、あながち圭一が怯えていたレナの言動も疑心暗鬼なだけではなく、実際にレナが恐ろしい言動をしていたのを見聞きしてしまったのかもしれません。
バラバラにして隠す準備をしてくるレナ
レナは圭一の母親に頼まれ夕食を持ってきたのを装い前原屋敷に上がり込み、台所を借りて広げていたのが、圭一をバラバラにして隠すための道具一式。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月22日放送/TOKYO MX
いろいろ持ってきていますね。
手錠にロープにゴム手袋に、糸鋸にタオルにシートやバッグなどなど、バラバラにしてゴミ山に隠す気満々な気がしてなりません。
こんなものを準備し、かつレナが雛見沢症候群にかかる世界(カケラ)と言えば、やはり「罪滅し編」ルートを思い出すでしょう。
まだ「罪滅し編」を見ていない方は、ぜひそちらも見ていただくと、レナの心情がわかるかと。
また、レナは圭一を襲う際に「お父さんのため」と言っていましたので、これまでのカケラで考えると、この鬼騙し編のレナは間宮リナとも関わり合いがあり、レナの父親は間宮リナに騙されているカケラと推測できます。
ひぐらしのなく頃に業のEDに、家で飲んだくれてぐーたらしている、汚い部屋にいる父親も出てきていましたが、そのカケラと鬼騙し編とは、別だと考えられますね。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
間宮リナの美人局被害に遭っているレナの父親だとしたら、家で飲んだくれ汚い部屋にはおらず、オシャレな部屋にしようと、リナに言われるがまま家具も買い直しているでしょうからね。
こんな狂ったレナの姿を見てしまうと、鬼騙し編で圭一が見てきた(見えたと感じてきた)レナの言動は、あながちすべてが圭一の疑心暗鬼のせいとは思えなくなってしまいます。
梨花ちゃんの言っていたとおり、圭一が疑心暗鬼なだけで、「たまたま疲れていたり機嫌が悪かったりしただけ」が原因でレナが恐ろしく見えてしまったのかもしれません。
ですが、鬼騙し編のレナが実際にふすまの影から圭一のことを覗いていたり、ケンタくん人形を運ぶときに放っただけの「バラバラ」という言葉に変な反応を見せていたりしたのが、梨花ちゃんの言うような原因ではなく『レナの隠し事』のために出ていた、正常な精神であっても怯えるような行為をしていた可能性も否定できないでしょう。
レナを殺した犯人は本当に圭一なのか
レナに包丁で襲われ、応戦していた圭一ですが、気づくとレナはぐったりと倒れ、グサグサ刺されていた側だったはずの圭一は一命を取りとめました。
レナは助からなかったのに……
事件のことを聞きに来た大石にも、しっかりとした答えをすることがなかった圭一ですが、感覚はあったというお話。
ただ、本当にレナを殺した犯人は、圭一だったのでしょうかね?
山狗が介入した?
ひぐらしのなく頃に業4話には入江診療所が出てきましたが、そこに山狗の隊員らしき人物も出てきていました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月22日放送/TOKYO MX
あくまでも、山狗の隊員らしき、というだけで、山狗の隊員と決まったわけではありませんけどね。
仮に、この人物が山狗の隊員だとすると、入江診療所は入江機関として雛見沢症候群の研究をしてきた実績があるでしょうから、圭一とレナが雛見沢症候群を発症しているとわかれば、被験者にしかねません。
特に、今年の綿流しでは、鷹野三四と富竹ジロウが行方不明の鬼隠し状態ですので、2人分の死体としてレナと圭一の死体も欲していた可能性があります。
綿流しの晩とは日付がずれてしまいましたが、これも今までとは一味違うオヤシロさまの祟りとして、雛見沢村の住人には受け入れられる程度の誤差なのかもしれませんね。
正直、レナの包丁に比べて、圭一が手にした時計では、いくら男女の違いがあれど戦力差がありすぎるでしょう。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月22日放送/TOKYO MX
圭一から先に殴りかかっていて、レナから刺される前に重症を負わせておけたのであれば、圭一にも十分勝機はあったとは思われますが、お腹を包丁でグッサグサに刺されてから反撃しても全力は出せず、レナを追い返すのが精一杯な気がします。
ただ現実には、レナは助からず死んでしまい、圭一は一命を取りとめていましたので、山狗のような第三者が介入してレナを殺したと考えたほうがよさそうです。
大石が病室に事件について聞きに来たのも、レナと圭一がなぜ殺し合いになったのかだけではなく、得物のパワーバランスからしても負けるはずだった圭一がなぜ生き残ったのか、鬼騙し編では圭一すらも知らない真相を暴きたかったのではないでしょうか。
梨花と沙都子は誰に刺されたのか
ひぐらしのなく頃に業4話で、奇跡的に生還できた圭一が魅音から聞かされたのは、レナと圭一の事件翌日に、梨花ちゃんと沙都子が、首を包丁で刺されて死んでいたということ。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月22日放送/TOKYO MX
事件と事故双方から捜査はしているようですが、梨花ちゃんがカケラを抜け出そうと圭一にアドバイスをしていたことからも、自殺ということはないと思われます。
もしかすると、レナが助からないカケラならばやり直そうと、梨花ちゃん自ら首をグサグサしていたのかもしれませんが、それを見た沙都子が自分でやるかは疑問です。
梨花と沙都子殺しも山狗か
梨花ちゃんの事件となると、犯人として一番考えられるのは、やはり山狗でしょう。
ついでに、一緒にいた沙都子を手にかけることだって、依頼とあればなんとも思わなそうな連中です。
ただ、裏で糸を引いていた真犯人となると、東京の野村さんのような人物も浮上してきます。
実際に、看護師として雛見沢症候群の首のかゆみを確認したのではないかと思われるシーンも描かれていましたし、ただの病院の看護師とは思えません。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月22日放送/TOKYO MX
鷹野三四も失踪したように見せかけているのでなく、実際に失踪しているとすると、山狗に命令を下しているのは、この怪しい看護師のような、組織の人間もありそうです。
入江診療所で圭一が診察を受けられなかったのも、監督を含めてすでに入江機関は制圧されてしまっており、雛見沢症候群に関するデータや書類などを運び出すため、村人を追い返していたのかもしれません。
看護師が持ってきていた注射器の中身は空っぽのようでしたので、圭一の採血をして雛見沢症候群のデータとして持ち帰ろうとしたのか、ごく一般的な治療の一環だったのか、答えを見せてもらえる日はくるのでしょうか。
ひぐらしのなく頃に業4話の感想
ひぐらしのなく頃に業4話にして鬼騙し編 其の四でしたが、圭一じゃなくレナがおかしくなっちゃうパターンでしたか。
これまでの反応的に、ある程度予想はしていたことでもありますが、さすがに梨花ちゃんと沙都子が一緒に刺されているとは思いませんでした。
十中八九他殺だとは思うんですが、ひぐらし業のことですし、意外と自殺だったりして?
実際、次のカケラの綿騙し編はまた違う世界とは思われますが、「鬼隠し編」と「鬼騙し編」の関係のように、「綿流し編」と「綿騙し編」も、似ているようで違うカケラなのでしょうね。
梨花ちゃんが、正しい道を進んで、どのカケラで昭和58年6月を超えられるのか、これから先もっと見どころがありそうです。
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