こんにちは、さぷらです。
先週の「
やはり性能が優れているだけあって、ブラウン・ベス達はベルガーを前に苦戦を強いられてしまいます。
しかしそんなハンデを「
それだけでなくブラウン・ベスはドライゼから、シャルル・ヴィル達はシャスポーからためになる戦法や戦術を学ぶことができました。
次に彼らはなにを学び、そしてどんな結びつきを見せてくれるのか!
それでは「千銃士」第4話に参りましょう!
レジスタンス活動での貴銃士達
今回は
そこで気になった点を述べていきます。
大半の人間は「貴銃士」を知らない?
序盤から、港を取り仕切っていると思われるオニールはアリ・パシャ達をこう論じています。
「それにしては若すぎる気もするが、まあそこは信じよう。銃を晒した上に、ノア・ネルソンからの紹介状もあるしな」
まず補足として、ノア・ネルソンとは1話で世界帝軍に拘束されていたところをブラウン・ベス達が救出した人物です。
彼は「直接民主主義」を掲げた活動家のため顔が広く、おかげでアリ・パシャ達はオニールとの交渉を設けることができました。
さて、そのオニールの台詞で気になったのが、「若すぎる」と「銃を晒した」の二つです。
そこからから見えてきたのは、一般の人達は「
貴銃士 = 誰?
まず「若すぎる」という台詞からは、世界帝軍とレジスタンスの交戦がそれだけ長く行われているということを指しています。
短くて数年、長くて十数年単位といったところでしょうか。
だからこそ見た目は10代や20代の年齢に見えるアリ・パシャ達に対して「若すぎる」と認識したのではと考えられます。
またオニールは彼らを「貴銃士」とは呼ばずに、「銃を晒した(武器を持っている手練れ)」と言っていることから、アリ・パシャ達が「銃から生まれた貴銃士」であることを知らない、もしくは知らされていないと見受けられます。
貴銃士 = なにそれ?
あるいは「貴銃士」という存在すら、一般的には認知されていないということも考えられます。
もしかするとレジスタンスの大半が、「貴銃士」の存在を知らない可能性だって有り得ます。
なにしろ「貴銃士」はレジスタンスの貴重かつ重要な戦力であるため、世界帝軍が跋扈する中でそう大っぴらにできる存在ではありません。
レジスタンスの中にスパイがいる可能性や、「貴銃士」と認識した上で関わった一般の人物から世界帝軍に情報が漏れるという危険性がある以上、その存在は秘匿されていると考えるのが妥当でしょう。
もっとも「銃から生まれた存在」と説明して、それを素直に信じるのかどうかという根本的な問題もあるのでしょうが…
大粛清とは?
またオニールは、こんな台詞も口にしていました。
「あの
大粛清 でレジスタンスは壊滅。世界帝府の独裁が確立しちまった今、お前さん達はなんで無駄な戦いを続けているんだ?」
どうもレジスタンスは一度、世界帝府が行った「大粛清」によって甚大な被害を受けているようです。
また現在のレジスタンスはその「大粛清」から奇跡的に生き延びた残党であり、ここ最近になって再び活動を始めたとされています。
さらにですがもう一つ、2話の最後にあったナポレオンとイエヤスの会話を列挙します。
2話
ナポレオン「そうでなくては困る。いつ、奴らが現れてもおかしくないのだから」イエヤス「わかっているさ。もうあんなことは御免だ。俺達も、マスターも」
ナポレオン達とマスターは、世界帝軍に所属する「奴ら(恐らくですが
「大粛清」の時に「奴ら」と交戦した可能性
そこから見えてくるのは、ナポレオン達が「奴ら」と交戦したのは、その「大粛清」の時である可能性です。
どちらも詳細までは語られていないため、あくまで推測の域ですが、貴銃士達の中ではそれなりの立場と力を有している様子のナポレオンとイエヤスが、その「奴ら」に対して危機感を隠すこともなく語っています。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
それだけ「奴ら」との戦いが壮絶なものであり、辛酸を舐めたからこその態度なのでしょう。
もしかするとイエヤスが「
さらにいえば、前回の3話で述べたブラウン・ベスやドライゼを除いて、「絶対高貴」を発動できると見ている11人は、「大粛清」を経験した者達であり、その前後で「絶対高貴」に目覚めたという推測も立てられます。
そしてこれは酷な言い方ですが、「大粛清」と銘打っているだけあって、多くの人や物が奪われたことは想像に難くありません。
貴銃士達の心持ちに左右されがちな「絶対高貴」に目覚める環境としては、これ以上ない状況だったのではないでしょうか。
これまでブラウン・ベス達が目覚めた状況も例に考えてみると、その可能性は十分に考えられます。
今回の惨劇で見えてきたこと
4話では貴銃士達、特にスプリングフィールドは港で暮らす人達との交流を深めていきました。
しかしその後、オニールは世界帝軍の強襲によって命を落としてしまいます。
その理由は、諜報活動を行っているケインのこの台詞から読み取れるでしょう。
「世界帝軍がこの街に、反世界帝の嫌疑をかけていると」
それに対してオニールは、既にその情報を把握し、偽の情報を流したと返しています。
そして何度も世界帝軍の裏をかいている実績から、それ事態が罠だとしても抜かりはないとも続けています。
しかしその「油断」から、今回の惨劇を招いてしまいました。
レジスタンスの今後
それによって今後語られるかどうかはわかりませんが、オニールの身に起こった出来事がきっかけで、港がレジスタンスへの協力を拒否、もしくは萎縮してしまう可能性が考えられます。
恐らくこのような一進一退を繰り返しているために、人手不足や物資困難等といったレジスタンスの活動が未だ制限されている事態を招いているのだと思われます。
マスターが動き出すかも?
そしてそのような事態を何度も目にしたからこそ、ブラウン・ベス達のマスターは無茶を承知で貴銃士を呼び覚ましていると考えます。
マスターが貴銃士を呼び覚ます力を有し、直接参加をしてはいないものの、
そしてタイミングが良いのか悪いのか、2話でレオポルトとマルガリータが「
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
そうなると、マスターは無理を強いてでも、「新たな貴銃士」を呼び覚ます行動に出るのではないでしょうか。
千銃士(アニメ)4話の感想
今回の貴銃士達は、それぞれの一般の人達との触れ合いが描かれていてとても興味深かったです。
個人的に、今までの「千銃士」の中で一番好きです。
出典:千銃士/07月24日放送/TOKYO MX
ケンタッキーが「スパナ」と呼ばれたり、スプリングフィールド達が猫を探して街中を駆けずり回ったり、エセンが思わず吹き出してしまったりと、まさに心温まる素敵なお話でした!
そうだっただけに、知り合えたオニール、そして子供達のことは非常に悲しいですね…
このような避けられない現実が、今後ブラウン・ベス達の身に次々と降りかかってくるのかと思うと、胸が痛みます…
ベルガーを始めとした「現代銃」も、このまま大人しくしているとは思えませんし、彼らとの戦いはさらに激しさを増すでしょう!
それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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