こんにちは。アニメ ニル・アドミラリの天秤担当のnk(エヌケー)です。
第2話最速放送日の4月15日は尾崎隼人くんの誕生日だったようですね。おめでとうございます!
第1話ではツグミが帝国図書情報資産管理局(通称:フクロウ)に入るまでが描かれていました。
そして今回、第2話ではお勤めすることになったフクロウのメンバーが続々登場しましたね。
ゲーム内では攻略対象と思しき面々よりもキャラクターが濃い研究部・部長。
フクロウは中々一筋縄ではいかない組織のようですね…!
フクロウのアパート住人
第2話で新たに登場した人物もいますので、まずは(攻略対象の可能性が高い)フクロウのアパート住人を紹介していきたいと思います。
また、登場人物には皆、鳥に関する字があるのも特徴ですので、それぞれの鳥からキャラクターについて考察もしてみます。
尾崎 隼人(おざき はやと)
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月8日放送/TOKYO MX
フクロウ・探索部の一員で、第1話でツグミの下を訪れたうちの一人。
自身でも「回りくどいことは苦手」と言っており、またツグミがアウラを見ることができると分かるやいなや「あなたがほしい」と口にしてしまう様子を見ると、ストレートな人のようです。
鳥:隼(はやぶさ)
ハヤブサ科の鳥。河川、沼地の近くに生息し、小動物を捕えて食べる習性を持っています。
上空から降下する際の最大速度は時速200km~300kmで、速さを象徴する鳥のようです。
事件を解決する際の頭の回転の早さを暗示しているのか、あるいは足が速いなど身体能力の高さを意味しての名なのでしょうか。
鴻上 滉(こうがみ あきら)
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月8日放送/TOKYO MX
フクロウ・探索部に所属。(画像左上)
第1話では隼人とともにツグミの家に訪れています。
口数の少ない人物で、ツグミの歓迎会もお寿司を一つ食べて部屋に戻るなど、単独行動が多そうな人物。
鳥:鴻(おおとり/ひしくい)
「おおとり」と読んだ場合はオオハクチョウを指しますが、「ひしくい」は雁の一種です。
どちらも渡り鳥として冬に日本に来ます。
他所からフクロウに来たことを意味しているのか、あるいは他の組織へ渡っていくという暗示と考えることもできそうです。
星川 翡翠(ほしかわ ひすい)
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月15日放送/TOKYO MX
フクロウ・探索部のメンバー。
ツグミのアウラが見える能力に興味がある様子。
公式ホームページでは翡翠自身も不思議な能力を持っていると書いてありますが、詳細はまだ明かされていません。
稀モノに関する能力だとは思いますが、なぜ「僕にも…」と言葉を濁したのか気になるところです。
鳥:翡翠(ひすい)
いわゆる「カワセミ」と呼ばれる鳥です。
背や羽が青緑色、足が赤いのが特徴。
翡翠の左右の目の色はここからとられたもののようですね。
また、翡は雄、翠は雌を指すことから、彼の容姿が中性的なのもあって名付けられたように感じます。
汀 紫鶴(みぎわ しづる)
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月15日放送/TOKYO MX
アパートの住人で唯一フクロウのメンバーではない人物。(画像左)
なぜフクロウのメンバーと一緒に暮らしているか、まだわかりません。
作家として活躍しており、ツグミの弟・ヒタキも大ファンです。
登場時ツグミをナンパしており、軽薄なイメージを抱かせる一面もあります。
鳥:鶴
縁起物としても親しまれている鶴。
体系優美で平安時代より以前には「たず」という語で歌にも登場します。
また、鳴き声を出す器官が発達しており、数百メートル響き渡るという特徴を持っています。
紫鶴がとても有名な作家であるのはこういったエピソードからきているのかもしれません。
番外編:鳥は時代を象徴している?
第二次世界大戦中活躍した一式戦闘機の愛称は「隼」といいます。
また同じく大戦中に開発された二式単座戦闘機に乗っていたのが「かわせみ部隊」。
また帝国海軍は「鴻(おおとり)型水雷艇」や「翔鶴型航空母艦」を所有していました。
ニルアドの世界でも大戦に向かっているという、時代の象徴としてこれらの鳥が選ばれたのでしょうか。
ニルアド社会と現実の歴史を比較考察
ニルアドは大正25年という架空の年を扱っていることもあり、実際の時代と一致する部分と異なる部分があります。
歴史と比較して、大正25年の社会について考察していきたいと思います。
ファッション
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月15日放送/TOKYO MX
ツグミが初めてフクロウの制服を着た時、スカート丈が短くないか心配した彼女に、隼人や翡翠が「全然!」と力強く否定しています。
また「短い丈の洋服を着ている女性も多い」とも言っていました。
しかし、ミニスカートが生まれたのは1960年代のロンドンとされています。
大正25年に当たる1935年よりだいぶ後ですので、ここは実際の歴史とは異なる部分と言えます。
第1話でツグミがかぶっていた帽子はクロッシェといい、実際に戦前の女性の間で流行していたようです。
昭和初期にはモダン・ガールと呼ばれる女性たちが、アメリカやイギリスの流行を取り入れたファッションを身にまとっていました。
それまでの日本のファッションから見ると斬新なものだったようです。
ツグミの私服は当時の流行を取り入れたものなのかもしれません。
女性の職業
フクロウは国立図書館における一つの部署です。
国立図書館には女性職員の姿も見られ、男性と肩を並べて働いているようにも見受けられます。
図書館のモデルは言うまでもなく、旧・帝国図書館(現・国立国会図書館)でしょう。
私たちが経験してきた歴史でも、大正時代から昭和期にかけて「職業婦人」と呼ばれる人々が出てきています。
多くは上流階級の子女で、女学校を卒業した後に専門職や、事務職、電話交換手などのホワイトカラーと呼ばれる職業に就いた女性を指す言葉です。
紡績工場などで働いていた女工さんなどは職業婦人とは呼びませんでした。
昭和初期に女性公務員がいたかは定かではありませんが、当時は女性には参政権はありませんでしたので、国家公務員として男性と同等に働くのは難しかったように思えます。
また、旧・帝国図書館には普通の閲覧室と女性閲覧室が分かれて存在していたことも考慮すると、ニルアドの世界のように男女が同じ空間で同じように仕事をしていたとは考えにくいと思われます。
大正25年の社会
ミニスカートや職業婦人の様子から見ても、実際の1935年より自由な雰囲気を感じます。
日本でもやはり女性はつつましく、肌を露出するべきではないという風潮がありましたから、ミニスカートが履ける(しかも国家公務員が)というのは、革新的な女性がある程度社会的に容認されているのではないかと推測できます。
朱鷺宮さんも女性ながら探索部・部長という肩書を持っていますし、ニルアドの世界は私たちが歴史から想像するよりも女性の社会進出がしやすいのかもしれません。
リベラルな雰囲気があるのは何も女性についてに限ったことではないようです。
笹乞と呼ばれる古書店員が、フクロウが巡回に来た際に、「役立たずを増やしてどうするんだろうねえ」と発言しています。
実際の歴史では公務員は天皇が任命した官吏でしたから、彼らを侮辱する=天皇を侮辱するととられ非難されてしまう可能性があったと思われます。
笹乞がフクロウに対して悪態をつけたのも、自由が許される世界だからと言えるのかもしれません。
ニル・アドミラリの天秤(アニメ)2話の感想
フクロウの面々をはじめ、いよいよ登場人物が出揃ってきたニルアド第2話。
独自の世界観が見えてきた回でもありました。
しかし彼らについてまだまだわからないことが多いですので、この先ツグミの運命がどうなるか予測がつきません。
また、今回の探索では何も見つからなかったので、稀モノはその名の通り希少なもののようですね。
次回はカグツチという謎の集団が出てくるとのこと。
稀モノについてさらなる情報が出てくることを期待します!
コメント