ニル・アドミラリの天秤(アニメ)4話の考察&感想!潜入、ナハティガル

ニル・アドミラリの天秤 昌吾 ニル・アドミラリの天秤
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みなさんこんにちは。

アニメ ニル・アドミラリの天秤担当のnk(エヌケー)です。

第3話ではまれモノをめぐる勢力の存在が次々明らかになりました。

今回の第4話ではそのうちの一つ、「カラス」の実態が少しずつ見えてきました。

ついに木村良平さんが出てきた興奮を抑えつつ、カラスとアパートの新住人・鵜飼うかい 昌吾しょうごくんに焦点を当ててお話していきたいと思います。

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カラスについて新情報

1.ナハティガルというダンスホールがカラスの拠点

2.意図的に生み出された稀モノはナハティガルの闇市で取引されている

3.ナハティガルのオーナー四木沼しぎぬま たかしがカラスの首謀者と見られている

4.四木沼は財閥のトップで、政財界との関りも密接

帝都新報の葦切よしきりを交えての会話の中で明らかになった情報をまとめると上記のようになります。

サブタイトルでもある「ナハティガル」が大きなキーワードとして登場しました。

当時のダンスホール

ナハティガルについてお話する前に1935年頃(ニルアド歴 大正25年/実際の昭和10年)のダンスホールについて、概要をお話しします。

当時のダンスホールを知ることができる史料はあまり多くはありません。

その貴重なものの一つには以下のような記述があります。

戦前のダンスはまことに優雅なものであった。昭和十年頃の東京赤坂溜池のフロリダダンスホール、京都山科の東山ダンスホールに代表される京浜、京阪地区に、ダンスホールはキラ星の如く並んで、数百ヶ所はあった様に思もはれる。

出典:ナイトウダンススクール 昭和ひとケタの時期の、社交ダンスの黎明期間

ここから当時社交ダンスはある程度流行しており、東京や大阪など、大都市を中心に多くのダンスホールが存在していたことがわかります。

また、大きなダンスホールを舞台として起きた恋愛事件(ダンスホール事件/詳細は割愛します)からは、華族婦人や文化人の妻も通っていた様子が見て取れ、上流階級の遊び場であったことがうかがえます。

イブニングドレスを身にまとい優雅に踊る社交場であったのと同時に、スキャンダルの温床でもあったダンスホール。

ナハティガルも同様に、上流階級の交流の場であり、まれモノの取引現場という二つの顔を持ち合わせていました。

ナハティガルとは?

ニル・アドミラリの天秤 ナハティガル
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月29日放送/TOKYO MX

当時のダンスホールには音楽をバンドが演奏する場所と、蓄音機で流す場所とありました。

ナハティガルのシーンを見る限り、演奏者の姿が見当たらないことから、用意したものを蓄音機で流していたのだと想像できます。

ところで、アンデルセンの童話の1つに小夜啼鳥さよなきどりというものがあります。

その中に、中国皇帝へ日本の皇帝から送られた細工物さいくものの小夜啼鳥が登場します。

細工物の小夜啼鳥は疲れることなく、いつも同じ節を同じように美しい声で奏で、宮中の人を楽しませていました。

小夜啼鳥はナイチンゲールのこと、そしてナイチンゲールの別名はナハティガル

細工物の小夜啼鳥と同じように常に美しいダンスミュージックが流れつづける場所であることから名づけられたのかもしれません。

怪しげな人物たち

きらびやかな社交場であるが故に、欲望うずまくナハティガルの空気につかれてしまった様子のツグミ。

羽を休めているところで意外な人物の影を見つけます。

第2話でフクロウに嫌味を言っていた古書店員・笹乞ささごいです。

そしてその隣には白髪の杖をついた男性の姿も見受けられました。

その後の朱鷺宮ときみやさんとの会話から、杖をついていた男は百舌山もずやまといい、帝都大学の教授ということがわかります。

帝都大学といえば、カグツチに所属するるいが通っている大学です。
累がカグツチに入るきっかけと百舌山とはなにか関係があるのでしょうか。

また、帝都大学の教授という名誉ある職についた百舌山はまだしも、一般市民の笹乞がナハティガルにいるのはたしかに不自然です。

しかし、笹乞の店に稀モノが置いてなかったことから、稀モノを拡散する部分で協力しているわけではなさそうです。

この2人がどのような形でカラスとかかわっているのか、今後の見どころとなりそうです。

カラスの目的

ナハティガルへの潜入調査前に「2名の国会議員がなくなり、その傍には和綴じの本があった」という事実が発覚します。

カラスの目的が政治的なものであるという線が濃くなってきました。

またより具体的に考察するために、今回新しく登場した昌吾しょうごと軍人・尾鷲おわせとの会話を振り返ってみます。

尾鷲は昌吾の父・現首相の政策について、「平和主義だの、軍縮だの…軟弱な」とこぼします。

もしカラスの目的が政治的な部分にあるとするならば、軍備拡張が彼らの主張なのかもしれません。

実際の歴史から見ても、ロンドン海軍軍縮会議への批准に関して混乱が起きていた時代でもありました。

むずかしい話は省略しますが、国際的な軍縮条約に批准してしまった内閣と、それに反対する野党や軍部との対立が表面化していた時代ともいえます。

故に軍縮政策を行う鵜飼首相の息子・昌吾が狙われたのかもしれません。

また重化学工業や造船に関する部門を持っていた財閥もありましたから、軍備拡張が四木沼の利益になる可能性も大いにあります。

傷を負った青年

ニル・アドミラリの天秤 昌吾
出典:ニル・アドミラリの天秤/4月29日放送/TOKYO MX

エンディングに登場する人物が出てきたら考察するのが乙女のつとめ、推し声優キャラが出てきたら語りつくすのが信者のタスク…というわけではもちろんありません。

ツグミの弟・ヒタキと同日にまれモノによる事件に巻き込まれた現首相の息子、という点で昌吾しょうごもキーパーソンになりそうな予感。

そんなわけで、彼について少し深く考えていきたいと思います。

大音量でクラシック音楽を聴く

昌吾の行動で一番気になったのが、入居直後にクラシック音楽を大音量で聞いていたところです。

合唱部に所属し、音楽が好きなツグミのいた久世家でも見られなかった光景です。(単に趣向があわないだけかもしれませんが)

ゲーム版・ニルアド帝都幻惑奇譚ていとげんわくきたん公式サイトで昌吾は、「傷を抱える者」として紹介されています。

その部分がよく表れているのが、この大きな音で音楽を聴くという行動だと感じました。

クラシック音楽の心理的効果

クラシック音楽には癒しの効果があると言われています。

その原理はクラシック音楽を聴くことでA10神経が刺激され、ドーパミンが分泌されるというもの。

アニメ好きなみなさまの中にはA10神経という言葉をよくご存じの方もいるかもしれません。

名作・新世紀エヴァンゲリオンの中で、パイロットを接続する神経で最も重要な役割を持つものとして登場する神経です。

さて、このA10神経が刺激されることで放出されるドーパミンという脳内伝達物質は、いわゆる快楽物質。

これが脳内で出ることで、やる気がでたり、モチベーションがあがったりするのです。

またドーパミンはうれしい、楽しい気持ちに反応するものですので、ストレスの軽減にも一役買います。

つまり昌吾がクラシック音楽を聴いていたのは心理学的側面から見ると、彼に降りかかる多くのストレスを軽減させたいという欲求のあらわれと見ることもできます。

大音量を流す理由

これに関しては心理学的に信用度の高い資料が見当たらなかったため、推測の域をでないものになりますことを最初にお話しておきます。

現代でも、部屋や車内で爆音の音楽を流す人を時々見かけます。(これは周りの人の迷惑になるのでやめたほうがよろしいかと個人的には思います)

ここにどんな心理が表れているのでしょうか。

今回の昌吾に関してのみ言及すると、自分の世界に閉じこもりたいという欲求があるように感じます。

これは現代で例えると街中でイヤホンをつける行動に似ています。

外からの刺激を遮断することで、自分だけの世界に閉じこもることができます。

なぜ昌吾が外界を遮断したいと考えたのかについては、端的に言えば、ストレス因子を遠ざけたいという欲求があったのだと思います。

多くの人が出入りする首相官邸に住んでいたということですから、いやでも多くの人の声が耳に入ったことでしょう。

それが、本人が聞きたい話か、聞きたくない話か別として。

とくに稀モノに関する事件に巻き込まれてからは聞きたくないことばかりが聞こえて、それが昌吾にとってストレスになっていたことは想像できます。

また、いろいろな刺激が外から入ってくると、存在が揺らぎやすくなるものです。

昌吾も思春期の青年ですから、他人の言葉にはどうしても左右されやすい時期にあります。

色々な人の言葉や視線にさらされるうちに、どれが自分の自分に対する評価なのか分からなくなり混乱することもあったでしょう。

そうしたことから逃れたいと思うのは自然なことのように思えます。

こうして見てみると、昌吾が大音量でクラシック音楽を聴いていたのは、自分だけの世界に閉じこもりストレス因子を遠ざけ、心を癒したいという心の表れだったと考えられます。

それだけ、稀モノに関する事件は昌吾にとって大きな傷になったのでしょう。

鵜という鳥から

ここからは、人物紹介恒例のおまけです。

鵜飼うかい漁に用いられる鳥として有名です。

鵜飼うかい姓は鵜飼いという職業が苗字になったものだとも言われています。

さて、この鵜飼い漁ですが、鵜が獲物をかまずに丸呑みする習性を活かした漁です。

鵜がのどで魚を圧迫することから、魚の鮮度が保てるとかつては献上品としても扱われました。

また鵜飼いの鵜は喉にひもを巻いて、ある程度の大きさの魚は飲み込めないようにもなっています。

昌吾が稀モノに関する事件に巻き込まれた際の手法はここからきたのかもしれません。

ニル・アドミラリの天秤(アニメ)4話の感想

ツグミの思いの物語とされた、第4話。

ツグミの仲良くしたいという思いが、素直な昌吾の顔を引き出した回でもありました。

またストーリーの大筋から言えば、いよいよ役者がそろって黒幕がみえてきたところであります。

残る大きな謎としては、カラスがどのようにしてまれモノを生み出しているのかという点。

ラストには紫鶴しづるの本の傍で倒れる女性の姿が映し出されました。

来週は紫鶴がなぜフクロウのアパートで暮らしているのかがわかるかもしれませんね。

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