ついに最終回を迎えた、殺戮の天使16話!
ジャム君、涙……ではなく、途中笑って見ていました。
節操なくてすみません。
だって、ザックがかわいいんだもん。
ダニーはぺちゃんこだし。
さて前回のさつてんは、16話冒頭にも出てきましたが、ダニーの魔の手からグレイがザックとレイチェルを守ってくれ、「いま外に行けば助かる」と力強く言ってくれたというお話。
外に出ればなぜ助かるのか、ちょっと深読みし過ぎな考察をしたのですが、ごく自然な助かり方でしたね。
ただあのビル、いったいどういう構造だったんでしょうか。
すごく気になります。
レイチェルが収容された病院
レイチェルが収容された先の病院は、いわゆる精神科のある閉鎖病棟と推察されます。
ヤブ医者の女カウンセラー、と言ったらかわいそうな気もしますが、あの女カウンセラーに付き添われないと病室までの行き来はできないようであり、ザックの情報が手に入らないよう制限も加えられています。
つまり、部屋の中には病室備え付けのテレビもなければラジオの持ち込みも禁じられ、病棟のラウンジにも行くことはできないよう制限が課せられていると考えられます。
一般的な病棟であれば(国や病院にもよって差はあると思いますが)病室に備え付けでお金やテレビカードを入れて見られるテレビがあったり、共有スペースのラウンジに行ってテレビを見たり、同じく入院生活をしている人と交流することもできるんですよね。
そういった事ができないのが、閉鎖病棟の厳しいところです。
ザックが入ってきた窓に注目!
最終話ラストでザックが入ってきた窓に注目していただきたいです。
自慢の鎌をどこかで新調してきたのか、鎌で簡単に切ってしまっていましたが、鉄格子がはまっている窓なんですよね。
要するに、窓から出ようと思っても、ザックが鉄格子を切れなかったら外に出ることはできませんでした。
でもふつうの病室ならば、このようなものははまっていません。
精神病院というのもあるのでしょうが、閉鎖病棟だからこそ、逃げ出すもしくは窓からの飛び降りを防ぐため、より確実な対策として鉄格子をはめていたと考えられるシーンです。
警察病院の線もあり
レイチェルが収容された先の病院は、精神科のある閉鎖病棟ではなく、精神科のある警察病院の線もあります。
これも場所や国によって違いがあるでしょうが、窓に鉄格子がはまっています。
閉鎖病棟でなくとも、精神科の病室であれば、窓に鉄格子付きであることが一般的のようです。
(ただしすべての病院ではありませんし、海外での考え方はまた違うこともあるでしょう)
警察病院って犯罪者が入っているような病院のイメージがありますが、実際には一般外来もある病院です。
ただレイチェルは個室にいたようですし、付き添いがないと病室までの行き来ができない、さらには情報の取得制限まで受けていることから、ザックのことで事情を聞くこともあり、近くの警察病院に運び込まれたのかもしれません。
高い壁に鉄条網もありましたからね……
ガードナー夫妻のニュース再び
レイチェル・ガードナーが事件に関わっていたということもあり、ガードナー夫妻の事件も報じられることになりました。
その際出てきた写真、レイチェルの父親の方は警官の制服を着ていますね。
あいつ、警察官だったのか!
警察官なのにレイチェルに壊され、最後にはぬいぐるみの腕と交換して縫い合わされ、警察の威信をかけた捜査だったのでしょうかね。
そんな中、重要な参考人だったレイチェルが行方不明になってしまい、ようやく見つかったと思ったら重症でザックが燃えるビルから抱えて運んできた。
怪しすぎて、ザックのことをあとから知ったとしても、逮捕されて当然の行動でしょう。
人間としては立派な行動なのですが、ザックの格好からして怪しいですから、殺人鬼になっておらず、ふつうに買い出しに出てきただけでも捕まってそう(爆)
EDで使われた「Pray」
最終回となる殺戮の天使16話では、ED主題歌「Pray」の2番がすべて使われていました。
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15話も長めに使われていましたが、ちょっとカットされていたんですよね。
さて、そんな歌詞に隠されている殺戮の天使への意味を考えてみましょう。
2番のサビ
2番のサビには、文字にすると短いながらも、気になる要素が満載でした。
止まらないで私が救うから
ありのままを受け止めてね
お願いだから
邪魔しないでほら元通りにしよう
愛を込めて理想を做 ろう
お願いだから
深い深い夢の海に溺れるように
引用:Pray | 殺戮の天使ED主題歌
まず1つ目。
「ありのままを受け止めてね」という言葉。
これは、レイチェルの願望が入っているように聞こえてきますね。
レイチェルは実際には両親を殺している殺人鬼であり、それをザックに隠して「外に出たら殺してくれるか」と何度も確認していました。
B1フロアの主がレイチェルであり、ダニーの手回しによりニュース映像も流されたことにより隠し事がバレてしまったわけですが、それでも「ありのままの私を受け止めて」という願望が見えてきます。
そして2つ目。
「ほら元通りにしよう 愛を込めて理想を
これは、レイチェルの裁縫スキルに関係した言葉だと考えられます。
殺戮の天使12話でも考察したのですが、レイチェルの縫合にはザックに行ったような「治療」のほかに、両親を縫い合わせたような「形の修復」がありました。
この歌詞は後者を表しており、レイチェルが愛を込めて両親を理想とする形に縫い合わせていた、ということがうかがえる部分です。
レイチェルとザックの生死は?
ラストシーンで窓からレイチェルを連れ出したザックですが、2人の生死はどうなったのでしょうか。
レイチェルがいた病院の構造
パトカーがザックを追いかけてきていましたが、レイチェルがいた病院は3階建てでした。
病室には鉄格子がはめられていましたが、カウンセリングルームやレイチェルが院内の散歩でラジオの音を聞いていた部屋なんかは、鉄格子はない構造です。
構造的に窓の外にベランダのようなものがある、散歩中に見えていたあたりは鉄格子のない一般病棟、パトカー突入時に木で隠れていたあたりがレイチェルのいた精神病棟なのかもしれませんね。
ただ全体図は見えていませんが、基本的に3階建てであることには変わりなさそうです。
レイチェルがいた階
レイチェルが入院していた階は、少なくとも1階ではないでしょう。
もし1階だったのならば窓から飛び出す意味はあまりありませんし、アニメの中では角度の都合で見えないとも考えられますが、窓から地面が見えやすくなっているはずです。
そしてレイチェルを連れ出したザックと飛び出してきたとき、建物に目をやると、階上は屋根ではなくもう1部屋あるように見えます。
するとレイチェルがいた入院していた階は2階であった、と考えることができるでしょう。
結局2人はどうなったのか
まず考察どおり2階から飛び出していた場合ですが、まず命を落とすことはないでしょう。
よっぽど飛び降りた先で打ちどころが悪かったら別ですが、足から飛んでおりていますので、せいぜい骨折で済みます。
だからといって、真似しちゃ駄目ですよ?
で、実は3階から飛び出してきていた場合だと、場合によっては命を落とす危険が高まります。
基本的には足から飛び出してきているため悪くても骨折程度で済むはずなのですが、この病院はレイチェルとカウンセラーが散歩していたときに歩いていた舗装道のように、硬い地面である場合もあります。
体勢を崩して頭から落下したら、命の危険も出やすくなってくる高さです。
ただ2人は足からおりましたし、ザックも自分の命もかかりそこまでバカではないはずですので、落下地点のことは考えていると思いますよ。
もしこの落下でレイチェルの命がなくなったら、別にザックがレイチェルを殺してくれたわけじゃなくなってしまいますからね。
窓枠にあった血痕は?
殺戮の天使最終回のCパートでレイチェルとザックが飛び出していった窓枠に残されていた血痕は、ザックの血痕でしょう。
レイチェルが負傷していた、傷口が開いた、飛んできたガラスで怪我をしたなどといった意味ではなく、ザックがもともと追われているときに撃たれでもしたのか、お腹から出ていた血痕が残っているものと考えられます。
ただ不思議なことに、飛び出していくときにも飛び出していった直後にも、窓枠に血痕は見当たりません。
Cパートになっていきなり現れる血痕なんですよね。
理論的には命を落とす危険はないということで先のお話と逆の考察になるのですが、あの脱出によりレイチェルとザックが命を落とした、もしくは警察からの逃走中に命を落とした、という比喩とも考えられます。
殺戮の天使16話(最終回)の感想
ついに、さつてんが最終回…もう殺戮の天使の続きが見られないと思うと、寂しくなりますね。
これから見るぜ、まだ見ていないぜ!
という方は、Amazonプライム・ビデオで配信されていますので、Amazonプライム会員の無料登録を行えば、30日間無料で楽しめてしまいますよ。
原作ゲームやれば、2人がどうなったのか、真相が明らかになるのでしょうか。
PC版のゲームは、公式サイトでは無料配信されているので、時間があるときにプレイしたいと思います。
Steam版だと980円ですが、セールやってたり、多言語対応してたり、お布施としてはいい感じのお値段だと思いますね。
スマホ版も有料で配信していますが、操作性はどうなんでしょう。
プレイしたことある方はコメントで操作感教えていただけると嬉しいです。
長い間お付き合いありがとうございました。
秋アニメも記事にしていますので、ぜひ他のアニメでもお会いできるのを楽しみにしています!
コメント
結局、登場人物全員「愛」に飢えていた、愛に飢え愛を求めて彷徨う、
登場人物はそれぞれ愛の求め方は違うが、レイチェルの内に愛を見出だし、
レイチェルを求めた、ダニーもそう母の愛に飢え、レイチェルの瞳に母親を重ね合わせ、それを愛することで愛を欲した、結局、全員が愛ゆえに悲しい人たちだった。
コメントありがとうございます!
そうですね、ddさんのおっしゃるとおり、全員「愛」に飢え、「愛」を求めていたのでしょうね。
ダニーは最終回でも、顕著に現れていましたね。そのせいで、ぺちゃんこになってしまいましたが…
細かいお話は、原作をやるともっとよく分かるかもしれませんね。
パソコンではフリーゲームでもあるので、時間がある方には試していただきたいものです。
ゲームでもアニメでもですが脱出する前(レイチェルがダニー先生に一発目を撃たれる前)にザックが自分のナイフをあげるとき、「それは俺がお前をこ○す時まで持っておけ」
みたいな事(うろ覚えですみません)言ってて、アニメの最後、ザックとレイチェルが二人で部屋から飛び出したあと、部屋にザックのナイフが残されていたので、レイチェルもザックも
「お互いの誓いを果たすとき」
つまりレイチェルはあのままザックに、こ○してもらえると思ったから部屋にナイフをそのまま置いていったんだと思います。
(個人的には二人にはこの先も生きていてほしいのですが(‘ω‘))