ついに、ついに殺戮の天使も10話に突入!
これでラストスパート、今期あと少しで終わるのか?
と言いたいところですが、13話からはAmazonプライム・ビデオのような動画配信サービスで放送されるので、お話はもう少し続きます。
OPとED、変わったりするんですかね?
動画配信サービス加入者だけのお楽しみなので、これを機に無料体験期間も利用しながら殺戮の天使を最後まで楽しみたいですね。
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さてさて、前回はダニーは重傷のザックに手を出しはしないものの生きていることが判明し、レイチェルにはグレイが再び強い口調で非難をしていました。
今回10話では、前回ザックのフロアから持ち帰ったナイフを手に薬を持つダニーを探しますが、またあの例の紫の煙が!!
魔女裁判まで開かれ、レイチェル絶体絶命のピーンチ!?
再び現れる紫の煙と幻覚
グレイはそうやすやすとダニーのもとにレイチェルを向かわせてくれはしないようですね。
ここは自称・他称ともに神父と言えども、殺人鬼だからでしょうか。
出典:殺戮の天使/9月7日放送/TOKYO MX
紫の煙にまたも幻覚を見せられているようで、急にウサギが見えるわ、穴に落ちるわ、もう生きていないはずのエディの墓に閉じ込められるわ、キャシーに電気椅子拷問されるわ、散々でございました。
壁にも花柄のような模様が浮かび上がってきていますね。
ただあの紫の煙をいくら吸い込んだとしても、前回までの考察だと幻覚作用がある程度であり、7話でグレイのフロアで部屋が変化していたのは「グレイの話術」によるようなものと考えられるため、レイチェルが本心でザックのために薬を探してダニーを追いかけているのであれば、このような幻覚を見ることはなかったと考えられます。
レイチェルが幻覚を見た理由とは
レイチェルが例の紫の煙を吸い込んで幻覚を見てしまう原因として、外的要因もしくは心的要因が挙げられるでしょう。
実際にやられていたのかはまだ判明していませんが、7話でレイチェルが入った懺悔の間で部屋が変化してしまったのは、グレイの話術という「外的要因」による効果の増大であると考えられます。
もちろん煙自体に幻覚作用があるはずであるため、何もしなくとも幻覚を見ることもあるでしょうが、たとえばジャム君がボケーッと昔のアニメを見返しているときに部屋中煙でいっぱいにされても、あそこまでひどい幻覚を見ることはないでしょう。
ただ同じ部屋にいるジャム君でも、「仕事の締切がヤバイ!」というような「心的要因」があるのであれば、急に時間が進んでしまったりデータが消えてしまったり、見たくもない幻覚を見る可能性は非常に高いです。
レイチェルも同様であり、今はグレイとザックに言われるがまま、まずはザックのために薬をダニーから奪わなければならないという心的負担があったため、いつどこで幻覚を見せられてしまっても不思議はありません。
ダニーは生きてB2フロアをさまよっていますし、グレイはフロアの主として自由にさまようことができますが、今回に限ってはグレイは本人の意思もしくは仕掛けで紫の煙こそ発生させたものの、グレイもダニーも外的要因としてレイチェルの幻覚に関わってはいないと思われます。
レイチェルの魔女裁判
さすがグレイのフロアですので、グレイ主導で行われることになった魔女裁判。
そこに召喚されたのは、既に生きていないはずのエディ(エドワード・メイソン)、キャシー(キャサリン・ワード)、そして実は生きていたダニー(ダニエル・ディケンズ)の3名。
ところで魔女裁判って、つい先日ISLANDでもあったような記憶が。
担当しているアニメがリンクしているんでしょうか……
今でも派手物好きなのか、キャシーの登場はCATHY’S SHOWの映像付きで、実に派手でしたね。
出典:殺戮の天使/9月7日放送/TOKYO MX
登場時に紫の煙が出ていますが、壁は通常モード。
ダニーは生きていたのでそこにいても当然の人物なのですが、エディとキャシーは明らかにおかしいですからね。
ということは壁が変化していなくても幻覚を見せられてしまっている可能性も浮上してきそうです。
なぜエディとキャシーがいるのが変なのか
エディとキャシーも実は生きていた、というのであれば、幻覚でなくとも2人がそこに存在することはできるため、違和感はありません。
ただし次の点から、2人はこの世の人間ではない線が非常に高いと推測できます。
- 傷がない状態で現れ徐々に傷を負っていく
- グレイに下がるよう命じられると蝶になって消える
- 水や針山が急に現れたり消えたりする
うん? こんな雰囲気どこかで見たな?
あれだ、うみねこのなく頃にだ!
出典:殺戮の天使/9月7日放送/TOKYO MX
エディとキャシーが蝶になって消えるあたりと、キャシーの顔芸が似てるからそう見えちゃうんだ!(笑)
脱線はさておき、本物の人間であるならば、魔女裁判を行っていてグレイから下がるよう命じられても、蝶になって消えることなどあり得ません。
またキャシーが顕著だったのですが、ザックに切り落とされた腕も綺麗に元どおりで一切の傷を負っておらず、誰が攻撃するわけでもないのに負傷していく姿は、これも人間とは思えません。
その一方でダニーは、傷はそのまま、またグレイに下がるよう命じられた際には歩いて立ち去る姿から、やはり生きている人間であると考察できるわけですね。
魔女裁判に来ていたダニーは本人とは限らない?
魔女裁判に来ており人間らしきお姿を晒していたダニーではありますが、魔女裁判に来ていたダニーがダニエル・ディケンズ本人とは限りません。
というのも、魔女裁判が開催される前、グレイはこんな事を言っていました。
レイチェル「ダニー先生はどこ。先生に会わせて」
グレイ「彼なら姿を見せたが、今はどこにいるのか」
レイチェル「嘘をつかないで!」
グレイ「嘘ではない。ただ、彼は少し勝手がすぎたのでな。私がいくつか薬を取り上げている」
グレイの言葉が真実なのであれば、魔女裁判が開始されるまでどれほどの時間を要したのかは明確ではありませんが、少なくともレイチェルとこの会話をしていた段階ではグレイはダニーの居場所を知りません。
まだレイチェルの瞳を狙ってB2フロアをウロウロしているかもしれませんし、一度自分のフロアに戻って休息を取っているかもしれません。
グレイもキャシーのように監視カメラで常時監視していれば別なのでしょうが、キャシーのフロアにもカメラの死角はありました。
隠れられたら何をしているのか、本当にそこに居続けているのかなんてわかりません。
グレイの言葉が真実であればではありますが、「生きていると思っていたために見た幻覚」がリアルなダニーという線は薄くなってきます。
一方で、このような考えをすることもできるでしょう。
レイチェルはグレイの言葉を途中で遮ってしまいました。
「今はどこにいるのか(私にもわからない)」と言いたかったのか、「今はどこにいるのか(知っているが、話すことはできない)」と言いたかったのかでは、同じ「嘘ではない」という言葉がかかってくる真実を話しているとしても、意味合いがまったく異なってきます。
ただほかの殺人鬼たちのことをよく知っており、ザックをこのビルに連れてきたのもグレイだというのですから、エディ、キャシー、そしてダニーをここに連れてきたのもグレイという可能性は大いにありそう。
グレイがレイチェルをダニーの薬で足止めし、巧みな話術で意識の誘導をしている間、ダニーはせっせとグレイに拾ってもらった恩返しに魔女裁判の準備をさせられていたのかもしれません。
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各フロアの主が望む刑
さて、殺戮の天使10話では最初にキャシー、次にエディ、そして最後にダニーが証言をすることになりました。
そして、それぞれ魔女とされるレイチェルにお望みの刑を執行するチャンスをグレイから与えられています。
キャシーは水攻め、エディは針山、そして最後に証言したダニーは証言の途中でグレイに止められてしまったため、魔女レイチェルへの刑に何を望んでいたのかは今回わからずじまい。
どうして各フロアの主は、数ある罰の方法の中から、その1つを選択したのでしょうか。
キャシー(キャサリン・ワード)の場合
キャシーが水攻めの刑を望んだのは、レイチェルが苦しんで命を落とす姿を見たいがためだと思われます。
出典:殺戮の天使/9月7日放送/TOKYO MX
もともとキャサリン・ワードはCATHY’S SHOWという映像を作って罪人と刑罰をかけて遊ぶほど断罪するのが好きな断罪人ですし、このビルの中にいる殺人鬼の中でも一番たちの悪い属性な気がします。
ザックならばナイフや鎌でザクッと一思いにやってくれますが、キャシーはずっと牢獄に閉じ込めたままという選択肢も用意するほど残酷です。
どちらにせよ生きて出るのは困難なのですがね。
自らを断罪人と名乗り、生贄をいたぶることが幸せなキャシーだからこそ、より苦しむ顔を見られ、自分のフロアではなかなかできない水攻めの刑を所望したのでしょう。
ですがそんな希望もむなしく、エディやダニーにも、レイチェルに撃たれ「魔女だ」とした証拠映像の続きを既に見せており、笑い喜んでいたことから、グレイはキャシーからの証言はこれ以上必要なしと判断し、水攻めの刑も解いたのでしょう。
エディ(エドワード・メイソン)の場合
エディが針山の刑を望んだのは、レイチェルから受けた心の傷を針で表現したかったためと思われます。
出典:殺戮の天使/9月7日放送/TOKYO MX
エドワード・メイソンがレイチェル・ガードナーへ好意をよせていたのは今回はもちろん、さつてん2話や3話の記事からも明らかですね。
むしろ、今まで殺戮の天使見てきて、エディがレイチェルのこと好きだったって知らなかったって人は、コメントで教えてほしいくらいです。
この記事読みに来てくれるような方なら、いませんよね?
あ、ジャム君、花には詳しくないんで、以前の記事には書いてあるんですけど、エディの花が何の花なのか、以前の記事どおり正解なのかはわかりません。
チューリップじゃないことくらいはわかります(爆)
で、壮大にフラれたエディですが、フラれたことだけを根に持って針山の刑を望んでいるのではなく、エディはこんな証言をしていました。
僕はレイチェルが欲しかった。ちゃんとレイチェルのためを思って行動していた。でも、レイチェルは違った。彼女の行動は全部、自分のためだった。ひどいよ…ひどいよ、ひどいよ!
エディが言ってることって、前回グレイが言っていた自己愛そのもののことなんですよね。
そして1話に出てきた小鳥さん。
不自然に縫われていたんですけど、レイチェルはあのあと埋めてあげてたんですか。
優しい、と言いたいところですが、ここで思い出されるのがレイチェルが持っていた針。
出典:殺戮の天使/7月6日放送/TOKYO MX
鳥にさえ埋める際にはレイチェルの手が針と糸で施されていたのに、エディはそのままザックの攻撃でお墓の中。
そんな絶望もあり、針山の刑を望んだのではないでしょうか。
ダニー(ダニエル・ディケンズ)の場合
ダニーはレイチェルに与える刑を選択する前に退場処分でしたが、前に出てきた2人の攻撃よりも十分にレイチェルにダメージを与えていました。
カウンセラーという専門家ならではの精神攻撃でしょうか。
出典:殺戮の天使/9月7日放送/TOKYO MX
ダニーの顔がゆがんでいるときに壁に紫の煙が出て幻覚状態になっているときの花のような柄が浮かび上がってきていましたが、すぐにもとに戻ってしまいました。
一瞬だけ幻覚を見せることも可能なのか、それとも幻覚でもレイチェル本人が受け入れたのならば真実として壁の模様が出ることはないのか。
いずれにせよ、レイチェルがダニーのカウンセリングを受けていたのは、やはりダニーの申告だけでなく確かな事実のようですし、キャシーの映像が途中で止まっていても本心を見透かしていたあたりから察するに名医なんでしょうね。
レイチェル・ガードナーの正体も徐々に判明?
そんなダニエル・ディケンズがこう証言するのですから、大きな間違いはないと考えるのが筋でしょう。
彼女の魂は救われない。だって、彼女は奪う側だから。慈悲もなく容赦もなく、埋まらない器を埋めようと奪うばかりの魂なんだよ。
「人が死ぬところを見たから」カウンセリングに来ているはずのレイチェルですが、やはりレイチェル・ガードナーの正体は殺人鬼であり、それも1人ではなく複数人の命を奪ってきた、そしてこれからも奪っていくであろうとダニーは言っているのではないでしょうか。
まあ、レイチェルの顔からするとほとんど本当のことっぽい気はしますが、キャシー出現時に大量に出ていた紫の煙による、過剰なまでの幻覚症状であるとも限りません。
反応が思ったよりも過剰すぎるがゆえにグレイが刑も希望させずに退場させたと考えれば、フロアの主として公正な判断を下したいと考えているとも思えてきますからね。
殺戮の天使10話の感想
レイチェルの正体が殺人鬼なんじゃないか、というダニーの証言は、あれが幻覚なのか、ちゃんとグレイが見つけ出して召喚した本人なのかで、今後の展開が大きく変わってきそう。
でも、キャシーやエディに見られたような傷の治癒がありませんでしたので、なんとなく本人な気がしますね。
考察どおり、生きている情報があるから傷もそのままってこともあり得ますけど…どこまで傷が治っているのかはレイチェル知らないはずですからね。
そして今週も見逃せない、殺戮の天使の公式YouTube!
キャシー姉さん、頑張っていますが不純な動機(爆)
でも大切ですよね、わかります!
ジャム君も大好きです!!
魔女裁判でグレイに魔女判決をくだされ、火あぶりの刑になってしまったレイチェルは、どうやって逃げザックの薬を手に入れるのか。
そろそろ薬を手に入れてあげないとザックが大変!
それではまた次週!
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