アニメ殺戮の天使15話、物語もいよいよ佳境といった感じですね。
前回のさつてんはお休みをいただいてしまいましたが、今回はジャム君の考察にお付き合いください。
13話ではラストでダニーに銃を突きつけられていたザックと、その2人に向かってレイチェルが一発放って終わってしまったところ。
さつてん14話で早々に銃弾が当たったのはダニーであったことがわかっています。
それにて一件落着となるかと思ったのですが、甘い!
ステンドグラスを割りビルからの脱出を図る2人の前に、またもやダニーが現れるとは、ザックのことをバケモノ呼ばわりしているダニーだって、十分バケモノな気がしますよ┐(´ー`)┌
これまでのサブタイトルと意味
まずは殺戮の天使15話までに使われたサブタイトルと、その意味をおさらい。
ジャム君は英語流暢でもなければ得意なわけでもないので、「こういう意味じゃない?」とご指摘があればコメントいただけると助かります。
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1話
サブタイトルは「Kill me… please.」
これは、さつてん1話に出てきたレイチェルの言葉どおりですね。
「お願い、私を殺して。」
1話のサブタイトルに使われたのは、レイチェルの言葉でした。
2話
サブタイトルは「Your grave is not here.」
これは、さつてん2話に出てきたザックの言葉どおりですね。
「お前が入る墓は、ここにはねぇ。」
ザックと行動をともにし、レイチェルのお墓も壊されていた回でしたので、ザックの言葉を使ったんでしょうかね?
3話
サブタイトルは「I swear to God.」
これは、さつてん3話に出てきたザックの言葉どおり。
「神に誓ってな。」
神様を信じるレイチェルに向けた、ザックの言葉でしたね。
4話
サブタイトルは「A sinner has no right of choice.」
これは、さつてん4話に出てきたキャシーの言葉どおりですね。
「罪人に選ぶ権利はないのよ。」
電気椅子に座ってしまったザックに断罪する前、CATHY’S SHOWでキャシーがレイチェルとザックに向けて言っていたもの。
今のところ、各回の名シーン・名ゼリフをサブタイトルに使っている感じに思えます。
5話
サブタイトルは「Don’t let me kill you just yet.」
これは、さつてん5話に出てきたザックのカッコいい言葉どおり。
「今だけ俺に殺されるな。」
ラストにザックがレイチェルに向けて言っていたものですね。
脱出したら殺してやる、という約束を守るためのものであり、「just yet」には「まだ」という意味がありますので、「まだ俺に殺されるようなことをするな」という意味で放っていた言葉でもありそう。
6話
サブタイトルは「Zack is the only one who can kill me.」
これは、さつてん6話に出てきたレイチェルの心の言葉も入ったもの。
「私を殺すのはザックだから。」
キャシーがザックを断罪しようとしたところ、ザックを殺させはしないと銃を取り出したシーンで使われていた言葉です。
つまり、このサブタイトルで使われている「me」は「レイチェル」ということになります。
殺戮の天使5話のサブタイトルで使われた「me」は「ザック」を指していたため、必ずしもレイチェルを指すとは限らないようですね。
7話
サブタイトルは「Who are you?」
これは、さつてん7話でグレイがレイチェルに放っていた言葉。
「君は誰だ」
実際にはレイチェルのことも、このビルの殺人鬼たちのことも、ほとんどのことを把握しているのがグレイのようでしたが、あえて聞いてくるあたり、初対面の時点から試練は始まっていたのかもしれません。
8話
サブタイトルは「Yeah…, I’m a monster.」
これは子どものころのザックが、カップルをナイフで襲っているときにはなっていた言葉。
「そうだ、俺はバケモノだ。」
バケモノだと自覚しつつも、他人の幸せを壊して笑っているような輩に殺意を抱く殺人鬼になってしまったきっかけが描かれている言葉でもあります。
9話
サブタイトルは「There is no God in this World.」
酷にも思えますが、ザックがレイチェルに向けていった言葉どおりですね。
「神なんざ、この世にいねぇんだよ。」
ザックからこの言葉を受けたからこそ、レイチェルの意識は変わってきたとも言える気がします。
グレイやダニーからいくら言って聞かせたとしても、変わらなかったでしょうね。
10話
サブタイトルは「The witch trial shall start.」
殺戮の天使10話メインのお話になっていた魔女裁判開廷前に、グレイがレイチェルに向けて放った言葉どおりです。
「これより魔女裁判を開廷する。」
「Trial」には「試用」という意味もあるのですが、ここでは「裁判」の意味で使われています。
だからこそ、ジャム君がほかに担当している「逆転裁判 Season2(2期)」のサブタイトルにも「Trial」が入っていますよ。
11話
サブタイトルは「cause you are my God, Zack.」
これは、魔女裁判が終わり炎に包まれる中、レイチェルがザックから借りていたナイフを見て気づいていた言葉です。
「神様はここにいるじゃない」
殺戮の天使11話のこの前後のシーンで、「レイチェルにとっての神様はザック」ということがわかります。
たとえそれが、本物の神様とは違う存在だとしてもね。
12話
サブタイトルは「Try to know everything about Her.」
これは、ダニーがザックにはなっていた言葉どおりですね。
「彼女のことを全部知ってごらん。」
殺戮の天使には、主に出てくる女性キャラってレイチェルとキャシーしかいませんので「Her」が指すのは隠されていた人物がまだいる場合や、レイチェルやザックの母親だったりモブキャラだったりでもしない限り、2人しか指すことはありません。
また、さつてん12話の段階で知らなければならない女性のことと言えば「レイチェル」となりますので、「Her」はレイチェルを指すことになります。
13話
サブタイトルは「I’m not Your God.」
これは、ザックがレイチェルに突きつけた冷酷な真実そのままですね。
「俺は、お前の神なんかじゃねぇ。」
当たり前っちゃ当たり前ですし、11話で薄々感づいてもいたところ、ザック本人から神様でないことを告げられてしまったということでしょう。
誓いを立てたのに……
まあレイチェルも隠し事をして、結果的に嘘をついていたわけですから、おあいこですね。
14話
サブタイトルは「Swear you will be killed by me.」
これは、レイチェルがダニーに放っていた言葉ですね。
「ザックは私が殺したいの。」
あれ、これじゃ「you」と「ザック」が結びつかない、と思いますか?
たしかにセリフをそのまま抜き出しただけだと結びつきはありませんが、ダニーに向けて言ったのではなくザックに向けて言っても意味は同じです。
しかも14話に出てきていたB1フロアはレイチェルのフロア。
サブタイトルが直接の視点でなくとも、不思議はありませんね。
15話
サブタイトルは「A vow cannot be stolen.」
これは、ダニーがレイチェルを撃ったあとレイチェルが体を起こしながら放っていた言葉そのままですね。
「誓いは誰かに奪われるものじゃない。」
別にザックが神様じゃなくても誓いは立てられますし、2人の間で誓いが成立しているのであれば、
とてつもなく長い階段の謎
前回グレイのいたB1フロアでステンドグラスを割り、脱出するための階段を見つけていましたが、この階段とてつもなく長いですね。
と言いますか、実はB6だったという噂は本当なんでしょうか。
グレイ神父の言葉のとおり、B6階のステンドグラス奥に階段を見つけたレイチェルたち。
引用:Amazonプライム・ビデオ 殺戮の天使 15. A vow cannot be stolen.
B6といえばザックのいたフロアなのですが、ステンドグラスとオルガン(?)ありましたっけ?
見た目からして、グレイのいたB1フロアのような気がするのですが、隠し部屋でもあったのでしょうか。
単にB1フロアから地上まで遠いだけ説
今までB7フロアからB1フロアまでエレベーターを使って上がってきましたが、そのエレベーターって1階上がるだけなのにずいぶんと時間のかかるエレベーターでしたよね。
どれほどの速度でエレベーターが動いているのかにもよりますが、いくら古風なエレベーターといえどもふつうのビル1階分上昇するのに、あそこまで時間がかかるのはおかしいと思われます。
またエディはお墓を大量に作っていましたし、キャシーは大量の拷問器具をいたるところに設置していましたので、床が薄っぺらいと抜けてしまいますし、音が下の階に筒抜けになる可能性もあります。
とすると、ふつうのビル1階分程度の高さで各フロアが構成されていないのはもちろん、床も分厚く作られており1階分の移動に時間がかかるとも考えられるでしょう。
1フロアで、ふつうのビル5階分くらい移動する必要があるのかもしれません。
それだけB1フロアから地上までが離れていれば、とてつもなく長い階段でも納得できそうです。
隠し部屋があった説
B6フロアに隠し部屋があったのだとしたら、B6フロアから地上まで上がる階段なのですから、とてつもなく長い階段でも当然っちゃ当然でしょう。
たとえふつうのビルと同じ高さで作られているとしても、納得の長さ。
しかも実際には最低でも1フロアの天井まではかなり高めに作られているため、とてつもなく長い階段でも仕方がないことなのでしょう。
実は見た目より階段の傾斜がなかった説
そこそこ急勾配に作られていそうな階段に見えていましたが、階段の傾斜が緩やかで、同じ高さを登るのに長い距離が必要なのだとしたら、とてつもなく長い階段でも当然!
5段上ったら1メートル高い場所に行ける傾斜の階段と、10段上がらないと1メートル高い場所に行けない階段では、後者のほうが同じ高さを移動するのに長い距離が必要になりますからね。
ただ問題となるのはダニーが現れたシーンで、階段の影から忍び寄って来ていましたので、腹ばいで移動するようにでもしていないと遠い位置から見えてしまいやすいことでしょう。
それを考えると、この説はちょっと無理があるような気がします。
見た目どおり、そこそこ急勾配に作られていた階段だったのではないでしょうか。
なぜ外に行けば助かるのか
グレイがダニーにボウガンを撃ち込み助けてくれたおかげで命拾いしていましたが、その際グレイはレイチェルはまだ生きており、「いま外に行けばまだ助かるだろう」とザックを後押ししていました。
たしかに放置すればレイチェル・ガードナーはそのまま命を落とすだけですが、なぜ外に行けば助かるだろうと言えたのでしょう。
お外は病院直通?
レイチェル・ガードナーは、もともと両親の命を奪っただけでなく縫い合わせるという奇妙な行動をするほど精神を病んでおり、カウンセリングを受けていました。
このあたりの行動は、殺戮の天使12話で考察した部分ですね。
ですが、どうやって警察に保護されていたはずのレイチェルがここに来たのか、それはまだ明らかにされていません。
もし地上に出ると警察病院直通といった病院の地下施設なのであれば、遠くから連れてくる必要もなく、単に目隠しをさせて病院から歩いて連れ込んでしまえば、簡単に連れ込みができてしまいます。
外に行けばザックとの約束を果たせるから?
レイチェルとザックの誓いを振り返ると、レイチェルは「ザックに殺してもらうこと」、ザックは「レイチェルが地上まで逃げる手助けをすること」です。
ザックの方の誓いは、ほぼ守られたと言っても過言ではないでしょう。
出口はもう目の前のようですからね。
本物の出口かどうかはわかりませんけど。
ただレイチェルの方の誓いは、いまのままだとダニーに撃たれた傷で命を落とすこととなり、「地上に出たら殺してやる」という条件を満たしていません。
地上に出たら、ザックの鎌は折れてしまいましたが、レイチェルにあげたナイフでザックがとどめを刺してあげることができます。
いますぐ外に出てレイチェルの願いを叶えてあげるのか、呆然と命を落とすのを見ているだけなのか。
レイチェルの命はないという結論が同じだとしても、過程が異なるため、レイチェルからすればザックに殺されたほうが助かると言い換えられるとも考えられます。
殺戮の天使15話の感想
ザックがレイチェル想いだってことが、よくよく伝わってくる脱出前のシーンが印象的でした。
無傷で助かっていても、今のザックにレイチェルを手にかけることができたんでしょうかねぇ。
それにしても、鉄柵を鎌で切るなんて、さすがザックはバケモノ!
いい意味でのバケモノですよ、もちろん。
楽しそうにしていましたが、歳相応な一面でもあったのでしょう。
逆にダニーは…しつこすぎます(笑)
前回レイチェルに撃たれたってのにまだついてくるとか、完全にストーカー!
そんなダニーにお仕置きしてくれた神父様もかっこよかったですし、Cパートの簡単な総集編のようなものもいい感じにまとまっていました。
次週最終回、レイチェルとザックは生き延びられるのか、そして誓いは守られるのか、期待して待ちましょう!
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11話のサブタイトルはレイがザックに言った「だってザックは私の神様だから」で、
14話のサブタイトルはザックがレイに言った「俺に殺されると誓え」ではないでしょうか?