殺戮の天使9話の解説&考察&感想!自己愛とザックとの新たな誓い

殺戮の天使 レイチェル・ガードナー 笑顔 下手 殺戮の天使
(C)2018 真田まこと/Vaka・DWANGO・KADOKAWA/「殺戮の天使」製作委員会
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殺戮の天使ファンの皆さま、今週9話も楽しみにしていましたか?

前回はレイチェルがグレイに「君はイレギュラーだからだ」と言わせているシーンや、ザックの過去話が印象的でしたね。

それにダニーが生きていたというのは驚き。
あれは幻覚ではなさそうですし、今回大きく関わってきそうな人物でもありました。

そして殺戮の天使9話は、サブタイトルが“There is no God in this World.”になっており、直訳すれば「この世界に神はいない

神とはその名のとおり神様なのか、それともこのビルを管理する自称神様なのか。

ジャム君とともに考えていきましょう。

当然最後まで読まないと…キャシー様からの断罪が待ってまぁ~す!(笑)

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生きているのに死んでいる? 見続けてきた瞳

さてさて、アバンから再登場したダニー先生ですが、まだレイチェルの目にご執心だったんですね。

ダニー「彼女の瞳を見続けてきたのはこの僕だ! なのに、お前みたいなやつが彼女を殺しただって? ふざけるのもいい加減にしろぉ! あの瞳は特別なんだ。僕はあの瞳をずっとずっと探していたんだ。生きているのに死んでいて、あんなに静かで、美しくて。お前なんかに彼女の瞳をやるものか! 彼女の瞳は僕のものだ! ずっと見てきたんだぁ!」

ダニーが熱く語るレイチェルの瞳ですが、ダニーの言葉が確かならばレイチェルはずっと前からダニーと面識があったということになるのでしょうか。

それとも以前からダニーが一方的に付け回しており、レイチェルの両親に手をかけていたりするのでしょうか。

でもそうすると、以前考察したレイチェルの射撃の腕が説明できなくなりますし、やはりずっと前からレイチェルとダニーには面識があったと考えるほうが自然な気もします。

レイチェルとダニーの関係性

このビルの中でダニーとレイチェルが初めて出逢ったB5フロアでのやり取りのとおり、レイチェルとダニーはレイチェルがこのビルに来る前から顔見知りです。

当然ご近所さんとして付き合いがあるのではなく、レイチェルがカウンセリングのため通院していた病院の主治医であると見るべきでしょう。

ダニー=カウンセラー

という立ち位置であったからこそ「ダニー先生」と呼んでもらえているんでしょうね。

ダニーが追い求める病んだ瞳

ダニーが追い求めているのは、生きているのに死んだような目をしている、病んだ瞳です。

殺戮の天使 レイチェル・ガードナー 病んだ瞳
出典:殺戮の天使/8月31日放送/TOKYO MX

ザックと行動をともにし、心から笑うような瞳になってしまったら、ダニーが追い求める瞳ではなくなってしまいますので、ダニーの魔の手からはのがれられるはずです。

まあレイチェルがすぐに心から笑えるような子ならば、ダニーがこれほど執着する病んだ瞳にはならなかったでしょうけどね。

見続けてきたとは

ダニーが言っていた「見続けてきた」というのは、主治医として、そして殺人鬼として、レイチェルを監視し続けることで、変わらず病んでいる瞳を見続けてきたという意味合いなのでしょう。

ザックなんかよりも付き合いはずっと長く、表向きはまともなカウンセラーとして接している間もずっとレイチェルの瞳を狙い続けていたことから、あれほどまでのダニーの執着心が生まれているのではないかと推察できます。

恋愛だって、いきなり現れた男に狙っていた女の子を奪われてしまったら面白くありません。

性別が逆転したって同じでしょう?

ダニーに興味があるのはレイチェルや類似する人間の病んだ瞳であり、これまでも病んだ瞳の収集をしていたと考えられますが、その中でも特別レイチェルの瞳は病んでおり、ダニーの心をくすぐるものがあるのでしょうね。

グレイも気になること

ザックがいたB6フロアからグレイも気になることがあったようで、何の異議もなく早いところ戻るよう移動していましたが、グレイには何が気になっていたのでしょう。

殺戮の天使 グレイ レイチェル・ガードナー エレベーター 気になること
出典:殺戮の天使/8月31日放送/TOKYO MX

だって単にダニーの行方やその後の行動だけが気になっていたのであれば、グレイの流儀には反してしまうかもしれませんが、たとえザックとダニーどちらが攻撃を仕掛けてしまったにせよルール違反を犯したのはその2人のどちらかもしくは両名であるため、グレイには関係ありません。

ザックはダニーに攻撃を仕掛けたためルール違反として生贄になっていますが、グレイは生贄であるレイチェルとザックにしか手を出していないため、何のルール違反でもなくアナウンスも流れてこないのでしょう。

レイチェルの行動が気になっていた

レイチェルはB7フロアから逃げ出す際に生贄になっており、このビルにいる殺人鬼たちが襲いかかっても問題ない存在として認定されています。

当然、ザックが死んだような目をしているレイチェルを殺すのを嫌うように、それぞれのキャラクターには個性が出ています。

たとえばエディはグレイも言っていたとおり損な役回りをさせられる事もあったのでしょうが、生贄を綺麗に埋葬することを流儀にしていました。

キャシー姉さんは牢獄に入り続けるという選択肢も用意しながら、ご趣味の断罪を堪能していたご様子です。

グレイは未だに正体が掴みきれていないところですが、上辺だけでない本心を探り例の紫の煙や巧みな話術で本心であるのか見抜くのを信条としている可能性はありますね。

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そんなグレイだからこそ、今まで通ってきたフロアでのレイチェルの行動を見て、なぜわざわざフロアを戻る必要があったのかその行動にどんな意味があるのか、気になってたまらなかったのではないでしょうか。

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不幸の連鎖は本当にレイチェルが原因なのか

今までの行動をずっと見てきたとグレイは言っていましたが、キャシーのフロアにあったモニターのようなもので監視していたのでしょうかね。

それともあのアナウンスもグレイが操作していたものなのか。

ともかく、ずっと行動を見てきたというグレイですが「ああ、やはりこの不幸の連鎖は君が原因だ、レイチェル・ガードナー」と言い切るからには、グレイなりの根拠があったのでしょう。

神父キャラという見た目もあるのでしょうが、相手がいくら生贄であろうとも無闇やたらと嘘をつき、混乱させるようなキャラには思えません。

レイチェルの自己愛とは

グレイがグサリと刺さるような言葉で言い表したのがレイチェルの「自己愛」というものでしょう。

殺戮の天使 レイチェル・ガードナー 自己愛 ショック
出典:殺戮の天使/8月31日放送/TOKYO MX

殺戮の天使9話でグレイがグサグサ言っていたとおり、試練遂行をしていたレイチェルの行動なんて、まさに自己愛そのものですよね。

容赦なくガトリングガンぶっ放し、ぬいぐるみだと言い聞かせ苦しんでいる何かを踏み潰したにもかかわらず、グレイの問いには実に平然と当然のことをした風に受け答えていました。

キャシーのフロアにいたゾンビみたいな相手だって捕まって倒されなきゃボタンを押して逃げるだけですし、エディのフロアにいたマドハンドみたいなやつは無視して進めばいいでしょう?

そんな相手に対してひどいことをしておきながら、さも当然のように振る舞うレイチェルは、グレイから見ても自己愛そのものだと言われても仕方がありません。

こんなにしてまでザックのために薬を探す私ってすごい!

ザックに言われたとおりナイフを持ってくる私って素敵!

このような考えが心にあるのであれば、それは自己愛そのものと言えてしまうのです。

サブタイトルのGodとは

グレイとのやり取りを見ていると、サブタイトルについていたGod、神様とは、ザックと誓いをした神様のことと考えられますね。

いわゆるキリストみたいな、神様として崇められるような存在。

エディが信仰していた神様(ビルの管理者?)とはまた違った存在のような気がしています。

普通の神様だからこそ、レイチェルとザックの間にある誓いと他者に同じ誓いがあったとき、他者の誓いを選ばれ神の御心とレイチェルのお願いが違うという現象が発生してしまうということですね。

自己愛ではないザックとの約束

笑えっ!

そうザックに言われ、不器用ながらも笑ったレイチェルの笑顔。

下手くそなのはわかってるとも言われていましたが……

殺戮の天使 レイチェル・ガードナー 笑顔 下手
出典:殺戮の天使/8月31日放送/TOKYO MX

本当にぎこちない笑顔( ´・ω・)

でも、重傷のザックのため、また自分を変えようとするため笑うレイチェルの決意も感じ取れるいい笑顔ですね。

グレイに核心を突かれていたのもあるのでしょうが、ザックとこの場所で約束を交わすことで、今度こそは自己愛ではない行動をすることができるのではないでしょうか。

ザックとの誓いでないと駄目な理由

レイチェルは神に誓いさえすれば誰とでも約束を交わすことができるわけでなく、今はザックとしか信頼関係を構築することができないようですね。

まあこのビルの中じゃ、話す相手ってあとは判明している分だけだとグレイとダニー先生しかいませんけど……

かといってこのビルを無事に脱出しても、レイチェルの両親が生きているとはとて思えません。

だって7話で羊の絵の中から登場しましたからね。

それに紫の煙の影響の幻覚として見えていたのであれば、レイチェルは両親がすでに他界していることは知っていることになります。

実は忘れてなどいなかったのか、エディのフロアで見つけた経歴書で思い出したのかはわかりませんけど。

ザックとの誓いでしか駄目だというのは、それだけ今はザックだけを信頼していることにほかならないと考えるのが筋でしょう。

グレイが言っていた自己愛も当たってはいたため取り乱しはしましたが、ザックのことを信頼し心配をしているというのもまた本心のようですね。

誰だって、心の底から信頼している相手でないならば、誓いを立てられようとも心の底から信頼することも信用することもできません。

今のレイチェルと誓いを結べる相手は、行動をともにしてきたザックしかいないということです。

いくらダニーが瞳欲しさに迫ってこようとも、言葉巧みにグレイが誘導しようとも、レイチェルの本心を動かすにはまだまだ信頼度が足らないということですね。

レイチェルルート攻略、なんかベリーハードモードですな!

逆にキャシーはチョロそう…なんて思ったりしてないですよ、キャシー様!!

ザックのナイフを手に出陣!

やや刃こぼれしているように見えるザックの部屋から持ち帰ったナイフですが、そのナイフを手に動く力もほとんど残っていないザックのため、今度は自己愛ではないザックとの約束を果たさないといけませんね。

殺戮の天使 レイチェル・ガードナー ザック ナイフ
出典:殺戮の天使/8月31日放送/TOKYO MX

ザック…今度こそ、役に立つ。

決意新たに向かう先は、ザックを救うため、まずは薬を持っているダニー先生のところでしょうね。

そろそろザックといえども出血量がまずい!

アバンでダニーは治療できるような素振りを見せていましたので、レイチェルはそのことを知りませんが、ダニーから薬さえ奪ってくれば応急措置くらいはできるのでしょう。

ただ9話アバンの段階と10話以降になってからの段階では出血量も大きく異なってきますので、ダニーがその気になってザックの治療をしてくれたとしても、ザックをもう助けることができない段階に来ている可能性もありそうです。

早いところダニーから薬を奪って戻ってこないと、グレイもまだ残っていますので、これも自己愛とみなされまたあの紫の煙で邪魔される可能性もありそう。

どちらも時間との勝負になりそうですので、早くとどめを刺してこないとザックの命が危ないですねぇ。

殺戮の天使9話の感想

グレイ大人げないなぁ、と思わされた殺戮の天使9話。

グサグサ心に刺さるような言葉を言わなくてもいいじゃないですか。

そういう試練を与える嗜好なのかもしれませんが、紫の煙といい、グレイが陰湿に見えてきます……
(グレイファンの方、ごめんなさい)

そして今週のYouTube公式チャンネルのキャシー様もぶっ飛んでましたが、先週よりもぶっ飛びすぎぃ!

ちょっとお下品なキャシー姉さんも、また素敵。

そしてこれにゴーサインを出している公式も素敵(笑)

さてさて、来週レイチェルはザックを助けられるのか、グレイは実はいい人みたいな雰囲気をかもし出してくれるのか、ザックは生きてこのビルを脱出できそうなのか!

見どころ満載の次週、どこまでお話は進むのでしょうか。

あ、ちなみに13話からは動画配信サービスでの放送になるので、どのサービスで見るのか今から検討しておくといいですよ。

ジャム君のおすすめはAmazonプライム・ビデオですかね。

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Amazonを使えば使うほどコストパフォーマンスに優れていますからね。

ではまた次週、レイチェルの奮闘とザックとの行動に胸踊らせながら待っていましょう!

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