アニソンを聴くために、どんなイヤホンやヘッドホンを使っていますか?
ジャム君はシーンにも合わせていますが、基本はPCならヘッドホン、スマホのときにはイヤホン派です。
100均に売っているようなものから超高額商品までありますが、商品によって微妙に音が変わってきます。
好みの音色もよく聴くアニソンも人それぞれのため、「絶対にこの商品」というものはないのですが、アニソン好きにおすすめできるイヤホンやヘッドホンをジャム君基準で紹介しますよ!
イヤホン編
イヤホンのいいところは、コンパクトなところですね。
持ち運びが楽なのはもちろん、収納もラクラクです。
しかも最近は性能がかなり上がってきているため、へたなヘッドホンより高音質でアニソンを楽しむこともできてしまいます。
MDR-NWNC33【SONY】
SONYのXperiaを利用しているならば、MDR-NWNC33はノイズキャンセリングイヤホンとしてかなり優秀です。
ウォークマン専用となっていますが、Xperiaでもノイズキャンセリング機能は作動してくれますよ。ジャム君も使っています。
ただこのイヤホン、マイクは付いていないタイプのため、イヤホンをつけているときにそのまま電話に出ると、少々間抜けな姿に(笑)
- ノイズキャンセリング対応機ならば外でもきれいな音で聞き取りやすい
- イヤーピースがS・M・Lの3種類あり耳穴のサイズに合いやすい
- ノイズキャンセリングがないイヤホンとしても使える
- ケーブル長が短い
- カナル型+ノイズキャンセリングONで油断していると外出時には危険
- ミニプラグ出力がないスマホだと当然使えない
- iPhoneだとノイズキャンセリングできない
*スマホはXperia対応機種のみ
延長ケーブルも付属してはいますがケーブルが短めで、余裕のある長さではありません。
取り回しづらく、収納・利用場所によっては、ケーブルの短さにイライラすることもあるでしょう。
ですがちょっと前のXperiaであればノイズキャンセリングを多くの機種で使うことができるため、うるさい電車内や駅前での待ち合わせなどでも、聞き取りやすい音でアニソンを聴くことができます。
同じノイズキャンセリング機能を持ったXperiaシリーズでも、最近のXperiaではこのイヤホンのノイズキャンセリング機能は非対応なので、ご注意ください。
WI-C300【SONY】
最近ではミニプラグ端子の差込口がないスマホも増えてきましたが、WI-C300はそんなスマホにも対応した、Bluetooth対応のイヤホンです。
新型のiPhoneといったミニプラグが使えないスマホの場合は、こういったBluetooth対応のイヤホンを用意してあげると安上がりなので、ちょっと選ぶのは面倒ですね。
ただパソコンでもBluetoothに対応している場合や、スマオを買い替えミニプラグ端子がある場合にも利用は可能ですので、買うだけ損というわけではないはず。
- ネックタイプなのでアニソンを気軽に聴ける
- マイク付きでアニソン視聴中の電話も容易
- ペアリング操作が非常に簡単
- 安めに手に入るためもし壊れても買い替えやすい
- 1回の充電で最大連続8時間しか使えない
- 充電には付属もしくは同等のUSBケーブルが必要
- 電波で音をやり取りするので有線のイヤホンより音が途切れやすい
一番の懸念材料は、Bluetoothイヤホン特有の問題でもありますが、有線のイヤホンより音が途切れやすいことです。
こればかりは電波で音をやり取りしていますので、致し方ありません。
気になるのであれば、有線タイプのイヤホンを購入しましょう。
HA-FX99X【JVC KENWOOD】
JVC KENWOOD(ケンウッド)のHA-FX99Xは、ハイレゾ対応しているイヤホンです。
5Hz~40,000Hzまでという、へたなヘッドホン顔負けの再生周波数帯域を確保し、さらにハイクオリティなアニソン視聴を楽しむことができます。
- 安くハイレゾ対応のイヤホンを手に入れられる
- ヘッドホンを使うほどでもない・使いにくい場所に最適
- 気持ちいい重低音が響き渡る
- 重低音の強さが苦手だと苦痛に感じることも
- コードがやや短い
- S・M・Lのイヤーピース付属ながら本体の大きさで不安定になる場合も
- タフボディを謳ってはいるが防水ではない
この価格でヘッドホンにも手が届きそうなほどのハイレゾイヤホンが手に入るのは嬉しいところですが、低音重視であるため、好みが分かれそうなところです。
アニソン以外にも低音がよく響く曲を聴いており、低音好みであれば、たちまちお気に入りイヤホンの仲間入りするかもしれません。
またイヤホンのため軽いですが、やや大型であるため、耳の穴が小さい方だとずれ落ちやすく、注意を必要とします。
ATH-CKS550XiS【audio-technica】
audio-technica(オーディオテクニカ)のATH-CKS550XiSは、ハイレゾ対応しているイヤホンマイクです。
先に紹介したHA-FX99Xは低音重視でしたが、こちらのATH-CK550XiSはフラットな音を出してくれるイヤホンになっています。
- コスパがいい
- かなり安くハイレゾ対応のイヤホンマイクを手に入れられる
- フラットな音なので、低音から高音まで全体のバランスが良い
- マイク付きなので通話にも使える
- 重低音の強さがほしいと物足りなさを感じる
- コードがやや短い
- ワイヤレス人気なのに有線方式
実はこのイヤホンマイクは、ジャム君がMDR-NWNC33を断線させてしまったため、急きょイヤホン探しにビックカメラで購入したもの。
ビックカメラの店員さんも推しており、SONYの別イヤホンを買おうと思って行ったのですが、こちらを買って大満足でしたね。
やはり、音のフラットさできれいな音を出せるというのもありますが、この安さでハイレゾ対応というのが売れているポイントだそう。
文句なしにおすすめしたいですが、フラットさを求めるあまり低音の弱さも気になってくるため、ドンシャリ好みの方には向かないかもしれませんね。
ヘッドホン編
ヘッドホンのいいところは、ハイクオリティな音色を低価格帯から目指しやすいところですね。
1,000円程度で売っているヘッドホンでも、意外とバカにできない高音質感を持っていることもあります。
さすがに高価格帯の製品にはかないませんが……
MDR-CD900ST【SONY】
音楽業界でもおなじみなのが、SONYのこのヘッドホン。ジャム君も使っています。
MDR-CD900STは録音時にもよく利用されており、業界標準として昔から利用されている製品です。
つまり、アニソンにもよりますが、MDR-CD900STで聴いた音は録音時にかなり近いと言えます。
以前紹介したディスプレイと組み合わせ、アニソンだけでなくアニメ視聴時に使っても効果的!
長年使っても交換部品が豊富に売られており、長くお付き合いもできるヘッドホンですね。
- アニソンやアニメ録音時により近い音が出る
- イヤーパッドが破れた程度なら交換も容易
- どんな楽器が音を出しているのかわかりやすい
- 1万円オーバの価格帯
- プラグがステレオ標準プラグなので変換しないと使えないことも多い
- ヘッドホンの締め付けはやや強め
- 音に広がりが少なめ
ほとんど同じタイプの製品にMDR-V6があり、こちらは3.5mmステレオミニプラグやイヤーパッドの折りたたみにも対応し持ち運びもしやすくなっているため、やや音質は変わるようですがMDR-V6を選んでもいいかもしれませんね。
MDR-M1ST【SONY】
MDR-CD900STもモニターヘッドホンでしたが、MDR-M1STはハイレゾに対応したモニターヘッドホンです。
MDR-CD900STとMDR-M1STで聴き比べをしてもらうとわかりやすいのですが、元来の音重視なMDR-CD900STに比べて、MDR-M1STのほうが柔らかく長時間聴きやすい音に感じ取れます。
バイノーラル作品をMDR-M1STで聴いたら、すごく豪華に聴こえました……
決して無理やりハイレゾに対応するよう、収録された音を壊して垂れ流しをしているのとは違うため、モニターヘッドホンとしても十分な用途を見込めるでしょう。
- アニソンやアニメ録音時により近い音が出る
- イヤーパッドが破れた程度なら交換も容易
- どんな楽器が音を出しているのかわかりやすい
- ハイレゾに対応している
- 3万円オーバの価格帯
- プラグがステレオ標準プラグなので変換しないと使えないことも多い
- より原音に近づけたければケーブル交換をすべきでさらにお金がかかる
- プロ向け製品のため無償修理期間はない
MDR-M1STは、MDRシリーズとしてMDR-CD900STの後継機にあたるので、ハイレゾが当たり前の音楽現場に環境が変化すれば、こちらがプロの現場での主流となる日があるかもしれません。
付属している片耳出しのケーブルは、プラグの形状が他社製品と異なることもあるため、断線には気をつけましょう。
AH-D7100【DENON】
AH-D7100は型落ちモデルですが、結構高額な部類のヘッドホン。ジャム君も持っていますが、最近あまり使っていないという「もったいない野郎」です(笑)
SONYのMDR-CD900STよりも音の広がりがよく、高音がやや伸びやすいため、女性ボーカルや弦楽器が入るアニソンだと気持ちいいのがAH-D7100と言えそう。
新品だとかなりの高額ですが、きれい目な中古品狙いをすれば、このランクの型落ちヘッドホンとしてはお手頃な価格に見えてしまうから不思議ですね。
- アニソンやアニメを長時間視聴でも疲れにくい
- イヤーパッドが破れた程度なら交換部品もまだある
- ハイレゾに対応している
- 標準プラグ・3.5mmステレオミニプラグが同梱
- 3.5mmステレオミニプラグはiPhone対応のリモコン付き
*最新のiOSやiPhone等、商品発売後の製品対応は公式アナウンス外
- 非常に高額な部類
- 大きいので持ち運びには不向き
- 音の特性は違うが新型だと新品で買いやすい
- ドンシャリ好きだと低音が物足りない
アニソンを聴く分にはかなり使いやすいヘッドホンではあるのですが、低音はふつうに表現がなされるようで、いわゆる低音と高音の迫力を求める「ドンシャリ」がお好みだと、低音にやや物足りなさを感じると思われます。
PCやスマホのイコライザ設定があり、いじることでお好みの設定になるならば、問題はありませんが。
ただよくあるパソコンでもスマホでも使える3.5mmステレオミニプラグ端子、さらにコンポやアンプ類にもつなぎやすい標準プラグどちらも使えるよう2本ケーブルが用意されているため、使い勝手は抜群にいいですね。
GSP 600【SENNHEISER】
SENNHEISER(ゼンハイザー)から出ているGSP 600は、耳元でボリューム調整できるため、邪魔になりません。
マイクミュートも、マイクを跳ね上げるだけの簡単作業。ミュートし忘れも、なくしやすいでしょう。
高いと思うかもしれませんが、10Hz~30,000Hzまで対応しているので、アニソンにもピッタリなヘッドセットです。
- ヘッドホンやイヤホンの業界でも名高いSENNHEISER製
- ケーブル交換が可能で断線しても安心
- イヤホンジャックがあればスマホにも使える
- 音の出どころがはっきりしやすい
- ヘッドセットの中ではお値段が高めになってくる
- イヤーパッドが破れやすい話が多い
- 保証面では弱い
最近少なくなってきましたが、スマホにイヤホンジャックが付いているのであれば、スマホに利用することもできます。
「アニメの映画を見る」「ネトゲもする」という方にはピッタリでしょう。
ジャム君のように「PCはヘッドホン、スマホはイヤホン」という使い分けをしてもいいかもしれません。
またGSP 600のAmazon商品ページには「PHILE WEB(ファイルウェブ)プロによる商品レビュー」も掲載されていますので、一見の価値がありますよ。
Razer Kraken【Razer】
マウスやキーボードでも有名なRazer(レイザー)から出ているRazer Krakenは、Windows 10の環境にて7.1chサラウンドの出力が可能です。
ヘッドセットのため、もちろんマイク付き。
使っていない間は短く収納されているので、外に持ち運んでもマイクが引っかかりにくいという特徴があります。
音質としては、低音重視しているタイプです。
以前使っていたヘッドセットの調子が悪くなり買い替えた製品ですが、良かった点と悪かった点がありました。
- 付属の延長ケーブルが長く遠くまで移動しやすい
- マイクが単一指向性なので余分な音を拾いにくい
- 手もとでボリューム調整やマイクミュートしやすい
- イヤホンジャックがあればスマホにも使える
- PC周りをRazer製品で統一して満足もできる
- 製品説明どおりWindows 10じゃないと7.1chが楽しめない
- 今まで使っていた製品によってはボリュームが大幅に下がる
- 音が遠めに聞こえる
- 細かな音の設定をしようとするとRazerのソフト設定が必要
- 頭が大きいと長さが足りずに痛い
(Win10以前やMac、ゲーム機じゃ7.1chは楽しめません)
ジャム君としては、以前のヘッドセットのボリュームコントロール周りが壊れかけていたので、買い替えた感覚としても値段相応満足ではありますが、記事のタイトルどおり「ハイクオリティな音色」を追い求めるのであれば避けたほうが無難かもしれません。
というのも、ジャム君は試せていませんが、いくらRazerのソフトでイコライザーを使って調整しても、ヘッドホン本来の音ではないわけです。
紹介しておいてあれですが、「音」を追い求めるのであれば、Razer Krakenはあまりおすすめできない結果となってしまいました。
高評価のブログさんも多いのですが、アニソン以外の用途で、かつFPS・TPSで7.1chも活用されていると強いのかもしれませんね。
PCにあると便利なアクセサリ
イヤホンやヘッドホンをパソコンへ接続時、そのまま接続してもいいのですが、こんなアクセサリを利用すると、アニソンがもっとハイクオリティに楽しめますよ!
Sound BlasterX G6【Creative】
Sound BlasterX G6は、USB接続をして標準プラグのヘッドホンも簡単に接続できるようになる、ネット配信者にもおなじみの外付けインターフェースです。
Digital Music Premium HDの販売がなくなってから、よく使われるようになってきました。
ノイズの軽減に役立つだけでなく、音質の向上、イコライザでより細かな設定、また別途マイクの接続をすることもできます。
とくに直接パソコンに繋ぐよりもノイズ軽減される嬉しさがあり、アニソンがよりきれいに聞こえてくることになります。
高いヘッドホンを買うならば、これくらいは用意したいところですね。
32bit/384kHzのハイレゾ再生にも対応しているので、安いながらも高音質な再生環境を求めることが可能です。
Sound Blaster X7【Creative】
Sound Blaster X7は、先に紹介したSound BlasterX G6より高機能な入力を備える製品で、標準プラグはもちろん、ステレオミニプラグやスマホとのUSB接続にまで対応したUSB DACです。
ジャム君がいま使っているのは、こちらの製品ですね。
またハイレゾや24bit音源にも対応しているため、ハイレゾ音源を販売しているサイトでデータを買っても、余すことなく再現が可能になります。
もちろん相応のヘッドホンを合わせて買わないともったいないですが、豊富な機能が揃っているので、映画を見るときやゲームをするときにも大助かりですよ。
スマホもBluetooth接続で簡単に接続できるようになっていますので、「スマホの中にしか入れていないアニソン」があっても、心配いらずになります。
スマホにあると便利なアクセサリ
PCと同じく、スマホにもあると便利になり、かつ高音質でアニソンを楽しむことのできるアクセサリが存在しています。
PHA-3【SONY】
PHA-3はお世辞抜きに、アニソンをスマホで楽しみたいなら持っていたい商品ですね。
パソコンで使うこともできますので、両用したい場合にはとくにおすすめです。
外で使うときにも高音質でアニソンが楽しめるというのは、ポイント高いですね!
ただネックとなるのがやはり値段ですので、もう少しランクを落としたものでも、活躍はしてくれます。
DAC-HA200【ONKYO】
DAC-HA200は先に紹介したSONYのPHA-3にはワンランク落ちるものの、ポータブルアンプとしては十分な性能を持っている商品です。
正直、24bit/96kHzまで対応していれば、スマホに入れるような音楽であればたいてい対応しています。
ただやはり入出力の端子を見ても、いいヘッドホンを使っていれば使っているほどもったいない部類になってしまうため、お財布・使っているイヤホンやヘッドホンと相談しながら、商品選びをしたいところですね。
Q1 MarkⅡ【FiiO】
Q1 Mark IIは、お手ごろ価格かつコンパクトサイズながら、最大384kHz/32bit・11.2MHzのDSDデータの再生にも対応する商品になっています。
スマホにも接続しやすい各種アクセサリーが付属しているため、接続のお悩みも少ない点がメリットでしょう。
ONKYOのDAC-HA200よりも幅広いデータには対応していますが、全体的な性能としてはお値段相応な点も持ち合わせています。
「あまりお金は出したくないけど、できるだけいい製品がほしい」
「DACってどんな効果があるんだろう」
なんて興味を持ったときに、いいイヤホンやヘッドホンとともに、使っていただきたい商品ですね。
アニソンにおすすめのイヤホン&ヘッドホンの総評
アニソン好きには欠かすことのできないアイテムがイヤホンやヘッドホンなのですが、意外と好みが分かれる部分で、本当に「絶対にこれ」という商品はありませんね。
お好みではありますが、ジャム君がこれまで使ってきた中だと、あまり安すぎるイヤホンやヘッドホンは「ただ聴くだけ」状態です。
本当に楽しむならば、ある程度の出費はやむなしといった感じなのだと思います。
大切に扱えば数年でも使い続けられますしね!
逆に荒っぽい扱いをしてしまいがちな方は、あえて安い製品を選ぶことで、故障時のリスクを軽減することができるかもしれません。
アクセサリも、あるのとないのとでは聴こえ方が大違いになってくるので、お財布に余裕がある方は検討する価値がありますよ。
「こんないいイヤホン・ヘッドホンがあるよ」という情報があったら、ぜひコメントで教えてくださいね!