私、能力は平均値でって言ったよね! 通称・のうきん3話ですが、ジャム君3話切りしたと思いました?
してません、残念!!(笑)
今回は「のうきん」って発音しても、「脳筋」より、アバンに出てきたマイルの日本フカシ話とオタク話が気になって仕方がありません……
私、能力は平均値でって言ったよね!3話の記事では、マイルのオタク話やフカシ話も含めて考察や感想まで突っ走っていきましょうかね。
で、前回のおさらいを簡単にしておくと、前回はマイルとほか3人、レーナとポーリンとメーヴィスが4人組のパーティーを組んでクエストにも挑んでいました。
案の定というか、考察が正しかったというべきか、4人でパーティーは組み続け、1話の記事で書いたとおりハンター養成学校も早々に卒業過程に入る展開とは。
すべて正解だったわけでもありませんが、今後も意外と単純なストーリーなのか?
そんなのうきん、Amazonプライム・ビデオで配信中ですので、見逃した方やVODで見たい方はチェック必須です!
では、そろそろ解説まで突っ走りましょうか!
マイルが日本から伝えた物語の元ネタは?
アバンで何よりも目を引き、私、能力は平均値でって言ったよね!3話で異世界にオタクを増やすことになってしまった数々の物語。
今期、2019秋アニメでアフリカのサラリーマンでも、パロディーの元ネタとして取り扱いがあるのですが、のうきんでもできそうなネタ!!
ということで、のうきん3話に出てきた日本フカシ話と異世界人を中二病にさせるほどのオタク話の元ネタを探ってみましょうか。
あ、このネタはこれじゃない? みたいなツッコミがありましたら、ぜひコメントで教えてください。
オーガ退治をした勇者ピーチ【日本フカシ話】
のうきん3話でマイルが「日本という架空の国の不可思議な物語、日本フカシ話」として話していたお話の元ネタは、まんが日本昔ばなしとスーパーマリオブラザーズ、そして桃太郎です。
「むか~しむかし」という語り口調といい、「BGM」といい、「めでたしめでたし」で終わるストーリーといい、まんが日本昔ばなしが元ネタとなり、マイルがストーリーをアレンジしていた模様です。
見事オーガ退治を成し遂げたんじゃ。
めでたしめでたし』
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
「こうして勇者ピーチは、見事オーガ退治を成し遂げたんじゃ。めでたしめでたし」という部分がマイルのアレンジであり、「オーガ退治をした」ことと「動物をパーティーに加える話」というポーリンの言葉から察するに、桃太郎をベースにスーパーマリオブラザーズに出てくるピーチ姫とクッパを主人公とオーガにしていたと考えられます。
つまり、日本フカシ話には元ネタが3つあり、まんが日本昔ばなし・桃太郎・スーパーマリオブラザーズの3つが元ネタになっています。
ちなみにジャム君、原作は未読ですので、原作ではどのような表現なのかは不明です。
日本フカシ話には2つの意味がある?
「日本フカシ話」としてマイルが始めたお話は、架空の国のお話ということにした手前もあり「昔ばなし」と言えなかった可能性もありますが、2つの意味があると考えています。
その2つが「夜ふかし」「ホラ吹き」です。
まず、マイルたちは夜ふかしをして、ありもしない恋バナをしようとして失敗した後に、マイルのお話へたどり着いた夜ふかし中の出来事です。
そして、マイルは下手に異世界転生したことを話すわけにもいかず、日本を「架空の国」と偽ったホラ吹きでもあります。
こんな「ふかし」事情が重なって、マイルはとっさに「日本フカシ話」と命名したのではないでしょうか。
ゴブリンジャー【オタク話・メーヴィス編】
マイルがジャンルを変えて話したオタク話、メーヴィスがハマっていたゴブリンジャーの元ネタは、戦隊シリーズです。
起こそうじゃないか奇跡を!』
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
戦隊シリーズは長年続いており種類も豊富ですが、特定のどれが元ネタになったのかまでは不明。
わかった方がいたら、コメントで教えてください。
ただマイルの語りによって、レンジャー系の名前にかすりもしない、異世界ではメジャーなゴブリンが主役に抜擢されたのでしょうか。
メーヴィスは大興奮でハマってしまいましたが、感想言っていい?
『ゴブリンって、なんか奇跡が毎回起きないとすぐ負けそう』じゃないですかね(爆)
必ず発現するわ、真の力が【オタク話・レーナ編】
こちらは、レーナがハマっていたマイルのオタク話で「必ず発現するわ、真の力が!」というセリフがあるようです。
このお話の元ネタは、残念ながら不明。
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
「真の力」が発現するストーリーということは、苦境に立たされつつも内に秘めた力を開放することで問題が解決に導かれる、ファンタジー物でしょうか。
マイルにとっては、今いるこの世界そのものが異世界ファンタジーですので、実話を元ネタにしている可能性もあります。
ナノちゃんに「マイル様は必ず真の力を発現いたしますよ」なんて言われていた過去があったりして!
人生わずか50年【オタク話・ポーリン編】
のうきん3話のアバンで変なポーズを決めていたポーリンがハマっていたオタク話の元ネタは、織田信長が好んだ
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ
引用:敦盛
ただこの敦盛の「人間五十年」という一節ですが、「人生わずか50年」と言っているのではなく、「人間の命は儚く短い、いつ死んでもおかしくない」といった意味合いがあります。
戦国の世に生まれた織田信長だからこそ、いつ討ち死にするか、流行り病にかかるかわからず、現代よりも平均寿命は短く儚いことを理解していたと言えるものです。
ですが織田信長だけの寿命が短いわけでなく、その時代に生きていた武将たちは同等の条件ですので、「我が身よりも敵の身を滅ぼす」意味合いを込めて、織田信長は敦盛を好んでいたと考えられます。
このマイルたちがいる異世界ファンタジー世界も、モンスターやハンターランクB以上で悪だくみをしている連中がいる世界のようですので、ポーリンもハンターとして活動するにあたり死ぬ覚悟はありますが、今回仲間の悪口を言われ怖い顔を見せたように、敵を滅ぼす気概に同調したのかもしれません。
アレディー再び!
私、能力は平均値でって言ったよね!3話には、1話で子どもたちをさらっていたボスのアレディーが再登場!
前回、部下たちを助けに来ていましたものね。
なーんでアレディーだけが無事だったのかも判明しましたが、覚えていますか?
アレディーは有力貴族の一人だった
のうきん3話で大問題となった、ハンター養成学校廃校の危機ですが、それを強行したのが自分の計画を邪魔されただけでなく、計画を邪魔したマイルを気に入ってしまったアレディーだったわけです。
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
貴族だからこそ、多少の悪事では捕まらず、警務隊が来ても追い返せるというお話でしたね。
ですが、そんなアレディーですら、さすがに警務隊に部下を連行させるのを阻止させるまでの力は及ばなかったようで、いったん連れて行かれたあとに開放するよう圧力をかけ、脱出させたということになります。
異世界でも権力と金しだいか
アレディーの行動を見てしまうと、異世界でも現実世界のように、権力やお金しだいで、たいていのことはどうにかなってしまう世界だと感じてしまいますね。
マイルがアレディーとの交渉で勝手に決めた対戦内容の変更ではありますが、マイル・レーナ・ポーリン・メーヴィスの4名がBランクハンターに全勝できなければ廃校。
ハンターランク別の強さはBランクとCランクで大きな開きがありますので、校長と廃校の危機について話をしていたときにレーナが言っていたとおり、勝てたのは奇跡的です。
もちろん、マイルの指導あっての成果だと思っていますけど。
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
そんな条件のもと行われていた卒業検定模擬試合ですが、開催場所がコロッセオというところを見ると、異世界ファンタジー世界らしく、のうきんの世界は中世ヨーロッパ~やや近代寄りなのかもしれません。
あまり近代化していないため、貴族は貴族としてふんぞり返り、平民を見下し、何をしてもたいてい許されてしまう世の中という可能性は十分にあるでしょう。
まあ、現実世界の現代でも、権力と金さえあれば、悪だくみも見逃されやすいでしょうけどね。
私、能力は平均値でって言ったよね!で怒らせてはならない人物たち
私、能力は平均値でって言ったよね!3話で行われた、卒業検定模擬試合。
これまでののうきんでも怒らせてはならない人物ははっきりしていますが、より怖い人物が出ていましたねぇ。
マイル
マイルは、胸のことを指摘されると我を忘れ、魔力が可視化できるほどのボルテージを見せます。
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
レーナ・ポーリン・メーヴィスがこの反応を見て逃げていくところから考えると、1話でアレディー御一行相手に暴走したとき以外にも、ハンター養成学校で半年間生活するうちに、何度か暴走した経験があるのではないでしょうか。
だからこそ、巻き込まれる危険を感じた3名は逃げ出しているのに、魔力が可視化できるほどという異常事態にもかかわらず、アレディーはうろたえるばかりだったと考えられます。
マイルは、平均的な人生を送りたがっているため、基本的には無害ですが、間違っても胸のことを指摘するのだけはやめておきましょう。
成長期ですから!
ポーリン
ポーリンは、マイルすら思わず怯えてしまうほど、攻撃してもしても回復して攻撃するという物理攻撃型魔術師に変貌してしまいます。
出典:私、能力は平均値でって言ったよね!/10月22日放送/TOKYO MX
仲間の悪口を言われるとこの状態に陥ってしまうため、彼女に向けてマイル・レーナ・メーヴィスの悪口を言うのはやめておきましょう……
しかも、メガヒールという対戦相手だったBランクハンターの師匠ですら使えなかった大規模な回復魔法を使いこなしているため、MP切れのような概念がないなら非常に怖い。
さすがに、魔力を使うわけですし、体力的に限界があるとか、内に秘めた魔力量に限界があるとか、何らかの制限はあるような気がするんですけどね。
だからこそ、マイルの可視化できるほどの魔力に驚いたんでしょうし。
ポーリンの家は商家のため、自分への悪口は客からのクレームだと思って我慢しながら受け流してはくれるようですが、どこまで我慢してくれるかはわかりませんので、怒らせるような発現はしないほうがいいでしょう。
私、能力は平均値でって言ったよね!3話の感想
のうきん3話は、日本フカシ話やオタク話のほかにも、「ガンガンいこうぜ、じゃなく、いのちだいじに」なんてドラクエまで出てくる面白さ。
お見逃しの方は、Amazonプライム・ビデオをチェックですよ!
しかもポーリン、マイルが作っていた完成度の高い人形を型に着色までして商売をするなんて、さすが商家の娘って感じでしたね。
まだ14歳のはずなんですが、たくましい限りです。
そういえば、ハンター養成学校入学前に泊まった宿のレニーちゃん、どうしてるんですかね?
まさか、あの宿を拠点にするとか!!!?
どうせいつもの4人パーティーなんだから、レニーの宿を拠点にしてほしいなぁと思うジャム君でした。
では、また来週!
コメント
「ゴブリン」「奇跡」と聞いて思いついたのが、
「ゴブリンはもう十分強い」なのですが。
間違ってたらごめんなさい。
糸の切れた風船さん、情報ありがとうございます!
なるほど、「ゴブリンはもう十分に強い」ですか。
初めて聞いた…なんて言ったら失礼でしょうか^^;
1話をパラパラ見てみましたが、ゴブリン強いなぁ。
カンスト(Lv.99)ゴブリン主人公のお話だったんですね~。
OPや卒業検定模擬試合後の勧誘断りからの謎の「勝利のポーズと後ろでの爆発」あたりから戦隊モノは混じっていそうなんですが、「ゴブリンはもう十分に強い」まで混じっていたらマイルのオタクっぷりは相当に幅広そうですね。
もしメーヴィスが言っていた「奇跡が必要なら~」のセリフに近いことを言っているシーンがあるようでしたら、元ネタとして当たりかもしれませんね!
その時は何巻の何話あたりで言っているのか、教えていただけると嬉しいかも(人任せ)
小説家になろうで原作読んだのですがこの回は原作のが面白かったですね。
特にポーリンさんが対戦相手に「この貧乳が!」とか罵っているシーンだけは個人的に入れて欲しかったですね。
アニメの魔貫光殺法と操気弾(漢字違うかも?)ネタは若干笑いましたが。ついでにヤムチャ爆死とかすれば良かったのにw
通りすがりの只の異世界転生者さんは、原作既読組ですかー。
アニメとはまた違った楽しみもあり、アニメはアニメで楽しみもあり、好きな作品のアニメ化は嬉しいポイントですよね!
あえてマイルさんの心を抉るポイントは、ジャム君も言葉にするのは避けているのですが(マイル怖いし)、アニメだと規制が厳しいのかもしれませんね。
Blu-rayだと言い変わってたりして(笑)