刀使ノ巫女15話(波瀾編3話)の解説&感想!刀使の正義と薫の判断力

刀使ノ巫女 薫 刀使ノ巫女“波瀾編”
(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
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こんにちはsumi_misakiです。

「働くのは普通に負け」 がポリシーの薫が登場!

刀使ノ巫女(とじのみこ)15話は、普段はめんどくさいが口癖のだるだる少女の回です(笑)

前回は、舞衣とエレンが登場し、ほのぼの家族回でした。
エレンの家族や、ノロの開発・研究について、新情報となりました。

今回の15話(波瀾編3話)では、薫(かおる)沙耶香(さやか)がタッグを組みます!

異色の組み合わせで考え方が全く違う二人は、どう影響しあうのか。

薫は隊長に任命され任務にあたりますが、人望の“ストップ安”を継続中です。(株用語)

言葉をオブラートにつつまず「気に食わん」 とド直球で言っちゃうような、いいキャラしてます。

フードの刀使の一人は、真希でしたね。

灼熱の卓球娘の試合シーンもあった、刀使ノ巫女(とじのみこ)15話(波瀾編3話)を振り返ってみましょう。

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フードの刀使が二人いた理由が判明

『やっと会えたな…』
『このノロの匂い…成程。ずっと我を追っていたのは貴様か』

新展開!
同じフードを着ていたのは、真希のほうだったようです。

ノロを奪うフードの刀使を追跡するために、自分が疑われるのもかまわず接点を持とうとしていた、いうのが正解のようです。

真希に合わせて流派を変えるかなりの知能派

真希『奪ったノロを返してもらおう』
犯人『ふむ。なら…』

真希『貴様それは…二天一流…』

もと親衛隊だった真希に合わせて、紫の流派≪二天一流≫の構えを見せるフードの刀使。

刀使ノ巫女 フード 刀使
出典:刀使ノ巫女/4月21日放送/TOKYO MX

紫と同じ流派を使ったのは、真希への精神攻撃のためであり、使い分けしていた。

真希の心理をずばりいい当てる熟練者であり、真希とは初対面のようだった。

真希の匂いに、目の前に現れるまでわからなかったのは、大ヒント!

タギツヒメならすぐにわかっただろうことなので、やはり別人の可能性が高い。

ただ、真希にとって紫のことをチラつかせると揺さぶれるとわかっていたのは、タギツヒメの記憶も一部は入っているともとれる。

詳細はまだ不明。

真希の単独行動。本部と協力しないのはなぜ?

「ノロを返してもらおうか」との発言で、真希が敵ではなく味方だとわかる。

可奈美たちに合流して戦うという選択肢はないのか。

ノロを取り入れてしまい、“人ではない” 存在になってしまった親衛隊。

寿々花すずかは、本部の実験に被験者として協力していたが、今後、刀使ノ巫女としては戦うことは許可されないだろう。

真希は「刀使ノ巫女」として最後まで力を使う道を選び、合流しないと考えられる。

結芽のストラップを身に着けていた

真希が現れたときに、手もとには1クールで命を落とした、結芽ゆめのストラップを身につけているシーンがあった。

刀使ノ巫女 ストラップ
出典:刀使ノ巫女/4月21日放送/TOKYO MX

胎動編7話で結芽が実際に身に着けていたシーン(左手)

刀使ノ巫女 結芽
出典:刀使ノ巫女/2月17日放送/TOKYO MX

真希は結芽に憧れていたが、直接的な関わりはあまりないようだった。

なぜ身につけているのか?

真希の戦う理由にも関わっているように思える。

惜しくも命を落とした結芽のことを忘れずにいるというのは、心やさしい真希だからこそ。 

①自分も最期は結芽のように朽ちていくのを覚悟し、戒めのように持っている。
②最後まで刀使ノ巫女として生きた結芽のように、憧れとして持っている。

真希の優しさと脆さが見えたようなシーンだった。

ノロの強奪犯が
『“おのれ自身” の心の内すら、定められぬと見える』

と、いい当てたように、真希自身にまだ迷いがあるようだ。

『それもまた迷いの一因か
と、結芽のことを引きずっていることも迷いと見抜かれたことで、さらに動揺し、結局逃がしてしまう。

取り逃がした後は、薫にノロの犯人として状況証拠を突き付けられ、散々です。
薫『お前がこいつらをやったのか…?』

否定も肯定もせず、その場を逃げるように去ってしまったため、犯人であると断定されてしまった。

真実を見極める、薫の判断力

『刀使だからって何も考えずに斬るのはやめとけ』
よく考えて斬れってことだ。こいつみたいな荒魂も他にいるかもしれねぇだろ』

真面目で、どんな小さな荒魂も駆除しようとするさやかに対して、薫はストップをかける。

荒魂であれば、とにかく倒す。
理由がなくても退治していいと思って行動をしてきたさやかは、薫の考えに疑問を持つ。

もちろん薫は想定済みで、荒魂自身に目を向けさせるために、あえてネネを近づけさせていた。

仲良くなっていたネネ(荒魂)に対して、こいつを斬れるか?と問う薫。

刀使ノ巫女 さやか ねね
出典:刀使ノ巫女/4月21日放送/TOKYO MX

『駄目…ねねを斬れない』
『ねね…私は…間違えていた』

荒魂にも命があり、悪さをしていない者に対して、むやみに奪うことは正義なのか?

悪さをしない荒魂もいることを身を持って理解させるために、ネネと仲良くさせたという
深い戦略だった。

益子の一族のけじめ

フードの刀使(二人目)が現れ、見逃す予定だったリス荒魂が巨大化してしまった。
ネネも警戒する。

『急に…何が…』
『わからん。でももうあれはさっきの荒魂じゃない。益子の歴史じゃこんなことザラだ。
だからケジメの付け方も心得てる』

むやみに命は奪わない。
でも、情には流されない。

ネネが危害を与える側に回ったとしても、薫はきちんと対処できる分別をもっているのだろう。

『薫…』
『考えて、信じて、それが駄目だった時は誰よりも先にそいつの牙を受け剣を向ける
それが益子のケジメだ。だから俺がやる。』

迷いなく、今度は駆除する薫。

自分も最近気が付いた、との発言があったので、のちのち回想回で描かれるかもしれない。

刀使ノ巫女15話(波瀾編3話)の感想

第15話「怠け者の一分」は、前回に続いて刀使ノ巫女の成長回でしたね。

波瀾編のボスに関して、2クール目3話にしてまだ全貌は明かされていません。

今も使用している荒魂ファインダーはあまり使えないようで、まさかの“肉眼”頼りの人海戦術というアナログな戦法でしたね。

住民に聞き込みをする刑事のようでした。

『あのジジイ毎回目撃証言を盛ってるぞ。熊の死体なんて一匹も見てねぇよ』
『お年寄りは若い人とお話しするのが好きですから…』

人の記憶や証言はあてにならないですね(笑)

だからこそ、自分で判断する場面がきたときに、最適な判断ができるように普段から意識する必要があるのだと、今回はためになる教えでした。

刀使ノ巫女 薫
出典:刀使ノ巫女/4月21日放送/TOKYO MX

ところどころ悪い顔をしている薫ですが、隊長としての素質はバッチシでした。

刀使ノ巫女として正義を見極め、適切な判断をする薫の回でした。

スマホアプリはとじみこファンにはやり逃せないアプリですよね。

刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火 ダウンロード

刀使ノ巫女16話もお楽しみに!

コメント

  1. 匿名 より:

    真希が結芽のイチゴ大福ネコのストラップを持っていた理由ですが、アプリで明らかになった親衛隊メンバーの関係性から考えれば、結芽に対する憧れや刀使の運命などといったものというよりは、なんだかんだで仲の良かった故人を偲んでいるというシンプルな気持ちゆえなんじゃないかなと思います。
    ※ストラップではないですが、イチゴ大福ネコのぬいぐるみを結芽に買ってあげたくらいには仲が良かったので…

    • sumi_misaki より:

      匿名様
      お初にお目にかかります♪
      コメントありがとうございます。
      アプリで明かされているストラップの事情があるのですね。アプリは未体験のため、情報不足申し訳ございません。貴重な情報ありがとうございます!

  2. とじみこガチハマり より:

    普段はだるそうにしてる薫自身の正義に、笑いありの日常からいきなりグッと来た回でしたね。次回はいよいよ6人が再集結し、沙耶香にまた変化が生まれそうです。
    そして結芽のストラップを「迷いの一因」と指摘されながらも、ヒメと呼ばれる黒フードに単身戦いを挑む真希は、完全に疑われちゃってますね。舞衣とエレンが「あれ(真犯人)は真希じゃない」と感じていればいいのですが・・・

    ちなみに今回初めて言葉を発したヒメですが、そのキャストが誰なのか伏せられてましたね?美奈都が初登場した時は「夢の中の刀使 伊藤静」とエンドロールに載ってましたが。
    sumiさんは誰が演じてると予想しますか?僕は声質からして日高里菜ちゃんか南条愛乃さんだと思ってます。

    • sumi_misaki より:

      とじみこガチハマり様
      今回は、あえて薫が「考えて斬る」を示しているので、真希については今後どこかで気が付く展開にはなるかなと想定しています。

      さすが!エンドロールまで隈なくチェックとは御見それしました。とじみこガチハマり様とお話していると、自分の知識のなさを痛感して申し訳ないのですが、声優陣に関してそこまで幅広く心得ているわけではないので、コメントできず申し訳ございません。。

      • とじみこガチハマり より:

        そうでしたか!無理難題を押し付けてしまってすみません。昔はいろんなアニメを見ていると「あっ、このキャラの声あれと同じじゃん!」と、よく興奮していたもので(笑)
        真希と夜見、先に散ってしまった結芽に対する二人の行動も見えましたが、そもそも寿々花が結芽をどう処理したのかまだ分かっていませんね。別々の道を進んでいる親衛隊が再び交わる日は来るのでしょうか・・・

        • sumi_misaki より:

          わたしもです!「この声聴いたことある・・・あ!!」みたいな。気が付いたとき、なんとも嬉しい気分になります。
          そこから声優さんに詳しくなったり、製作会社に詳しくなったり、大人になると知識の深堀が始まりますよね。
          私の場合は、まだまだ未熟者でお答えできないこともあり申し訳ないです。

          そうなんですよね。他のキャラにスポットが当たって、スピンオフみたいな回も面白いのですが、まだなかなか1クール目の謎については触れられていません。1クールからご覧になっている視聴者としては、気になるところですよね!親衛隊のエピソードもちゃんと描かれているところをみると、最期は合流したり何らかの形できれいに納まってくれるといいなと思います。

  3. ネオカル屋 より:

    ご無沙汰しております。
    今回も記事を拝見させていただき、自分では気づかなかったポイントや意見を知る事や、情報の整理ができて大変参考になりました。
    波瀾編3話を観て、今まで以上に益子薫が魅力的に感じました。ギャグシーンも絶妙です。
    夜分遅くのお便りになってしまいましたが、これからの考察も楽しみにしております。

    • sumi_misaki より:

      ネオカル屋様
      いらっしゃいませ♪
      いえいえ、励みになるような温かいお言葉、感謝いたします。ネオカル屋様は薫推しですか?
      もちろん全員推しも大歓迎です(笑)最近はまったりと話が進んでいますが、それもまたこの作品の味ということで。
      ここで同士の反応が見れると嬉しいです。またお時間のある時にお待ちしています。

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