どうも、ヴァイオレット・エヴァーガーデン担当のharuです。
前回、少佐の消息が未帰還兵扱いであることが判明しましたね。
そして彼女は今まで戦時中に自分がしてきた事について考え始めました。
それでは、第8話の解説と考察を始めたいと思います。
少佐の消息
ギルベルトの消息については前回、予想で生存説と他界説の両方を考察しました。
出典:ヴァイオレット・エヴァーガーデン/3月1日放送/TOKYO MX
今回の後半でギルベルトは頭部に被弾します。
少佐の体が見つかっているのかどうかについては作中で触れられていませんでした。
墓にギルベルトは入っていないと思われます。
別の回では、回想中、少佐はヴァイオレットに逃げるように言っています。
現段階では、まだ少佐の消息について断言できません。
ヴァイオレットの言語能力獲得は奇跡
人間の言語習得能力について、臨界期仮説という理論があります。
この仮説では、人間は臨界期とよばれる年齢を過ぎると言語の習得が不可能になるそうです。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説では、「アメリカの神経生理学者レネバーグEric Lenneberg(1921―1975)は言語獲得の臨界期は12~13歳までに限られるとする。」とあります。
ヴァイオレットは自分の名前、少佐、そして絵本、報告書と段々と言語能力を伸ばしていました。
出典:ヴァイオレット・エヴァーガーデン/3月1日放送/TOKYO MX
今では、ヴァイオレットは立派な手紙を書けるようになっていますがこれは奇跡的な事です。
なぜ、ヴァイオレットは教練所で読み書きを習わなかったのか
常識的に考えて、最低限の命令伝達には言語によるコミュニケーションが不可欠です。
日露戦争でロシアが日本に敗北した理由にロシア軍は貴族出身の将校より下の兵士は読み書きが出来ず、将校がいなくなると作戦行動をとれなかったことにあるそうです。
ギルベルトが教えるまでヴァイオレットはまともな読み書きが出来ませんでした。
軍上層部は彼女を使い捨ての道具と考えていたのでしょう。
また、自動手記人形の役割の一つとして文字を読み書きできない人のために代筆するという側面があります。
初等教育機関の描写も作中にありません。
ライデンシャフトリヒの教育水準は低いと推定できます。
ホッジンズはお金持ち?
前線でギルベルトとホッジンズは再会します。
ホッジンズが戦後にC.H(クラウディア・ホッジンズ)郵便社を創業できたのも実家が資産家であるためと考えられます。
しかし、2話で盗難にあったヴァイオレットのブローチを買い戻すだけで給料がなくなっていましたね。
ホッジンズはC.H郵便社を作った後で両親から勘当されたのではないでしょうか。
ホッジンズの両親は作中で登場していません。
筆者はギルベルトとの関係をめぐって両親と対立していたのではないかと推測しています。
なぜ、少佐は前線で戦ったのか
ギルベルトは名門ブーゲンビリアの子息であり、階級は少佐です。
左官ですと前線で指揮するケースと後方の司令部付きになるケースの両方があり得ます。
ギルベルトの性格上、ノブレス・オブリージュ(高貴なものの義務)を意識して前線を志願したのだと考えられます。
また、軍部はヴァイオレットを道具として前線で活用したがっていました。
ヴァイオレットの監督者としてギルベルトは前線で戦わざるを得なかったのでしょう。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン8話の感想
少佐の瞳と同じ色をしたブローチを見つけた際に彼女が持った感情は憧れ、恋慕ですね。
今回は戦闘シーンが多く、画面が暗かったですね。
頭部に被弾した少佐がその後どうなったのか、ヴァイオレットはどうしたのか気になってしかたないです。
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