どうも、ヴァイオレット・エヴァーガーデン担当のharuです。
前回は、リオンのヴァイオレットへの淡い想いが切なかったですね。
そして、ヴァイオレットは「寂しい」という感情を自覚しました。
今後もヴァイオレットが様々な感情を覚えていくのが楽しみです。
それでは、第7話の解説と考察を始めたいと思います。
ヴァイオレットはなぜ涙を流したか
作中、オスカーがヴァイオレットに自分の作品が面白いか尋ねるシーンがあります。
ヴァイオレットはオスカーの作品の登場人物であるオリーブに自分を重ね合わせます。
ヴァイオレットはオリーブが父の元に帰りたいようにヴァイオレットも少佐の元に帰りたかったのだと思います。
オスカーはヴァイオレットに他界した娘のオリビアの話をします。
ヴィオレットはオスカーに共感して涙を流します。
ヴァイオレットは前回で覚えた「寂しい」という感情をさらに深く経験します。
ヴァイオレットは少佐と再会できるかどうかをオスカーの作品のオリーブが父と再会できるかどうかに重ねていたのでしょう。
少佐の消息
回想でヴァイオレットはブーゲンビリア大佐、ギルベルト少佐、そしてホッジンズの言葉を思い出します。
出典:ヴァイオレット・エヴァーガーデン/2月22日放送/TOKYO MX
ヴァイオレットは港でティファニーと再会しますが、その際ティファニーはギルベルトがこの世の人でないと告げます。
ホッジンズの説明では、少佐は未帰還扱いだそうです。
即ち、少佐の消息は不明という事です。
今回のタイトルは「」となっています。
ヴァイオレットにとって、今回のタイトルは少佐の消息が不明のままである事を暗示しています。
ここで少佐は生存しているか否かという疑問が生じます。
この論点に2つの説を挙げておきたいと思います。
少佐生存説
この説は筆者の願望です。
この説には3つの可能性があります。
第1に少佐が敵側の捕虜になって生存している。
第2にどちらかの勢力の病院に長期入院している。
第3に第三勢力(現地の部族や反政府勢力など)に保護されている。
これらの説の根拠としては、被弾後の少佐の身柄が見つかっていない事です。
少佐他界説
少佐が他界していると推測する根拠は5つあります。
第1に、1話でヴァイオレットが少佐の消息をホッジンズに訪ねた際のホッジンズの不自然な態度です。
第2に、1話の回想シーンでの少佐の負傷状況が重い点。
第3に、2話でホッジンズがカトレアに少佐について尋ねられた際、「いいとこの坊ちゃんの割には骨のある奴だったよ。」と過去形で表現し、「あいつはもう戻ってこない。」と言葉を続けている。
第4に、今回のティファニーがヴァイオレットにかけた言葉。
第5に、今回のホッジンズがしたヴァイオレットへの彼女の負傷した際の状況の説明です。
残念ながら、筆者の推測ではヴァイオレットが少佐と再会できる機会は来ないでしょう。
しかし、ヴァイオレットは最後まで少佐に再会できる事を望み続けて生きていくでしょう。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン7話の感想
今回、娘を失った劇作家オスカーにヴァイオレットは「いつか、きっと」を与えました。
ヴァイオレットの少佐との再会という「いつか、きっと」は永遠に訪れないでしょう。
一方で、ヴァイオレットは戦時中、多くの人の「いつか、きっと」を奪ってきました。
ヴァイオレットは今までに命を奪ってきた人への贖罪意識を持ち始めました。
この物語はここから重要な展開が始まるでしょう。
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