今週もよりもいの時間がやってまいりました!
ジャム君と一緒に宇宙よりも遠い場所12話を楽しんでまいりましょう!
さて、前回の
日向が語り出す前に言っていたとおり、胸くそ悪い話で、あまり思い出したくもない辛い過去があり、学校もやめることになったんでしたね。
そして今回のよりもい12話では、
報瀬が行きたいと思っていた南極の中でも特に行きたい場所なのでしょうが、何が隠されているのか気になるところです。
オゾンホールの豆知識を含むよりもい
アニメって、バカにする人は「見てるとバカになる」やら「悪影響しかない」やら、まるでアニメが無駄な存在であるかのように鼻息を荒くしていますよね。
ですが!
よりもいでは、「南極で昭和基地にいる隊員が発見し、世界で最初に報告した」といったリポートを結月がしていましたね。
出典:宇宙よりも遠い場所/3月20日放送/TOKYO MX
これは紛れもない事実です。
1982(昭和57)年10月に昭和基地でオゾン層の観測をしている時、南極上空のオゾン量が著しく減少 していることをつきとめました。このときの観測結果をまとめ、1984年にギリシャで開催されたオゾンシンポジウムで発表したものが、 南極オゾンホールの世界最初の報告となりました。
引用:気象庁気象研究所
細かなことまでは尺の関係もあるのでしょうし話はありませんでしたが、事実を端的に伝えています。
よりもいって、結構作り込まれているんですよ。
アニメという仮想の世界だからこそ作れるお話というのも確かに多いですが、現実に起こっている現象を取り上げ、興味を持つきっかけにもなるアニメ。
それが、よりもいのいいところと言えるのではないでしょうか。
そりゃ簡単に南極に行くことはできませんし、宇宙よりも遠い場所6話では
そんなアニメらしいところも残しつつ、リアルに描くところはリアルに描いているよりもいって、お勉強にも向いているアニメと思いますね。
南極バーベキュー
宇宙よりも遠い場所12話では、バーベキューを行っており、弓子さんも注意してきたとおり、焼いた肉や野菜がすぐに冷たくなってしまうようです。
「マジかよ?」という声も聞こえてきそうですが、昭和基地であろうとも南極は南極、日本と比べてかなり寒いのは間違いないでしょう。
出典:宇宙よりも遠い場所/3月20日放送/TOKYO MX
では、これは事実なのか。
南極の昭和基地の平均気温は-10.4度だそうです。
年間通しての数値であるため、キマリたちが訪れた夏の季節であれば、日が出続けている分、これよりも少し暖かめではあります。
1月に滞在しているシーンだとしても、1日の平均気温は0度を下回る日ばかりです。
どれぐらい寒いかと言うと、東京周辺の冬でも特に寒い日くらいには寒くなっていると思ってください。
2018年1月のデータだと、暖かいときでも5度くらいまでしか上がっていないので、2018年3月の現実の東京よりも寒い、というのは間違いないでしょう。
ただし、1日で最も暖かい作業効率も上がる時間にこのような行事をするとも思えませんし、夜の催し物として振る舞われていたと考えるのが自然です。
そうすると、日は落ちなくとも気温は下がってしまいますし、おおよそではありますが0度を少し下回る程度。
平均気温の-10.4度までは冷え込んでいないでしょうし、さすがに「あっという間に冷える」ということはない、オゾンホールとは違うアニメ的な表現と考えられそうです。
たまたまこの日のこの時間は超冷え込んでいた、という特殊な事情があれば別ですが、この時期の昭和基地における平均的な気温を考えれば、南極でバーベキューをしても日向が急いでいるほど急がずとも、冷めやしないという結論に達します。
もちろん、寒いのには変わりありませんので、暖かい家やお店で食べるようにゆっくり食べていたら、冷めてしまうのは間違いないです。
来年の真冬にお外でバーベキュー、どうなるか試してみてはいかがですか。
ジャム君は……暖かい場所で食べたいです(爆)
天文観測所はみずほ基地がモデルか
天文観測所を設置・運営するために昭和基地を出発した内陸旅行隊。
到着した場所の看板は、雪で一部が隠れていました。
出典:宇宙よりも遠い場所/3月20日放送/TOKYO MX
この基地って、みずほ基地がモデルになっているのではないでしょうか。
というのにも理由があります。
- 前回藤堂さんの後ろに貼られていた地図のピンの位置
- 日本の南極観測隊が使える基地
- 高度が上がる
- キマリたちが3年前使っていた施設に容易に入れた
これらを満たさねばならないわけです。
ちなみに、前回藤堂さんの部屋に貼られていたのは、こんな地図。
出典:宇宙よりも遠い場所/3月13日放送/TOKYO MX
何度か出てきた地図ですね。
ドームふじ基地がモデルの可能性もあるにはある
まあ、もしも藤堂さんが貼っている地図の海岸線の形状からピンの位置を考えると、南西方向にピンがありますので、みずほ基地ではなくドームふじ基地の線が強まるんですけどね。
ただより内陸側に向かっているため、昭和基地に比べれば高度は上がれど、海岸側にあるあすか基地ではないと推測できます。
そして、キマリたちが
これはどのような形状で、どうやって入ったのか描かれてはいませんでしたが、キマリ、日向、結月の力であろうとも、入ろうと思えば入れてしまえる施設状況だったことを示しています。
そうすると、高度がより高く雪に埋もれてしまう可能性も高いドームふじ基地よりも、みずほ基地に天文観測所を設置し、来られなくなる期間が長くなろうとも、より簡単に次回から続きの作業ができる環境下でやっていくのではないでしょうか。
特に民間で、スポンサーも多くが降りている状況下ですしね。
みずほ基地でも1月の平均気温は-20度くらいにはなり十分寒いですし、高度もあるので、不審な点はないでしょう。
ただドームふじ基地でも1月であれば平均気温は-30度くらいであり、みずほ基地よりもさらに高度があり、寒さを実感できるでしょう。
ですが、冬季には-70度くらいまで平均気温が下がるため滞在はほぼ無理ですし、人手的にも物資の量としても足りておらず、ほぼ1から天文観測所を建て直すには滞在できる時間も少なすぎます。
そんなことも考えていくと、民間の観測に国が貸してくれる場所なんて、現状無人のみずほ基地であり、そこに天文観測所を建てるのが、建設計画としても現実的なんですよね。
宇宙よりも遠い場所(よりもい)12話の感想
宇宙よりも遠い場所でチラチラ出てきていた
キマリと出会ってからは送ろうとしただけで送ってはいないものかと考えていたのですが、もしかしたら送っていたのかもしれませんね。
日本を出発した朝からは、送っていないと思いますけど。
よりもいって作画も綺麗ですし、新しいことがわかってから見返せば見返すほど見えてくるものも増えるので、オリジナルアニメながらかなり考えて作られているように感じます。
もうすぐ今期も終わりと考えると、どのアニメも非常に寂しいですが、高い気合の入りようだったよりもいは特に、2期以降もやってもらいたいですね。
大学生になって第3回の南極チャレンジに参加しているキマリたちとか、続いている友情とか、小淵沢天文台の完成とか、描けることは多い気がします。
それではまた!
コメント
いつも考察、楽しみに読ませていただいています。
今回は、報瀬ちゃんが母がいないのを受け入れて一歩前へ踏み出す、EDテーマにもある「ここから、ここから」な話になったと思います。送信された未読メールの数が、報瀬ちゃんの母への思いの強さだと思うと、涙が止まらなくなってしまいました。
母が残した遺品が、この世にいないことを受け入れるためのノートPCになってしまったのは、本当に辛かったと思います。報瀬ちゃんはキマリたちに、探さなくていいと言っていましたが、最後まで母が命を落としたのを受け入れたくなく、まだどこかで生きている、夢から覚めないままでいいという気持ちが、心の片隅にあったのかもしれませんね。
このノートPCを取りに戻るために命を落とすきっかけになってしまったのかも知れませんが、報瀬ちゃんに自分がいないことを受け入れさせ、一歩前へ踏み出すために残してくれたんだ、とも思いたいです。また、失われた命を一緒になって泣いてくれる程の親友も、母の残してくれた大きな財産だったのかな~とも思います。
今は辛いでしょうが、どうか最終回は穏やかに、ハッピーエンドを迎えてもらいたいと思います。(めぐっちゃんとキマリの関係も、以前のように修復されて欲しいな~)
楽しみにしていただき光栄です、ありがとうございます。
そうですね、今回は報瀬が「どれだけ母のことを思い続けていたのか」そして「キマリたちはどれだけ報瀬のことを心配していたのか」、友人や家族の素晴らしさを強く描いていましたね。
1,000通を超えるメールが届いていたということは、1日1~2通ペースではメールをし続けていたことの表れでもありますし、捜索を断念したと知らされた時には、メールのペースもより頻繁だったはずです。
1通も開かれていないということは、貴子は既になくなっており、報瀬もそれを本当の意味で受け入れられたからこそ、涙を隠せなかったのでしょう。
それを一緒になって泣いてくれる友人、親友と呼べる人が近くにいるのは、今の報瀬にとっては幸せなことですので、その友情は大切にしていってほしいですね。
ブリザードの恐ろしさを伝えるキーアイテムにもなったノートPCですが、心を折られずハッピーエンドを迎えてほしいと思っています。
無事帰国したらめぐみも仲間に引き入れ、本当の親友になってほしいところですね!
勝手に最終話予想
Aパート
露天風呂(オープニング回収)~撤収作業の様子
Bパート
帰路~帰国(めぐっちゃんとの再会)
長めのCパート
8年後。
第6回南極チャレンジ(概ね2年毎に実施)。
定着氷にぶつかる画面で、少し年をとった向井船長と藤堂隊長。
その横に海上自衛隊の隊員となって参加しているキマリ。
場面変わって昭和基地の設営。
弓子さん、敏夫は夫婦で参加。
夢さんが保奈美さん信江さんが観測機材をチェックしている横には、今は若き研究者の日向。
さらに場面変わって、小淵沢天文台。
今回の観測隊の一番の目玉である天文台の完成式に、日本のメディアとして参加した、結月とカメラマン。
インタビューをするのは、吟隊長、かなえ副隊長、そして国立極地研究所の職員として派遣され、相変わらずのカミカミで対応する報瀬。
最後に、4人が氷上に輪になって寝そべっているシーン。
—-
ここまでやってしまうと、もう2期はない展開だけれど、多分、2期含みにはしてこないような気がする。
ここ数年来で一番お気に入りの作品だから、ずっと続いて欲しいと思ってはいるのだけれど。
かなり速足な展開だったから、3倍くらいの尺でも十分だったと思う。
ももさんの予想、面白そうですね~。
確かにあるかも! という感じです。
当たるのかどうか、2期はどうなるのか、放送前にも楽しみは尽きませんね!
ブログ見ました。
報瀬ちゃんの最後のお母さんに報告するようなモノローグが恐らく最後のメールの内容と思われますんで、最後の最後までお母さんは「ここにいる」と言い聞かせていたという描写ではあります。無論メールも送り続けています。
ありましたね、報瀬のモノローグ。
単に心でそう思っていただけでなく、日本から出国後もずっとメールを送り続けていてもおかしくはないですね。
立ち寄ったシンガポールでの記念写真付きだったり。
いずれにせよ、報瀬がキマリたちを友人と思い、南極に近づくにつれ、「Dearお母さん」でも本文は明るくなっているような気がしてしまいます。
だめさんも「こーじゃないか」という考察や意見がありましたら、ぜひまたコメントいただけると嬉しいです。
考察はしまくってしまって今はコミカライズ版で出てくるちょろっとした裏話追っかけていってます。
コミカライズ版まで追いかけているとは、見習わねばなりませんね(;・∀・)