一週間ぶりでございます、カンパネルラです。
今週も波よ聞いてくれの放送日がやってきましたね!
前回第4話では急遽担当する番組が決まり、麻藤から電話で収録に呼び出されるミナレ。
第5話では初収録がいよいよ始まる!
そんな第5話のタイトル生かして帰さない
きな臭すぎるとてもワクワク楽しそうなタイトル!
では波よ聞いてくれ第5話解説、考察を行っていきましょう。
ミナレの初ラジオは小ネタいっぱい架空放送
さて、波よ聞いてくれ第5話では、これから初収録というタイミングで、事前に簡単な打ち合わせを麻藤と行うミナレ。
まったく話す内容を考えて来なかったミナレですが、麻藤さんはそんなものお見通し。
(C)沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局
出典:波よ聞いてくれ/5月2日放送/TBS
アドリブで行う架空実況だから全く問題ないと言います。
架空実況とは
アニメの中でもチョロっと解説されていましたが、架空実況とは起こっていない出来事を、さも今本当に起こっているようなていで行う放送のことです。
1938年には市民ケーンなどで知られる映画監督オーソン・ウェルズが、火星人が襲来したという内容のラジオドラマを番組の途中から放送し、その放送を本物の出来事と勘違いした視聴者がパニックに陥った架空実況放送の事例などもあります。
しかも今回の実況の内容ときたら、元カレの命を奪ってきた直後の女がその状況を振りかえる非常に尖った内容。
麻藤自身も言っていますが炎上覚悟の放送内容。
(C)沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局
出典:波よ聞いてくれ/5月2日放送/TBS
アニメだからと言っては元も子もないですが実際のラジオでこんな内容放送できません笑
しかし麻藤からしたら、このくらい放送コードギリギリの内容をミナレにぶつけてみたかったのでしょう。
麻藤は今回冒頭でミナレを茅代まどかと比較していました。
茅代はその場に合わせて視聴者から求められるコメントや切り替えしを行う事ができるが、ミナレにはそんなパーソナリティーになってほしくないと。
今の世の中ツイッターやフェイスブックなどのSNSが非常に発達し、どんな遅い時間であっても人目に付きやすい出来事であればトレンドになったりバズったりすることが往々にしてあります。
万が一今回のような番組が放送されたとしたら、いくら北海道の深夜枠のラジオであっても多かれ少なかれ話題になるとともに、批判も来ることが容易に予想できます。
普通のラジオ番組であれば面倒を避けてそんな混乱を呼び起こすような演出はしないでしょう。
でも麻藤はあえて驚きと目新しさを優先させ、今回の架空実況という放送形態を選んだのだと思います。
この選択はミナレには視聴者が次どうなるのか釘付けになるような意外性を持ったラジオパーソナリティーになって欲しいという気持ちの表れの一つなのではないかと感じました。
ミナレの実況は小ネタの宝石箱やぁー
ほぼアドリブで走り抜けた架空実況。
とにかくテンポが良くサラサラっと聞き逃してしまいそうですがいろいろツッコミどころの多いことばっかり言ってます。
私個人も分からなかった元ネタを調べてみました。
宇宙人に捕まったあたりから怒涛の小ネタ祭りです。
大使ってマグマ大使とかの大使?
宇宙人との会話の中での一言。
文脈から察するに、宇宙人は地球との友好的な関係を望んでいるようでミナレを友好大使に任命したい模様。
それはいいけどマグマ大使。
手塚治虫先生の作品でございます。
割と手塚治虫の作品は読んだことあるつもりでしたが、勉強不足で知りませんでした。
モンサンミッシェル修道院にしか見えないよ
宇宙人の食料を見ての一言。
え。どういう意味?笑
とにかく人の食べるものには一ミリも見えません。
どんだけ体の構造が離れた宇宙人に捕まったんでしょうか?
らすかる新井でも無理でしょ、この量は
宇宙人から出された大量のモンサンミッシェル修道院似の料理を見て一言。
日本人フードファイターらすかる新井さんです。
ミナレさん、ほんとにいろんなジャンルに明るいですね。
(あ、こうやって見るとモンサンミッシェル修道院に見えなくもない!!)
私はフードファイターは、ジャンボ白田さんくらいしか知りません。
全体的にそうですが持ってくる言葉のチョイスが26歳の人間には思えません。
ミナレさん、もしかしたら両親や年の離れた兄弟から趣味の影響を受けているのかもしれません。
ミツオ命の危機
架空実況放送の内容とリンクして、ミツオと思われる男性がまた別の女性をたぶらかして修羅場に巻き込まれています。
ミナレの架空実況とリンクして、光雄は完全に命の危険に晒されていました。
なんとなくは分かってましたが、ミツオかなりの悪い男ですね。
図らずもミツオを救ったミナレ
ガムテープでぐるぐる巻きにされ、包丁を持った女性に馬乗りにされていたミツオ。
絶体絶命と思われましたがラジオ内容が自分の境遇とあまりにも似ていることに動揺した女性は、なんと半狂乱で家を飛び出し車に轢かれてしまいました。
取り残されるミツオ。
この時ミツオはラジオを放送しているのがミナレだと気付いていそうですね。
(C)沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局
出典:波よ聞いてくれ/5月2日放送/TBS
今麻藤と仕事をすると男運が悪くなりそうだとフラグを立てていましたし、今回ミツオはミナレに命を救われていますので、今後ミツオのほうから何かしらアプローチがあって再会する可能性が高いのかと思います。
ちゃっかりOPにもいますしね。
(C)沙村広明・講談社/藻岩山ラジオ編成局
出典:波よ聞いてくれ/5月2日放送/TBS
ああ! そんなOPで店長が忠也のお尻触ってる笑
ミナレが第3話で忠也と話していた、お尻の話までネタが仕込まれていたとは!
ミナレの悪夢
そんなミツオの状況など全く知らないはずのミナレですが、放送が終わった後でおかしな夢を見ました。
捕らわれのミツオのためになぜか健康に害のない程度の血液を宇宙人にあげるというおかしな内容。
予知夢とは違いますが自分の放送がミツオを助けたことを暗示しているのでしょう。
当のミナレは実際に会ったら絶対に許さないと言っているので皮肉なものですが。
バレンタインラジオ
麻藤と茅代がミナレについて話しているときに出てきたバレンタインラジオ
全く聞き覚えのない単語だったのでググってみたのですが、全くそれらしい情報がありません。
なのでこのアニメの中だけのイベントと予測されます。
茅代が「まさかこの子をバレンタインラジオに出す気?」と言っていることから考えると、出演することが名誉な花形のラジオ番組だと予想されます。
名前から考えると2月14日に放送されるラジオ番組?
また茅代さんですが、ミナレをライバル視しているのが言葉の節々から感じ取れます。
それは麻藤がなんとなく気に入った素人が長年プライドを持ってやってきた仕事に手を出し来られたら誰だって面白くはないでしょう。
バレンタインラジオのメインパーソナリティーを掛けて二人が争うみたいな展開が王道ですが、このアニメを見ていてそんな簡単に話が進むかな?と思います。
今のところ
茅代=正統派、予定調和
ミナレ=異端、不確定要素
といったような比較のされ方をしています。
なのでそれこそ本来は茅代が出演するのが決まったのになんやかんやあって放送直前ミナレが急遽メインパーソナリティーになるくらいのハチャメチャな展開があるように思えますね。
波よ聞いてくれ5話の感想
波よ聞いてくれ第5話では、特に大きな挫折もなく始めての収録を終えたミナレ。
評判も上々、滑り出しとしてはかなり良いのではないでしょうか。
ですがラスト定期的な収入が約束されていたスープカレー屋を辞め、いつ終わるかも分からないラジオの仕事を一本でいくと宣言していました。
割と刹那的で瞬間の感情に従うタイプのキャラクターなので、勢いで決めてしまったような雰囲気もありますが、見ていて非常に気持ちが良いです。
第6話は引き続きラジオ番組の収録が行われるようですね。
しがらみに捕らわれない破天荒なミナレの仕事ぶりから目が離せません。
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