超急展開なTVアニメISLAND(アイランド)10話でしたが、皆さまの考察は当たっていましたか?
前回は
今回もフダ持ちとフダなしでの争いは続いており、残念なことに犠牲者を出すことにもなってしまいました。
また前回までの考察では、NEVER ISLAND(ネバーアイランド)の場所も予測していましたが、
ではでは、今週も考察いってみましょう!
手配されたカレン・クルツ
アバンからNEVER ISLAND(ネバーアイランド)の町中に貼られていたのは、カレン・クルツを手配し、さらにその部下であるフダなしの子どもたちを拘束済みで近く処刑の予定があることを伝える手配書!
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
この手配書は大司教の差し金で、カレン・クルツはもちろん、サラ・ガーランドをおびき出すための罠だったのでしょうね。
サラ・ガーランドはカレン・クルツたちフダなしにもNEVER ISLAND(ネバーアイランド)では貴重な食料を分け与えており、自分たちの生き残りをかけ武装した衛兵を子ども相手に向かわせるようなフダ持ちのお偉いさんからすれば面白くない存在なのでしょう。
そしてカレン・クルツはフダなしで食料を盗んでいく子どもたちのリーダーであるため、仲間を救い出す行動をさせるため、わざと近日処刑する予定だと手配書に記しておいたと考えられますね。
手配書からわかること
先に述べたとおり、この手配書からはカレン・クルツとサラ・ガーランドを誘い出す罠であると考えられること、そして少女終末旅行で見られる世界のように、世界が終わりに近づくにつれ文字まで退化していることですね。
少女終末旅行は去年放送のアニメですので、覚えている方も多いのではないですか。
手配書に使われていたのは、未来ではよく使われていそうな文字ではあるのですが、象形文字に近いものを感じます。
それに日本語はもちろん、英語などが2万年後の未来であるNEVER ISLAND(ネバーアイランド)で使われておらずリンネ・オハラが読むこともできなかったということは、昔の言語を読むための辞書もまず手に入らないのでしょう。
2万年後に至るまでに、世界で言語の統一化はされたものの食糧難で教育もままならず、現在使われている文字に変化していくという、まさに少女終末旅行のような世界の終焉がこのネバーアイランドなのかもしれませんね。
手配書の絵心
手配書のカレン・クルツを描いたやつ、出てきなさい!
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
と言わんばかりの絵心なのですが、これもNEVER ISLAND(ネバーアイランド)が食糧難に悩み、
たとえば現代ならば、手配書は多くが写真であり、顔がより正確にわかるよう交番の近くに貼られていることが多いです。
似顔絵の場合でも専門家により顔の特徴が描かれますが、カレン・クルツの場合には顔はとっくに知れ渡っていますので、現代ならば写真の一枚すらないのはおかしな話です。
また張り紙も粗雑なものを使っており、ハッピーシュガーライフで個人生産されているコピー用紙の捜索の張り紙より安っぽい作りと言えます。
食糧難であるとともに深刻な資源不足と技術不足であるからこそ、ボロボロの紙に白黒インクで写真すら使われない手配書が作られてしまったと考えられるでしょう。
抵抗するサラとカレン
まんまと手配書の誘いに乗り子どもたちを助けに行こうとしましたが、フダなしに対しては本当に
NEVER ISLAND(ネバーアイランド)のフダ持ち住人は、この事実を見て見ぬふりなのでしょうか。
それとも大司教やその配下のグループが秘密裏に行っているので、気づいていないのか……
いずれにせよ、サラ・ガーランドに対して行った仕打ちも、カレン・クルツに対して行った仕打ちも、そしてもちろんフダなしで捕らえられてしまった子どもたちにした仕打ちも、許すことのできないのもです。
カレン・クルツの部下は既に処刑されていた
教会本部 地下倉庫区画に行ったカレン・クルツが目にしたのは、仲間だったフダなしの子どもたちが助けを待つ姿……
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
ではなく、遺体収納袋に収められ、すでに処刑が執行されていたという現実です。
処刑後の子どもがそのまま放置されておらず遺体収納袋に収められているのは、
10話に出てきていたサラ・ガーランドの父親。9話では大司教の横に立っていた、塔の上にいた人物。
大司教があえてフダなしに対しこのような措置を採るのであれば、慈悲でも何でもなく、単に遺体処理の能率アップのためでしょう。
人をそのまま抱えるよりも、袋を抱えたほうが持ち運びやすいですからね。
いずれにせよ「近日処刑する予定」としていたにもかかわらず処刑済みであるとは、カレン・クルツがフダ持ちを目の敵にするのもわかる気がします。
メイ・ダンドリッジはなぜ撃たれなければならなかったのか
やはり罠であった「近日処刑する」という話だったわけですが、そこに現れた教会の衛兵により、反抗心をあらわにしたメイ・ダンドリッジだけが急所を撃たれています。
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
カレン・クルツも飛びかかり銃で殴られはしましたが、撃たれてはいません。
サラ・ガーランドも被弾はしており、見た目や
衛兵はメイ・ダンドリッジを狙ったのであり、サラ・ガーランドはメイ・ダンドリッジをかばうために飛び出し流れ弾にあたったにすぎないと考えるのが妥当です。
このあとのシーンで切那、サラ・ガーランド、カレン・クルツが縛り上げられ魔女裁判のような状態になっていましたが、連行した場にメイ・ダンドリッジまでいると、枢機卿を撃ったテロリストであるという衛兵の言葉に疑念を抱く一般市民が増えてしまうでしょう。
だって、フダ持ちに配給を行っているのは教会関係者であるサラ・ガーランドやメイ・ダンドリッジであり、顔なじみのはずですからね。
サラ・ガーランドの下に教会関係者が増えれば増えるほど、ふだん恩を感じている人間へ疑念を抱かせることが難しくなるため、邪魔なメイ・ダンドリッジは広場に行く前に撃たれてしまったのではないかと思われます。
魔女裁判
サラ・ガーランドの父、
まー、大司教の一声でNEVER ISLAND(ネバーアイランド)のフダ持ちが魔女に与える鉄槌となる魔女狩りが行われてしまったわけですね。
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
ただ魔女狩り(魔女裁判)と言っても種類がありなす。
まじょ‐がり 【魔女狩】
①主に15~18世紀ヨーロッパで、男性を含む特定の人物を魔女として告発、糾問・処刑(もしくは私刑)などにより迫害したこと。②比喩的に、異端分子と見なす人物に対して権力者や社会の多数派が不当な制裁を加えること。
参照:広辞苑 第七版
ISLAND(アイランド)10話で行われたのは魔女狩りの中でもサラ・ガーランドを魔女という異端分子とみなし、大司教の一声でNEVER ISLAND(ネバーアイランド)の住民が根拠もなくサラ・ガーランドを魔女だと認識し、数の暴力で行われた魔女裁判ということになるでしょう。
こんなにも“魔女”に反応した理由とは
浦島に伝わっていた黒巫女が出てくる魔女の伝説は、ネバーアイランドにも改変されながら受け継がれているのかもしれません。
1999年の浦島に伝わっていた伝説ではリンネに呪いをかけた黒巫女であり、サラともカレンともセツナとも無関係のはずですが、100%同一人物でない保証はありません。
嫉妬したカレンが黒巫女なのかもしれませんし、相談を受けたサラが黒巫女でもおかしくはないです。
2万年以上前から黒巫女という魔女のような存在の伝説が浦島には伝わっており、その伝説が真実であるかのごとく時を超えるための機械も
リンネ・オハラの研究
やはり、リンネ・オハラの研究はタイムマシンだったようですね。
前回も触れていました機械ですが、むしろまったく時間遡行に関係のない機械だったら笑いましたよ。
たとえば…ほら、満腹になった気分になる機械とか、1日分の睡眠を1分で取れる機械とか!(爆)
後者は現代の忙しい日本人だったらほしいかも?
でもNEVER ISLAND(ネバーアイランド)じゃ、あまり役に立たなそう。
切那は研究資料を見せてもらえていなかった?
もともと
とすると、9話で切那とリンネ・オハラが出会ったのはこの場所ではなく雪原の中でしたから、あの研究施設から運び出されある程度移動していたことにはなります。
ただ今回ネバーアイランドを抜け出し研究施設に向かっていたことから、ネバーアイランドは浦島、氷に閉ざされた世界になったため陸続きになった暴龍島との間のどこかで2人は出会ったと考えるのが自然でしょう。
そんな切那とリンネ・オハラですが、切那はリンネ・オハラから研究資料を見せてもらっていなかった線が浮上しました。
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
だって2万年後の未来にいるリンネ・オハラたちが日本語を読めなくても仕方がないのは手配書からもわかるのですが、切那が日本語を読めないのはおかしいでしょう。
切那が1話で海岸に打ち上げられ
記憶のほとんどは失っていましたが、日常生活に必要な必要最低限の知識は失っていません。
それならば2万年眠っていた切那がまたほかの記憶を忘れていてもおかしくはありませんが、日本語も読めなくなってしまっているとすると、ここから過去に戻った世界では読み書きもまともにできないヤツになってしまいます。
とすると、論文のテキストデータを今まで読めなかったということは、リンネ・オハラは切那に研究資料を見せていない可能性が大と言えるのです。
再び登場 8センチCD
1話で切那が下を隠すのに使っていた8センチCDが、ここで登場しましたね!
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
オハラ家に代々伝わる大切なものということですが、切那が1999年の世界と2万年の時を超えたNEVER ISLAND(ネバーアイランド)の世界を繰り返しながら、同じものをループして持ち帰っているのでしょう。
ただですね、このシーンのノートパソコン……
8センチCD専用なんですか?
作画ミスなのか、専用パソコンなのか、8センチCDじゃなくなってるのか、よくわからない(笑)
このシーンはBlu-rayにも期待ですかねぇ。
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切那のフダはどこから出てきた?
前回の考察では切那はフダを持っていないと思っていたのですが、ISLAND10話のED中に切那はフダ持ちだったことが判明しました。
リンネ・オハラとの結婚指輪を作っていましたからね。
出典:ISLAND/9月2日放送/TOKYO MX
かといってフダをホイホイプレゼントできる環境ならば、フダなしの子どもたちがいることもないはず。
ではこのフダ、どこから出てきたのでしょう?
メイ・ダンドリッジに特別発行してもらった?
前回、切那とリンネ・オハラでフダを一緒に手にするシーンの前、メイ・ダンドリッジに会いに行っています。
教会関係者であるメイ・ダンドリッジであれば、許可ある出生の印として余分なフダを持っていても不思議はなく、切那がサラ・ガーランドにも恩を感じる理由になるでしょう。
ただ特別措置の無断発行であるため、フダとしての本来の効力があるか問われると、そんな効力はないと認定されそうです。
フダなしの子どもたちを囮に、
ネハン・オハラのフダ?
リンネ・オハラと一緒に住んでいたネハン・オハラ(おじいちゃん)ですが、今回は出てきませんでした。
しかも前回だってマフラーをしていたので、フダをいつの間にか失っていても見せなきゃわかりません。
フダなしになっているのがバレたため、衛兵に連れて行かれ処刑されてしまったという可能性もあるでしょう。
アニメISLAND(アイランド)10話の感想
カレン・クルツが
しかも大司教が悪そうな笑みを見せているのに、魔女の言葉ばかりに反応している住民たちも許すまじ。
ですが花火も知らないような世界の住人で助かりましたね~
現代でやっても、花火からは逃げるかもしれませんが、爆弾との区別はつくでしょう。
次回のサブタイトル、「またあえたけどアナタは」というのがなんだか不穏ですが、またやること忘れてたり同じループをして戻ってきたりしませんよね?
来週、切那のことも凛音たちのことも信じてますからね!!
コメント
アニメ版では語られて無いですけど札はリンネ・オハラの実の兄で行方不明となったセツナという人物がいたのでその札を再発行したものです。
shojiさん、コメントありがとうございます!
そういえばそんな名前で同じように呼ばれてるやつも昔の世界にいやがったような……
まさか暴龍島で凛音を助けたというセツナ・オハラは、2万年移動してきていたのか!
そうすればセツナがオハラ姓を持っていた謎も解けますね。
またカットされてしまい見落としている点がありましたら、コメントいただけると嬉しいです。