転生したらスライムだった件(転スラ)15話の解説&考察!大森林の多種族国家

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
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こんにちは、さぷらです。

転スラ14話では、ちょっと意表を突かれてしまいました。

大賢者だいけんじゃ」さんあなた戦えますのん!? って。

リムルが進化や成長をしているように、「大賢者」もまたいろんなことを経験として積み重ねていっているということなんでしょうか。

転スラアラーム ~シュナ編~

それとまさかあんなしんみりな展開になるなんてって…リムルではありませんがゲルド、これからはゆっくり休んでね…

戦いは決着したわけですが、その後のリムル達はどうなっているのでしょうか?

転スラのためだけでもdアニメストアへの登録、まだまだ検討できる状況です。

というわけで早速、「転生したらスライムだった件」第15話に参りましょう!

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戦後の決め事

豚頭族オーク蜥蜴人族リザードマンの間で起こった紛争は、リムル達の介入によって決着しました。

ではその後、それぞれどう対処するかの取り決めが各所で行われます。

リムルが請け負ったもの

その中で特に際立ったのは、やはりリムルです。

彼はきっかけとなったゲルドオークロードの罪を請け負うことを宣言します。

「ゲルドに勝った自分が全ての責任を取る」としたことで、本来豚頭族オーク達へ向けられるはずだった追及を打ち止めた形になります。

「弱肉強食」を絶対とする魔物達は、勝者であるリムルの言葉に従わざるを得ません。

そしてゲルドの罪と一緒に請け負ったものが、「ジュラの大森林の盟主」です。

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/1月15日放送/TOKYO MX

リムルとしては不服な様子でしたが、上記の件と蜥蜴人族リザードマンとで交わした同盟、そして元大鬼族オーガであるベニマル達の体面を考えるならば、妥当と言えます。

リムルが丸投げしたもの

その分、リムルはいくつかの権利を丸投げします。

ベニマル達にそれぞれ軍事の役職を与えたり、ゲルドの息子や蜥蜴人族リザードマンの首領に名前を与えたり等がそうです。

その理由に、彼の行動原理の一つとして適材適所があります。

スライムであり、人間並の知能である自分が変にでしゃばるよりも、それぞれに適した彼らに任せた方が安心であるという判断なのでしょう。

もっとも、なによりも面倒くさいとの考えが多分にあるとは思いますが…

ガビルへの判決

さて、そんな中で反逆として罪に問われたガビルについて。

彼自身は、潔く「極刑」を甘んじて受ける覚悟でした。

首領の意に背き、結果蜥蜴人族リザードマン達を危険に晒し犠牲者を出してしまったため、不問というわけにはいきません。

しかし実際は、「破門・追放」という温情な処分が下されました。

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/1月15日放送/TOKYO MX

その理由としては、ガビルの一連の行動が蜥蜴人族リザードマンのためを思ってのことであるからです。

やり方を間違えただけで、その熱意は正しいものです。

もちろん、父としての息子への思いやりや実力を認めていたのもあったはずです。

だからこそ、せめてもの餞別としてボルテクススピアを託したのでしょう。

集落の発展

さて、それぞれの方針が決まったことで、リムル達の集落は再び活気付きます。

住居は以前から造られてはいましたが、それらを含めて建設事業はさらに強大になっていきます。

水道

その一つとして水道整備が行われましたが、橋の形状からして、古代ローマの時代に建設された「水道橋」であると見ています。

これは海や川から離れている場所へ大量の水を供給するために作られたものです。

おそらく水源は蜥蜴人族リザードマンの湿地帯や、アメルド大河等から水を引いていると思われます。

上下水道完備ということで食事や入浴等の生活用水はもちろん、畑や田んぼ等の農作業にも使用が可能です。

…次はリムルたっての希望だった、お米を作ることになるのでしょうか。

道路

もう一つは、道路の整備です。

転生したらスライムだった件 転スラ ハイオーク 猪人族 道路

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/1月15日放送/TOKYO MX

魔物達は普段であれば、整備されていない獣道を利用するのはさほど苦ではないでしょう。

しかし物流として荷を遠くへ運ぶとなると、それぞれで持ち運ぶのではなく、車輪のついた荷台を利用することが今後増えてくるはずです。

そうなれば安心安全に物を運ぶ必要性が出てくるため、道路整備に踏み切ったと思われます。

知識と技術と働き手

そもそもとして、リムルは以前ゼネコンという建設関係の社員として働いていました。

彼の建設に関する知識、カイジン達のような技術者、そして猪人族ハイオークといった豊富な働き手がいることは大きな強みです。

ここでも、適材適所でお互いを支えあっています。

ジュラ・テンペスト連邦国

そして、リムル達はガゼル王との縁から、集落を「ジュラ・テンペスト連邦国」とします。

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/1月15日放送/TOKYO MX

さらに首都は「リムル」となるわけですが、この流れの身近な例としては「アメリカ合衆国」の印象を受けます。

人種のるつぼ」と称される程の様々な民族が集まっている点や、首都の名が初代大統領という偉人から名を冠したものであるといった点が似ています。

またこれは転スラ11話でも触れたことですが、多種族同士の共存は「文化と文化の掛け合わせ」を生みます。

それがいずれ独自の文化・産業となり、ますます国を発展させていくのではと見ています。

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OPとED

では最後に、新章突入により今後の伏線や新キャラクターが目白押しなOP・ED映像について。

どこを切り取っても気になりますが、その中でも「コレ!」となったものを厳選してみました。

ガビルがいる!

まずはOPやEDで、思わず「あ!」と声を上げてしまったガビルから。

蜥蜴人族リザードマンの集落を追放となった彼ですが、どうやら今後も登場してくるようですね。

また彼は鱗の部分が「緑」から「紫」になっており、若干本編との違いがあります

もしかすると首領・アビルのように、いずれリムルから名を与えられるのかもしれません。

シズの教え子達

そしてEDで特に目立っていたのが、子供達です。

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©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


出典:転生したらスライムだった件/1月15日放送/TOKYO MX

彼らはいうまでもなく、転スラ5話と8話、そして前EDでも登場していた、シズの教え子達です。

リムルと一緒にいることから、いずれ出会うことになるのは確実です。

その場所は、彼女が教師をしていたイングラシア王国という線が濃厚でしょうか。

転生したらスライムだった件(転スラ)15話の感想

さあようやくお目見えとなったOP・ED映像ですが…

画面に入りきらない程増えてる!

まあこれからは国として、ドワルゴンを始めとした他国の交流もさかんになることを思えば当然といえば当然です。

同時に、変なちょっかいも今まで以上に増えてくるでしょうね。

なんだかリムルの望む平穏が、どんどん遠のいていっているような気がします…

それと次回ですが…
全OP・ED通しているのにも関わらず、一向に本編に出てこなかったキャラクターがようやく、ようやく登場するようなので今から楽しみです!

動きや表情からして、盛大に暴れてくれそうな気配ですよ!

それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

コメント

  1. とうりすがり より:

    今回の回は物凄くカットされたシーンが多いと思っています。
    しかし上手くカット出来ているなとも思います。
    ただカブトムシ型の魔物や 蜂型の魔物を助けるシーン(ひょっとしたら次回入るかも)辺りはカットしたらダメだと思う
    オークロード討伐後の会議前にリクルドに終わったよって報告をリムルが送るシーンとかはカットしても大丈夫だと思うけど

    オークの名づけデスマーチこの時はまだオークは餓えるものの影響で餓死者いませんがだんだん影響が無くなり弱り始めてましたそこでリムルは餓えるものの影響分を捕食し名付けて捕食した分の魔素を付加することをしていました(ゲルド除く)オークの名づけシーンではリムルさんは禁断のナンバーを使っています。作中に出た例では「山-653M」って名前つけられていたオークがいたり まぁ15万の名づけだからアルファベットと数字の組み合わせになってしまっても仕方ない
    ガビルは追放されますがガビルの部下プラスαで約100名がガビルについて行っていたんだけどアニメでは3人しか書かれてませんね リムルのところに行くまでに増えるのかな?

    EDの子供たちこの作品の癒しキャラ達です。ちなみに子どもたちの中にはウェブ版では最重要キャラが混じってますので出てきたら気にしてもいいかも

    多分アニメでは描写されないと思うので言いますがテンペスト名物は魔黒米と言う黒米です 出来てしまったときリムルは「そうじゃない」みたいなこと言っていたような 

    道路整備の方はサラッと触れていますがかなり重要な伏線です。そしてその伏線を読み解くにはアニメでは2話に出てきた世界地図を見る必要があります。

    以下ネタバレ

    次々章くらいの伏線で具体的に言うと元々危険な森を迂回していた人の流れ(特に商人の金の流れ)が安全な道と国が森にできたことで変わるので大打撃をうける国が出ちゃうんです。そしてのためにリムルの価値観が変わるほどの悲劇(リムルと深く交流しているとある鬼人の死)へとつながっていきます。
    • さぷら より:

      コメントありがとうございます!

      カットが多々あるのは、予め決められているアニメとしては致し方ないんでしょうね…
      ただアニメが初見である立場の意見としては、説明不足といった印象はなく丁寧だと思います。

      豚頭族オーク15万の名付けにそんな事情がw
      あ~でも識別できればよいのであればコードネームのようなものと考えると、ありなのかも?

      やっぱり教え子達は注目しておいて間違いないのですね!
      登場するのが楽しみです!

      黒米というと、中国や日本等で食されている古代米の一つのイメージです。
      「そうじゃない」って台詞は白米のつもりだったのに…って意味なんでしょうかねw
      ただ美味しいと間違いなく国の名物になると思います!

      2話の世界地図ですか…記事を書く時に大変重宝しているので教えてくださってありがとうございます!

  2. 匿名 より:

    暴食者(グラトニー)の説明をアニメではやらないでしょうから簡単に。
     捕食者の(捕食、胃袋、擬態、隔離)に飢餓者の(腐食、胃袋、受容、供給)を統合したユニークスキルです。
     腐食で腐食させた魔物からまれに能力(スキル)を獲得できます。
     受容で能力の影響下の魔物から能力を獲得できます。
     供給で影響下にあるか魂の繋がりのある魔物に能力の一部を授与できます。
     オークがリザードマンを喰らった後でオーク全体が能力を得たのはこのせい。
     知識と魔法は対象外。技量(レベル)も自分で上げる必要があります。

     それと捕食者にあった解析は、ちゃっかり大賢者が自分の物にしました。
     リムルは許可した覚えも許可申請を受けた覚えもありませんw

    会議
     小説で実際にその場にいた参加者は以下。アニメでも準拠してるかは不明ですが
      リムルと鬼人達
      樹妖精:トレイニー
      蜥蜴人族:族長、親衛隊長(ガビルの妹)、副長
      子鬼族:各族長
      豚頭族:オークジェネラル、部族連合代表の十大族長

    トレイニーが提供したのは樹人族の果実を乾燥させた乾魔実(ドライトレント)です。
    樹人族は食事不要なので大量に保管だけして流通しないので他の種族にとっては希少な高級食材になります。
    一粒食べれば七日は持つ、乾燥させたら腐らないすごい果物です。

    名付け
     オーク達は飢餓者の影響でDランクからC+ランクに魔素が増加していました。
     飢餓者の影響がなくなったので増加分の魔素が徐々になくなるはずでした。
     その増加分の魔素を捕食し、相手に合わせた調整をした上で名付けと共に返すという、大賢者以外の誰にも出来ない離れ業が行われていました。
     リムルは名前を考えるだけですが、まあ普通に無理なので
      一般オークは山谷丘洞海川湖森草砂という部族名+数字+性別
      豚頭親衛隊(オークエリート)は強い順に黄+数字
       (後の黄色軍団(イエローナンバーズ))
     オークジェネラルには増加分の魔素ではなくリムル自身の魔素を与えてゲルドの名を継がせました。

    猪人王(オークキング)ゲルド
     オークロードと同格でユニークスキル美食者(胃袋、受容、供給)を持ってます。
     魔王ゲルドが狂わなかったらこうなっていただろうという進化です。

    >リムルが丸投げしたもの
     リムルの理想は「君臨すれども統治せず」ですw

    >ガビルへの判決
     アニメでは三名しか描かれませんでしたが追放されたガビルには100名の部下がついていきました。

    >水道
     ドワーフが異世界人から概念を聞いて研究していましたが、既にある都市に追加するのは予算の都合で見送られていました。
     更地から町を造る事になったので上下水道の整備から始められました。
     水道から各家とトイレの貯水槽に水を運ぶのは人力です。
     下水の終点にはスライムを放して浄水させてます。普通のスライムには意思が無いから出来る芸当ですねw
     お風呂は温泉です。遠くの火山地帯からリムルとソウエイが交代で影移動して影空間の中に水道管を通しました。
     影空間は熱を逃がさないらしく、遠距離でも熱々の温泉がでます。

    >道路
     大同盟の各部族への道路とドワルゴンへの大通りですね。
     国家間を繋ぐ大通りは高速道路を参考に水道(水飲み場)と警備隊詰所と宿屋が点在する予定。
     道路の半分だけ石畳で舗装されていて、もう半分には将来鉄道を敷ければいいなあとリムルは考えてますがまだ研究も始めてません。

    • さぷら より:

      コメントありがとうございます!

      ちゃっかりって大賢者さんw
      なんだろう、なんか人生?という言葉が当てはまるかわからないんですが楽しんでますよね、絶対!

      乾魔実ドライトレント…なんですかそれすっごく美味しそうなんですけど。
      保存が利いて非常食にもなるなんていいなぁ…あ、女性にはダイエットにもいいかも!

      「君臨すれども統治せず」ですか~なるほど国はアメリカっぽいけどリムル自身はイギリスの国王がいい、とw

      ガビルには100名程の部下が着いて行ったんですね、次回以降補足されるかもしれません。

      スライムを放して浄水ってすごい! 目から鱗の発想です!
      お風呂とはいえさすがに温泉じゃないだろうって思ってたんですが…わざわざ通すなんてまだまだ日本人の気質が抜けてませんねw
      まさか転スラでこんなに建設事業のシーンを見ることになるとは思わなかったので、解説もとても楽しく読ませていただきました!

  3. 匿名 より:

    いくつか書き忘れたので追記します。

    豚頭族(オーク、D級)は名付けで猪人族(ハイオーク、C級)に進化しました。

    ガゼル王と共に来た部隊は天翔騎士団(ペガサスナイツ)です。
     ガゼル王直轄の極秘部隊であり人馬一体で武装込みの総合でA級です。
     魔素だけでA級のベニマルやゲルドよりは弱いですが、500騎いてオーク軍20万よりも脅威度は上です。
     リムル達と正面から全力戦闘すると味方の半数が死亡すると大賢者が試算したので、リムル(盟主)としては戦闘になった(住民に被害を出した)時点で負け戦であると考えています。

    ガゼル王との試合ですが、リムルは魔力感知や思考加速などの感覚系の能力は使っていますが、物理的な能力は(腕を微妙に伸ばしてみる以外は)使っていません。
     まだ本気を出してないと言っていたリムルですが、実は剣術は本気ですw
     リムルは(能力の使用は禁止されなかったけど)剣以外の能力で勝っても精神的敗北であると考えていて、ガゼル王はそれを見て邪悪な存在ではないと認める事にしたわけです。

    朧・地天轟雷
     ハクロウの朧流の中では初級の技です。
     ハクロウが子供のガゼル王に剣術を教えたのは300年前です。

    • さぷら より:

      補足コメントありがとうございます!

      空いっぱいにペガサスがいるというだけでかなり圧倒されますよね。
      シオンみたいに「蹴散らせばよい」とはとても言えない雰囲気でした。

      あれが初級ってハクロウ爺ちゃんつおい!
      300年前の二人の様子も是非アニメで観てみたいです!

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