刀使ノ巫女19話(波瀾編7話)の解説&考察!タギツヒメが電波ジャック

刀使ノ巫女 タギツ 刀使ノ巫女“波瀾編”
(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
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こんにちはsumi_misakiです。

女の子のフリフリした洋服は好きですか?
タギツヒメのコスプレが見れた刀使ノ巫女(とじのみこ)19話です。

たまに登場する私服は、作者の好みでしょうか(笑)

波瀾編7話は、ヒスおばさんこと高津学長が、イキイキしながら会見した回でしたね。
登場しただけで笑いを誘うような、今度は何をするんだと期待してしまうキャラです。

刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火 ダウンロード

前回は、ネネが大活躍!
タキリヒメの歩み寄りとタギツに吸収されてしまう最後が見れた回となりました。

とじみこ19話は、夜見によって闇堕ちした(あゆむ)が本格始動です。

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歩の違和感のある表情

歩 『衛藤さん!糸見さんも!遅かったじゃないですか!もう(荒魂退治)終わっちゃいましたよ』
カナミ『歩ちゃん…大丈夫なの?』
歩 『え?何がですか?』

皆さんもすぐに気が付きましたか?
歩の目がおかしい・・・。

※2クール:1話初登場(ノロ接種)優しい表情

刀使ノ巫女 歩
出典:刀使ノ巫女/4月7日放送/TOKYO MX

※2クール:19話(ノロ接種)眼を見開いて笑う

刀使ノ巫女 歩 現在
出典:刀使ノ巫女/5月19日放送/TOKYO MX

洗脳完了したような違和感のある歩の表情に注目。

歩 『荒魂を倒すのが刀使の務めでしょ?』
サヤカ『タギツヒメも荒魂…』
歩 『タギツヒメ様は別ですよ。あのお方は神様ですから

歩は、自分も含めた刀使ノ巫女がタギツに批判されていることには気が付いていないようだ。

情報操作がされているにしても、ここまで盲目的なのは違和感がある。
また、ノロを使用していることに、こんなにも好意的な反応なのはなぜ?

歩 『相楽学長!』
ユヅキ『内里…』
歩 『あの…遅くなってしまったけど一言お礼が言いたくて!私夢が叶ったんです!衛藤さんと一緒に(互角に)戦いたいっていう夢が!』
歩 『それもこれも全部学長のお陰です!だからありがとうございます!では!』

もしかしたら、歩は、自分の生命維持のためにノロを使用していることを知らないのかもしれない

あくまで面接に合格して、能力を高める薬を使っているとしか聞いていない可能性あり。

生命維持のためには、結芽のように一定間隔で摂取が必要なはずだが、“薬の能力を維持するために”など、いくらでも適当な理由をつけて納得させることはできるだろう。

もしそうであれば、ノロの摂取を忘れたり、何らかの理由で出来なかった場合に、歩が真実を知る場面が出てくるかも?

タギツヒメが策士家に

《我の名はタギツヒメ。お前達人間が言う所の荒魂である》

『彼女ら(刀使)は対話を求める我の声を無視し、言葉を解さぬ荒魂と同様に撃ち滅ぼそうとした。我はただ身に降りかかる火の粉を振り払おうとしたに過ぎん。それが20年前の真実だ』

あれ?
そうでしたっけ?
いえいえ、タギツヒメは全く対話を求めていませんでした。

メディアを使ってアピールを始めたタギツヒメ。
20年前の災厄は、「我の意思ではなく刀使ノ巫女のせいだ。我は自己防衛したまで」と説明。
その発言に真実はなく、人間たちをコントロールしようと語りかけている。

世間には「刀使ノ巫女は悪者」だと吹聴し、歩たち近衛隊には、「我と人間は共存の道を目指している」と説いているのかもしれない。

ラストのほほえみは何を表している?

高津『姫がお出ましになる必要はございません。イチキシマヒメは我々の手でここまで連れて参りましょう』
タギツ『そうか。ではしばし待つとしよう

タキリヒメを吸収してからのタギツヒメはどこか今までと違う

刀使ノ巫女 タギツ
出典:刀使ノ巫女/5月19日放送/TOKYO MX

心に余裕が生まれたのか。今までのようなガツガツ感がない。

今までのタギツとの相違点
・「勝手に動くな、指示していないはずだが」とすべてを自分の判断で行っていた(1クール)
・以前は自分が前線に立って攻撃していた(2クール)
・着せ替え人形のようにされても受け入れている(2クール)

ラストに、タギツの本心はやはり別にあるような、口元がほほえむシーンがあった。

刀使ノ巫女 タギツ 口元
出典:刀使ノ巫女/5月19日放送/TOKYO MX

誰もが察した通り、今は高津学長を使うのが便利ってことで一時的に利用してやっているだけ、の可能性が高い。

タキリを吸収してからの19話では、あきらかに今までと戦法が違い、一気に戦略的になった。
これは、タキリヒメの知能が加わったことで知能が格段に上がったからと言えるだろう。

可奈美の「よく見る」目にはどう映る?

『見てくれた…確かにあの時タキリヒメは私を見てくれたのに…』

立ち合いを受けてくれたタキリヒメの歩み寄りを直接感じ取っていた可奈美。

タキリヒメが吸収されてしまったことを悔やむ。
そして、タギツヒメのテレビパフォーマンスを見て一言。

『違う…あの目…タキリヒメとは違う。タギツヒメは人間を見ていない』

歩み寄りを見せたタキリとは全く違うものを感じた可奈美。
タギツヒメが嘘八百を並べる前の開始数秒で、味方ではないと断言。
可奈美のよく見る眼は健在だ。

1クールで、圧倒的な力の差にひるんだとき、反撃できたのは可奈美のよく見る眼のおかげだった。

今のところ、知能対決では正直勝ち目はない
なので、知恵比べではなく、今回も他の切り口でラストへ向かっていくことが想定される。

そこで主人公らしく、可奈美の目が大活躍するのかもしれない。

ヒスおばさんこと、高津学長が会見

タギツヒメのメディア出演は、高津学長の尽力があってのことだった。

『タギツヒメから分裂したイチキシマヒメは、鎌倉からの脱出を試み結果として関東一円にノロが巻き散らされてしまった』
『そんな危険な存在を折神紫はいまだに手放そうとしていないのです』
『惨劇を防ぐにはイチキシマヒメとタギツヒメを再度融合させるしかありません』

政府に対し、20年前の出来事はイチキシマヒメだけの災厄であり、タギツヒメこそ人間が従うべき相手で、協力すべきだと説く。
かつて従っていた折神紫を全面批判した発言には、こうも掌を返すのかと唖然とした。

ちなみに、高津学長(雪那)は、過去回の想回ではこんな可愛い感じだった。

※20年前・高校生(1クール:8話)

刀使ノ巫女 高津 過去
出典:刀使ノ巫女/2月24日放送/TOKYO MX

※現在・社会人・鎌府学長(2クール:19話)

刀使ノ巫女 高津 現在
出典:刀使ノ巫女/5月19日放送/TOKYO MX

一方で、は表情を変えず、ただ高津学長の会見を聞いていた。

紫は、どんな気持ちで見ていたのか

紫は、自分の独断でタギツヒメを封印していた(取り引きしていた)ことを今では後悔している。
個人的にはやるせなさもどかしさもあるだろうが、どんな批判も受け入れるスタンスをとっている。

それがかつての部下だったとしても・・・。

逆に、高津学長は紫の前でも同じことが言えるのだろうか。

人は荒魂とは違い、感情があり理性でメリットを理解していても動かせない部分があると思っている。
感謝や敬意などは簡単には消えず、高津学長は紫の前ではまた違った反応を見せるかもしれない。

それこそ、紫本人が紫の言葉で語りかけた時、ヒスおばさんがどんな感情を見せてくれるのか。
この二人が再開したシーンも今後楽しみである。

刀使ノ巫女19話(波瀾編7話)の感想

第19話「禍神まががみの呼び声」は、威力を増したタギツヒメになかなか反撃できず、焦る薫がたびたび登場する回でした。

禍神
災いをなす神。邪神。悪神。

引用:コトバンク

嵐の前の静けさのように、何も起こらないことほうが余計恐いってやつですね。

もと親衛隊の二人は、夜見と「話し合いで真意を探る」という建設的なアプローチを試みます。
この辺は、寿々花の影響を受けまくっている真希さんって感じですね。

真希は基本的に自分に自信がないので、寿々花に従っちゃってる感もありますが、「僕が間違っていた止めてくれ」みたいな感じなのかも。

高津学長(雪那)と真庭 学長(紗南)のやりとりは、ピリピリしてましたねー。

薫の苛立ちを無視してまで紗南が動かなかったのは、タギツの能力を警戒してだけではなく、綾小路の生徒が関わっている以上、刀使ノ巫女同士の争いを安易に引き起こさせたくなかったってところなんでしょう。

何を守るか、指示する者の辛いところですね。

フリードマン博士の知人で終盤で名前だけ出てきた『アドミラル』も気になりますね。

ここにきて新キャラとは、形勢逆転の切り札になるのか、期待したいです!

 

-余談-
最近、記事の方向性が分からなくなってきました・・・。
全体をさらっと追うような記事がいいのか、今のようなスポットを当てた感じでいいのか。
何かご意見・ご要望があれば、ぜひ参考にさせていただきますので、コメントいただけると嬉しいです。

コメント

  1. とじみこガチハマり より:

    sumiさんの記事は一個一個のポイントを解説されていて分かりやすいと思いますので、そのままでも大丈夫ですよ!

    歩ちゃんの目、完全に洗脳されちゃってますね・・・そして雪那学長が「紫様は苦手」と言ったのも正気か!?と思いました。
    タギツヒメもタキリヒメを吸収したことで、かつての力の半分を取り戻してるのかもしれませんね。

    • sumi_misaki より:

      とじみこガチハマり様
      いつもありがとうございます。ふと、このままで大丈夫かなと皆様の意見を聞いてみたくなりまして…。お返事いただき、感謝いたします!

      完成されたノロは、何が起きているのか、ちょっと知るのが恐いですね。歩の身が心配です。高津学長も、結構過激キャラになってましたね。あえて黒い大人として描かれているのかもしれませんが、紫に対してこうも極端に態度を変えられるのは圧巻です。

  2. とじみこガチハマり より:

    予告のシーンを見る限り、次回は紫様がイチキシマヒメを守るべく近衛隊と戦う感じですね。でも正直イチキシマヒメも何を考えてるのか分からないので、残り5話分決して目が離せません。

    ちなみにこっちも余談なんですが、先日は紫様と親衛隊を演じてらっしゃる声優さんの集まりでゲーム版に関する生番組が配信されてました。こちらではアニメ第1クールから「結芽の生存ルート」へ分岐しそうな、何やらスパロボみたいな展開が起きるみたいなので、機会があったらその感想について語りたいと思います!

    • sumi_misaki より:

      とじみこガチハマり様
      おお!最新情報ありがとうございます。とじみこガチハマり様は声優情報もお詳しいですね!美しい生き様だった結芽について、私も再登場希望です。

  3. 久ぶりにアニメに夢中 より:

    私もここいいサイトだと思います、のでこのままで良いと思います。

     歩の洗脳・・これどゆう洗脳なんだろう?18話の空挺襲撃での切り合い後の再会で無邪気に話し合おうとする歩、普通なら再び切り合いになりそうなのに。
     よくある衛藤さんを憎め的刷り込みでも、操られた間の記憶ナシでも無く、あれは単なる試合だったかのように・・・・まあ怖さが倍増してて良いのだけど。

    • sumi_misaki より:

      「久ぶりにアニメに夢中」様
      初コメントありがとうございます!そのままで良いと言ってもらえて良かったです。
      そうですね。あの「いつも通り」が妙に恐いですよね。自分がノロを使用していることと、タギツヒメの下で動いていることは認識しているようなので、何を知って何を知らないのかまだ謎は多いのも事実です。。あれってどういうこと!?という点は、私もひらめいたら書くようにしているのですが、徐々に明かされるのを待ちたいと思います!

      一方通行になりがちなので、ちょっと振り返ってみたくなってしまいました。おかげさまで見ていただいているかたのご意見が聞けて安心できました。担当は少ないですが作品完結まで全うしたいと思います!

  4. ネオカル屋 より:

    ご無沙汰しております。今回の記事も大変興味深く拝見いたしました。
    瞳にはハイライトが残っているのに、歩ちゃんから狂気を感じるのは何故だろうと感じていたので今回の比較画像ありがたかったです。会話も一方通行な感じが怖かった…
    直接劇中で言及されることのない獅童さんや学長、ヒメの心情への考察もとても納得がいくものばかりでした。

    【misaki様の記事は、先述したシーンの比較画像の他、台詞部分は別枠で表示したり、アンダーラインや色文字が置かれたり、と読みやすくなる工夫が込められていると思います。(こんな事を言っている私が長文を長々と書いてしまいすみません…)それと同時に、仮に新たな表現で執筆なさっても、misaki様なら素敵な記事が書けると思います。】

    これからも楽しみにしております。

    • sumi_misaki より:

      ネオカル屋様
      定期的にご訪問いただき、感謝いたします!
      具体的にポイントをお褒めいただき恐縮です。読みやすさをモットーにしているので、お伝えできているようでひとまず安心しました。思いつきで、何か新しい趣向を取り入れることもあるかもしれませんが、ぼちぼちお付き合いいただけたら嬉しいです。いつもありがとうございます。

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