ノー・ガンズ・ライフ2話の解説&考察&感想!古き良き時代の香り

ノー・ガンズ・ライフ OP カメラ 閃光電球ノー・ガンズ・ライフ
(C)カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT
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ガテン系女子は正義。

「イヌイ」がフランス語で「半端ない」という意味だと去年のW杯で知りました。柴犬侍です。

2話ではメアリーの登場をはじめ、新情報がBANG BANG出てきて目まぐるしかった『ノー・ガンズ・ライフ』

鉄朗の身の上とかベリューレンも手を出しにくい移民地区とか、名前だけ出た反拡張技術主義団体のスピッツベルゲンとかも気になりますが、この辺については追々。

首尾よくシスター・カレンの手から鉄朗を救出し、知り合いの技師・メアリーのもとで匿ってもらうことになった銃アタマこと乾十三いぬいじゅうぞう

愛煙する種子島たねがしまを求めて街中をうろつく十三に、脅迫じみた手段で取引を持ちかけてきたベリューレン社の金髪デブ・カニンガムを突っぱね、いよいよもってベリューレンとの対立が深まるというところまで。

今回は作中で解説のあった補助脳や、十三のかつての相棒あたりについて触れていきましょか。

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補助脳と「種子島」

ノー・ガンズ・ライフ2話で明かされた設定の1つ。

どうやら拡張体は、人間離れした挙動を実現する関係上、神経系への負荷が大きく、それを軽減するために補助脳というものが装着されているらしい。

拡張体の急所で、通常は首元にあるが、十三のような戦時中の旧モデルは内蔵型

十三のような拡張部分の多い拡張体は、鎮静剤を常用して負荷を抑える必要があるという。

十三がいつも吸っている「種子島」にはその鎮静剤が多量に含まれているということから、ベリューレンのおっさんは種子島を「モノじちにして、十三を脅したということだった。

結局「味が好きで吸ってるんだ」と脅迫をはねつけた十三だが、種子島を求めて街中歩き回るわ、メアリーに対して露骨に不機嫌になるわなので、概ねただの強がりである。

が、もし強がりではないとしたら?

かつての相棒

ノーガンズ1話でも語られていたように、十三は「射手」を要する二人一組のガン・スレイブ・ユニットとして運用された過剰拡張者オーバー・エクステンド

「引き金を預けられる人を探してるよう」と言っていたバーのママの言葉といい、鉄朗の件といい、「孤児」という言葉に反応したりと、「相棒」について何か思うことがありげな描写の多い十三だが、2話ではまさにそのかつての相棒らしき人物を回想するシーンがあった。

テンガロンハットを被った、CV子安のキザっぽい男

ノー・ガンズ・ライフ テンガロンハットの男

(C)カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT


出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

十三に拡張前の記憶がないらしいことや、十三が過剰拡張者オーバー・エクステンドと言われると怒ることなんかをかんがみても、テンガロン男との間に何かがあったことはまあ間違いないだろう。

ベタなとこだと十三を身をていして守り、だから相棒を持ちたがらないとかだが、それはそれで熱い

今後の展開のキーパーソンになりそうなので、彼のことは憶えておこう。

「中身」のない拡張体

ノーガンズ2話では、ハルモニエの能力の謎についてもメアリーからご高説があった。

曰くハルモニエとは、「補助脳」に強制アクセスできるマスターキーのようなものらしい。

今回の、鉄朗がベリューレンの研究員らしき拡張者エクステンドにハルモニエで「憑依」するシーン。

これは1話記事で考察した「中身のある拡張体、例えば十三には憑依できない」矛盾するようだ。

鉄朗は、ハルモニエの対象にできるものを「中身のある拡張体」といったが、研究員には明らかに「意思」があったにも関わらず憑依し、完全ではない様子だったにせよ操ることができた。

ノー・ガンズ・ライフ 列車内 鉄朗がハルモニエ発動

(C)カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT


出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

「中身」とはなんだろう?

この手の機械人形でいう「中身」なんて「意思」「AI(人工知能)」くらいのもんだろと勝手に思っていたが、どうも怪しくなった。

あるいは文字通りの「中身」で、過剰拡張者オーバー・エクステンドのみが対象なのだろうか?

となれば、鉄朗は十三にもしっかり憑依できることになる。

二人一組のガン・スレイブ・ユニット、十三のいう「相棒」を踏まえると、二人で一人の仮面ライダーじゃないが、なんだかきな臭くなってくるようだ。

ただ、あくまでこれはメアリーの推測――真実は鉄朗の口から聞くのが確実だろう。

時代設定を探る

ノーガンズ2話にて「たばこ」とひらがなで書かれた看板の店が登場したことで、本作の舞台が日本であることがほぼ確定したが、時代設定についてはまだわからないことが多い。

ノー・ガンズ・ライフ たばこの看板

(C)カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT


出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

「戦後」というセリフは出てきてるが、一口に戦後といってもGHQ占領下から高度成長期まで幅広い。

そもそも、十三たちの国が敗戦したのかどうかもわかっていないのだ。

レトロ描写が多い割にその辺が曖昧なのはモヤモヤするので、現状の公開情報を参考に、本作がどのあたりの時代をもとに作られているのかを考えてみる。

昭和レトロなアイテム

本作ノー・ガンズ・ライフには、昭和の香り漂うレトロなアイテムが色々登場する。

例えば1話の十三の事務所で確認できた、昭和を象徴するアイテムの一つ・黒電話

若干背が高く、日本における黒電話の元祖・3号電話機とよく似ている。

1933年から戦後までは3号電話機の時代で、後継の4号電話機の登場は1952年

黒電話が姿を消したのは、概ね1980年代のことらしい。

2つ目は、OPに登場するカメラ

ノー・ガンズ・ライフ OP カメラ 閃光電球

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出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

最後の方で十三たちが記念撮影をしているシーンが映るが、よく見るとカメラの横に電球が顔を出したエリザベスカラーみたいなものがついている。

これは閃光電球(フラッシュバルブ)という写真撮影用の照明で、ストロボ(撮影時に光るやつ)がまだない時代に使われていたものだ。

ストロボの普及は、初のストロボ内蔵型カメラ「ピッカリコニカ」の登場以降の1970年代

そして、鉄朗を移送していたベリューレンの装甲列車

装甲列車というとフィクションでは引っ張りだこのロマンの塊だが、現実ではWW2を最後に世界から姿を消している。

銃の元ネタ

せっかくガンにフィーチャリングした作品なのだし、シスター・カレンの惜しまれながらの退場に哀悼の意を込め、ノーガンズ1・2話に登場した銃についても見ていきましょうか。

登場する銃のモデルがわかれば、時代設定を探る手がかりにもなる。

なお、ニワカ知識なので情報は絶賛募集中だ。

銃の基礎知識

銃にはオートマチック(自動拳銃)やアサルトライフルなど、色々と種類がある。

十三のリボルバーでいうとこれは拳銃の一種で、くるくる回るレンコンみたいなやつに弾丸を詰めて撃つタイプ。

構造がシンプルで、暴発などのリスクが小さいといった理由から根強い人気があり、現在日本警察が主に所持しているサクラことM360J SAKURAもリボルバーである。

それと、銃の解説では口径こうけいというワードがよく出てくるが、これは銃口の直径を表している。

主な単位はインチで、1インチ=25.4mm。

.357とか.44とかいうのは、1インチに対してどれくらいの大きさかという表記。.5口径なら12.7mmということ。

インチは日本では聞き慣れないので換算がめんどくさそうだが、基本的には口径が大きい方が強い、という認識でOK。

十三の頭部リボルバー

陸自の定義だと、口径が20mm(≒0.79インチ)以上の弾丸を「砲弾」と呼んでいるようだ。

十三の頭部リボルバーは、どう見ても銃口が1インチ以上ありそうだけど、とりあえず拳銃として考える。

大口径のリボルバーというと真っ先に思い浮かぶのが、2003年に鳴り物入りで登場し、S&Wの業績を左右した世界最強のリボルバー、.50口径のM500

あるいはその前世代的位置づけの『ダーティハリー』ハリー・キャラハンの愛銃、.44口径のM29。こっちは1955年登場。

だが、どちらも十三のリボルバーとは違うようだ。

ノー・ガンズ・ライフ 目隠し十三とメアリー

(C)カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT


出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

リボルバーの見分け方は色々あるが、わかりやすいのはまずシリンダー(レンコンみたいなやつ)。

これが横に倒れてくるものを振出式ふりだししきといって、一般的なタイプ。十三もこれ。

5連発だったり6連発だったりするが、基本は6連発で十三も同じ。

そして、シリンダー展開用のラッチは、シリンダーの後ろにあるようだ。

ラッチとは、シリンダーを開きたいときに動かす部分のことで、基本的にはシリンダーの後部にあるフタみたいなのを引くタイプと、グリップ(握るところ)の側面にあるスイッチを押すタイプの2種類があるが、十三は前者。

で、実はこれが結構キモ

アメリカの代表的な銃メーカーにはコルト・ファイヤーアームズS&Wの2つがあるのだが、コルトは前者、S&Wは後者のシステムを主に採用している。

この二社は他にもシリンダーの回り方を逆にしたりと、互いにライバル意識を燃やしまくっていることで有名で、シリンダーの先についてる掃除用の棒(エジェクターロッド)も、S&Wモデルではシュラウドで完全に覆っていないものがまま見られる。

十三はまだ一度も引き金を引いてないのでシリンダーの回る方向こそ不明だが、少なくとも列車を止めたときに回した右手シリンダーの回転方向は時計回りだった。

といったことから、十三は全体としてコルト社製の印象が強い。

コルトの傑作銃といえば、『シティハンター』の冴羽獠さえばりょうの愛銃としても有名なコルト・パイソンがあるが、パイソンには銃身上部にベンチレーテッドリブという放熱用の穴の開いた部品が乗っかってるはず。十三の頭にはない。

となると、パイソンのお仲間シリーズの一つ、コルト・キングコブラの2.5インチが一番近いんじゃないかと思う。

映画等では、大下勇次が『あぶない刑事リターンズ』などで2.5インチのキングコブラを使用している。

カレンの銃

ノーガンズ1話に引き続き使用したシスター・カレンの銃は、オートマチックにシリンダーを水平に2個くっつけたみたいな外観の珍妙なカスタムガン

2丁のリボルバーを無理やりくっつけたかのようなフロントサイト×2+リアサイト(銃身前後にある凸凹型の照準)の謎構造がオサレ。

ノー・ガンズ・ライフ 銃を構えるカレン デザートイーグル

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出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

探せば売ってるかもしれないが、ちょっと見たことないです。

この手のオートマチックにはベレッタやトカレフなど色々あるが、銃口や引き金のデザイン等を見るにベースは恐らく、リボルバー用の強力な弾丸を装填できることで知られる市販最強の大口径オートマチック、デザートイーグル。1979年誕生。

シリンダーは6連発×2で、両方とも振出式の時計回り。ここもコルト式。

ベリューレン兵の銃

最後に、ノーガンズ2話の列車襲撃時に登場したベリューレン兵のもってた銃。

ノー・ガンズ・ライフ ベリューレン兵の銃撃 H&K MP7

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出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

PDW(Personal Defense Weapon)の語源となった、ドイツ製のH&K MP7によく似ている。

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PDWというのは、突撃用のアサルトライフルと予備用のサブマシンガンの中間的位置づけで、急な戦闘時に素人でも扱いやすい防衛火器として開発されたので、十三の襲撃は想定されるシチュエーションとしてうってつけ。

ほぼ21世紀の製品だけど、ベリューレン社だし多少はね?

時代は昭和初期から中期か

以上から考えるに、ノーガンズの時代設定は1933-1970年代くらいまで絞れる。

「先の大戦」という言葉のニュアンスや、見たところ退役軍人が壮年でバリバリ現役っぽいことを踏まえると、概ね1945年の終戦から数年程度と見てよさそうだ。

スラム街なんて、時代遅れのものをずっと使ってても不思議じゃないから参考にならない。

断定するには材料が足りないので、最新のものを使ってそうなベリューレンの物品をもっと見たいところ。

時代を十年単位で先取りしてる脅威のメカニズムだけど。

ノー・ガンズ・ライフ2話の感想

読者諸兄におかれましては大変残念なことにシスター・カレンはノー・ガンズ・ライフ2話をもってあえなく退場という運びとなってしまいましたが、OPでは引き続き登場すると思いますので、再びあの変な銃を携えて我々の前に姿を現す日を一日千秋、延頸挙踵えんけいきょしょうの思いでお待ち申し上げるとしましょう。

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ノー・ガンズ・ライフ かんたん十三とメアリー

(C)カラスマタスク/集英社・NGL PROJECT


出典:ノー・ガンズ・ライフ/10月18日放送/TBS

代わりといっちゃなんですが、ここにメアリーというそばかすガテン系癒しキャラが新たにご登場。

メアリーが手足モゲモゲ拡張者の手術をしてるシーンで、うっかりかたわらの鳥が羽ばたきそうになったノーガンズ2話。

そういえば、かんたん作画のときの十三はすんごいショタボイスで話しそう。かわいいは正義。

種子島中毒だったり露骨な肋骨を披露したりとネタキャラ化が深刻な主人公こと十三だが、過去話ではしっかりハードボイルドしてくれそうか?

今回でベリューレンとの対立はほぼ決定的になったので今後は逃亡生活がメインになりそうだが、一方で反拡張技術団体スピッツベルゲンなんていう連中の存在も明らかに。こいつら敵ですよ奥さん。

十三らは現状ベリューレンも手出ししづらい移民地区にいるとなると、さしあたっての問題はこのスピッツベルゲンかもしれない。

今後は人間と拡張者エクステンドの共存共生がテーマになっていくのかな、どう料理するのか期待しておく。

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