1週間が長かったような短かったような、やっとTVアニメISLAND(アイランド)のお時間がやってまいりました。
先週は
ジャム君としては夏蓮の母親、
しかも先週は影の薄かった(失礼)
今回も影が薄い気が(爆)
まあ1クールでヒロイン3人、それぞれの謎解きもしなければならないんですから、仕方がないことですかね。
兎にも角にも、モジャっ毛がトレードマークでファン層も厚そうな紗羅がメインとなった5話。
待ち遠しかったファンの方も多かったのでは?
凛音と玖音は本当に別人?
これは以前も記事にしたものですね。
ただ5話で
ですが一見そう見えるだけで角度を変えてみると、そうとは言い切れない可能性も浮上します。
凛音と玖音は同一シーンに登場していない
凛音と玖音が一緒にいたように思われそうですが、5話の中で凛音と玖音は一度も同じシーンに登場していません。
出典:ISLAND/7月29日放送/TOKYO MX
確かに切那が紗羅からマッサージされている玖音を見て部屋から出てきていることに驚きを見せていましたが、このカットでさえ見えているのは玖音の手と雑誌を読んでいる凛音です。
ISLAND(アイランド)5話の中でマッサージされているシーンで凛音と玖音は一緒にいるはずなのですが、なぜか「凛音と玖音」が一緒に写り込んでいるカットがないんですよ。
手なんていくらでも偽装可能ですからね。
例えば紗羅が上着だけ玖音のものを着て手を出していても、このシーンの構図は完成します。
切那は凛音の隣で「玖音…? 珍しいな」と声をかけていましたが、マッサージを受けていると思われる玖音に対して言ったとも、それに応答したのが正真正銘の玖音だとも見えていないわけです。
つまりこの場には、アニメでは切那と紗羅、そして凛音と玖音がいるように見えていますが、実際には切那と紗羅とリンネorクオンしかいなかった可能性もあるんですね。
セツナ、もしくは未だ登場していない誰かの手によって物語を歪めて伝えられている可能性が否定できません。
マッサージ後の玖音が一瞬で消えた
紗羅からマッサージを受け終え気持ちよさそうにしていた玖音でしたが、切那をマッサージに誘う段になると、既にソファーに寝転がっていた玖音の姿はありません。
出典:ISLAND/7月29日放送/TOKYO MX
切那がこの後に受ける屈辱的なツボの間違えはなかったために即対面のソファーに移動できたのかもしれませんが、普通は当主なのですから面白がっている・紗羅に協力したいと思っているとしたとしても、使用人がマッサージを受けるために余韻に浸ることもせず、すぐ移動して場所を空けることはないでしょう。
だって、対面にも同じようなソファーがあるのですから、そちら側でマッサージすればいいことでしょう?
それ故に本来見えていたのが「元から誰もいないソファーに紗羅がマッサージを受けさせるため待機していた図であり、この視覚情報は正常(ただし言語情報は偽装されたもの)」とも考えられます。
つまりクオンと呼ばれていた人物などこの場には存在しておらず、切那と紗羅、そしてリンネしかいなかったという考察を成立させることが可能です。
真実と虚偽情報(もしかすると別の世界、昔セツナが来たことのある別の浦島かもしれません)が混ぜて語られることにより、あたかも玖音がいるように見せかけられてしまっている可能性がどうしても排除できないんですね。
もちろん6話以降でより真実が明らかになっていくのでしょうから、リンネがいるのかクオンがいるのか、それとも2人ともいないのか2人ともいるのか。
浦島の謎はしだいに解けていくことでしょう。
紗羅の胸の傷と過去がたり
初めて紗羅が切那に出会い襲いかかってきたその日から始まっていたことではあったのですが、紗羅は切那を記憶をなくしたタイムパトロールだと思い、歴史を変えるのを阻止する目的で送り込まれているのであれば、必ず記憶を取り戻すであろうと。
ですがまたも出てきた、伝承を語ったときと同じ、不思議なイメージ図。
伝承のときと同じくすべてを語られているとも限りませんが、最低限必要な真実は語られていると考えられそうです。
胸の傷は生後にできたもの
紗羅が「自分で自分を産んだ」という根拠にしていた胸の傷は、医者の診断により「生後につけられたもの」であると診断されていました。
出典:ISLAND/7月29日放送/TOKYO MX
焼き印は伽藍堂家を継ぐ者に与えられる印であり、伽藍堂家長女の紗羅に焼き印が入れられているのは当然のことだったわけですね。
そんな中に出てきた伝承と同じイメージ図ですが、医師の診断と紗羅と紗羅の母親の外見と一致しています。
ということは、このイメージ図で語られている伝承や過去がたりは、すべての事象を語っているとは限りませんが、事実に基づいていると考えるのが自然なようです。
ISLAND2話で紗羅が語っていた伝承も、やはり事実に基づいた伝承であると考えていくのが自然でしょうか。
もちろん以前の考察どおり、伝承も「すべての事象を語っている」とは到底思えず、言葉の捉え方を変えてみれば、別の事実が浮かび上がることもあるでしょう。
例えば切那の言葉の捉え方を変えてみれば、別の事実が浮かび上がります。
切那の言葉からみる別の事実
切那「ひでぇ話だが、伽藍堂家を継ぐべき娘には全員焼き印が施されたってことだろう」
確かにこれならば紗羅の胸の傷に説明はつきますが、伽藍堂家に娘が生まれず息子だけだったらどうなっていたのでしょう。
紗羅の言葉が真実だったのであれば御三家を継ぐのは女系が原則であるため、息子には焼き印が入ることはありません。
また「娘」に焼き印を入れるわけであり「嫁」に焼き印を入れるとは言っておりませんので、息子が結婚して家を継ぐ嫁を迎え入れたとしても、焼き印が入ることはないでしょう。
都合よく娘がどの代でも生まれてくれれば伽藍堂家の風習は保たれますが、息子ばかり生まれる代もあれば、子どもができにくい代だってあるはずです。
そういった特別な例を除いて「女系が原則」なのかもしれませんが、焼き印の風習は途絶えてしまいます。
紗羅の体にまで焼き印が施されているということは、実際にはそこまで古い伝承・風習ではない、もしくは別の方法で風習を守り続けていた可能性が捨てきれません。
伽藍堂家に嫁いできた嫁さんにも、家の名を継がせるために焼き印を入れていた、という語られざる真実が隠されているかもしれないわけですね。
新生児煤紋病患者ゼロの秘密
浦島でまん延している
それが
ですがその奇跡は人為的に起こされたものであり、真実はとても残酷なものでした。
伽藍堂家が行った新生児への仕打ち
選別方法はごく単純。
出典:ISLAND/7月29日放送/TOKYO MX
生まれたばかりの赤ちゃんを太陽の光に当て、ばいもん病だと虹彩(黒目の周りの部分)が特殊な変化をし、煤紋病ではないと特別な変化がないという見分け方で選別していたわけですね。
また夏蓮はそもそも1話から今に至るまで太陽光を気にしている様子もないため、煤紋病とは無関係でしょうね。
凛音と思われる存在も太陽光の下に出てこられるようになっているため煤紋病とは無関係に思われそうですが、重度の煤紋病ならば死に至ることもある病ではありますが、軽度ならば薬で抑え込むことはできます。
凛音がばいもん病の薬を飲んでいるシーンは出てきていませんが、積極的に日光の下で長時間活動しようとしているわけでもないため、軽度の煤紋病である可能性も否定できないところでしょう。
確かに重度の煤紋病ではないようですが、それ以上でもそれ以下でもない情報しか出てきていないのが現状です。
伽藍堂家が親の同意を得てばいもん病の新生児を死産だったことにして隠してしまったのは紗羅が生まれてからですので、凛音と夏蓮が生まれた時期にはそのような選別儀式は行われていません。
10年で幕を閉じた新生児の選別
紗羅の両親が心中し、その風習に終止符を打ったとされています。
ただし紗羅まで巻き込みたくはなかったため、神社の玉手箱の中に入れ、火事から守り抜いてくれました。
今回切那も同じ方法で紗羅を救出したわけですが、鎮火し救出を待つまでの間、中の酸素が十分もつほどの空間だったのかが疑問です。
5年前の火事でも、今回の火事でも、紗羅は特に外傷も酸欠による異常も受けた様子はありません。
仮に酸欠になっていれば最悪命を落としますし、命は無事でも長時間酸欠状態であれば、脳を含めた体の臓器に十分な酸素が行き渡らず、麻痺が残る可能性もあります。
ですが紗羅にはそのような症状は今のところ現れていませんし、医者からも何の警告もありませんでした。
ということは玉手箱は、かなりの酸素を溜め込みながら、本殿が倒壊しても救出まで耐えうる頑丈な作りにもなっていることが伺えます。
しかも今回の火事では紗羅だけでなく切那も玉手箱の中に入って、身を守っています。
紗羅1人で入っているときの倍以上の酸素を消費しているはずなのですが2人とも無事とは、どれだけ酸素が入っているのか。
出典:ISLAND/7月29日放送/TOKYO MX
本殿は倒壊したものの即助け出されていれば、酸素が少量でも状況としてはあり得そうなのですが、口裏合わせをして「玉手箱の中に入って生き延びた」という作り話にされている気もします。
島民からのお見舞いである千羽鶴を見て、紗羅の憂いも晴れるでしょうし、口裏合わせをする理由には十分でしょう。
医者でもないのにおじいちゃんおばあちゃんのところを癒やしに回る紗羅は、伽藍堂家として恨まれることなどなく、島民から愛されているんですからね。
浦島神社はどれくらい燃えていた?
さて、
切那が浦島神社に到着した段階で火の手はかなり上がっていましたし、
本当に玉手箱に入って難を逃れたのであれば、短時間で救出されなければなりません。
建物火災は放水後約30分で鎮火する
総務省消防庁の平成15年のデータですので多少古いのですが、建物火災は放水後から約30分以内に鎮火するケースが、47.3%を占めています。
建物火災の約半数は放水開始後30分以内に鎮火
平成15年中の消防隊が放水した建物火災について、鎮火所要時間別の件数をみると、放水開始後30分以内に鎮火した件数は8,114件であり、放水した建物火災の47.3%を占めている。また、このうち11分から20分までに鎮火したものが2,838件で最も多くなっている(第1-1-30図)。
引用:総務省消防庁
出典:総務省消防庁 第1-1-30図
つまり出火し消防隊が駆けつけ放水を始めてから30分以内に、半数近い建物火災は鎮火しているということです。
ただしこのデータは放水を始めてから鎮火した時間までを計測したものであり、出火してから鎮火した時間までとは誤差があります。
放水が始まったのが5分後ならば誤差は5分ですが、放水が始まったのが30分後ならば誤差は30分と、大きな誤差になってしまうわけです。
そのため実際に出火してから鎮火するまでに要する時間は、もっと長いと考えなければなりません。
ましてや浦島神社は階段を登った先にありますので、消防車が本殿の前まで直接乗り入れることはできず、ホースを伸ばして対応するか、ヘリから消火剤でも撒かねばならないでしょう。
1999年の世界ですので、新島を舞台としている浦島にも消防車くらいあるでしょう、さすがに。
とするといくら木造の建造物とはいえ切那が到着した時点で既に火の手はかなりの高さでしたから、出火から少なくとも数分は経過済み。
本殿倒壊時には消防車は到着していませんでしたので、放水開始もされていません。
木造建築物といえども倒壊レベルに火の手が上がるのであれば、少なくとも出火から10分程度は経過していたでしょうね。
その後、消火活動が始まったのでしょうから、倒壊して消火がしやすかったとしても、鎮火までに20~30分くらいはかかったことでしょう。
とすると、倒壊前に玉手箱に入っていないとアウトですので、最低でも20分程度は玉手箱の中、浦島神社は少なくとも出火から30~40分程度は燃えていたと推測されます。
実際には瓦礫の下に玉手箱は埋まっていたでしょうから、救出までもっと時間はかかっていたはずです。
こうして考えてしまうと、本当に玉手箱に入って難を逃れたのか、口裏合わせをして玉手箱で難を逃れたふりをしたのか、どちらのほうが現実的でしょうか。
アニメISLAND(アイランド)5話の感想
耳の保養になりそうな回でもあった前半とはうって変わり、後半になるにつれて
それにしても、
でも玖音らしき人物がフードを取っていたシーン、
部屋にこもっていることが多いので短くしておいたほうがいいという判断なのか、実はロングだと思っていたのはウィッグで、ショートがデフォルトなのか。
まだ浦島の謎は多く残されていそうですので、次回も見逃せませんね!
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