スロウスタート(アニメ)10話の解説&考察!てまりハイツの謎の入居者

スロウスタート てまりハイツ 窓側 アップ スロウスタート
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こんにちは、スロウスタート担当のジャム君です。

先週はお休みいただいてしまいました、申し訳ないです。

そんな先週は、以前購入した水着で海に行こう、という水着回になるかと思いきや、雨でお出かけはお流れになってしまったお話。

いずれにせよ、花名はなの部屋で花名もたまても栄依子えいこかむりも水着になっていましたし、途中から万年はんねんさんも志温しおんさんも参戦し最後には温水プールにも行っていましたので、スロウスタート好きにはたまらない回になっていましたね。

そして今回10話のスロウスタートは、てまりハイツ住人たちの浪人情報が漏れ出したり、進歩したりする様子が描かれたもの。

特に万年さんの進歩には、驚きを隠せませんでした。

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てまりハイツに集まる浪人生

てまりハイツ」というのは、以前にも紹介があったとおり、花名はなの従姉妹である志温しおんが管理人を務めるアパートですね。

スロウスタート10話で描かれている人物では、花名と志温、そして万年はんねんさんが入居しています。

アニメ中に描かれていないだけで、実はほかにもまだ入居者がいる可能性もあるわけですが、今回志温さんが放っていたセリフから、その可能性はかなり低いと考えられます。

スロウスタート 京塚志温 浪人ハイツ
出典:スロウスタート/3月11日放送/TOKYO MX

「よく考えたら私も就職浪人で万年さんも浪人、花名ちゃんも浪人。このアパート浪人ハイツって感じよね」

ジャム君は原作未読なのでこの考察がビンゴかどうか、これだけじゃあ根拠が薄いかもしれません。

というか、縁起悪いアパートですね(爆)

では次のような要素からも、てまりハイツには3人の浪人生しか住んでいないと思われる点を見てみましょう。

部屋の数と間取り

アニメのスロウスタートに出てくるてまりハイツは、部屋数が全部で6部屋です。

スロウスタート てまりハイツ 外観
出典:スロウスタート/3月11日放送/TOKYO MX

わざわざ「アニメの」と前置きしたのは、原作ではどうなっているのか不明なためです。

そして、ドアの位置から志温さんが入居している管理人部屋だけ広く造られている様子はなく、1階も2階も角部屋が広い構造であると考えられます。

この時点で、花名はお弁当を含め3食ほとんどをお世話になっている志温さんの部屋に頻繁に顔を出していますが、明らかに花名の部屋と間取りや広さの違う部屋ですので、志温さんはてまりハイツの角部屋の住人、と考えるのが自然です。

前回志温さんが水着に着替えて現れたときに「3秒ルール」と笑っていたのは、単に自室から隣の花名の部屋に移動しただけだから、と考えればもっともな話。

さらに3話に遡ると、実は志温の部屋からてまりハイツの階段が見えています。

スロウスタート てまりハイツ 階段
出典:スロウスタート/1月21日放送/TOKYO MX

明らかに1階である証拠ですし、何よりてまりハイツを扉側から見たときに左の角部屋でないと扉を開けてもそうは見えない角度のはず。

さらに今回10話で花名が「今日……志温ちゃんの部屋で…泊まってもいい?」と聞いた後、窓側からアップになっていた部屋、そこも扉側から見たときに左の角部屋にあたる部屋がアップになっていましたね。

つまり志温は、立派なてまりハイツ住人でもあり、浪人生の1人でもあるわけですね。

未登場人物の入居者?

そんな考察をする中で出てきた、窓側からアップになっていたシーン。

スロウスタート てまりハイツ 窓側 アップ
出典:スロウスタート/3月11日放送/TOKYO MX

ここをよーく見てみると、1階は志温の部屋と考えられるわけですが、2階に違和感が!

そうです。扉側から見たときに2階の右の角部屋にあたる部屋の明かりが点いているんです。

大会ひろえさんが住んでるんでしょ?」と思った方、もう一度彼女の部屋を思い出してください。

スロウスタート てまりハイツ 万年大会 部屋の中
出典:スロウスタート/3月11日放送/TOKYO MX

段ボール山積みだな、というところは置いておいて、部屋の構造が花名の部屋と同じであるため、てまりハイツの中でも狭い2階の中央の部屋を借りていると想像できます。

またこれ以外にも、角部屋ではなく中央の部屋を借りている証拠として、今回10話に出てきた志温さんの回想の中で荷物を届けた際、扉の横についていた白いボックスが左側に2つ並んでいました。

スロウスタート てまりハイツ 万年大会 京塚志温 回想
出典:スロウスタート/3月11日放送/TOKYO MX

ほかにもわかりやすかったのは、4話の荷物に貼られていたお届け先の部屋番号や、花名が荷物を届けるシーンですね。

つまり、一之瀬花名いちのせはな京塚志温きょうづかしおん万年大会はんねんひろえの3人以外に入居者がいない限り、2階の角部屋の電気が点くわけないのです。

この現象はジャム君の想像としてではありますが、

  1. てまりハイツには4人以上の入居者がいる
  2. まだ出てきていない謎の人物。そんな人がいれば納得の現象。

  3. 花名と志温のおじいちゃんが点検しに来ていた
  4. 志温の部屋に夕飯を食べにお邪魔していた花名が一緒にいたシーンだったのですから、志温が見回りをしていることはあり得ません。

  5. 借り手がつくまで勉強部屋として万年さんに部屋を貸している
  6. 志温さんのはからいで、集中しやすいように勉強部屋と寝食する部屋を分けて貸しているのであれば納得の現象。
    この場合、角部屋が勉強部屋、寝食やお風呂などは中央の部屋、と使い分けをしていることになります。

  7. 単純な作画ミス
  8. 大会さんは大学入学を目指す半引きこもりですし夕飯どきなのですから、コンビニに行っていない限りは夕食時に電気が消えていることはあり得ません。

といったパターンが考えられるわけですね。

志温の言葉どおり3人しか住んでいないのであれば、2~4のどれかになりそうですし、ふざけて浪人ハイツとは言っていたものの、万年さんがたまたまコンビニに行っており、浪人生でない住人もいるのがてまりハイツなのであれば、1も十分にあり得ます。

スロウスタートももうすぐ今期の終わりが見えてきていますが、2期以降もあるとすれば、十分にてまりハイツにいる謎の入居者に触れられる機会はありそうですね!

ジャム君の1の考察が当たりなのか、2~4に当たりがあるのか、それとも全然別のなにかが潜んでいるのかでも変わってきそうですが、アパート経営をするにあたり未登場人物の入居者がいても、不思議なことではありません。

家賃収入がなければ固定資産税が重くのしかかる上に、空き部屋の清掃も大変ですからねぇ。

苦情がない

たまて、栄依子えいこかむりと打ち解けてきた花名はなは、スロウスタート10話までで何度か彼女たちを部屋に招き入れていますよね。

日帰りであったこともあればお泊まり会であったこともありますが、正直言って友人を呼ぶと「騒がしい住人」になっていたことは間違いないでしょう。

騒がしい住人だとてまりハイツの人に思われるのは、なにも花名が騒ぐことだけでなく、たまちゃんや栄依子、そしてかむちゃんが騒いだ場合でも適用されてしまいます。

例えばたまちゃんが騒いでうるさくしてしまったとしても、それは部屋に招いた花名の責任であり、「あの部屋(花名の部屋)がうるさい」という苦情が入ってしまう恐れがあるということです。

その苦情が向かいやすいのは、本人よりてまりハイツの管理人である志温であるため、従姉妹だからともみ消している可能性も考えられなくはないです。

ただ、もし騒音として苦情が入っているのであれば万年さんに対してでも花名に対してでも対等に「静かにするように!」と注意をするのが志温の優しさであるとジャム君は考えています。

てまりハイツ管理人の志温からの注意がない以上、許容範囲内の騒ぎ方である、うるさいと思っても本人や志温にも申し出ることができない性格、と考えられるため、クレームを入れる度胸のあるような未知の住人は入居していない、と推察できるわけですね。

アバンに出てきたぬいぐるみは何の意味がある?

今回スロウスタート10話のアバンで、花名はなが遊んでいたくまのぬいぐるみ。

スロウスタート くま ぬいぐるみ
出典:スロウスタート/3月11日放送/TOKYO MX

このぬいぐるみは、3話で栄依子えいこかむりから花名とたまてに贈られた誕生日プレゼントですね。

スロウスタート プレゼント ぬいぐるみ くま
出典:スロウスタート/1月21日放送/TOKYO MX

たまて「そだー、この子たち花名ちゃんの部屋に置いといてもらえませんか?」
花名「えっ。あ、うん、いいけど……いいの?」
たまて「はいー。ときどき見に来てもいいですか?」
花名「うん、もちろん!」

という経緯で2つのくまが、今も花名の部屋にあるというわけですね。

この点においては、何ら不審な点はないでしょう。

一浪した高校一年生のくせに、何をやっているんだという問題点はあるわけで、大会ひろえさんがチャイムを鳴らしたときに慌ててしまうことにはなりますね。

で、このぬいぐるみ遊びには、何の意味があったのでしょう?

花名の努力が見えてくる?

アバンに出てきたくまのぬいぐるみには、花名の努力が隠されているのではないかと考えられます。

その理由が、スロウスタートの1話の花名の行動からもわかります。

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初めまして! 2018冬アニメからスロウスタートの担当になった、Tatsunokoです。 この記事にはネタバレ要素がありますので、知らずに楽しみたい方はブラウザバックをお願いします。 記事を書いて公開して頂けるというのは初めてで不慣れな所も...

もちろん10話に至るまでの行動でも、わかることではありますかね。

とにかく花名は一浪していることを今もなお隠して通学しており、仲が良くなってきたグループに入っているとはいえ、そのメンバーたちにも一浪したことは秘密です。

仕方がないこととはいえ同学年でも1歳年下の人間に呼び捨てやあだ名で呼ばれ、彼女の中では葛藤の日々なのではないでしょうか。

ですが、葛藤があるからと今のグループを抜けることになるような素振りをしてしまえば独りぼっちになってしまいますし、まだどうやって話をすればいいのかしっかりと理解できていない様子でもあります。

だからこそ、自分とたまてに見立てたぬいぐるみで会話のシミュレーションをくま風に行い、自分は相手の発言に対しどう反応するべきなのか、練習を重ねていたと考えられます。

スロウスタートの10話には直接役立ったカットではなさそうなのですが、花名の友達付き合いの努力が見えてくるシーンだったのではないでしょうか。

花名の進歩を描写した?

もう10話になってしまったスロウスタートですが、花名は未だに多くの友達を作れていません

この時期になってもまだ春を描いているのであればまだ納得なのですが、もう衣替えも終わり海やプールにまで行くような季節ですよ。

先週行ったのは温水プールですので、年中行けるはずですけど。

ただ固定の小さなグループではありますが、たまちゃん、栄依子、かむちゃんのグループには、かなり順応してきています。

くまのぬいぐるみをプレゼントされたのが花名とたまてであったため、くまどうしの話し相手はたまちゃんが選ばれていたのではないでしょうか。

ピンク色のくまは花名の口調ですが、茶色のくまはたまちゃんの口調で演じています。

口調を真似られるということは、それだけ相手のことを理解できたということです。

まだまだ友だちが少なく一浪したことは隠している花名ですが、友達グループのことは理解を深められたという、1話からの成長っぷりを描写していると考えられます。

スロウスタート(アニメ)10話の感想

実はてまりハイツに、花名はな志温しおんさん、万年はんねんさん以外の入居者がいた可能性も捨てきれない回になるとは思いもよりませんでした。

スロウスタートのOPも好きなのですが、アバンも毎回楽しみで、AパートにもBパートにも再登場がなかった誕生日プレゼントのくまの真意も次回明かされるのか気になります。

それにしても、朝ごはん代わりにアイスを食べつつ花名にだけおごってあげるという口実で、生徒の相談に乗る榎並えなみ先生はスキルが高いと思います。

ああしておけば、うっかり喋ったアイスのことに釣られ、相談したことも一緒に問い詰められることには陥りませんもの。

たまちゃん風に言えば、イベントスチルは発動したんでしょうかね。

それでは、また次回!

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