ざわ…ざわ… 今週もやってきました、中間管理録トネガワのお時間!
圧倒的笑い、圧倒的ナレーション交代への不評!
それでもジャム君はめげずに中間管理録トネガワ2話もお話進めていきますよ~
癖になるナレーションで、今週も中間管理職として苦悩する利根川。
ジャム君が前回予想したものは、今回・そして今後当たってくるのでしょうか。
そのあたりも期待しながら、リアル中間管理職の方は、同調で胃をキリキリ、笑いでお腹をよじり痛めながら録画も見直してみてくださいね。
利根川ジョーク「まるで通夜」
前日(記事としては前回)会議中に黒服の名前が紛らわしく取り乱すという失態を犯した利根川は、それを取り戻すべく第三会議室に向かったわけですが、まあそこにいた黒服たちは沈黙でひどい有様でしたね。
出典:中間管理録トネガワ/7月11日放送/日本テレビ
利根川「黒服の男たちが肩を並べて黙りこくっていたら、まるで通夜。…ふっふっふ、会長はまだご健在だぞ!」
利根川が考えていた「会長をネタにしたリスキーなジョークを言ったのに無反応」という悔しい、そして腹立たしい気持ちもわからないでもないですが、部下である黒服たちにだって事情はあります。
リスキーなジョークに反応はできない
さて、利根川が場を温めたいというのは最もな考えですが、さすがに会長をネタにしたジョークはリスキーすぎます。
それは発言者である利根川にとってもですが、受け手である黒服たちにとってもです。
爆笑の渦になり、場の空気が温まったはいいものの、そんなときに兵藤会長が入ってきたらどうするんですか?
出典:中間管理録トネガワ/7月11日放送/日本テレビ
2話にまあまあ普通に場を盛り上げつつ会議をしていたときに会長が乱入してきたときにだって、利根川はもちろん、黒服たちも一気に固まるような存在ですよ?
兵藤会長「
そんなことを言われでもしたら、「はいアウト!」
中間管理録トネガワ the ENDルートです。
利根川の出世ルートも完全に閉ざされてしまいます。
当然、会長は笑っていた黒服たちも自分のことを侮辱していたと捉え、ボードに書き出されていた適当な案(失礼)でそれぞれ自分が出したものでも使わせ、負けたら命を取られるようなゲームを仕掛けていたかもしれません。
はっきり言って、黒服たちにこれらのデメリットはありますが、会長をネタにしたジョークに反応したところで、何のメリットもありません。
唯一のメリットは、中間管理職である利根川の心象がアップするくらいでしょうか。
デメリットに対する対価が小さすぎ、比較対象として釣り合いません。
よってここで黒服が採る行動は「沈黙」が正解です。
利根川としては、自分の地位も犠牲にしかねないとびっきりのネタを部下に示したのに無反応というのはなんとも寂しい話ですが、部下である黒服たちにだって生活があります。
ここは中間管理職として辛いところですね……
むしろ先生に当てられたくない生徒じゃない?
利根川は「まるで通夜」と表現していた黒服たちの状況ですが、ジャム君が2話を見ながら思ったのは「先生に問題を当てられたくない生徒」ですね。
出典:中間管理録トネガワ/7月11日放送/日本テレビ
ほら、学校で誰も挙手をせず、問題を当てる生徒を先生が選ぶような状況だと、黙りこくってうつむいちゃうじゃないですか。
「頼むから俺に当てるな、別のやつに当てろよ」と祈るような気持ちで。
まさにそんなことを思っているような印象を受けてしまいます。
尊敬や上司としての意味を込めてなのでしょうが「利根川先生」と呼ばれていますし、なんだかそういう異質な空間に見えてしまいます。
今回はこのあと場の空気を盛り上げることに成功しましたが、利根川はこの会議が「出世につながる」ことをアピールする他にも、しなければならないことがあったでしょう。
利根川がやらなければならなかったこと
本当のことですので、出世街道の一歩でもあることをアピールすることも重要ではありますが、利根川はここで黒服たち部下に叱咤の声を上げておくべきでしょう。
上司である中間管理職として、毎回「出世」という餌をチラつかせないと動けないような部下だと使い物になりませんし、同じ餌にずっと食いついてくれるとは限りません。
もちろん前日自分がやらかしてしまった自己紹介での取り乱しを詫びることが先決ではありますが、社会人として会議で黙りこくっているような大人はいただけません。
帝愛グループが実際やっていることはクズですが、一応大企業ですし、業務が業務だけにそれなりの賃金は受け取っていることでしょう。
まあ借金のカタに地下ではなく地上での強制労働として、黒服になった輩もいるかもしれませんけどね。
ただボーリングが趣味で会議終了後に「行くか、ボーリング!」なんて気楽な人たちでしたので、少なくとも利根川の下にいたメンバーは、まともな人材なのでしょう。
利根川のジョークに反応できないのは無理もありませんが、そんなジョークを上司に言わせる前に何らかの発言をする。
それが部下としての思いやりというものなのではないでしょうかね。
利根川が今後も叱咤の声を上げずに黒服を甘やかして育ててしまうのであれば、また同じような状況に陥っても不思議はないでしょう。
実際に中間管理職として部下を管理されている方は、利根川の方針をどう考えますか?
違う! 別のアニメや!
中間管理録トネガワの2話で議題に上がっていた「どんなゲームをするか」ですが、ちょっとおかしいものまで混じっていましたね。
違うぞ、それは別のアニメで使われたからな! というゲームが発言されていましたが、気づきましたか?
書き出されたアイディア一覧
「アイディーア!」を募った利根川が集めた黒服たちからのアイディアは、ホワイトボードにまとめられていました。
出典:中間管理録トネガワ/7月11日放送/日本テレビ
さて、以下がその一覧です。
- ジャンケンを基にしたゲーム
- 吸血麻雀
- 山手線ゲーム(死)
- 猛獣と対決
- 電気なわとび
- 暗闇ポーカー
- UNO
- 鬼ごっこ
- 殺人ケードロ
- 耐久テストゲーム
- 無限ババ抜き
- 等身スゴロク
- リアル将棋
- モノポリーおじさん
- 大気圏のぼり棒
- 人体パズル
- リアル人狼
うん、どれもこれもひどいですね。
結局は左衛門三郎次朗が提案した「ジャンケンを基にしたゲーム」が、エスポワールで実施された「限定ジャンケン」に昇華することとなったのでしょうね。
ですがちょっと待って! おかしいものが含まれているでしょう?
お前は仲間はずれだ!
まず目に付きやすいのが「吸血麻雀」ですね。
これは利根川が関わっている逆境無頼カイジまでに使われる話ではなく、闘牌伝説アカギの
中間管理録トネガワと闘牌伝説アカギの世界がつながっているのか、それともパラレルワールドとして別世界になっているのかはわかりませんが、鷲巣麻雀が行われたのは昭和40年、そしてエスポワールにカイジたちが集められたのは2000年代です。
(アカギと鷲巣麻雀を行ったのが昭和40年のことであり、鷲巣自身はもっと以前から鷲巣麻雀を行っています)
この会議が何年の何月に行われているのか、明確な情報は出ていませんが、アカギの世界とカイジの世界がつながっているのであれば、吸血麻雀はすでに行われたことのあるゲームと言えます。
仮にそのような世界ならば、兵藤会長がすでに行われたことのあるゲームの採用を許すはずもなく、こんな案を持っていったら激昂されてしまうことでしょう。
そして「人体パズル」もおかしいです。
こっちは利根川はまず関わり合いがないはずなのですが、実は裏で関わっていたのですか?
人体パズルさせられたのは「王様ゲーム」じゃないですか! アニメを完全に飛び越えちゃってますよ、K点超えです!!
まあ王様ゲームのほうが最近のお話に仕上がっているので、先に案を出していたのは帝愛グループだ、ということなのかもしれません。
そうすると王様ゲームの王様は利根川か、その他この会議室にいる帝愛グループの関係者だったのか?
謎は深まるばかりです。
「猛獣と対決」はお笑い芸人が出ているバラエティ番組で採用されているようなものでしょうかね。
アニメですらなくなってしまいました……
それとも、刃牙みたいな感じに鍛えられた人間が猛獣を圧倒的に倒してしまう対決なのでしょうか。
しかし一般人が普通に戦うなら明らかに負けるのがわかっている猛獣との戦いだと、参加者も集まらなければ観客を呼ぶショーにもなりませんので、利根川も場を盛り上げておくために「とりあえず言わせておいた」という感じなのでしょうね。
誰の提案だ!
場の空気のためにあえて口を挟むことをしなかった利根川ですが、これには口を挟んでも良かったんではないでしょうか。
- UNO
- 無限ババ抜き
- モノポリーおじさん
- 大気圏のぼり棒
ゲーム名そのまま過ぎませんかね。
息絶えるまでババ抜きし続けるの? ババしか入ってないババ抜きなの?
ゲームですらねぇ、マスコットキャラじゃないか!
ですが中間管理録トネガワの1話で黒服が返済を迫るシーンから明らかになっているように、女性にも貸付を行っているため、この名称にはやや無理があります。
旦那を保証人に立て、必ず「おじさん」が支払う構造になっているのであれば、女性がエスポワールにもおらず、地下にもいなかった説明はつきそうですが……
どこに棒立てるんだよ。
山崎も言っていましたが、利根川におだてられて言ってしまった思いつきでしかないんですよね。
黒服たちに再び貝にとじこもられ何も引き出せないよりマシとはいえ、使えないアイディアははっきりと「使えない」と言わないと何の進歩もなさそうですが、この先大丈夫なのか気になってしまいます。
ジャム君個人的には、帝愛グループ(会長)はリアル人狼なんて好きそうなジャンルな気がしますね。
まあ…フジのテレビドラマになってた気がしますけど。
会長は眠いから寝ただけではない
第三会議室に乱入し、利根川にプレッシャーを与えるだけでなく、黒服たちにまでプレッシャーを与え、せっかく盛り上がっていた会議を混乱させた兵藤会長。
最初は元気そうだったのですが、夜10時を回ったあたりで、いつの間にか寝ていたことに気づかれてしまいました。
ただ! ナレーションでは「おじいちゃん」扱いされていたのですが、ジャム君としてはそれだけが理由ではないと考えています。
帝愛グループの王は夜10時以降でも活動ができる
2話で行われていた会議に顔を出した兵藤会長は、夜10時を回った頃にいつの間にか寝てしまっていました。
これはナレーションにもあり利根川も気づいたとおり、そもそも「おじいちゃん」であり、途中で見たこともない顔をしたのも「眠気にあらがっていた」だけだったわけです。
出典:中間管理録トネガワ/7月11日放送/日本テレビ
しかし
その好例が、利根川が将来Eカードでカイジと勝負することとなるパーティーの行動を見れば明らかです。
詳細な時刻は明かされていませんが、利根川とカイジのEカード後半戦で時計が出てくるシーンで、すでに夜10時近くになってしまっています。
その後、カイジに破れた利根川は焼き土下座しているのですから、利根川が退場した時点で夜10時を回ったころと考えられます。
簡単な治療も終え戻ってきたカイジは「夜更かしが過ぎた」と眠たがっている会長を押し切り勝負を承諾させていますが、準備にそれなりに時間のかかるゲームです。
時間は明確化されていませんが、明け方近くまで勝負に付き合ってくれたようなので、別に夜10時ごろになったら寝ないとダメ、というわけではありません。
会長が寝てしまった本当の理由
確かにお年寄りで単純に早寝早起きの習慣だった、という部分もあるのでしょうが、今回中間管理録トネガワにひょっこり顔を出した兵藤会長が寝てしまった本当の理由は「退屈だから」だと考えられます。
会長がこの会議を開かせているのも、黒服たちの上でごろ寝していたほど退屈で仕方がなく、刺激を欲しているためです。
今回利根川が黒服たちとしていた会議は、兵藤会長にとって何の刺激にもならず、出されていたアイディアも具体性がなく、何の刺激にもならずに会議の雰囲気に飽きてしまったのでしょう。
興味ない話されていると眠くなりますよね。
学校で別に好きでもない教科の授業が淡々と進んでいるだけだと、無性に眠くなったりしませんか。
つまりはそういうことです。
実際カイジと勝負し刺激的な夜を過ごしていた時には、いったんは眠そうにして引き下がろうとしましたが、眠ることなく勝負を完遂しました。
ということは、興味があることが目の前にあるのであれば、夜であろうとも深夜になろうとも、兵藤会長は活動し続けることができ、勝負師としての才能も維持ができるわけです。
おねむの時間な上に会議が退屈だから寝てしまったわけで、利根川と黒服たちが刺激的なアイディアを出し会長を惹きつけていたのであれば、会長が寝てしまうことはなかったでしょう。
中間管理職として部下の黒服の信頼を勝ち取るのも大事ですが、会長から本当に信頼して使ってもらえないと、別のやつにこの計画を任されてしまうかもしれません。
中間管理録トネガワ2話の感想
利根川、ちゃんと部下の黒服たちの名前、1日で覚えてきていたんですね!
(山崎のパスを受けて焦っていた時には、どっちかよくわかっていませんでしたが)
アニメの放送としては前回から1週間たちましたが、アニメの中の時間としては翌日のお話ですからね。
「気づく」人間であるのが特徴の利根川ではありますが、あそこまで取り乱すような相手だったのに、よく1日で覚えられたものです。
中間管理職の鏡とも言えますね!
ちなみに、ジャム君は人の顔と名前を覚えるのって、なんだか苦手です。
黒服にサングラスなんて職場だったら、もう発狂レベルです(笑)
2クールなのでまったり笑いを含めつつ進んでいますが、果たしてこの会議地獄からはいつ抜けられるのかっ!
圧倒的に期待して来週を待ちましょう!
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