中間管理録トネガワ4話の解説&考察!時代設定がおかしくないか?

中間管理録トネガワ 東京駅 丸の内駅舎 中間管理録トネガワ
(C)福本伸行・萩原天晴・三好智樹・橋本智広/講談社・帝愛グループ 広報部
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毎週ざわ…ざわ…ボイスも変わる細かさもあり、気になってついつい見てしまう方も多いのではないですか。

2クール毎回変わるのか、誰が担当するのか、それもお楽しみになっている中間管理録トネガワ!

悪魔的ブラック企業の帝愛グループっぽいのですが、意外とホワイト企業なんだなとうらやましく思っているジャム君です。

中間管理録トネガワ4話ではそんな帝愛グループのホワイト企業っぷりも描かれていたのですが、前回は利根川と黒服たちとの間にできてしまった溝を埋めるための社員旅行。

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そこに出てきたのは将来利根川も利用することになる焼き土下座のための強制土下座機で、笑えましたね。

利根川が自らの地位確立のためにもいい上司を目指すべく奮闘している姿を見られる中間管理録トネガワですが、4話の中では利根川がやっと気づき始めたことや、小物に不審な点も見られました。

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トネガワの世界とカイジの世界は時代が違う?

中間管理録トネガワ4話に出てきた数々の小物なのですが、賭博黙示録カイジの時代設定を踏まえて考えると、やや不審なものが登場しています。

賭博黙示録カイジでカイジが保証人になったのが200X年2月4日のこと。

仮に2009年のことだとしても、わざと13か月転がした(しっかり取り立てず返済額を大きくさせた)ため遠藤が現れたのは2010年です。

カイジの前に遠藤が現れるよりも前に会議が行われ悪魔的なゲームが決まってないと債務者クズどもの中から参加者を募る意味もなく、最低でも限定ジャンケンが兵藤会長に認められ、エスポワールも用意できたからこそお声がかかったわけです。

とすると今回中間管理録トネガワに出てきた世界と、賭博黙示録カイジに出てきた世界では、時代設定が異なっているように感じます。

利根川も持っているスマホ

左衛門三郎さえもんさぶろうが残業していたのを嘆きながら会社をあとにした利根川でしたが、「ケータイ忘れた」と可愛らしく引き返していました。

見切れていたので利根川が持っているのがスマホなのか画面が大きいガラケーなのかははっきりしませんが、サイズ感や持ち方からすると、利根川が持っているのもスマホでしょう。

完全にスマホがある時代だとわかるのは、ホームでとしくんと電話をしていたギャル(?)の持ち物ですね。

中間管理録トネガワ ギャル スマホ
出典:中間管理録トネガワ/7月25日放送/日本テレビ

モデルになっているのはiPhone系でしょうかね。

一応、初代のiPhoneは2007年に発売されていますが、ここまで薄くはありません。

まああくまでイメージだからということで考えていくのであれば、iPhoneシリーズならば、初代iPhoneのほかにも、iPhone 3とiPhone 3GSも2010年に入る前に発売されています。
(iPhone 4は2010年6月発売のため、時代が同一ならば出てくるわけのないモデルです)

今でこそiPhoneは非常に人気も高いですし、AndroidOS搭載のほかのスマホも多数販売されスマホが一般化していますが、はっきり言って2009年くらいだとスマホが爆発的に人気というものでもありません。

むしろ異端児でガラケーのほうがメインで売られていた時代ですので、iPhoneを買うのだって変わり者か、デジモノ好きばかりでした。

いつの間にやらiPhone人気が浸透し、町中で使っていても不自然ない小物になっているんですけどね。

帝愛グループ関係者である利根川がスマホを持っているのであれば「帝愛グループの管理職としてふさわしい最先端アイテム」として持たされていた可能性はあるのですが、駅のホームでスマホを使っている人がいても、何ら不審そうに見ないということは、いくら都会の駅で周りが最新のアイテムも知っていそうな大人ばかりと言えども、2009年~2010年を舞台にしているのならば不審な点に思えてきます。

また利根川が社員旅行のバーベキューで撮ってもらったと思われる写真は、2009年~2010年のスマホではあり得ないほどの繊細な画面に高画質そうな写真でしたので、それも含め中間管理録トネガワと賭博黙示録カイジの時代設定は異なっているように考えさせられてしまいます。

もちろん利根川が持っていたスマホの画面も「あくまでアニメで、イメージでしょ!」と言われれば、そうかもしれないとしか言えないんですけどね。

改札口でタッチ&ゴー

本日は途中から電車での帰宅を選択した利根川でしたが、そこで取り出したるはSuicaならぬNolca!

中間管理録トネガワ Nolca Suica
出典:中間管理録トネガワ/7月25日放送/日本テレビ

どう見てもSuicaがモデルのNolcaなのですが、利根川はごくごく自然にタッチ&ゴーで改札を通っていきました。

これ、例えばISLAND4話に出てきたシーンだと1999年なのでSuicaはまだテスト導入段階で正式には導入しておらず切符で電車に乗っているのですが、2009年~2010年という時代設定なのであればSuicaは普通に導入されています

そのためタッチ&ゴーできること自体には、不審な点はありません。

ですがデザインがJRの緑色のSuicaをモデルにしているとすると、利根川は結構前からNolcaを持っていたことになります。

まずペンギンの下にNolca(現実だとSuica)のロゴが入った無記名式カードが発行されていたのは、2007年3月~2009年1月のこと。

デザインが変わる直前に購入し約1年間所持しているとしても、定期券でないということは黒服に送迎してもらう機会が多いのでしょう。

ならばあまりNolcaを使う機会があるわけもなく、スムーズにタッチ&ゴーできるわけがないのです。

帰りだけ黒服の送りがあり、出勤は電車であるため慣れているが片道料金が無駄であるため定期券ではないという可能性もありますが、そこまで使うのであればパスケースもカードも真新しすぎます。

だからアニメの演出なんだって!」と言われてしまえば元も子もないのですが、これも中間管理録トネガワと賭博黙示録カイジの時代設定は異なっているのではないか考えさせられる点です。

東京駅の駅舎

利根川が向かった駅は、駅舎の形からも東京駅でしょうが、2009年~2010年が舞台なのだとしたら、この姿で東京駅の丸の内駅舎を見ることはできません。

中間管理録トネガワ 東京駅 丸の内駅舎
出典:中間管理録トネガワ/7月25日放送/日本テレビ

なぜならば、旧駅舎から現在見慣れている画像にもある丸いドーム型の駅舎に復元工事が行われていた時期だからです。

2011年にならないとドーム部分が見え始めることはないですし、2012年にならないとシートが外れてまともに駅舎の復元工事が終わっていません。

本来ならばシートがかぶさっている駅舎でないとおかしい時代なわけです。

もしくは2009年よりもっと前が舞台ならば、復元工事が始まる前の三角屋根の駅舎があるかな?

ですが中間管理録トネガワに出てきた東京駅はすでに復元工事が完了しており、2012年以降である様子です。

ということはカイジがお金を借りていた200X年と遠藤が現れる時期とも合致しませんし、やはり中間管理録トネガワと賭博黙示録カイジの時代設定は異なっていると考えざるを得なくなってしまいます。

だ~か~ら~! アニメだからなんだってば!」と言われれば、そうなのかもしれません。

三角屋根の東京駅って、今じゃしっくり来ませんものね。

圧倒的ホワイトスタイルな利根川

帝愛グループってやっている事業内容があれですし、2話では兵藤会長も「おじいちゃん!」とナレーションにいじられていましたが、会議を夜10時過ぎまでやっていましたし、ブラック企業なイメージだったのですが、意外とホワイト企業なんですね。

特に利根川のチームは利根川も優秀ですし、部下たちも優秀ですから、ホワイト企業な方針でも何ら問題なく仕事は遂行できるのでしょう。

左衛門三郎さえもんさぶろうパワポのために残業していましたが、部下たちも利根川も基本ノー残業なのはさすがです。

ノー残業は前々からと思われる

悪魔的ゲームを発案するため、第三会議室で黒服たちと大きな溝を作ってしまったこともあった利根川ではありますが、ノー残業を基本とする考えは、今の部下たちを従える前から守っていたと考えられます。

というのも、利根川が残業している黒服たちを横目にした時の反応が、残業に対していい印象を持っていません。

中間管理録トネガワ 利根川幸雄 黒服 残業
出典:中間管理録トネガワ/7月25日放送/日本テレビ

利根川「残業。仕事の効率が悪いやつの、いわば醜態。会社にいれば仕事がはかどるというものでもあるまい。さすがに儂のチームで無駄に残業しているやつはおらんようだったなぁ。さもあらん、儂のチームの部下は…」

まさに正論ですね、さすが利根川!

仕事が終われば帰れる、ごく当たり前の理論です。
ですが仕事が終わらなければ、残業して片付けねばならないこともあります。

これを利根川は「仕事の効率が悪いやつの、いわば醜態」と言っているわけですね。

ブラック企業なのであれば、効率よくやれば余力にさらなる仕事が詰められ、効率が悪ければ帰社することが許されず、という環境であり利根川も「醜態」とは言い切らないと思われますので、帝愛グループってホワイト企業なんですよ。

たとえブラック体質だったとしても利根川ならば、黒服たちの信頼を勝ち取るため、部下の能力に合わせてうまく仕事を割り振り、帰社時間を出来るだけ早くしていそうですけどね。

利根川が言いかけていましたが、結成から日が浅いこのチームの部下たちが(資料作りをしていた左衛門三郎を除いて)残業せずに帰宅していたというのも、彼らが優秀だからというだけでなく「残業は無駄」という上司の鏡のような存在になっているからと考えられます。

どの企業の中間管理職にも、こんな考えの人ばかりだったらいいのですが…現実はそう甘くないのが寂しいところですねぇ。

リアル中間管理職だと社の方針で、自分も部下にも残業はさせたくなくてもしなければならない、ということもあり、いかに帝愛グループの労働環境はホワイトなのかというのが伝わってくるシーンでもあります。

ただやらされる勤務内容はひどいものですので、まっとうな企業でないのも確かではあります。

中間管理録トネガワ4話の感想

利根川がプレゼンした人間麻雀は左衛門三郎がプレゼンしたカードジャンケンに負けてしまいましたが、半ば強引にエスポワールで行われた「限定ジャンケン」の命名をしやがりましたね(笑)

1話でも考察したのですが、エスポワールに乗る人間でさえ集めるの苦労するのではないかという状況ですので、左衛門三郎の指摘はごもっとも。

と言いますか、人間麻雀案で悪魔的ゲームの開催をしようとしていたら、債務者クズどもを集めるのにどれほど苦労したことか。

カイジレベルに切羽詰まっている火の車状態の人間ばかりしか集まりませんので、また社員旅行にならなくてよかったです。

2クール完走までにそう何回も社員旅行に行かれちゃ、ジャム君語ることなくなっちゃうよ!

そういえば今週はナレーションが入る意味のあるシーンも少なかったのですが、ナレーションが少なかったですね。

大人の都合で少なくした、なんてことじゃなければいいのですが、大丈夫ですよね?

では、次週「猛省」は何を猛省するのか、楽しみに待ちましょう!

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