2020年ひぐらしのなく頃に業2話、いざ開幕ッ!!
ジャム君としての今回の驚きポイントとしては、これが「鬼隠し編」なのか「まったく違うカケラ」なのかというところ。
結論としては、まったく違う「鬼騙し編」でしたね。
絵が2020年風になりつつ、2006年放送時には見せられなかった(オリジナルネタを仕込めなかった)部分を入れてきているリメイク版かと思いきや、それだけではないという考察が当たっていた模様。
ひぐらしのなく頃に業の時系列も作ってあるので、今後時系列があやふやになってきたら、活用してください。
今回、梨花と羽入との会話シーンもそうでしたが、ちょいちょい2006年放送のひぐらしのなく頃にに出てきた「鬼隠し編」とは違う時間を梨花は生きているようでしたし、ますます先の展開が読めなくなってきました。
2020年ひぐらしのなく頃に2話で判明している「鬼騙し編」と、2006年放送のひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」などを比較しながら、今後の展開を考察してみましょう。
ただ、ジャム君が多分に忘れている要素もあるため、ツッコミはぜひコメントにて!
「鬼騙し編」と「鬼隠し編」の違い
2020年ひぐらしのなく頃に業で使われている「鬼騙し編」と、2006年に放送されたひぐらしのなく頃にで使われた「鬼隠し編」ではどんなところが違うのか。
細かいところを挙げたらきりがなさそうなので大きなところを挙げていきたいと思いますが、これは今までに放送されたひぐらしのなく頃にも知っていないと、理解が追いつきづらいかも?
このリメイクされたひぐらしのなく頃にが初見でも、できうる限り2006年版と2020年版のひぐらしの違いとなる「鬼騙し編」と「鬼隠し編」の違いをわかりやすくしていきたいと思いますので、「ここが間違ってる」とか「ここをもっと詳しく」とかありましたら、コメントで教えてください。
全部とはいかないと思いますが、できる限り対応したいと思います。
梨花と羽入の世界の理解度
梨花ちゃんと羽入は、2020年ひぐらしのなく頃に業2話のアバンに出てきたとおり、カケラを渡って昭和58年6月の世界を何度も繰り返しています。
「鬼隠し編」の梨花は、なぜ誰に殺されねばならないのかをまだ理解していませんでしたが、なぜか「鬼騙し編」の梨花は雛見沢のルールや誰に殺されるのかも理解していると羽入に話していました。
雛見沢のルールも、
\誰が古手梨花を殺すのかも。/
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
「真実を何も知らず、ただ幸運にすがってサイコロを振り続けていた頃とは違い、すべてを理解している」という立ち位置が、「鬼隠し編」ではあり得なかったことです。
この立ち位置になったのは、「ひぐらしのなく頃に解」に入ってからで、ひぐらしのなく頃に解では犯人を知ってもあと一歩のところで負けもした、苦い運命も背負っています。
アバンに出ていたカケラのシーンが、単に未来から見たシーンという可能性もあるわけですが、ほかの「鬼騙し編」と「鬼隠し編」の違いを見ていっても、やはりこのカケラのシーンは本物で、鬼騙し編の梨花ちゃまは犯人を知りつつ昭和58年の6月を切り抜けようとしていると考えられます。
鬼隠し編で起こした事件を思い出す圭一
2020年ひぐらしのなく頃に業1話のアバンにも出てきたとおり、圭一はレナと魅音をバットで殴り殺す事件を起こしています。
その事件を起こしてしまったのが、「鬼隠し編」のことです。
もちろん、鬼隠し編やストーリーとして公開されたカケラ以外でも、レナと魅音を圭一が撲殺するカケラは無数にあったのでしょうが、別の世界であるカケラのことを思い出すということ自体がレアケースです。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
以前にも、圭一が別のカケラで思い出した経験はありますが、その時の梨花ちゃんは相当驚いていましたので、その後もゴールに近づくにつれ思い出すことが増えた可能性を踏まえても、「鬼隠し編」だったらあり得ないことに思えます。
そうなると、2020年ひぐらしのなく頃に業は、「鬼隠し編」と「鬼騙し編」といったサブタイトルの違いのとおり、滞在しているカケラそのものが違うと考えるのが筋でしょう。
前回の記事で考察したとおり、まだ見ぬ世界のカケラを見ている感じになりますかね。
ケンタくんを運ぶときのレナの反応
ゴミ山で圭一がケンタくん人形を掘り起こし運ぼうとしたときに思い出されたのが、前回富竹に言われた「バラバラ殺人事件」のこと。
圭一が、雛見沢で起こったバラバラ殺人事件のことが書かれていた週刊誌を拾って見ていたのは、前回から今回Aパートの流れで目撃されていそうですし、その事件のことが書かれた週刊誌を読んでいたことをレナに見られたかもしれない、というのは「鬼騙し編」も「鬼隠し編」も共通です。
ここまでならば問題とはならないのですが、圭一がケンタくんを運ぼうとして「バラバラに……」と口走りつつ富竹に言われた事件のことを思い出したときのレナの顔が、「鬼騙し編」と「鬼隠し編」の大きな違いでしょうか。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
圭一は、ケンタくん人形がバラバラになって壊れてしまう、という意味で言っているにすぎないのに、レナは酷く冷たい目でこちらを見ている感じがします。
レナがゴミ山でバラバラという言葉に反応するとすれば、それはもう「鬼隠し編」ですらなく「罪滅し編」です。
多額の慰謝料を持っていた父親に、美人局の間宮リナが迫ってきて、バラバラにしてしまったカケラの話ですね。
鬼隠し編は圭一が狂った話ですが、罪滅し編はレナが狂った話ですので、同じ昭和58年6月の雛見沢なのに、世界観が相当違います。
こんな、罪滅し編に出てきそうなレナの反応を見てしまうと、やはりこの世界は鬼隠し編そのものをリメイクしたのではなく、まったく別の鬼騙し編という世界なのかなと思い知らされます。
演舞を撮影せずに鷹野さんと合流
2006年に放送されたひぐらしのなく頃にの「鬼隠し編」では、富竹は梨花ちゃんの演舞をカメラで撮影していました。
富竹は、梨花ちゃんの演舞を撮影した後に、鷹野さんと合流していたはずです。
ですが、2020年ひぐらしのなく頃に業2話の「鬼騙し編」だと、富竹は演舞を撮影することなく、鷹野さんと合流しています。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
ここでポイントとなるのが、ネタバレとなりますが「鬼隠し編」で富竹ジロウが死んだときに、警察の大石がオヤシロさまの祟りとして(村人に)処理されてしまう理由に挙げていたのが、「神聖な儀式のとき、無神経にカメラをバシャバシャ撮っていたものだから、オヤシロさまの怒りに触れた」というトンデモ理論。
もし「鬼隠し編」の富竹が、梨花ちゃまの演舞の最中、フラッシュをたいて撮影していたのならば、天罰が下るかもしれません。
でも、マナーよくフラッシュはたかずに写真を撮っていましたし、最前列に陣取ってはいましたが、やめろという指示を振り切ってまで撮影していた描写はありませんでした。
「鬼騙し編」では、富竹フラッシュのネタすら使えなくなる前触れなのか、演舞を撮影せずに鷹野さんのもとへ。
まるで、古手神社の祭具殿の扉を演舞のすきに開けようとしている「綿流し編」の雰囲気を受けますが、まだ祭具殿の扉を開けていないのが救いでしょうか。
部活メンバーと別れる際、梨花ちゃんの頭なでなでで、何かを察している雰囲気もありましたので、この富竹は簡単に死ぬ富竹ではなく、しぶとく生き残るひぐらしのなく頃に解にいるタイプの富竹の可能性もありそうです。
部活が鬼ごっこ?
これも、2020年ひぐらしのなく頃に業「鬼騙し編」と、2006年版ひぐらしのなく頃に「鬼隠し編」の違いとも言えそうですが、2話の部活が鬼ごっこ?
ゾンビ鬼といえば、ひぐらしのなく頃に解の「厄醒し編」に出てきた部活ですが……
厄醒し編 其の壱「鬼ごっこ」なんて、当時サブタイトルそのままの部活だったんですが、今回なぜこの部活が選ばれたんでしょうか。
魅音の気まぐれ説
部長の魅音は、さまざまなゲームを学校に持ち込んでいます。
運命を打ち破らなければ不変のゲーム(事象)もあるようですが、学校帰りにやる部活動だったならば、結構な数のゲームをしまい込んでいますし、新作を入れることもありますので、カケラを繰り返したとしても毎度同じゲームの繰り返しということはありません。
結構な数のゲームを有しているため、魅音の気まぐれで、世界は簡単に変わってしまうのでしょう。
数に限りはありますので、カケラを何度も繰り返せば、だいたい同じゲームになってしまうのは否めませんけどね。
ただ、2020年ひぐらしのなく頃に業2話の学校での部活の場合には、体育の授業の一環としてやったものであるため、魅音が持ち込んでいるカードゲームやボードゲーム類は使えません。
外でやるとなると、今回出てきた鬼ごっこ(ゾンビ鬼)に、水鉄砲の撃ち合いが有名でしょう。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
ゾンビ鬼(鬼ごっこ)ならば、体育の授業として体を動かす目的は果たしていますし、部活として罰ゲームを仕込むために知略を巡らせるにも絶好の機会ですし、うってつけのゲーム性です。
まさに魅音は、ゾンビになりすまして、レナとともに最後まで逃げ切りましたし、捕まってはしまいましたが圭一は部活メンバー唯一の男子で沙都子や梨花ちゃんより上級生という有利な条件を持ちつつ、誤情報を流して逃げ切ろうとしましたし、口先の魔術師の片鱗も見せつつ楽しませてくれました。
部屋でやる部活と同様に、体育の授業としてやったゾンビ鬼も魅音の気まぐれで、今回やった「ゾンビ鬼」でもよかったですし「水鉄砲の撃ち合い」でも「その他のゲーム」でも一向に構わず、体を動かしつつ罰ゲームもつけられて面白ければ何でもよかったのではないでしょうか。
レナの萌えシーンを入れたかった説
「鬼騙し編」の2話では、「鬼隠し編」で一躍有名になったレナの「嘘だッ!!」がなかったため、レナの萌えシーンを入れて尺を持たせようとしたのかもしれません。
\レナ信じてるから……/
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
対思春期少年用の石化魔法として「厄醒し編」には出てきたのですが、若干構図が異なっていますね。
そもそも、ゾンビ鬼やってるのに魅音の妹の詩音がいない世界ですし。
詩音がいたからって、ゾンビ鬼にはさほど関係ないのですが……
そんなところを見ると、ますますゾンビ鬼をして、今回出てきたレナの萌えシーンを入れたかったにすぎない説が強まってきます。
水鉄砲の撃ち合いだと、圭一とレナの相打ちとなって、レナの萌えシーンは入りませんからね。
その代わりに、エンジェルモートでの萌えシーンが待っていますが、尺の都合で長過ぎて入り切らず、今回はゾンビ鬼だったのかも?
トミーは死ぬのか死なないのか
富竹ジロウことトミー。
彼の特技は、喉を掻き毟って死ぬことにほかなりません(笑)
それは、2006年版のひぐらしのなく頃にから見ている方には、おなじみの光景でしょう。
ただトミーが死ぬのは、あくまでも東京の悪巧みを知らず回避できずにいるカケラの場合か、悪巧みを知っても抹殺されるカケラの場合。
「鬼隠し編」では、知ることなく死んでいきましたが、「鬼騙し編」ではトミーの運命はどうなっていくのでしょうか。
富竹は生存する
富竹は、2020年ひぐらしのなく頃に業2話で、演舞の前の梨花ちゃんに、頭をなでてもらっていました。
しかも、頭をなでてもらうことに、特段の疑問を抱いている様子もありません。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
「あぁ……」
と声は漏らしていますが、その後には「ありがとう、梨花ちゃん」と笑顔で立ち去り、鷹野さんのもとへ向かったようです。
もし頭をなでてもらうことに違和感を覚えたのであれば、富竹は「どうしたんだい、梨花ちゃん?」と梨花ちゃんの警告を聞き入れることになった可能性が高いです。
しかも、今回のアバンで羽入と話していたとおり、昭和58年の6月を抜け出すために、雛見沢のルールも誰が古手梨花を殺すのかも理解しているのであれば、手始めに富竹を仲間に引き入れなければなりません。
もちろん部活メンバーもそうなのですが、話を嘘だと切り捨てず、しっかりと聞いてくれる大人として、また犯人を制圧するためにも欠かすことのできない人材です。
そのため、「鬼騙し編」の世界では既に富竹には梨花ちゃんから犯人や動機、犯行方法を伝えられており、雛見沢ではカメラマンという仮の姿をしながら、興宮のホテルで定時連絡をしている可能性があります。
富竹はやっぱり喉を掻き毟って死ぬ
逆に、鬼騙し編でも富竹がやっぱり喉を掻き毟って死ぬストーリーも考えてみましょう。
富竹は、これまでのひぐらしを見ていると、とにかく死にます。
これでもかというほど、喉を掻き毟って死にます。
梨花ちゃんから警告を受けていようと、信じようとせず、喉を掻き毟って死にます。
救いようのないアホです、助かるカケラじゃないとモブのような扱いで死にます。
そういうネタなんですけどね、酷いものです。
しかも、警察に死体を見つけてもらえるように犯人一味に放置される上に、死に様が異常なために検死に回されるわけですが、警察では毒物らしきものも検出できず、不自然な死として迷宮入りです。
雛見沢で綿流しの夜に毎年続く、連続怪死事件の一つとして、処理されてしまうものですね。
「鬼騙し編」の世界では、まだ連続怪死事件が起こっているのか定かではありませんが、少なくとも一番最初に起こるダムの工事現場監督をバラバラにする殺人事件は発生しているため、その後の綿流しの夜に、毎年連続怪死事件が起こっていてもおかしくはないでしょう。
梨花ちゃんが、すべてを知って昭和58年6月に戻ってこられたのであれば、富竹に事情を説明することはできるはずですが、果たしてこれまでのカケラで梨花ちゃんの警告を無視することも多かった富竹が、素直に従うでしょうか。
素直に従わず、梨花ちゃんが雛見沢症候群を発症しているといった話にうまく乗せられてしまったら、富竹の運命は死にまっしぐらになりますね。
正式なタイトルは『ひぐらしのなく頃に 業』
2020年ひぐらしのなく頃にの正式なタイトルは、『ひぐらしのなく頃に 業』に決定しました。
「ひぐらしのなく頃に」と「業」の間に、半角スペースを入れるのが、正式な書き方のようです。
ただ、うちのブログでは面倒ですので、基本的には半角スペースは入れていません。
そして公式サイトでも公開されましたし、ひぐらしのなく頃に業2話でも流れましたが、OPとEDが決定しています!
恐らくではありますが、2クールですので、後半はまた変わるのではないでしょうか。
もし3クール以上あれば、ほぼほぼ変わるでしょうね。
そんなひぐらしのなく頃に業で使われている「神様のシンドローム」ですが、すでにTVSizeのものが配信されています。
OPテーマの「I believe what you said」は、来る2020年10月14日に、CDが発売予定ですよ!
EDテーマは、2020年11月4日にCD発売予定。ひぐらし好きの方は、予約をお忘れなく。
ちなみにジャム君は、Amazon Music Unlimitedに加入しているので、ストリーミング配信を待とうかと思っています。
配信されるのかな?
ひぐらしのなく頃に業2話の感想
2020年のひぐらしのなく頃に業2話ですが、OPとEDもついた上に、これまでに放送されていたひぐらしのなく頃にと話も違うようで、1話と比べても面白さが何倍にもアップした感じがします。
今週から見始めても、遅くはないんじゃないでしょうかね?
しかも、EDを見てもらうとわかるんですが、沙都子の家やレナの家が、あまりよろしくないカケラのご様子。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
こんな世界だから、梨花がまた呼ばれたのかもしれません。
部活メンバーたちには、幸せになってほしいんですけどね。鬼騙し編には出ていませんでしたが、詩音にも。
詩音が本当に幸せになるのは、悟史が雛見沢症候群にならない世界ですし、全員の幸せは難しいかも?
そうすると、ひぐらしのなく頃に業では、犯人も対処方法も知っているところからスタートするようですし、どのように立ち回るのか、同じような方法で勝てるのか、非常に楽しみですね。
コメント
タイトルの業はなんと読むのでしょうか?
どちらに書いていますでしょうか?
ギョウ
ゴウ
カルマ(=ゴウ)
タイトルの「業」は「ゴウ」と読みます。
動画内で発音されているとおりです。
鬼ごっこのシーンは、原作鬼隠し編では存在するため、単に原作オマージュの可能性もあります。
情報ありがとうございます。
原作では鬼ごっこあり、アニメでは省略(?)
ひぐらし業はオマージュで使ってきたのか、いろいろなカケラの世界観が混ざっている感じもするので、その関係で使われたのか、レナの萌えシーンお目当てかッ!!(笑)
EDの感じだと、レナも沙都子も不幸せムード漂っていますし、日常パートでくらいオマージュとしてでも、萌え狙いでも、癒やされていてほしいですねぇ。