2020年放送のひぐらしのなく頃に業2話ですが、サブタイトルが「鬼騙し編」になっています。
「鬼騙し編」と「鬼隠し編」の差については、既に記事にしてありますが、こちらでは『鬼騙し編で考えられる、最悪の結末』を題材に進めていこうと思っています。
なにせ、2006年放送のひぐらしのなく頃にのリメイク版で、鬼隠し編と同等かと思いきや、まったく違う鬼騙し編なんてものが始まりましたからね。
本編的なことで話を知りたい方は、こちらからどうぞ。
梨花ちゃま好きなジャム君としては、昭和58年6月の世界にいる梨花ちゃんがかわいそうでならないのですが、そこが「鬼騙し編」のキーポイントのような気がしてならないのです。
鬼騙し編がどんな真相でも、決して目をそらしてはならないのですよ。
にぱー☆
鬼騙し編は梨花の仕返し?
「鬼騙し編」が発生したのは、以前羽入に選択を委ねられたカケラの「賽殺し編」を梨花が密かに恨んでおり、羽入へ仕返しをしたかったのかもしれません。
では、なぜ梨花の仕返しだと鬼騙し編に繋がるのか、それも考えていきましょう。
鬼隠し=神隠し
雛見沢の辺りで言われている「鬼隠し」という言葉があります。
これは、2006年版の「鬼隠し編」で大石から圭一に説明がありましたが、この地方の言い回し、いわゆる方言のようなもので、神隠しのことです。
さらにここで言われている鬼は、地獄にいるような鬼ではなく、神として崇められる存在になった羽入たちを指すようになってしまいます。
別にさらったり食べたりして、人の目に触れなくなるような悪さをしているわけじゃないんですけどね。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
ここでサブタイトルを思い出してほしいのですが、サブタイトルは「鬼騙し編」
鬼を神に置き換えたら「神騙し編」となり、カケラをともに渡っている羽入を騙し、昭和58年6月の世界で梨花が悪巧みをしている可能性があります。
オヤシロさまである羽入に対し、激辛のシュークリームを食べてその反応を見る憂さ晴らしや羽入への罰を与えることもある梨花ですので、羽入という神を騙し、「賽殺し編」で受けた精神的ダメージを羽入で晴らすのかもしれませんね。
羽入の束縛から逃れるのが鬼騙し編
「鬼騙し」という言葉をもっと過激に捉えると、鬼騙し編は羽入を始末するために梨花が用意したカケラなのかもしれないです。
ひぐらしのなく頃に業2話でお目見えしたEDに、それを彷彿とさせるワンシーンがありました。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
血が飛び散った部屋のカレンダーは、1983年となっており昭和58年のもの。
間取りや、富田豆腐店の日めくりカレンダーを使っているところからしても、梨花ちゃんと沙都子が住んでいる部屋だと考えるのが自然です。
梨花ちゃんが沙都子を手にかけるのは、めったにないカケラですし、あっても学校で子どもの喧嘩になる程度。
沙都子から梨花ちゃんを手にかけることはないでしょうし、この惨状が生まれるとしたら、梨花が殺されるか実体化した羽入が殺されるか、といったところでしょう。
また、カレンダーは22日になっていますので、綿流しの夜当日ではありません。
とすると、鬼騙し編では梨花ちゃんが殺されたのではなく、羽入が梨花に殺される展開が待っているのかもしれませんよ。
どんな風にやってあげようかしら?
羽入が裏切り者?
ここまでは、梨花ちゃんが悪者という考えで鬼騙し編の結末を考えてみましたが、ここからは羽入が裏切り者として考えてみます。
羽入が裏切っているのであれば、鬼が騙してくる、『鬼騙し編』としても成立しそうですし、そこまで血なまぐさい展開にはならなそうです。
失礼なのですー、あうあう~。
成功した未来で羽入に不都合が起きた
そもそも、昭和58年6月のループを無事に抜けることができたのに、なぜまたやり直しなのでしょう。
しかも、羽入に教えてもらうのではなく、自分で記憶を持った状態で。
自分の記憶を持った状態で、昭和58年6月をやり直すというのは、これまでにない展開です。
出典:ひぐらしのなく頃に 業/10月8日放送/TOKYO MX
羽入は「残り香にすぎない」と言っていますが、羽入の申告にすぎず、真実であるかは不明です。
昭和58年6月のループを抜け出せたカケラでは、たびたび羽入は実体化していましたし、実体化している最中に事故にでも遭い、梨花を強制的にまた昭和58年6月の世界からやり直しさせているとも考えられます。
オヤシロさま信仰が廃れた?
雛見沢は、オヤシロさまを熱心に信仰する古くからの住人が多く、ダム建設の反対運動も激化しました。
羽入としては、ダムの工事現場監督をバラバラにしてほしいとも思っていませんし、ダムができるならできるで移住でも構わない柔軟な思考の神様ですけどね。
そんな神様を祀っている古手神社ですが、オヤシロさま信仰が廃れたら、雛見沢の御三家としての発言力もなくなり、若い梨花ちゃんなんてあっという間にごく平凡な雛見沢住民に成り下がってしまう気がします。
今でこそ、沙都子とともに子どもだけで生活できるだけの余裕がありますが、それもオヤシロさま信仰があり雛見沢住民の協力あってのこと。
オヤシロさま信仰が失われたとすると、古手神社自体が取り壊される事態にもなりかねません。
そんな危機的状況に立たされた羽入が、オヤシロさま信仰が失われるのを阻止すべく、裏で手を引きながら再度昭和58年6月の世界からやり直しを命じているのかもしれませんね。
ボクの心は、そんなに狭くないのです!
あら。お似合いの展開じゃない?
圭一に騙される?
梨花ちゃんも羽入も、意図せず昭和58年6月に戻ってきてしまったのが、ひぐらしのなく頃に業の「鬼騙し編」だと考えたらどうでしょう。
そんな状況で、鬼を騙してくるのは、口先の魔術師の圭一が最有力候補な気がしてしまいます。
圭一は意図せず騙すことになる
圭一は「鬼隠し編」では雛見沢症候群にかかり、レナと魅音を手にかけてしまいました。
それは意図したことではなく、病気でマジックを使った罰ゲームを注射器と勘違いし、バットで滅多打ちにしてしまったあと、喉を掻き毟ってしまったものです。
そのような事件のように、圭一は意図せず雛見沢症候群にまたもかかるカケラであり、梨花ちゃんが世界を理解しているにも関わらず信じることができずに、梨花ちゃんを通じて羽入すらも騙す「鬼騙し」をやってのけるのかもしれません。
いくら、昭和58年6月の抜け出し方を知っているとはいえ、今までのカケラになかった言動をされたら、判断に迷うところでしょう。
相手は口先の魔術師の圭一、敵に回したら意外と恐ろしい相手かもしれません。
今までの仲間に騙されるのが鬼騙し編か
まだまだこの先の真相は読めませんが、「鬼騙し編」では、これまでのひぐらしのなく頃にで仲間だったはずの人に騙される、という「BAD END」な結末が待っているのかもしれません。
2話の段階では出てきていませんでしたが、梨花ちゃんが厚い信頼を寄せている赤坂が、賄賂で敵に回ってきたり。
もともと敵っぽい言動はしていましたが、しっかりと警察の仕事をしていた大石が、職務怠慢だったり。
それでも、最悪の結末としては、梨花が羽入を殺してしまうことでしょうか。
本編の記事も書き続けていくつもりですが、さすがにそんな真相はないと信じたい……
まあ、これまでのひぐらしのなく頃にの傾向として、鬼騙し編だけで2クールまるごと消化して終わるとは思えませんので、「暇潰し編」みたいなのほほん話もありますよね、きっと。
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