今週こそ、TVアニメありふれた職業で世界最強の6話ですよ!
前回は総集編でしたので、お間違えなく。
そんな総集編では、気になる新キャラ、シア・ハウリアが登場していました。
ありふれた6話のアバンでもそのシーンを見ることができましたが、まさに残念なウサギ……
オルクス大迷宮を脱出してきたハジメとユエと出会うこととなったシアですが、その残念なウサギっぷりはまさにサブタイトルどおりだったと思えるほど。
ジャム君としては、ありふれた職業で世界最強6話が通常どおり放送されて一安心だったのですが、最終回まで突っ走ってくれるのか?
ひとまずそれは置いておき、まずは6話のことを考えていきましょうかね。
残念なウサギ「シア・ハウリア」
「なんて残念なウサギさん」とユエにさえ蔑まれていたシア・ハウリア。
ライセン大峡谷でハジメとユエを待っていましたが、初っ端から扱いが雑!!
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
よくわからないやつに冷たくなる気持ちはわかりますが、ここまで雑な扱いをする必要もないでしょう。
なぜハジメとユエは、ここまでシアを雑に扱っているのでしょうか。
シアが雑に扱われるのは自衛手段
シアがここまで雑に扱われてしまうのは、ハジメとユエがこれまでに経験してきた「裏切り」への自衛手段と考えられます。
ハジメは信じていたクラスメイトにオルクス大迷宮の最下層へ落とされる裏切りを受けましたし、ユエはオルクス大迷宮に封印されるという裏切りを受けています。
この2人の前にいきなり現れ(いきなりオルクス大迷宮から脱出してきたのはハジメとユエですが)、訳のわからないことを言いながら近づいてくる
仮にハジメとユエが、自分の責任で迷子になっており、ようやく脱出できたという立場ならば、ここまでシアを雑に扱い避けようとはしなかったと思われます。
シアの話を聞いても扱いが雑な理由
結局ハウリア族の族長の娘だというシアの話を聞いてあげたハジメとユエではありましたが、シアの扱いは雑なまま。
むしろ悪化しているとも言えるほど、シアの扱いが雑です。
殴るわ、凍らせるわ、飢えた魔獣の前に放り投げるわ。
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
とくに、ハジメの戦闘の邪魔をうっかりしてしまったとはいえ、飢えた魔獣の前に投げられるというのはひどい……
泣き言を言いたくなるシアの気持ちもわかりますね。
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
ライセン大峡谷でシアの一族・ハウリア族や、未来視の話など、おおよそ聞いてあげたにもかかわらず、雑な扱いが変わらないのは、これも「裏切られた経験」が理由の一つと考えられます。
また、ハジメにとってはユエのほうが可愛く映っており、いくらシアが美少女アピールをしたところで、心が揺らいだりはしていません。
これが以前考察していた吸血させることによる眷属化の影響なのかはわかりませんが、ただの残念なウサギであるシアは、正直なところどうなってしまってもいいというのも理由と考えられます。
ユエがハジメの意向にあえて反するとは考えにくいですし、ハジメはクラスメイトの檜山に裏切られ疑心暗鬼に陥っています。
魔獣の前にシアを放り投げたのも、倒し切る自信はあったのでしょうが、仮に失敗しても自分が痛むわけでもユエが痛むわけでもなし、シアが食べられていても構わなかったと言えるでしょう。
ハウリア族に行った鍛錬
シアによれば、ハウリア族が滅びる運命にあるということでしたが、それも納得の弱さ。
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
ハジメたちが来た直後は、雑魚い魔物にさえやられる弱い種族だったですから、滅びる運命にあって当然でしょう。
むしろ、よく今まで生きてこられたな!
残念なウサギどもの状況を見たハジメは、ハウリア族に鍛錬をさせていましたが、その様子はありふれた職業で世界最強6話のアニメ中では明確には描かれていませんでした。
仮説ではありますが、ハジメがハウリア族に行った鍛錬を考察します。
ハジメが仮想の敵になっていた
ありふれた職業で世界最強6話の中盤では、人が変わっているかのように戦闘向きになっていたハウリア族でしたが、すぐに成長するとは思えません。
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
シアも驚くほど、ここまで人格が豹変するには、単なる実践だけでは時間がかかりすぎるでしょう。
もしかすると、ある程度戦えるようになるまでは、ハジメが仮想の敵になり、戦闘訓練と称した厳しい試練を与えていたのかもしれません。
当然、本当に命に関わるようなことまではしないでしょうが、「生きるか死ぬかだ!」と言っていたとおり、かなり厳しい試練が与えられていても不思議はありませんね。
本当に実践あるのみ
最初は雑魚い魔物にすらやられている状況でしたが、「1匹でいい」と言われていたはずの魔物も複数狩って持ってくるほど、強くなっていました。
ハジメが最後には助けに入っていたとしても、「生きるか死ぬか」の危機感を学ばせるために、あえて実践あるのみの実戦投入訓練を行ったのかもしれません。
当然すぐにハジメの加勢に頼られては死ぬ気で戦うこともなければ、どうしても勝ち目のない格上すぎる魔物を避けるすべを身につけることもできないため、ハジメは本当にピンチにならない限りは助けに割って入らなかったと考えられますね。
ユエとシアの約束
ありふれた職業で世界最強6話で、何度もシアはユエに挑戦していましたが、ある約束があってのことでもあったようでした。
ユエとシアが交わした約束の内容は、どのようなものだったのでしょう。
ユエとシアが交わした約束の内容
ユエとシアが交わした約束は「旅のお供に連れて行く」ことです。
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
ただし、無条件で連れて行くと約束していたわけではありません。
ユエとシアがタイマンをよくしていましたが、ユエの頬に傷をつけられたことがありました。
出典:ありふれた職業で世界最強/8月20日放送/TOKYO MX
これこそ約束を果たす条件であり、「旅のお供に連れて行ってもいい、ただし私に少しでも傷をつけられたら」などのユエとシアの約束があったと言えるシーンです。
ありふれた職業で世界最強6話の感想
TVアニメありふれた職業で世界最強6話では、残念なウサギのシアだけでなく、ハウリア族全員が残念なウサギだったことが判明する、とても
ハジメとユエに鍛えられたおかげか、相当強い種族に変貌していましたけど。
ついてくる様子のシアは、未来視で役立つシーンがあるのでしょうかね?
ただついてくるだけだったらあまり必要ない、本当に残念なウサギに成り下がりそうです……
次回からシアのスキルがどう活躍するのか、連れてきてよかったと思えるシーンがあるといいですね。
コメント
色々カットされた場面が多かった回
でも該当部分は原作7~8巻辺りでないと回収されないので
これはこれで良いのかもしれないと思う自分もいます
シア達と出会ったライセン大渓谷はオルクス深層の魔物達に比べれば雑魚でも
危険である事に変わりない野生の魔物が住み着いてるだけでなく
“魔力が分解、霧散する”という特殊な環境でもあり
オーソドックスな魔法が使用不能or使えても威力や魔力効率が非常に悪い
ユエのような魔法使いにとっての天敵ともいえる場所
その環境から、大昔は崖の上から突き落とすだけで落下死
仮に生き残っても大怪我は避けられず、谷を駆け上がるような体力はおろか
治癒、移動補助等の魔法が使えないまま衰弱死
あるいは攻撃魔法という対抗手段を奪われたまま
飢えた魔物達に餌として貪り食われる末路を遂げる
処刑場として使われてもいた
ハウリア達は亜人族が持つはずのない魔力(や魔力操作、固有魔法)を持つ
シアを庇った罪で亜人族達の共同集落「フェアベルゲン」を追われたのですが
何故危険なライセン大渓谷にいたかというと
外に出た際、奴隷狩りを行っていたガハルド帝国の兵士に追われた為
帝国はハジメ達を召喚したハイリヒ王国と同じ人間族の国ですが
「完全実力主義」を掲げており、労働力、あるいは愛玩目的で
積極的に奴隷狩り及び奴隷売買の対象として亜人族を捕獲していたりする
野蛮ながらも力による統治が行われていて文明レベルは王国と割と大差ない
シア達と合流後、渓谷に天然の階段を見つけたので樹海へ向かうべく上ると
崖の上で帝国兵が待ち構えており、連れているハウリア族だけでなく
金髪幼女なユエを(明らかに下心丸出しで)渡すよう脅して来たものの
蹴りウサギの頭すら簡単に消し飛ばすドンナーのゼロ距離射撃を皮切りに
自作手榴弾で粗方吹き飛ばす等のドンチャン騒ぎを繰り広げた後
生き残りに対し、まだ合流していないハウリアの行方を聞くだけ聞いて射殺する
盛大な皆殺しショーがあったのですがカット
樹海に向かうと熊人族(原作では虎人族)と出会い
追放したはずのハウリアと人間(ハジメ、ユエ)達の存在を見るなり排除しようとするも
原作では詠唱が要らない謎の攻撃手段(ドンナー)を見せつつ
魔力を直接放出することで相手に物理的な圧力を加えるスキル[威圧]+殺意で周りを委縮させ
アニメでは分かりやすく一発でノックダウンさせた後
森人族(いわゆるエルフ。亜人族の中でも長寿なのが特徴)の長老が駆け付ける形で
フェアベルゲンに招かれ、迷宮の攻略者であることを示す
すると古くから伝わる「『資格者』にはどのような者であれ決して敵対しない」掟に従い
歓迎しようとするも熊人族の長がそれを許さず、ハジメに突っかかるが
拳を受け止められ、窓から放り出される形で再起不能にさせられる等トラブル続き
一度決めたハウリア追放の処分を覆すのは亜人族全体の沽券に関わるものの
樹海の道案内をするまでは彼らはハジメの身内扱いなので資格者+桁外れの実力から
手を出せず、とりあえず不干渉という事で一旦別れる形に……
大迷宮の入り口でもあるハルツィナ樹海の中心にある大樹周辺は
亜人族さえも迷いかねない程の濃い霧で覆われており
10日に1度の薄まる日を狙わないと来れない仕組み
それを失念したまま樹海に招いたハウリア達がユエの上級風系統魔法「嵐帝」で
オシオキ代わりに吹き飛ばされたりもしている
前述の件でフェアベルゲンにゆっくりしてもいられないので
その10日間で生き残る術を身に付けさせるべく戦闘訓練を行うのだが
家族もとい一族を想い合う絆の強さと、命を慈しむ温厚さから争い事を嫌い
敵に出会っても逃げるばかりだったハウリア達のナヨナヨっぷりに
しびれを切らし、どこぞのハー○マン軍曹ばりの厳しい罵声、銃声を響かせながら
徹底的に追い詰め「命を奪う忌避感」を取り除いた結果……
「敵に見つからない」為ではなく「獲物に悟られない」”隠蔽力”
「敵をいち早く察知する」為ではなく「怯え隠れる獲物を炙り出す」”索敵力”
「敵から逃げおおせる」為ではなく「素早い立ち回り&獲物の急所をいち早く仕留める」”機動力”
一族を想い合う涙ぐましい絆の強さは効率的かつ華麗な連携の要となる
という形で最弱から最強に成り上がり、ハジメを「ボス」と称えながら
勝手に厨二臭い二つ名を名乗り始める
恐ろしくも痛々しい暗殺者集団の誕生と相成った
本当にここまでの長文失礼。でもこれだけカットされてたのです
ひえぇぇ!
原作の7巻から8巻あたりで、ここまで細かい描写がなされているとは……
ただ今が原作2巻あたりなのかな?
ということも踏まえると、アニメの尺の関係もあるでしょうし、設定の詰め込みすぎがなされなかった今回の形がベターなのかもしれないですね。
アニメから入った方は毎週アニメを楽しみにしていても無料のWEB小説を読み進めてもいいですし、気に入れば文庫やコミックスでも気軽に読めますので、ありふれたは親切設計なアニメだと思っています。
アニメを見逃してもdアニメストアならば初回31日間無料かつ月額400円(税別)と安いのに配信は早いですし、WEB小説を読めば追加料金必要なしですし、挿絵や表紙絵がなくても飽きないなら文句なしですね!
でも、アニメ化(コミック化も含むのかな?)されたことで、ドンナーのイメージがより固まったとすれば、原作読者にとってアニメ化は大成功でしょうか。
さまざまな情報が飛び交ってはいますが、ぜひ2クールでお願いしたいところでもありますね。
ユエのフィギュアが12月発売予定ですし、ここからノーカットで2迷宮は攻略、くらいはあるかもしれないですね。