こんにちは、さぷらです。
先週の「
今まではエフとベルガーだけでも相当の脅威でしたが、アインスはそんな二人すら飛び越えた強さを発揮します。
おかげで戦局は一気に引っ繰り返され、ナポレオン達はピンチ!
唯一の救いはスプリングフィールドとケンタッキーが「
それでは、「千銃士」も残すところあと2話!
第11話に参りましょう!
1話から11話現在までのブラウン・ベスを「現在のブラウン・ベス」と表記します。
ナポレオン達と最初の貴銃士
今回の11話では、ナポレオン達の過去に遡ります。
目覚めたナポレオンが最初に出会った
最初のブラウン・ベス
このブラウン・ベスは、マスターが呼び覚ました最初の貴銃士であり、レジスタンスに所属する前からの付き合いのようです。
ナポレオンを呼び覚ました後、貴銃士はイエヤス、アレクサンドル、フルサト、ホールと増えてゆき、彼らとの交流は密になっていきます。
出典:千銃士/09月18日放送/TOKYO MX
そして五人は、かつてアインスと死闘を繰り広げていたことも明らかになります。
やがてブラウン・ベスは身を挺してアインスと対峙し、マスターとナポレオン達を救ったという経緯があります。
イエヤスの意思
今となってはどっしりと構えているイエヤスですが、かつての彼はそれとは全く正反対の様子でした。
ナポレオンが一度目の任務で「
そんな彼に、「大事なのは自分自身の気高さだ」と説いたのが最初のブラウン・ベスでした。
この時のイエヤスはわからないといった様子でしたが、これはのちのイエヤス、2話で見せてくれた彼へと繋がっています。
2話 イエヤス「常に己が心に問いかけ、己が気高さを見出す。それこそが絶対高貴!」
この彼の意思は、現在のブラウン・ベスへしっかりと受け継がれています。
アレクサンドルの行動
アレクサンドルもまた、最初のブラウン・ベスから大切なことを教えられています。
11話 ブラウン・ベス「優柔不断。だがそれは、慎重ともいえる。組織には、そういう奴も必要だ」
この言葉は、正に5話でのアレクサンドルそのものを表しています。
彼はエカチェリーナとの任務で、レジスタンスと
しかし上記とは打って変わって、エカチェリーナが「
5話 アレクサンドル「いいえ。あなたにしか、あなただからこそ出来ることがあります!」
そして戦力としては力不足が否めないはずのカトラリーに絶対の信頼を寄せて、彼らはたった二人での奪還作戦を決行しました。
出典:千銃士/07月31日放送/TOKYO MX
ブラウン・ベスから教えられたこと、そして
フルサトの強さ
フルサトもまた、かつては自ら世界帝軍の車に突撃するという割と大胆な行動を取っていました。
周囲が軽率だと諭す中、最初のブラウン・ベスは「仲間のために戦うのは、フルサトの強さだ」とも讃えています。
その当の
そんな彼が守り抜いたマスターだからこそ、フルサトは人一倍守りたいと強く願うのは当然とも言えます。
思えば2話で意識を取り戻した現在のブラウン・ベスに真っ先に抱き着いてしまったのも、また失ってしまうかもしれない恐怖心から解放された弾みで取った行動なのかもしれません。
ホールの笑顔
そして、ホールの今を形成するきっかけにも影響を及ぼしています。
11話 ブラウン・ベス「どうせなら一時と言わず、ずっと心の底から笑わせてやったらどうだ? 本物のスターの笑顔なら、出来るはずだろ?」
6話でホールがゲベールに語っていた「ある人の言葉」とは、最初のブラウン・ベスが語ったものでした。
そう考えると、2話で「風の妖精の囁き」と称してわざわざ現在のブラウン・ベスの前に現れたのは、前述したフルサトの抱き着きと似た心境だったのかもしれません。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
普段一人でふらふらと行動を取りがちな彼が、「記念に女の子を紹介する」といった軽いノリで接したのも、唐突に「お年寄りと若者」の話を説いたのも、現在のブラウン・ベスの成長を心から喜んだ故のものだったからといえないでしょうか。
ナポレオンの期待
最後にナポレオンですが、彼は1話の時から現在のブラウン・ベスに期待を寄せていました。
1話 ナポレオン「目だ! ブレることのない真っ直ぐな目! その先を見たいと思ったのだ!」
シャルル・ヴィルが何故期待するのかとの問いに対して返したナポレオンの言葉は、間違いないといった絶対的な自信が窺えます。
それはやはり、最初のブラウン・ベスと同じ目をしていたからこそでしょう。
最初と現在のブラウン・ベス
さて、ここではナポレオン達の知る最初のブラウン・ベスと、現在のブラウン・ベスを比較してみます。
復活? 転生?
見た目には全く同じブラウン・ベスに見えますが、現在のブラウン・ベスの様子は、どうやら最初のブラウン・ベスの記憶は持ち合わせていないようです。
このことから、
・復活…記憶を喪失している?
・転生…もともと別人である?
このどちらかであると考えます。
そして貴銃士として呼び覚ますには化身となる銃が必要なため、最初のブラウン・ベスであった「
最初と現在の違い
また二人は、ところどころで違いが垣間見えます。
まずは当然といえば当然ですが、踏んできた実戦の場数による実力差。
さらに最初のブラウン・ベスは、ナポレオン達との触れ合いから周囲への手厚い配慮や的確な分析に長けていることがわかります。
そのため他の貴銃士や
対して現在のブラウン・ベスは、イエヤスの言葉を借りるなら「未熟」そのもの。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
最初のブラウン・ベスのようになるには、まだまだ多くの経験と周囲との交流が不可欠です。
二人の根幹にあるもの
しかしそんな対照的な二人ですが、やはり根本は同じように見えます。
それはいい意味で勇猛果敢、悪い意味で無鉄砲な怖いもの知らずであることです。
全てをナポレオン達に託して一人でアインスに挑んだ最初のブラウン・ベス、そしてカールの指示を無視して一人で立ち向かっていく現在のブラウン・ベス。
どちらも自身の身を顧みずに、仲間のためにと迷わず取った行動です。
そんな同じものを持っていた彼だからこそ、ナポレオン達もまた必死だったのだと言えます。
冒頭の語りについて
ところでですが、皆さまは「千銃士」第1話冒頭での語りを覚えていらっしゃいますでしょうか。
この世界に呼び覚まされたその瞬間、誰かの声を聴いた
“Be Noble!” 高貴であれ、と
なればこそ、俺達貴銃士は、声の限り叫び、誇りの限り戦い、命の限り生き続ける
この語りはブラウン・ベスによるものですが、最初と現在のどちらの語りであるのか、「誰かの声」とは誰を指しているのかが気になるところです。
最初のブラウン・ベス、もしくは現在のブラウン・ベスが、全ての貴銃士、またはマスターを指しての「誰かの声」というように取れます。
またはそれこそ現在のブラウン・ベスが、最初のブラウン・ベスの声を聴いたと解釈することも出来ます。
現代銃のその後
絶対的な強さを誇ったアインスでしたが、さすがに7人の「
アインス最後の行動
彼は消えてしまう直前、黒い小型の機械を残していきました。
出典:千銃士/09月18日放送/TOKYO MX
ではこの機械はいったいなんなのでしょうか。
・発信機・通信機…レジスタンスのアジト、自分達「現代銃」の場所を示した
・記録媒体(カメラ・マイク等)…今後のレジスタンスの戦いに備えて残した
といった線が考えられますが、どちらにせよ世界帝軍の者に対しての行為であるのは間違いありません。
今後これを受信、もしくは回収した後の彼らがどう動くのかに注目です。
Great World Emperor
消えてしまった「現代銃」達ですが、「ミニキャラ雑談」は健在でした…白黒で。
エフ「あら、アインスお兄様もいらしたのね」
アインス「ん? エフか。なんだここは?」
ベルガー「さあな、知らね。つーかなんでんなとこにいるんだっけ?」
アインス「ああ、なるほどな…この俺達がまた呼ばれるかは知らねえが、しばらくここにいるか」
エフ・アインス・ベルガー「Great World Emperor」
彼らの会話から察するに、敗れた貴銃士達の行き着いた「あの世」といったところでしょうか。
ただエフやアインスのように、自分達がどうしてその場所にいるのか理解しているとも、ベルガーのようにどうしてなのか曖昧でいるとも取れる、非常にふわふわとした会話をしています。
彼らが再び貴銃士として呼び覚まされた時、今回の記憶を持っているのか否か、これは前述したブラウン・ベスにも通ずる謎です。
ただ彼ら「現代銃」の心を占めているのは、「Great World Emperor=
千銃士(アニメ)11話の感想
貴銃士であるブラウン・ベスは一度、あんな悲劇があったとは衝撃的な事実です…
ただ上記でも触れたことですが、今も昔も彼の行動は変わっていないなとつくづく思いました。
シャルル・ヴィルも、ずっと悩み苦しんでいたことを知っていただけに、めでたく「絶対高貴」に目覚めたのは安心しました。
そして現代銃の三人は、今回で退場してしまいました…是非本編で喋って欲しかったところです。
次回はいよいよ「最終回」! 大きな脅威の去った中で、物語はどう締め括るのでしょうか!?
それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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