こんにちは、さぷらです。
「
それぞれ貴銃士達の特色や性格だけでなく、関係性なんかもちらりと見えるシーンもありましたね。
また「絶対高貴」発動の映像シーンは特に力が入っていたように思えます、とにかく美しかった…
個人的には焦点がよく当たりがちなブラウン・ベスの行動や性格が、今後の物語を大きく変える可能性があるのではと見ています。
もちろん他の貴銃士達も、重要であることに変わりはないので今後どうなっていくか見ものです!
それでは「千銃士」第2話に参りましょう!
絶対高貴の無限の可能性
今回活躍したのは、イエヤス達「大阪の陣」です。
彼らは三人共「
絶対高貴 + 絶対高貴 = 心銃(しんじゅう)
そして彼らは前回のブラウン・ベスの時とはまた異なった、「心銃」と呼ばれる力を発揮しました。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
トランザムの次は英雄王のゲート・オブ・バビロンだと!?
…冗談はさておき、この「心銃」ですが、イエヤスは「気高さ(絶対高貴)を束ねし力」と説いています。
そしてイエヤスは「心銃」を発動する際、ヒデタダとユキムラにこんな言葉をかけています。
「合わせてくれよ、二人共」
このイエヤスの「合わせる」という台詞と、彼ら全員が「絶対高貴」の状態で「心銃」を行っているという二つのことから、「心銃」とは「絶対高貴」の状態になった複数の貴銃士が、力を合わせて発揮される必殺技だということがわかります。
前回述べた「絶対高貴の特異性」だけでなく、合わせ技を行使することも可能という点は、レジスタンスにとっていかに貴銃士達の存在が重要であるかを物語っています。
ブラウン・ベスの成功と失敗
ブラウン・ベスは前回の1話で「絶対高貴」を成功させています。
そのため、またできると今回も無茶な強行突破を試みたのですが、無念にも「絶対高貴」は発揮されることなく、失敗に終わってしまいました。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
では前回と今回とで、どのような違いがあったのでしょうか。
成功した時のブラウン・ベス
まずはスプリングフィールドがどうやって「絶対高貴」を発揮できたのか教えてほしいと訴えた際、ブラウン・ベスが返した台詞を検証してみます。
「あの時は無我夢中だった。ただ、熱かったことだけは覚えている。血の代わりに、まるで灼熱のマグマが流れているみたいに。なのに心だけは氷みたいで、自分がなにをすべきかを知っていた」
ここで注目すべき点は、「心だけは氷みたい」という言葉です。
これをもっと噛み砕いた表現に言い換えてみると、「冷静、もしくは落ち着いた心や精神の状態」に捉えることができます。
失敗した時のブラウン・ベス
では今回の強行突破では、ブラウン・ベスの心や精神の状態はどうなっていたでしょうか。
「あの時は、なれたのに! 俺が、『絶対高貴』に、ならないと!」
「なれたのに!」や「ならないと!」という台詞からは、「
それは前述の「心だけは氷みたい」な状態からは程遠い、「冷静さや落ち着きを欠いた極めて不安定な精神状態」だったように思えます。
つまり精神状態が安定していないと、「絶対高貴」が発揮されないのではないでしょうか。
前回の記事でも、「絶対高貴」とは「絶対に揺るがない高貴な心」のことを指しているのではないかと考察しました。
しかしそれとはまた逆に、「絶対高貴」にはまだ無限の可能性が秘められているともいえます。
何故なら「絶対高貴」や「心銃」はいずれも、「心だけは氷の精神状態」や「相手と合わせる協調性」といった、貴銃士達それぞれの「心持ち」によって成り立っているように見受けられるからです。
つまりそれは貴銃士達の「心持ち」次第では、「絶対高貴」や「心銃」に続く第三、第四の必殺技を発揮する可能性があるのではないでしょうか。
ナポレオン達が警戒する「奴ら」とは?
2話の最後では、ナポレオンがなにやら物騒な言葉を口にしていました。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
「そうでなくては困る。いつ、奴らが現れてもおかしくないのだから」
この「奴ら」ですが、1話の世界帝軍とレジスタンスが互いに
既に一度交戦済み
いつになく真剣なナポレオンに対して、イエヤスもこんな言葉を返していました。
「わかっているさ。もうあんなことは御免だ。俺達も、マスターも」
つまりナポレオンやイエヤス、そして彼らのマスターは、敵対関係にある「奴ら」と一度は戦っていることがこの台詞から読み取れます。
そして「あんなことは御免」だと言っていることから、勝敗は彼らにとってあまりよろしくない結果に終わっている様子です。
だからこそナポレオンやイエヤスは、貴銃士達の中では比較的日が浅いブラウン・ベス達に期待の目を向けていることがわかります。
世界帝軍の○○○
さてその「奴ら」とはいったい誰のことを指しているのかですが、これについてはみなさま心当たりがあるのではないでしょうか。
それはOPと、最後に数十秒だけミニキャラで登場する、いかにも怪しい雰囲気たっぷりなガスマスクの三人。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
彼らは公式サイトにて、「現代銃」と呼ばれる世界帝軍の特別幹部と紹介されています。
現代銃 MODERN GUNS
世界帝軍の特別幹部である彼ら。
その素顔はガスマスクに覆われ隠されている
引用:TVアニメ『千銃士』公式サイト
「特別幹部」ということは、一般的な世界帝軍の兵士達よりも立場や力が上であることは間違いありません。
力を誇示する性格のナポレオンが、警戒している「奴ら」。
「絶対高貴」と「心銃」を有するイエヤスが、「あんなことは御免だ」とうんざりしている様子。
そして世界帝軍の上位に位置する、「現代銃」。
このことから、ナポレオンやイエヤスのいう「奴ら」とは、「現代銃」の三人を指しているのではと考えます。
もっとも、その正体は未だ謎に包まれています。
・ブラウン・ベス達と同じ貴銃士?
・恭遠やレジスタンスのように人間?
・それらとは全く違う第三の存在?
まだ登場していない時点では、上述した三つの可能性が挙げられます。
これについては追って考察していきたいと思います。
ちなみにですが、ナポレオンとイエヤスの会話をシャスポーが立ち聞きしています。
出典:千銃士/07月10日放送/TOKYO MX
「ふん」と鼻を鳴らしている様子から、その「奴ら」を小馬鹿にしているようにも、ナポレオン達の様子にじれったさを感じているようにも取れます。
これは伏線になるのかもしれません。
千銃士(アニメ)2話の感想
「絶対高貴」を追い求めるがあまりに、ブラウン・ベス達「アメリカ独立戦争」危機一髪!
そこをイエヤス・ヒデタダ・ユキムラの「大阪の陣」が颯爽と登場し、どうにか難を逃れました。
やはり先に「絶対高貴」に目覚め、場数を踏んでいるせいか、イエヤス達には余裕と貫禄がありましたね。
今回ブラウン・ベスは大きな失敗をしてしまったわけですが、イエヤスやナポレオンが期待しているように、必ずや挽回してくれることを私は信じています!
そして今回はホール、マルガリータ、レオポルトが登場し、次々とキャラクター達が勢ぞろいしつつありますが、そろそろ次回でなにかあまりよくないことが起こりそうな気もしています…
果たしてそれは「奴ら」の登場か!? それともラップが双子とマルガリータ共同制作の落とし穴に落とされるのか!?
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ともあれ不安と期待を抱きつつ、次回を待とうと思います!
それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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