こんにちは、さぷらです。
天と地の差ほどに分かれたデビュー活動を描いたキャロチュー14話。
キャロルとチューズデイは寝る間も惜しんで、トビーを納得させるだけの一曲を捻りだしました。
対してアンジェラはあっさりと次の一曲を終わらせましたが、なんだか雲行きが怪しいです。
そんな中でスキップ再登場、アーロンという新キャラ、「Black_Knight」という不穏な影…
これだけでも結構な密度なのに、家族の云々かんぬんも絡んでいつにも増して濃いお話でした。
せめて少女達の心を込めた音楽だけは、なんの支障もなく広がっていけばよいのですが…
それでは「キャロル&チューズデイ」第15話、参りましょう!
チューズデイの父親
まずはここに来てようやく触れられた、チューズデイの父親です。
チューズデイは以前屋根裏部屋で、父親のものと思われるデズモンドのレコードを見つけます。
出典:キャロル&チューズデイ/8月1日放送/フジテレビ
また現在は「地球で暮らしていると聞いた」のみで、行方はわからないようです。
音楽が好き?
チューズデイがレコードを「父親のもの」と判断していたことから、おそらく娘同様音楽が好きなのでしょう。
もしかすると音楽の道を目指したのかもしれませんし、音楽関係の仕事をしていた可能性もあります。
また地球で生活しているのも、広く音楽を求めたゆえの選択なのかもしれません。
ギブソンのギターも、父親から娘へと渡ったものという説も考えられます。
別離の原因か?
そうなると母親であるヴァレリーと父親が別れた原因は、まさに音楽にあるのではないでしょうか。
ヴァレリーはキャロチュー1話の時から一貫して、チューズデイが音楽に関わることをよしとしていません。
そしてもし父親に対しても同じ態度であったなら、別離は避けられなかったはずです。
つまりそれは、親子との縁すらも切れてしまう危険性を孕んでいます。
火星特有の両性具有
では次に、ダリアに続いてデズモンドが
出典:キャロル&チューズデイ/8月1日放送/フジテレビ
「火星に降り注ぐ放射線がホルモンに影響して、徐々に身体が変わっていくの」
またそれは精神にも及ぼすもので、男と女両方の性の感覚を持ち合わせていくのだそうです。
愛に隔たりはない?
デズモンドはキャロルとチューズデイの2人にだけ、「本当に愛した男性」の話を語ります。
そこで思い出すのが、キャロチュー4話で登場したガスの元妻・マリー。
彼女もガスと別れた後、アンヌという女性と出会って結婚の約束を交わしています。
もしかすると火星では前述した事情も相まって、誰かを愛することに性別の隔たりはさして問題ではないとされているのかもしれません。
心身ともに弊害はあり
ただし両性であるがゆえに、心身への弊害は著しいようです。
デズモンドは定期的に薬を服用していたり、終始車椅子を使用していたり、目に見えて衰弱しています。
思えば彼に関する都市伝説も、その弊害によって生まれたものなのかもしれません。
ダリアもその影響あり?
そしてそれは、ダリアの過去にも関係している可能性が高いです。
薬については、キャロチュー7話でのダリアの言葉にありました。
出典:キャロル&チューズデイ/5月23日放送/フジテレビ
「もうあんなことはしない。あの時は薬の副作用があったから…でも最近は安定してるし」
「あんなこと」・「あの時」とは、おそらくタオが指摘した傷害事件のことではないかと睨んでいます。
ダリアはこれまで何度か取り乱すような一面が覗いているため、今後も注視すべきでしょう。
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いつの間にか火星と地球との問題に…
では最後に、穏やかな出会いの裏側で起こっていた出来事について。
チューズデイの母・ヴァレリーは、現政権のハミルトンと舌戦を繰り広げていました。
不法移民に加え、難民も拒絶
その中でヴァレリーは、ハミルトンが受諾した難民受け入れの法案を痛烈に批判します。
キャロチュー13話の演説では不法移民退去についての話であったため、さらに極端な主張になっています。
もし彼女が次期大統領となった場合、大きな混乱が予想されます。
キャロルも対象か?
そして難民もとなると、キャロルがその対象になる可能性が浮上します。
つまり最悪の場合、キャロルとチューズデイが火星と地球という距離まで離れ離れになってしまうかもしれません。
さらにヴァレリーは、「地球との貿易協定の破棄」を公言しており、地球との軋轢を生む危険があります。
そうなれば「マーズ・ブライテスト」戦の時以上に、2人で音楽を続けていくことは困難になります。
まだ知らない歌う喜びと本当の意味
そんな起きるかもしれない問題の中で、チューズデイはこう締めくくっています。
出典:キャロル&チューズデイ/8月1日放送/フジテレビ
「この時の私達は、まだ知らなかった。歌える喜びと、歌うことの、本当の意味を…」
「知らなかった」ということは、今はまだそれを思い知る状況に立たされていないということです。
知った時こそが、「奇跡の7分間」?
ではそれを知る状況とは、ずばり「奇跡の7分間」であると見ています。
キャロチューの冒頭では、彼女達がいずれ火星の歴史に残る「奇跡の7分間」に至ることが示唆されています。
もし今後火星と地球、国民と難民移民などで大きな諍いが起こると仮定します。
それをキャロル&チューズデイの歌によって救われるとなれば、それはまさに「奇跡」といえるのではないでしょうか。
キャロチューいつかは地球へ?
ところでここに来て、地球に関する事柄が増えてきたように思えます。
これはいずれ2人が、地球へ行くことを暗示しているのでしょうか。
地球での音楽活動を始めるかもしれませんし、2人の父親に会いに行くなんてこともあるかもしれません。
だとすると地球での音楽は、今どうなっているのかも今後の2人の命運を左右するでしょう。
地球は火星以上に未知数
火星で徐々に広がりを見せているキャロル&チューズデイですが、地球での音楽事情が不明である今はまだ未知数です。
火星と同じようにAIが主流かもしれませんし、音楽という文化は衰退してしまっているかもしれません。
逆に人間が主流で、火星以上に音楽文化が花開いている可能性もありえます。
いずれにしても2人が地球で音楽を始めた場合、どれだけ通用するのかは非常に気になるところです。
キャロル&チューズデイ15話の感想
「キャロル&チューズデイ」第15話は、なんだか夢心地で、不思議なお話だったなと思います。
デズモンドの2人に向けた、「会いたかった、
キャロルとチューズデイが「The Loneliest Girl」にどんな思いを込めていたのかを、しっかりと汲み取っているからこその言葉ですよね。
2人の持つ「正直さ・誠実さ」はそのままに、遠くまで歌が届いていってほしいと思います。
ところで私としては、デズモンドのお世話をしていたAI執事さんがとっても素敵に見えました!
チューズデイのピンクトランクも健気でしたし、AIにも多種多様な変化があって面白いですよね!
え、イデア? なにそれおいしいの?
それでは、最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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