人類が新たなフロンティア、火星に移り住んでから50年になろうという時代。
多くのカルチャーはAIによって作られ、人はそれを享楽する側となった時代。ひとりの女の子がいた。
首都、アルバシティでタフに生き抜く彼女は、
働きながらミュージシャンを目指していた。
いつも、何かが足りないと感じていた。
彼女の名はキャロル。ひとりの女の子がいた。
地方都市、ハーシェルシティの裕福な家に生まれ、
ミュージシャンになりたいと思っていたが、誰にも理解されずにいた。
世界で一番孤独だと思っていた。
彼女の名はチューズデイ。ふたりは、偶然出会った。
歌わずにいられなかった。
音を出さずにいられなかった。
ふたりなら、それができる気がした。ふたりは、こんな時代にほんのささやかな波風を立てるだろう。
そしてそれは、いつしか大きな波へと変わっていく――――
引用:TVアニメ「キャロル&チューズデイ」公式サイト
キャロル&チューズデイ
