今月最後のダリフラ、来月で終わりと思うと、どこか淋しいメモ用紙です。
さて、前回のダリフラ18話はヒロの発案で結婚式をすることになるミツルとココロでしたが、それはパパの指示によって阻まれてしまいます。
危険因子として扱われた二人は記憶を操作され、ヒロ達に募る不満は限界を迎えていました。
そして今回のダリフラ19話、ヴェルナー・フランクの過去と共に、フランクス誕生からコドモの誕生など。
叫竜の出現から、現在に至りフランクス博士と呼ばれるまでが明らかになってきました。
今回のダーリン・イン・ザ・フランキス19話は、主に解説のような役割を果たしていたと思います。
なので、こちらの記事で行うのは補足的な解説に加えて、考察をメインに行っていきたいと思います。
ヴェルナー・フランク、フランクス博士の過去回想
世界観に関する情報を詳しく理解したい場合は、繰り返し本編を見ることで多少は補えると思うので、ここでは要点だけ振り返ります。
APEに関する要点と考察
APE:出自も国籍すらも不明な科学者集団であり、マグマ燃料を掘り出し、政経面における影響力を大きくする。
出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス/5月26日放送/TOKYO MX
そして個人的に重要だと考えるのは、急速な砂漠化が観測された北アメリカ。
これはマグマ燃料との関係性が指摘されるも黙殺されてしまいます。
黙殺したのは恐らくマグマ燃料の恩恵を受け評価を得た発見団体であるAPEになり、彼らがその事実、すなわち地球の環境破壊について干渉しないということは、APEの最大の目的は既にもうこの地球上には存在しなかったのではないかと推測できます。
そして、その後の砂漠化拡大と、移動型都市であるプランテーション計画にはじまり、現在進行している人類解放の計画。
”全てはAPEのシナリオ通り”なのかも知れません。
オトナとコドモの区別の仕方
フランクスを起動させるうえでの必要条件として、生殖機能を持つ者であり、尚且つ黄血球という人工血液細胞を投与した男女一組を搭乗させる。
生殖機能を失ったものたちが生み出したパラサイト(=フランクスに乗るための人材)をコドモと呼び、自らをオトナと呼んだ。
つまりオトナとは、生殖機能を失った(=不老不死の施術を受けた者)ですから、よって、博士もオトナではないということです。
ダリフラ17話の記事に記載しているニュータイプ6月号にあった「博士はオトナではないようだ」という謎については、これで解説完了となるわけです。
ゼロツーはコドモなのか?
今回のコドモの条件には、生殖機能の有無があります。
以前の会話のなかで、ゼロツーには生殖の機能はないと本人の口から語られているわけですが、この矛盾点についてはどう考えるべきでしょうか。
ゼロツーはバケモノではなく、コドモたちと同じように博士の生み出したコドモなのだと今回の話数の終盤でわかります。
ひとつ特殊な点で言えば、ゼロツーにはcode:001の叫竜の要素が含まれているという点です。
しかし、それ以外は同様に作られたとすれば、ゼロツーにも生殖の機能が備わっていても不思議ではありません。
それをゼロツーはバケモノの子として自身も出生の由縁を知らず、「生殖の機能はない」と明言したのかも知れません。
だとすると、ゼロツーにも「未来に残す」という選択はできるという可能性が浮上してくるわけです。
情報操作に対する認識
ミツルとココロの記憶の復元を要求するヒロに対してはなったAPEの一言。
出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス/5月26日放送/TOKYO MX
「不可能だ。記憶は封印したわけではない。要らない情報を除去したのだ。」
しかし、実際に記憶を取り戻したヒロとゼロツーや、いま正に記憶を取り戻しつつあるナナを考えると、この発言には色々考えることがありますね。
考えられるのは、APEは記憶の復元について認識していないという可能性。
しかしこの線は、ヒロが「俺とゼロツーの大切な記憶を奪った」とAPEに対して言ってしまっているので、知らぬ存ぜぬで通すのは難しいでしょう。
もう一つ考えられるのが、この「要らない情報」というのが、APEにとってではなくて、ミツルとココロにとっての情報と解釈した場合。
この場合、二人にとってこの記憶がかけがえのないものだとすれば、消えてなくなることはないということになります。
であれば、ミツルとココロが記憶を取り戻す可能性も見えているということになります。
ダーリン・イン・ザ・フランキス19話の感想
ゼロツーが赤鬼で、code:001が青鬼というのは面白いですね。
「泣いた赤鬼」という童話も、人と遊びたい赤鬼の話です。
この話の通りだと、青鬼は敢えて悪者になるわけですが、果たしてダリフラはどうなんでしょうか。
最後の作戦の内容が気になります、楽しみですね!
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